大雨のため試合途中で中断となる・久岡孝二初勝利! 第7戦 和歌山・湯浅大会

2026年10月25日 和歌山県有田郡湯浅町山田湯浅トライアルパーク 動員数:735人 2026年、アウトドアシーズンの最終戦の和歌山・湯浅大会。土曜日は朝のうちに激しい雨が降り、その後は雨が上がったが、日曜日の天気予報はまちがいなく雨予報で、セクション設定もそれに備えてゲートを減らすなどしてあったが、湯浅トライアルパークは難度の高い地形ゆえ、開けてみなければどうなるかわからないところがあった。 はたして試合当日、オープントロフィー(併催)、国際B級、レディース、国際A級と順調にスタートしていったが、国際A級とは約1時間スタートインターバルを置いた国際A級スーパーがひとつふたつセクションを消化した頃に激しい降雨に見舞われ、ふだんはほとんど水が流れていない沢が濁流になっていった。 その後のお昼過ぎ、この地域に土砂災害危険警報が発令されたのを受け、今大会はその時点で試合を終了、お客さん、選手、関係者、スタッフは速やかに会場をあとにすることになった。 試合結果については、その後審査委員会の審査を経て、発表された。 国際A級スーパー 国際A級のスタートから約1時間のインターバルを置いた国際A級スーパー(IAS)は、当然試合の進行が遅く、一番先頭のライダーがようやく1ラップ目を終えたあたりで試合の中止を迎えることになった。最後尾は第9セクションをトライしようとしていた。よって全ライダーがトライの記録を残していた第8セクションまでの結果をもって、第7戦和歌山・湯浅大会は中止となった。 中止の場合の競技規則によってリザルト処理が行なわれたが、土砂災害危険警報によって表彰式もおこなえず、リザルトは選手、お客さん、関係者が会場を離れてから知ることになった。 久岡孝二の初優勝勝利したのは久岡孝二(ホンダ)。序盤の2連続クリーン、中盤の沢セクションで3連続でアウトを果たしたことなどが勝因につながった。今回のセクションは雨と泥でたいへんなコンディションとなり、セクション数も少ない中での勝負となったが、優勝者のクリーンは2個。IAS全員で6つのクリーンしか出せていない。 2位は武田呼人。久岡と1点差だった久岡と同じく2個のクリーンを記録したのが武田呼人(ホンダ)だった。久岡が3つの5点を記録したのに対し、武田の5点はふたつ。しかし久岡が1点2点3点5点と記録したところで、武田はすべて3点で抜けている。これが勝敗の分かれ道となった。久岡、武田ともにいまだ全日本での勝利がない。初優勝を切望している二人だったが、今回の軍配は久岡に上がった。 久岡孝二は2016年のIAチャンピオン。2017年からIASを走って今年がちょうど10シーズン目。試合直後に喜びを分かち合うこともできず、表彰式で祝福を受けることもできなかったが、忘れられない1戦での貴重な勝利となった。 世界選手権参戦から一時帰国中の黒山陣。3位1点差で2位に甘んじた武田に続いて、3位には黒山陣(シェルコ)が入った。黒山は今回も一番スタートで、ラインを模索しながらのトライとなったが、第3セクションで激しいクラッシュをしてマシンにトラブルが生じ、最後尾から追い上げている最中の大会中止だった。 この第3セクションを2点で通過したのは見事。柴田暁は4位電動マシンを走らせる野﨑史高は5位小川友幸は6位この1戦でチャンピオンが決まる公算が高かった氏川政哉(ヤマハ)は、4つのセクションを抜け出てクリーンはゼロ。今回のリザルトは7位だったが、それでもランキング2位に25以上のポイント差をつけて、2026年シリーズタイトルを決定した。 7位となった氏川政哉。City Trial Japan 2026 in KYOTO(IAS最終戦)を前にシリーズチャンピンが決定した第7戦IASダウンロード国際A級 国際A級(IA)は、全員が1ラップを終えたあたりで大会のコンディションが悪化、まずは沢の増水が激しくなった第2セクションから第6セクションまでがキャンセル・セクション閉鎖となった。 本部側の第7セクション以降は(コンディションは厳しくなったが)そのままで試合が続いたが、まだ何人かのライダーが第8セクション〜第10セクションをトライしている頃に試合が中止となった。 リザルトには、1ラップ目の全部と、2ラップ目の第1セクションと第7セクションのみが記録されている。実際には、公式通知でセクションキャンセルが発表されてからトライしたライダーもいるも、公式通知の発表時点でセクションはキャンセルとなってこの結果となっている。 すでに前戦SUGOでシリーズチャンピオンを決めている黒山太陽。最終戦も優勝1ラップ目、唯一一ケタ減点で回ってきたのが黒山太陽(シェルコ)。これで、黒山の最終戦勝利が決まった。黒山はすでに前戦宮城・SUGO大会でタイトルを決定しているが、これは駄目押しの勝利。黒山はシーズン4勝をあげて堂々たるチャンピオンぶりを見せた。 2位は磯谷郁(ベータ)。1ラップ目の4位から、2セクションしか記録されなかった2ラップ目に2位まで浮上した。 3位宮澤陽斗(ベータ)は、この大会ただ一人、6つのクリーンをたたき出した。ただ、黒山、磯谷が5点なしで12セクションを回ってきたのに対し、宮澤には3つの5点があった。 4位には1ラップ目は2位だった本多元治(ホンダ)。2ラップ目にポジションを維持できなかったのは不運だった。…

10.25 第7戦 和歌山・湯浅大会 公式プログラムPDF

【2026全日本トライアル選手権 第7戦 和歌山・湯浅大会】の公式プログラム(PDF版)を公開いたします。10月25日(日)の開催に先立ち、見どころや選手プロフィール、タイムスケジュール、エントリーリスト、セクションマップ、現在のポイントランキングなどを網羅した全20ページのB5サイズ冊子となっています。なお、この公式プログラムを印刷した冊子は、当日ご来場いただいた方全員に無料で配布いたします。 2026R7和歌山湯浅公式プログラムダウンロード

