2026年10月25日 和歌山県有田郡湯浅町山田湯浅トライアルパーク 動員数:735人 2026年、アウトドアシーズンの最終戦の和歌山・湯浅大会。土曜日は朝のうちに激しい雨が降り、その後は雨が上がったが、日曜日の天気予報はまちがいなく雨予報で、セクション設定もそれに備えてゲートを減らすなどしてあったが、湯浅トライアルパークは難度の高い地形ゆえ、開けてみなければどうなるかわからないところがあった。 はたして試合当日、オープントロフィー(併催)、国際B級、レディース、国際A級と順調にスタートしていったが、国際A級とは約1時間スタートインターバルを置いた国際A級スーパーがひとつふたつセクションを消化した頃に激しい降雨に見舞われ、ふだんはほとんど水が流れていない沢が濁流になっていった。 その後のお昼過ぎ、この地域に土砂災害危険警報が発令されたのを受け、今大会はその時点で試合を終了、お客さん、選手、関係者、スタッフは速やかに会場をあとにすることになった。 試合結果については、その後審査委員会の審査を経て、発表された。 国際A級スーパー 国際A級のスタートから約1時間のインターバルを置いた国際A級スーパー(IAS)は、当然試合の進行が遅く、一番先頭のライダーがようやく1ラップ目を終えたあたりで試合の中止を迎えることになった。最後尾は第9セクションをトライしようとしていた。よって全ライダーがトライの記録を残していた第8セクションまでの結果をもって、第7戦和歌山・湯浅大会は中止となった。 中止の場合の競技規則によってリザルト処理が行なわれたが、土砂災害危険警報によって表彰式もおこなえず、リザルトは選手、お客さん、関係者が会場を離れてから知ることになった。 久岡孝二の初優勝勝利したのは久岡孝二(ホンダ)。序盤の2連続クリーン、中盤の沢セクションで3連続でアウトを果たしたことなどが勝因につながった。今回のセクションは雨と泥でたいへんなコンディションとなり、セクション数も少ない中での勝負となったが、優勝者のクリーンは2個。IAS全員で6つのクリーンしか出せていない。 2位は武田呼人。久岡と1点差だった久岡と同じく2個のクリーンを記録したのが武田呼人(ホンダ)だった。久岡が3つの5点を記録したのに対し、武田の5点はふたつ。しかし久岡が1点2点3点5点と記録したところで、武田はすべて3点で抜けている。これが勝敗の分かれ道となった。久岡、武田ともにいまだ全日本での勝利がない。初優勝を切望している二人だったが、今回の軍配は久岡に上がった。 久岡孝二は2016年のIAチャンピオン。2017年からIASを走って今年がちょうど10シーズン目。試合直後に喜びを分かち合うこともできず、表彰式で祝福を受けることもできなかったが、忘れられない1戦での貴重な勝利となった。 世界選手権参戦から一時帰国中の黒山陣。3位1点差で2位に甘んじた武田に続いて、3位には黒山陣(シェルコ)が入った。黒山は今回も一番スタートで、ラインを模索しながらのトライとなったが、第3セクションで激しいクラッシュをしてマシンにトラブルが生じ、最後尾から追い上げている最中の大会中止だった。 この第3セクションを2点で通過したのは見事。柴田暁は4位電動マシンを走らせる野﨑史高は5位小川友幸は6位この1戦でチャンピオンが決まる公算が高かった氏川政哉(ヤマハ)は、4つのセクションを抜け出てクリーンはゼロ。今回のリザルトは7位だったが、それでもランキング2位に25以上のポイント差をつけて、2026年シリーズタイトルを決定した。なお正式な結果は、今後改めて発表されることになる。 7位となった氏川政哉。City Trial Japan 2026 in KYOTO(IAS最終戦)を前にシリーズチャンピンが決定した第7戦IASダウンロード国際A級 国際A級(IA)は、全員が1ラップを終えたあたりで大会のコンディションが悪化、まずは沢の増水が激しくなった第2セクションから第6セクションまでがキャンセル・セクション閉鎖となった。 本部側の第7セクション以降は(コンディションは厳しくなったが)そのままで試合が続いたが、まだ何人かのライダーが第8セクション〜第10セクションをトライしている頃に試合が中止となった。 リザルトには、1ラップ目の全部と、2ラップ目の第1セクションと第7セクションのみが記録されている。実際には、公式通知でセクションキャンセルが発表されてからトライしたライダーもいるも、公式通知の発表時点でセクションはキャンセルとなってこの結果となっている。 すでに前戦SUGOでシリーズチャンピオンを決めている黒山太陽。最終戦も優勝1ラップ目、唯一一ケタ減点で回ってきたのが黒山太陽(シェルコ)。これで、黒山の最終戦勝利が決まった。黒山はすでに前戦宮城・SUGO大会でタイトルを決定しているが、これは駄目押しの勝利。黒山はシーズン4勝をあげて堂々たるチャンピオンぶりを見せた。 2位は磯谷郁(ベータ)。1ラップ目の4位から、2セクションしか記録されなかった2ラップ目に2位まで浮上した。 3位宮澤陽斗(ベータ)は、この大会ただ一人、6つのクリーンをたたき出した。ただ、黒山、磯谷が5点なしで12セクションを回ってきたのに対し、宮澤には3つの5点があった。 4位には1ラップ目は2位だった本多元治(ホンダ)。2ラップ目にポジションを維持できなかったのは不運だった。…