小川毅士、SS第1を唯一クリーンでシーズン2勝目 第6戦 宮城・SUGO大会

2026年10月11日 宮城県柴田郡村田町菅生スポーツランドSUGO 動員数:1,100人 秋の東北の三連休、朝夕はちょっと冷えたものの、日中は動けば暑いくらいの陽気となって、観戦には絶好の日和となった。 各セクションは、配置などは大きくは変わっていないものの、重機が入って細かい設定に変化が見られ、新鮮な印象となっていた。設定は簡単めで見ていて恐ろしくなるようなものはほとんどなし。ライダーはわずかなミスを許されない試合展開を強いられた。 国際A級スーパー このクラスも神経戦が予想されていた。ただしもともと難易度が高いから、ちょっとしたミス、わずかなラインの乱れで5点を喫することも多い。ひとつふたつの5点は許容範囲だが、どこまでミスを減らせるかが勝負となる。 人工物と斜面の組み合わせの中杉の舞台に7セクション、中杉トンネルをくぐった先に3セクション(うちひとつはIAS・IA専用)が用意されていて、中杉で前半4セクションをトライ、後半3セクションがまた中杉という設定だった。 前半4セクションはクリーン必須といわれていた。しかしそれでも、4連続クリーンができた選手は多くなかった。世界選手権から帰国した黒山陣(シェルコ)、今シーズンは初優勝をして上り調子の柴田暁(TRRS)、そして昨年の負傷欠場から、急速に復活してきている小川友幸(Honda)の3人が4連続クリーンだ。 SSを前にトップに立っていた小川友幸今年の北海道で初勝利をはたしている柴田暁走破力の高さを見せた久岡孝二は5位勝てる試合でもあった。黒山陣は4位1ラップ目のトップは小川友幸だった。深い森の第5セクションで5点になり、その後岩盤登りの第7セクションで1点をついただけの減点6点。まず完璧に近い。終盤第9セクションで5点となってしまった黒山が1点差の7点で小川を追う。柴田は5点二つを喫して12点と、トップ二人にはちょっと離されたが、それでもラップ3位をキープして後半戦に向かう。 1ラップ目のミスが目立った氏川政哉2ラップ目、がぜん好調を取り戻したのが氏川政哉(ヤマハ)だった。1ラップ目は3つの5点で万事休すだったが、2ラップ目は10セクション4点でまとめてきた。これに続いて小川毅士(ベータ)がラップ5点。2ラップを終えたところでは、小川友幸が18点でトップ。2位に小川毅士20点、黒山が21点で3位、4位が氏川で22点とトップ4人は大接戦。4人の誰が勝っても、おかしくない。 勝負のSSでは、SS第1は後半のヒルクライムが肝となった。それでも二人目にトライした武井誠也(ベータ)が1点で登頂し、クリーンの可能性が見えたところで、しかし武田呼人(Honda)、柴田、久岡孝二(Honda)と次々に5点となって、優勝争いの4人のトライ。 成績に波はあるが今季2勝目の小川毅士氏川が1点(ここまでの小計23点)、黒山が3点(小計24点)、そして小川毅士が、抜群のスピードを発揮してクリーン(小計20点)。最後にトライした小川友幸が5点となってしまい、小計23点。これで小川毅士がトップに躍り出て、小川友幸と氏川が同点(1点の数などで、小川友幸が優位)、黒山は4位に後退した。 SS第2は第10セクションの逆まわりだが、最後のブロック越えが難所になった。しかしフロントタイヤを引っかけてクリーンできることを野﨑史高(ヤマハ)が実証して見せると、その後のライダーはきっちりクリーンしていく。トップ4の中では小川毅士が入口のタイヤ越えで1点をついたものの、その後はクリーンで優勝争いはがっちりものにした。小川は今シーズン2勝目。勝利以外は4位が最高で6位も7位もあるとう浮き沈みの激しいシーズンとなっているが、今回の2勝目でランキング2位に浮上した。 氏川は小川と同点ながら3位表彰台獲得。ランキング2位に浮上した小川毅士との間には36ポイント差が開いている。 国際A級スーパークラス表彰式。左より2位小川友幸、優勝小川毅士、3位氏川政哉、4位黒山陣、5位久岡孝二、6位柴田暁第6戦宮城・SUGO大会_IASクラスリザルトダウンロード国際A級 ランキングトップを独走する黒山太陽(シェルコ)が今シーズン4勝目。2ラップ目は宮澤陽斗(ベータ)がオールクリーンで追い上げたが、黒山が逃げ切った。最終戦を残して、黒山のチャンピオンシップポイントのリードは26点。これで黒山の2026年タイトルが決まった。 最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決めた黒山太陽3位は永久保圭(ベータ)。自身2度目の3位表彰台を獲得した。4位は東北のエース、浦山瑞希。第3戦での勝利をもう一度と目指したが、第2セクションでテープを切って万事休す。トップと10点差で4位となった。 国際A級表彰式。左より2位宮澤陽斗、優勝黒山太陽、3位永久保圭、4位浦山瑞希、5位平田貴裕、6位磯谷郁第6戦宮城・SUGO大会_IAクラスリザルトダウンロードレディース たいへんな神経戦で、チャンピオンの中川瑠菜(ベータ)と寺澤心結(ベータ)が今回も大激戦を演じた。1ラップ目は1点で両者が同点、勝負の2ラップ目、先に足をついたのは寺澤だったが、第9セクションで中川が3点を失って勝負はついた。最終セクションで寺澤が1点をついたため、1点差で寺澤が勝利して自身2勝目。前回1点差で中川が勝った逆パターンとなった。チャンピオン争いは10点差で中川が優位に立っている。 今回は負傷欠場が続いていた中澤瑛真が復帰して、5名での争いとなった。 中学生ライダー、寺澤心結の勝利大接戦だった。1点差で2位になったチャンピオン中川瑠菜レディース表彰式。左から2位中川瑠菜、優勝寺澤心結、3位米澤ジェシカ、4位泉心愛莉、5位中澤瑛真第6戦宮城・SUGO大会_レディースクラスリザルトダウンロード国際B級 開幕2連勝の後、ちょっと勢いをひそめていた辻本雄河(TRRS)が4戦ぶりの勝利。しかも18セクションすべてをオールクリーンして、文句なしの圧勝だった。 辻本雄河の勝利2位は福島県の大内朋幸(ヴェルティゴ)。昨年のもてぎ大会に続く2位表彰台だ。 辻本のランキング争いのライバル岩間隆介(Honda)は今回は5位。辻本のポイントリードは32点となり、辻本も2026年の国際B級チャンピオンを決定している。 国際B級表彰式。左から2位大内朋幸、3位関田志毅、4位楠貴裕、5位岩間隆介、6位西村健志第6戦宮城・SUGO大会_IBクラスリザルトダウンロード

氏川政哉、雨に苦戦しながら今シーズン3勝目 第5戦 広島・三次灰塚大会

2026年9月13日 広島県三次市灰塚灰塚ダムトライアルパーク 動員数:1,100人 台風の直撃によるもしもの場合に備えて翌週を予備日とする処置をとっての開催2年目。今年も昨年同様、予備日を活用することなく、予定通りに広島・三次灰塚大会は開催された。雨は降った。しかしこれは予報通り。国際A級の大半がゴールした頃に降り始め、国際A級スーパーがゴールした頃には岩の表面はすでに乾き始めていた。灼熱の太陽に照らしあげられることはなく、気温も30℃に届くか届かないかとそれほど暑くはなかったものの、蒸し暑い一日だった。 国際A級スーパー クリーン可能なセクションばかりで、神経戦になるのでは、とライダーの予想はあったが、その一方、ちょっとしたことで5点になるリスクもあると想定されていた。試合が始まってみると、リスクの方が的中したライダーが多かった。 セクションの配置は昨年大会とほぼ同様だったが、テープの取り回しやゲートマーカーの置き方に1年分の変化があった。助走が極端に短くなっていたり、ラインが狭められて、難度が上がっているのがわかる。 1ラップ目、好調だったのは氏川政哉(ヤマハ)だ。開幕2連勝のあと、2戦連続2位に甘んじているが、ランキングトップは誰にも譲らないままシーズン後半戦に突入した。次の1勝が出れば、氏川の目標実現はぐっと現実味を増してくる。 1ラップ目、快調にクリーン重ねた氏川政哉 1ラップ目の氏川は、見事だった。全員が攻略に失敗した第5セクションこそ5点だったが、それ以外の9つの難セクションをすべてクリーンして、ライバルに10点以上の点差をつけた。 1ラップ目の2位は武田呼人(ホンダ)。氏川にくらいつきたい武田だが、3つの5点を喫して減点は17。1ラップ目3位は柴田暁(TRRS)。5点4つで減点21点だった。 2位の武田呼人はランキング2位へ浮上。初優勝まであと少しだ3位から6位までは20点台、4位久岡孝二(ホンダ)23点、5位野﨑史高(ヤマハ)24点、6位小川友幸(ホンダ)29点、同点で小川毅士(ベータ)29点と続く。 2ラップ目、氏川は序盤の3セクションをクリーンして、このままこの試合をものにするか、という勢いだったが、第5でやはり5点となると、そこから失点を増やしていく。ちょうどその頃、雨が降り始めた。雨は天気予報通りで、すぐに止むとの予報もあったが、それが10分なのか30分なのか1時間なのか。様子を見ているうちに激しさを増した雨は、岩と土をあっという間にツルツルにしてライダーを苦しめた。 復帰した小川友幸は、2ラップ目にトップスコアを叩き出すこんな中、ドライだった1ラップ目より減点を減らしてきたライダーが何人かいた。小川毅士は2ラップ目に減点をちょうど10点減らしてきた。野﨑は5点減らした。しかし2ラップ目の王は小川友幸。1ラップ目29点から、2ラップ目は5点を一つとっただけで、ラップ小計は12点。なんと17点も減点を減らして、このラップのトップスコアをマークした。 野﨑史高は4位氏川の2ラップ目は28点。このラップ、6位と苦しいラップとなったのだが、しかし2ラップを終えて、トップは氏川が守っていた。氏川の2ラップトータルの減点は33、武田が2位を守って38点、2ラップ目に追い上げた小川友幸が41点。計算上はここまでが勝利のチャンスを持っている。以下、4位野﨑43点、5位柴田47点、6位小川毅士48点、7位久岡58点と続く。4位から6位は表彰台のチャンスもあれば、逆転を許すリスクもあった。 5位の柴田暁SSが始まる頃には雨はすっかり上がり、岩も乾いてほぼドライコンディション。テクニカルだが、各ライダーはていねいにマシンを進めていく。上位陣のSSでの失点はごくわずか、久岡がSS第2でまさかの5点となった他は、小川毅士が岩飛びに失敗して3点を失い、氏川が小さくバランスを崩して1点を失っただけだった。 前戦で勝利した小川毅士は6位結果2ラップを終えた時点での順位が、そのまま最終結果の順となった。氏川はシーズン3勝目。武田の初優勝は、またも次回にお預けとなった。そして大きな負傷から復活はしたものの、満身創痍で戦う小川友幸は、2戦連続で表彰台を獲得して、ここまで戻ってきた、という確信を実感した。 ランキングテーブルでは、氏川のトップはもちろん変わらないが、2位に武田が浮上。1位と2位のポイント差は30ポイントに広がっている。 IAS表彰式。左から2位武田呼人、優勝氏川政哉、3位小川友幸、4位野﨑史高、5位柴田暁、6位小川毅士第5戦IASダウンロード国際A級 前戦で初めてランキングトップに立った黒山太陽(シェルコ)が1ラップ目に4点の好スコアでトップ。しかし1点差でベテラン本多元治(ホンダ)が、さらに1点差ずつで磯谷玲(ベータ)、磯谷郁(ベータ)と続いた。 IAランキングトップ、黒山太陽2ラップ目、雨の中の攻防で黒山が真価を発揮。第10、第11と連続してクリーンをたたき出し、本多を1点差で下して勝利。今シーズン2勝目を得ると同時に、ランキングでも2位宮澤陽斗に21ポイント差をつけている。次の戦いで勝利すれば、最終戦を待たずにチャンピオンが決定する計算だ。 国際A級表彰式。左から2位本多元治、優勝黒山太陽、3位磯谷玲、4位磯谷郁、5位岡村将敏、6位平田雅裕第5戦IAダウンロードレディース チャンピオン、中川瑠菜(ベータ)がと寺澤心結(ベータ)が大激戦。1ラップ目は中川12点寺澤15点で3点差。2ラップ目は寺澤が追い上げて詰め寄ったが、終わってみれば中川が1点差で勝利していた。途中、試合展開が見えずに不安な戦いをしていた中川、あと一歩で勝利を逃した悔しい寺澤は、お互いの健闘を讃えつつ、二人で泣きながら抱き合うというフィナーレとなった。 レディース優勝は中川瑠菜中川と1点差で2位。寺澤心結レディース表彰式。左から2位寺澤心結、優勝中川瑠菜、3位米澤ジェシカ、4位泉心愛莉第5戦LTダウンロード国際B級 ベテラン勢の活躍が続いているが、今回は河野剛(TRRS)が勝利。ランキング2位につける岩間隆介が2点差で勝利を逃した。河野はこれが四半世紀を隔てての、全日本選手権2勝目だとのことだった。 IBはベテラン河野剛の勝利国際B級表彰式。左から2位岩間隆介、優勝河野剛、3位楠貴裕、5位辻本雄河、6位林大作第5戦IBダウンロードオープントロフィー オープントロフィー over 50クラスは喜岡修(ホンダ)1名の参加があった。 第5戦OTダウンロード

9.13 第5戦 広島・三次灰塚大会 公式プログラムPDF

【2026全日本トライアル選手権 第5戦 広島・三次灰塚大会】の公式プログラム(PDF版)を公開いたします。9月13日(日)の開催に先立ち、見どころ、選手プロフィール、タイムスケジュール、エントリーリスト、セクションマップ、現在のポイントランキングなどを網羅した全20ページの冊子となっています。なお、この冊子は当日来場者全員に無料配布いたします。 2026R5全日本広島三次灰塚公式プログラムダウンロード

小川毅士、ぶっちぎりで3勝目 第4戦 宮崎・えびの大会

2026年7月12日 宮崎県えびの市矢岳高原トライアルコース 動員数:800人 好天に恵まれた宮崎県での全日本トライアル選手権。今回はえびの市の矢岳高原トライアルコースを舞台に、熱戦が繰り広げられた。猛暑の注意喚起がニュースで叫ばれていたが、会場は高原でもあり、気温は高かったものの木陰の風は涼しかった。セクションはすべて傾斜地に設定されていて難易度の高さがライダーの体力を奪う一戦だった。 国際A級スーパー 5点の取り合いになるのではないか、1分で走りきれないセクションが多いのではないか、みんなが申告5点で抜けてしまうセクションが現れるのではないか、と予想された大会になった。予想は、その通りにもならなかったが、外れもしなかった。全員とは言わずとも、トップ5が全員クリーンしたセクションはひとつもなく、逆に全員が5点だったのは、最終第10セクションのみ(トライするライダーが少なかった)で、他は2ラップを通して5点になるライダーがいる一方、2ラップともクリーンするライダーがいる、という状況となった。得手不得手が出たのか、とにかく持てる技術をフルに注ぎ込まなければ走り抜けられないセクションばかりだったということだ。 前戦の北海道・和寒大会に続いて、今回も点数的には大接戦となった。点数的には1点を争う戦いだが、実際には5点になったり2点で抜けたり、というやり取りの結果、点差が接近してきたという構図だ。 圧勝した小川毅士。今年初の表彰台が優勝だった。しかしそんな中、出だしの2セクションで5点となり、苦しいスタートを切った小川毅士(ベータ)が、1ラップ目中盤からじわりじわりと点数をまとめ、2ラップ目に入るといよいよライバルを寄せつけず、そのまま10セクション2ラップを走りきった。クリーン連発、という戦い方ではなかった。クリーンは22セクションを走って3つと、最多クリーンをマークした氏川政哉(ヤマハ)の半分でしかない。しかし小川は、タイムオーバー5点になるライダーが多い中、残り1秒を切ってセクションアウトする職人芸をそこここで見せて、5点を(SSを含め)7つに抑えた。最多クリーンの氏川は11個もの5点があるから、その差は大きかった。 小川友幸は3位。小川らしいた走破力を各所で見せてくれた小川は、SSを待たず、10セクション2ラップを走り終えたところで勝利を確定した。その時点で2位の小川友幸(ホンダ)には13点の大差があった。圧勝だった。ライバルの動向を視野に入れず、一人先行してセクションをこなしていった戦いぶりも、今回の小川の勝因だったかもしれない。 氏川政哉は2位だが、ランキングは単独トップ勝敗はすでに決していたSSだったが、小川はSS第1を2点で抜けた。次々と5点になる中、ここを抜けられたのは氏川と小川だけだったが、一か八かのエキセントリックラインをとった氏川に対し、小川は真正面から大岩にトライしての2点。この日の小川の好調を象徴するSSだった。もっとも、続くSS第2では、最後の超大岩でほんの少しラインを乱して5点となってしまった。優勝に華を添えるクリーンとはならなかったが、しかしこの日の小川は一日を通じて見事だった。 4位武田呼人2位以下は大混戦だった。SSを前にして63点が二人。小川友幸(クリーン3・1点X3)と武田呼人(ホンダ・クリーン3・1点X2)だ。そして65点がやはり二人。氏川はクリーン6、柴田暁(TRRS)はクリーン4。2点の間に4人がひしめく緊張感あふれるSSとなった。 柴田暁は5位この4人の中で、唯一SS第1を抜けたのが、氏川だった。この1点が、氏川を4位から2位に引き上げた。2戦続けて、SSで2位浮上した氏川は、ここまで優勝2回2位2回と、ほぼベストに近いチャンピオン争いを演じている。 6位久岡孝二SS第1を攻略した氏川を含め、SS第2でのさらなる逆転劇の可能性もあったが、ここは氏川と小川友幸がクリーンを決めて、氏川が2位、小川友幸3位の順位が決まった。小川はちょうど1年前に肩を負傷してから、今回が初めての表彰台獲得となった。まだまだ本領発揮には遠いコンディションだが、SS第2をクリーンして見せた確実かつ自信に満ちたライディングは、復調をアピールするに充分だった。 ランキングでは、氏川が単独トップ。2位には前戦で初勝利を挙げた柴田暁がつけるが、そのポイント差は23ポイントに広がっている。 国際A級スーパークラス表彰式。左から2位氏川政哉、優勝小川毅士、3位小川友幸、4位武田呼人、5位柴田暁、6位久岡孝二2026_R4_IASダウンロード国際A級 今シーズンからIAクラスに活躍の舞台を移した野本佳章(ベータ)が、今シーズン初優勝。4戦目にして、4人目の勝利者が誕生した。 IAは野本佳章の勝利2位は、今シーズン3戦目の出場となる本多元治(ホンダ)がシーズン初表彰台。 前戦で初優勝した黒山太陽(シェルコ)が3位に入って、初めてランキングトップに躍り出た。 国際A級表彰式。左から2位本多元治、優勝野本佳章、3位黒山太陽、4位岡村将敏、5位磯谷郁、6位宮澤陽斗2026_R4_IAダウンロードレディース チャンピオン、中川瑠菜(ベータ)がシーズン3勝目。第2戦で初優勝した寺澤心結(ベータ)は中川に肉薄するも、3点差で届かずの2位となった。 今シーズン3勝目の中川瑠菜今回、滋賀の10歳、泉心愛(メカテクノ)がデビュー。参加者は4名だが、うち2名が10代、それもローティーンという世代交代が見られた。 レディース表彰式。左から2位寺澤心結、優勝中川瑠菜、3位米澤ジェシカ、4位泉心愛莉2026_R4_LTRダウンロード国際B級 大ベテラン、上福浦明男(ベータ)が今シーズン2度目の出場、前回の2位から今回は優勝。ランキングトップの辻本雄河(TRRS)が2位、ランキングの上位が今回のリザルトの上位に並んでいる。 大ベテランの上福浦明男が辻本と2点差で勝利国際B級表彰式。左から、2位辻本雄河、優勝上福浦明男、3位岩間隆介、4位青山宏、5位笹原智紘2026_R4_IBダウンロード

柴田暁 大逆転の初優勝! R3 北海道・和寒大会

2026年6月21日 北海道上川郡和寒町わっさむサーキット 動員数:416人 毎年恒例、旭川近郊の和寒町わっさむサーキットでの全日本選手権。7月開催から、今年は6月開催と日程が動いた。各地では猛暑のニュースが出始めているが、日差しは強いものの風は涼しく、さわやかな夏日のもとでの開催となった。 国際A級スーパー 高さよりもテクニカルな難度が重視された印象のセクション群。配置などは例年とほとんど変わらないが、細かく岩が動かされるなどしていた。 「やっと優勝することができました。長かったです」と柴田暁今回は順位の変動が大きかった。1ラップ目は柴田暁(TRRS)が好調だった。これに昨年の悪夢のリベンジをもくろむ小川友幸(ホンダ)が続く。3位には2戦続けて表彰台に立っている武田呼人(ホンダ)。3連勝を狙う氏川政哉は5位と低迷している。 氏川政哉は1点差で2位に2ラップ目、難関の第6セクションを唯一2回クリーンした野﨑史高(ヤマハ)が躍進、2ラップを終えたところで暫定トップに躍り出た。しかし今回のトップ争いは大接戦。2位に続くのは武田で、その差は1点。2ラップ目に減点を増やしてしまった小川が武田と同点で続き、これに1点差で柴田、さらに柴田に1点差で氏川。久岡が氏川に3点差と、トップ6人が6点差の中にひしめき合った。 武田呼人は、3位表彰台を確保久岡孝二、4位SSは今回も難関。それでもSS第1は田中が2番手で走ってクリーンしたから、上位陣には可能性の大きいセクションかとも思われた。はたして、上位陣は次々にクリーンしていく。ところが、久岡、氏川、柴田とクリーンが続いた後、小川が1点を失い、武田がクリーンした後、野﨑が5点となった。これで武田がトップに立ち、2位に1点差で柴田、柴田に同点で小川。小川に1点差で4位氏川という並びになった。野﨑は5位となり、久岡に1点差で追われる立場になった。土壇場の大波乱だ。 1ラップ目は2番手にいた小川友幸は5位1ラップ目トップで好調だった野﨑だが6位へ最後のSS第2。トライ順は、SS第1と変わらず、2ラップ終了時点での順位の逆順だ。難度を増した最後のポイントに、ライダーは思案を重ねたが、さまざまなやり方で久岡、氏川、柴田がクリーン。残るは3位小川、1位の武田、そして5位野﨑の3人。しかしなんと、最後を飾る3人がことごとく大ブロックを攻略しきれず転落。順位はそのたびに大きく変動した。 そして勝利は柴田のものに。柴田暁、IAS初優勝が決まった瞬間だった。2位には氏川。2ラップ目を終えた時点では2位と、3連勝の目標からは遠すぎるポジションだったが、なんとか最低限の結果を残した。初優勝ならずの武田は、それでも3戦連続表彰台で後半の巻き返しが期待できるリザルトとなった。 国際A級スーパークラス表彰式。左から、2位氏川政哉、優勝柴田暁、3位武田呼人、4位久岡孝二、5位小川友幸、6位野﨑史高2026_R3_IASダウンロード国際A級 第2戦で2位に入り、着々と勝利へと駒を進めていた黒山太陽(シェルコ)が、ついに初勝利をあげた。1ラップ目3点から、2ラップ目はオールクリーンしたことで、ゴールを前に勝利は確信していたという。 ついに初優勝。黒山太陽2位は開幕戦勝利の宮澤陽斗(ベータ)。ランキングでも黒山に追い上げられてはいるものの、いまだトップを守っている。平田雅裕(スコルパ)は3位で今季2度目の表彰台。ここまで連続3位だった磯谷玲(ベータ)は7位で表彰台を逃し、3戦目にして全戦表彰台獲得のライダーがいなくなっている。 優勝した黒山と同世代の二人、永久保圭(ベータ)は6位、寺澤迪志(ベータ)は8位と、元IASライダーがひしめく中、健闘した。今回は17名参加と、2名のみがポイントを逃すという、逆に厳しい戦いとなった。 国際A級表彰式。左から、2位宮澤陽斗、優勝黒山太陽、3位平田雅裕、4位磯谷郁、5位岡村将敏、6位永久保圭2026_R3_IAダウンロードレディース もてぎ大会に続いて3名の参加。前回初優勝の寺澤心結(ベータ)は第1セクションから転倒して、出鼻をくじかれている。しかしチャンピオン中川瑠菜(ベータ)も最終セクションで5点になるなど、1ラップ目の両者の点差は3点。一発逆転の可能性はあった。 2ラップ目、寺澤は第4で3点、さらに第6でテープを切って5点と、これでほぼ勝負あった。寺澤2連勝ならず、中川が先に2勝目をあげることになった。 ソアレス米澤ジェシカ(TRRS)は、寺澤に20点差ではあったが、負傷からの復帰第2戦とあって、ケガなく、5点を1個で終えられて喜びのゴールとなった。 レディース表彰式。左から、2位寺澤心結、優勝中川瑠菜、3位ソアレス米澤ジェシカ2026_R3_Lダウンロード国際B級 第2戦で初の表彰台を獲得していた楠貴裕(ホンダ)が、見事な初勝利を飾った。第1セクションで1点をつくものの、その後はずっとクリーンを続けて、次に減点したのは2ラップ目の最終セクションだったという、減点2クリーン18の勝利だった。 国際B級は、楠貴裕が初優勝を飾った2位は米澤健(ホンダ)。夫婦揃っての表彰台登壇となった。3位にゼッケン1番林大作(TRRS)が入っている。 国際B級表彰式。左から2位米澤健、優勝楠貴裕、3位林大作、4位八木修身、5位河野剛、6位鈴木颯馬2026_R3_IBダウンロードオープントロフィーNA NAライセンスをもつライダーによる併催イベント。IBのゲートを通る必要はなく、秋田県の舟木伸(モンテッサ)と栃木県の寺内清裕(TRRS)の二人による孤高の戦いとなった。勝負は舟木の勝利。クリーン数は寺内が2個勝っていたが、舟木は寺内を8点上回る好スコアをマークしていた。 2026_R3_OTダウンロード

氏川政哉 開幕2連勝! R2 もてぎ大会

2026年5月31日 栃木県モビリティリゾートもてぎ 動員数:3,480人 トライアル世界選手権日本大会の2週間後が恒例になっているモビリティリゾートもてぎでの全日本選手権は、今年は第2戦として全日本シリーズに組まれた。お天気はよすぎるくらいによく、末日とはいえ5月とは思えない真夏日の開催となった。 参加は国際A級スーパー(IAS)が11、国際A(IA)27、レディース(LTR)3、国際B級(IB)50、オープントロフィー125が1名の、計92名の参加だった。 国際A級スーパー 失敗すれば5点になるセクションがずらりと並んだセクション群、ミスをおかさなければクリーンできるところが多いということで、むずかしい戦いが強いられそうだ。 第1セクションはクリーンが多かったが、それでも小川毅士(ベータ)、小川友幸(ホンダ)がささいなミスから5点を取っている。今大会を象徴するような失点が出て、大会が始まった。ひときわ厳しいのは第8だったが、そこまではクリーンが可能なものが多かった。その中でどれだけ失点を抑えられるかが、勝利を呼び寄せられるかにつながる。 1ラップ目から好調な走り。氏川政哉が2連勝 結果、第7セクションまでをすべてクリーンしたのは、氏川政哉(ヤマハ)ただ一人だった。開幕戦で2位となった柴田暁(TRRS)がここまで1点、開幕戦3位の武田呼人(ホンダ)が3点、久岡孝二(ホンダ)が4点と、若手の頑張りが目立つ。小川友幸は第1のミス以外はクリーンが続いて5点となっていた。 最難関の第8では、上位陣がことごとく5点。1ラップ目にここを抜けたのは小川毅士一人。ただし毅士はここまでに5点が二つあって、厳しい戦いとなっている。 武田呼人は自己最高位の2位1ラップ目10セクションを終えて、トップは氏川が守った。減点は8。2位の武田には5点差をつけているが、武田は最終で5点となっているから、これがクリーンならと悔やまれる。2ラップ目の巻き返しに期待だ。3位には、着々と復調してきた小川友幸。氏川とは7点差だった。 2ラップ目、前半第7までをすべてクリーンしてきたのは、今度は氏川一人ではなかった。氏川、野﨑史高(ヤマハ)、小川毅士、小川友幸。4人が2ラップ目序盤にクリーンを連発した。 氏川と共に電動マシンを走らせ表彰台に立つ。野﨑史高は3位2ラップ目の第8は、1ラップ目より走破するライダーが増えたものの、やはり難関は難関。クリーンは小川毅士だけで、野﨑が1点、柴田が3点以外はみな5点となった。特に小川友幸は、マシンを投げて着地した際に足を痛めて、その後の戦いが厳しくなってしまった。 4位の小川毅士2ラップを終えて、トップ氏川は減点13。2位は野﨑で22点クリーン14。3位が武田で減点22クリーン13と続いた。2位争いは大接戦だが、優勝争いは9点差だから、氏川の勝利はほぼ確定的でSSの最終決戦となった。 SS第1を最初にクリーンしたのは久岡だった。表彰台まで4点差に迫っていた小川毅士がSS第1で2点を失う。毅士は2ラップ目にラップ3位で追い上げて、1ラップ目の7位から4位までポジションを復活させてきていた。 5位、柴田暁その毅士に1点差の5位でSSに入った小川友幸は、なんとなんと、手首に巻かなければいけないキルスイッチのストラップを装着するのを忘れるという大きなミス。華麗なクリーンがフイになる5点となった。 それに続く大波乱が武田と野﨑に起こった。武田は岩の上でバランスを失ってマシンから降りてしまった。野﨑は岩の上でトリッキーなターンを決めたところ、セクションテープをスプロケットに巻き込んで切ってしまっていた。二人が減点5となったことで、氏川の勝利が確定、さらに2位争いが、小川毅士を含む3人での大接戦にもつれこんだ。 6位、久岡孝二SS第2は複雑に丸太が組まれていた。久岡が1点で抜け、7位が決定かと思われた直後、小川友幸がインで5点。小川はSSを二つとも5点として最終順位を7位で終えることになった。久岡が6位、SSふたつをクリーンした柴田が5位に浮上した。 小川毅士、野﨑、武田による表彰台争い、そして2位争いは野﨑が1点を失い2位と3位が逆転することになったが、4位は変わらずで、武田、野﨑、小川毅士の順で2位、3位、4位が決まった。 ランキングでは2連勝の氏川が一歩リード、2戦連続表彰台の武田、開幕戦2位の柴田、2戦続けて4位の小川毅士、今回3位の野﨑とこのあたりはランキングポイントでも接戦となっている。 国際A級スーパー表彰式。左から2位武田呼人、優勝氏川政哉、3位野﨑史高、小川毅士、柴田暁、久岡孝二国際A級スーパー_SS_結果表ダウンロード国際A級 開幕戦でポイントを獲得した何名かが欠場し、開幕戦には不参加だった浦山瑞希(ホンダ)が参戦、見事に勝利を飾った。開幕戦の宮澤陽斗(ベータ)に続いて、IASからIAに戻ってきたライダーの勝利だが、奇しくも二人とも、IAでの勝利はこれが初めてだった。 国際A級は浦山瑞希が初優勝2位には黒山太陽(シェルコ)、2位は今回が初めてだ。3位の磯谷玲(ベータ)は1ラップ目に4点のベストスコアをマークしたが、2ラップ目に崩れて勝利に届かずだった。 ランキングでは、開幕戦勝利、今回5位の宮澤が2位の平田雅裕(スコルパ)に3ポイント差でトップに立っている。 国際A級表彰式。左より2位黒山太陽、優勝浦山瑞希(代理)3位磯谷玲、4位平田雅裕、5位宮澤陽斗、6位本多元治国際A級_2Laps_結果表ダウンロードレディース エントリーは4名だったが、体調を崩して清水さやかが不参加となったため、3人の出場となった。 中学生ライダー、寺澤心結の全日本初勝利参加者は少なかったが、去年全戦で勝利した中川瑠那(ベータ)が寺澤心結(ベータ)に追い上げられる図式が開幕戦に続いて繰り広げられた。中川は、1ラップ目第7でのラインを乱して岩盤登頂ならずで5点となったが、その他にも失点があって、1ラップ目は寺澤に10点差をつけられた。開幕戦と同じ戦況となったが、今回は2ラップ目の逆転はならず、中学生ライダーの寺澤が、初優勝を飾ることになった。 チャンピオン中川瑠菜は2位ランキングでも、2戦を終わって1勝1敗同士、寺澤と中川が同点で並んでいる。同点ではあるが、ランキングトップは寺澤。寺澤は、初優勝とポイントリーダーの座をいっぺんに手に入れた。…

氏川政哉、開幕戦勝利! R1 愛知・岡崎大会

2026年4月12日 愛知県キョウセイドライバーランド 観客動員数:2,000人 トライアルシーズンの幕開けは、昨年とほとんど変わらず、桜が終わった愛知県岡崎市での開催。昨年とちがって今年はいいお天気で、絶好の観戦日和となった。ただしライダーにはちょっと暑かったかもしれない。 今回は国際B級(IB)のみを1分2台スタートとして、国際A級(IA)までを一気にスタートさせたあと、約1時間おいて国際A級スーパー(IAS)がスタート。さらにオープントロフィーNA125(OP125)、IB、レディース(LTR)は第1、第2をやらずに第3からトライし、逆にIAとIASは第3と第6以外の10セクション2ラップを戦いの舞台とした。台数が多いので渋滞は起こったが、近年の全日本でよくあるような、時間に追われてライダーが右往左往した挙句に、申告5点で先を急ぐ光景は、今回は解消方向にあった。 国際A級スーパー 前年ランキング10位までの選手が残留することになって初めての戦い。IAチャンピオンの平田貴裕、ランキング2位の高橋寛冴を加えて12人参戦の予定だったが、シーズンオフの負傷で黒山健一が欠場。黒山の復帰は、今のところは予定が立たないという。ゼッケン1番の不在の全日本はなんとも残念だが、何より本人が残念にちがいない。早い回復を祈りたい。 ということで11名がスタートしたIAS。クリーンセクションとなった第1セクションから競技はスタート。第2、第4と難度は増していくが、今回は抜けられるセクションが比較的多そうだ。 昨シーズン中盤の負傷から、今回が復帰戦となった小川友幸(ホンダ)は、第2セクションから5点が続き、いきなりの完全復調はむずかしい様子だ。第4セクションまでの3セクションで5点なしは、武田呼人(ホンダ)、小川毅士(ベータ)、久岡孝二(ホンダ)の3人のみとなった。2026年が2025年までとはちがうシーズンになる予感が、現実のものになってきた。 昨シーズンの怪我から復帰した小川友幸。ゼッケン8番をつけるしかし、ここから奮起してきたのが、氏川政哉(ヤマハ)、柴田暁(TRRS)の二人だった。二人は共に第2セクションで5点となったが、そこからの二人は5点も3点も2点もなし、というすばらしいライディングを見せた。1ラップ目、トップは氏川で7点、柴田が2位につけて9点。3位は後半に二つの5点で減点を増やした武田呼人と続く。 2ラップ目、多くのライダーが1ラップ目のライディングを修正して、さらにいいスコアを目指してきた。苦戦を続ける小川友幸は、それでも1ラップ目の減点を半分に減らし、上位陣との減点差を縮めてきた。1ラップ目に1位と2位だった氏川、柴田はともに減点8で2ラップ目を走り終えた。好調だった1ラップ目の走りを維持できた、ということになる。 武田呼人は3位。IAS初めての表彰台1ラップ目に減点がかさんで、二人に後れを取ったライダーのうち、一気に点差を詰めてきたのが武田呼人。武田の2ラップ目はたった4点、これで武田は柴田を逆転し、暫定2位でSSを迎えることになった。しかも、トップの氏川との点差もたった1点。3位柴田とも1点差ということで、なんとも手には汗を握る優勝争い終盤戦、ということになった。 小川毅士は2ラップ目にトップスコアを出したが3位2ラップ目にトップスコアをマークしたのは小川毅士。小川は武田の4点を上回るたった3点で2ラップ目を走り終えてきたが、1ラップ目後半での3つの5点を取り返すには至らず。久岡も1ラップ目より10点近く減点を減らして5位争いのトップに出た。久岡の5位争いのライバルは、2点差で6位野﨑史高、4点差で7位小川友幸となる。 柴田暁はSS2を2点で抜け、2位を決めた久岡孝二は5位そしてSS。10人が進出するSSは、ルーキーの高橋だけが進めず、ということになった。高橋は1ラップ目の第1セクションのみ3点で抜けた。これが高橋のIASスタートとなる。 SS第1は中盤の2.8mと示されたヒューム管縦登りが鬼門。ここを小川友幸が1点で抜け、5位争いのライバルには大きなプレッシャーとなった。クリーンは小川毅士、柴田、氏川の3人。 初戦を制した氏川政哉。通算8勝となった続くSS第2は、4つの大岩が積み上げられた大ステアが鬼門。ここはSS第1よりさらに難度が高く、小川友幸、小川毅士、さらに武田も5点となった。これで武田のIAS初表彰台は2位ではなく3位ということになった。柴田は2点で2位を決める。 最後にトライした氏川は、アウトすれば優勝という場面だったが、見事、完璧なクリーンを見せて、キョウセイでの2勝目、自身2度目の開幕戦勝利、そしてヤマハでの初めての開幕戦勝利を飾った。氏川の勝利は、通算8勝となった。 柴田は約1年ぶりの表彰台、武田は約2年ぶりの表彰台獲得だ。 IAS表彰式。左から2位柴田暁、優勝氏川政哉、3位武田呼人、4位小川毅士、5位久岡孝二、6位小川友幸第1戦愛知岡崎大会_IASリザルトダウンロード国際A級 層が厚いことで定評のあるこのクラス、今シーズンは昨シーズンIASを走っていた強者が何人もこのクラスに参戦していて、いっそうし烈な戦いとなることが予想された。 トップグループにとっては1回の足つきも致命的となりかねない戦況の中、1ラップ目にわずか1点でトップに出たのは宮澤陽斗(ベータ)。昨年ルーキーとしてIASを走り、SSを2回走りながらランキング10位に残れず今シーズンはIAを走ることになった若手が、ここで踏ん張った。1ラップ目は同じく去年はIASを走った磯谷玲(ベータ)も同じく1点。IASライダーの実力が遺憾なく発揮されている。 宮澤陽斗、IAクラスの初勝利となった宮澤は2ラップ目に最終セクションを3点として減点4とするが、トータル5点。2位平田雅裕(スコルパ)8に2点差で勝利した。宮澤は2024年にランキング2位となったときも未勝利だったから、これが初勝利となる。4位は磯谷兄弟の弟、磯谷郁(ベータ)が入った。 IAS経験者以外の若手の戦いとしては、永久保圭(ベータ)が5位、黒山太陽(シェルコ)が6位。今回のリザルトを見ると、上位4人全員が前IAS、10人中7名がIAS経験者だった。今年昇格したばかりのルーキーでは、寺澤迪志(ベータ)が11位と健闘した。 IA表彰式。左から2位平田雅裕、優勝宮澤陽斗、3位磯谷玲、4位磯谷郁、5位永久保圭、6位黒山太陽第1戦愛知岡崎大会_IAリザルトダウンロードレディース 今回は4名が参戦した。レディーストライアルは今、負傷療養中のライダーが多い。 昨年チャンピオンの中川瑠菜(ベータ)は、第1セクションでテープを切って万事休す。トップを取り返したのは第8セクションで、今回は大苦戦だった。 …

黒山健一が最終セクションで大逆転。2025年を締めくくる R8 City Trial Japan大会

国際A級スーパークラス9名による全2025日本シリーズ最終戦 2025年11月2日 大阪府大阪市中央公会堂・中之島通り 動員数:7,000人 2025年全日本選手権は、今年もシティ・トライアル・ジャパン大会が最終戦となった。 IASクラスのランキング10位までの選手のみが参加資格がある特別な最終戦だ。ただし、ランキングトップ10に入っている小川友幸は負傷療養中で今回も欠場。去年も野﨑史高が負傷で欠場したが、今年も同じく9人がスタートラインに並ぶ。 昨年同様、今年も有料観客席が設けられ、無料で見られる席と、セクションを見渡しやすい有料席との棲み分けができていた。 試合の流れは去年からまた小改造がされて、最初に4セクションを全員で走り、これを予選として上位6名を選手、その6名が若干の設定変更をした4セクションを走って決勝進出の3名を決める。決勝は4つのセクションを逆からトライする。 予選のトップバッターはランキング9位の武井誠也。武井は第3セクションを3点で抜けて減点18。次の田中善弘は4セクションとも走破できずとなった。 予選第1ライダーの武井誠也大ベテラン田中善弘武田呼人は第1をクリーン、第3を1点で抜け、11点と好調。次を走った久岡孝二は第1と第3をクリーンして武田を1点上回って減点10。このあたりが予選通過のボーダーラインとなりそうだ。 インドアのセクションを得意とする久岡孝二地元大阪の柴田暁は、美しい走りを見せながら連続5点スタート。第3を1点で抜けながら、飛び降りた際に前輪スポークを折損し、この大会独自のメカニカルタイムを使って修復。しかし第4を再び5点として、減点16。予選通過はならなかった。 柴田暁は予選でミスが続き、準決勝進出ならず第7戦で自身2勝目をあげた小川毅士が第1をクリーン、第3を1点で抜けて減点11。野﨑史高が第1と第3をクリーンして減点10。氏川政哉は第1を失敗しながら第2で1点、第3をクリーンして、減点11。最後を走った黒山健一は第1と第3をクリーンして減点10。減点10が3人、減点11が3人というスコアで準決勝進出の6人が決まった。 同点の場合、クリーン数が多いものが上位は通常ルールと変わらないが、スコアが同一だった場合はタイムではなく5点となった到達位置、通過ポイントで勝負がつく。予選トップは黒山で、2位久岡とは通過ポイントも同じでセクションタイムの差となり、3位の野﨑は、この5点の場合の通過ポイントの差で順位が決まっている。同様に11点の3人は3人とも、通過ポイントの差で順位が決まっている。 予選での減点は、準決勝に入ったところでクリアされるので、予選結果は準決勝のトライ順を決めるためのもの、ということになる。 準決勝では、第3セクションのラインが変更になった。最初にトライした武田は、予選でクリーンしていた第1で5点。続けて第2も5点で、第3を1点で出たのみとなって減点16。続く小川は、第1を武田同様に5点として万事休したと思われたが、第2を2点、第3、第4を連続クリーンして減点7をマークした。第4の難ポイントは、小川が初めてクリーンしたセクションとなった。 準決勝へ、武田呼人電動マシンを走らせる野﨑史高小川に続く氏川は、武田、小川同様に第1を失敗。しかし第2、第3、第4と3連続クリーンをして減点5と、ここまでのベストスコアをマークした。 続くは野﨑。第1はクリーンしたものの、そのあとは5点、2点、5点となって減点12。3人を残して暫定3位だ。 予選2位と好調だった久岡は、しかし準決勝ではその本領を発揮できなかった。第3をクリーンして減点15となった。 最後にトライした黒山は、第1、第2、第3とクリーンしていく。氏川、小川がクリーンしている第4をクリーンすれば4セクションをオールクリーンだったが、ここで失敗。減点は氏川と同点の5点。両者は5点の場合の通過ポイントの差で、氏川が上位となった。 決勝に進むのは減点5の氏川と黒山、そして減点7の小川の3人と決まった。 決勝は、4つのセクションを逆から入る。ここまで、誰も走っていないラインを走ることになる。トライ順は、小川、黒山、氏川の順だ。3人が順番に、1セクションずつ進んでいく。 前戦で優勝した小川毅士、決勝進出最初の第5(第1の逆走)は、第1より、若干行きやすかったか。小川、氏川とクリーン。黒山が1点ついた。最終スコアは準決勝と決勝の減点をトータルするので、氏川5点、黒山6点、小川7点と僅差で次の第6(第2の逆走)へ。 第6は難関だった。小川は途中でミスをして時間がなくなってしまったが、結局途中のポイントで3人とも5点。通過ポイントも仲よく1ポイントずつとなっている。 第7は丸太を攻略するお題のセクションだった。小川が丸太の処理に苦しみながら3点で抜けると、黒山は2点。最後にトライした氏川は二人が苦戦したポイントを一気に跳びきってクリーン。これで減点は氏川10点、黒山13点、小川15点。ちょっと点差が開いてきた。…