延期開催のD.I.D JMX Rd.2中国大会の開催日が決定

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦中国大会の延期日程と概要が以下の通り決定いたしましたのでお知らせいたします 日程 11月27日(土)~28日(日) 会場 世羅グリーンパーク弘楽園(広島県) 開催クラス(ヒート数) IA1/2(2)、IBOPEN(2)、レディース(2)、JX(1)、CX(1)   延期発表前にご購入いただいたRd2中国大会チケット 延期開催発表以前にご購入いただいたRd2中国大会チケット(電子チケット・紙チケット)は、それぞれ本大会にてご使用いただけます。 チケットの払い戻しをご希望の方 開催日の決定に伴い、ご来場が難しくなってしまったお客様は、チケットの払い戻しを行います。 下記払い戻し方法をご確認の上、必ず払い戻し期限までにお手続きください。 また、お手元のチケットは払い戻しの際に必要になりますので、大切に保管をお願いいたします。 ※返金期間・返金方法は購入方法によって異なります。 ※期間を過ぎての払い戻しはできません。 チケットを委託で販売していただいている販売店またはコンビニエンスストアで購入された場合 ご購入の店舗にて払い戻しを行います。 ご購入いただいたお店へお問い合せください。 チケットぴあにてご購入いただいた場合 【払い戻し期間】 2021/04/30(金)10:00~2021/08/07(土) 【払戻方法】 払い戻し方法詳細は下記URL、またはQRコードからご確認ください。 チケットぴあでの払い戻しはこちら 【お問い合わせ】 チケットぴあインフォメーションセンター 0570-02-9111 MotoSportsPromotionにて電子チケットご購入いただいた場合 【払戻方法】 下記URLまたはQRコードにて必要なインフォメーションを送信してください。 後日チケット購入時にご使用されたクレジットカードへ払い戻しいたします。 MSPでの払い戻しはこちら 【お問い合わせ】 株式会社モトスポーツプロモーション 神奈川県厚木市上荻野3683-20 電話:046-205-0874 FAX:046-265-0010 Eメール:info@mspro.jp

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦 SUGO大会 詳細レースリポート 

最高峰クラスでは渡辺祐介が2勝でランキングトップ浮上!! D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズの第4戦SUGO大会は、6月5日(土)~6日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。第2戦中国大会が新型コロナウイルスの感染拡大による影響で延期されたことから、これがシーズン3戦目。今大会後に約3ヵ月のインターバルを挟むため、これがシリーズ前半戦最後の戦いとなる。 ふたつの丘にまたがるようにレイアウトされたコースは、今大会直前にいくつかのセクションが仕様変更され、よりテクニカルな要素が増された一方で、SUGOらしいハイスピードな区間も手直しを受けつつ多く残された。 金曜日にまとまった量の降雨があったことから、各クラスの予選やIBオープンクラスの決勝ヒート1などが実施された土曜日は、路面がぬかるんだ状態でスタート。このため、名物の大坂をはじめとするいくつかのセクションがショートカットされたが、強い日差しと高めの気温で路面状況は急激に回復し、昼ごろにはベストコンディションとなった。 日曜日の天候は曇りのち晴れで、最高気温は27度。路面は完全なドライコンディションかつ水分を多めに含んだベストな状態がキープされ、フルコースが使用された。観客数は2日間で3,500名となった。 【IA1】ヒート1とヒート2で渡辺祐介、ヒート3で能塚智寛が優勝 開幕戦以来となる15分+1周の決勝3ヒート制が導入された、全日本最高峰クラスのIA1。その決勝ヒート1では、1周目の前半でトップに立ったホンダの山本鯨(#1)を、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#3)がパス。渡辺、山本、ヤマハファクトリーチームから参戦する富田俊樹(#2)のオーダーで1周目をクリアした。2周目、ホンダの小方誠(#4)が4番手に浮上。しかしトップ3台と比べてペースはやや遅く、その後は上位勢から離れていった。レース前半、トップ3台はそれぞれ2~3秒の間隔を保って走行。ところが5周目、腕上がりにより山本のペースが3秒近く落ち、これで富田が先行した。しかしその富田も7周目から若干ペースダウンし、これで渡辺のリードが拡大。レースは9周でチェッカーとなり、渡辺が今季初優勝、富田が2位となった。終盤、山本の背後には小方が接近。しかしここは山本が守って3位表彰台。小方が4位、3周目から順位を守ったカワサキファクトリーチームの能塚智寛(#5)が5位、ヤマハのマシンを駆る星野優位(#8)が6位となった。 決勝ヒート2では、地元・東北での大会に燃える渡辺がホールショット。これに能塚、小方、富田、山本が続いたが、2周目には渡辺が早くも3~4秒のアドバンテージを獲得した。能塚と小方、1~2秒離れて富田と山本が接近戦を繰り広げ、3周目には富田がややコーナリングをミスした隙に山本が先行。しかしその山本は、翌周に転倒して5番手まで後退した。3周目以降、能塚はトップの渡辺に大きく離されることなく喰らいつき、3~4秒差をキープ。ラスト2周となった8周目には渡辺が少しラップタイムを落とし、これで両者の間隔は約2秒に縮まった。しかし能塚が最終ラップに転倒。これで渡辺の勝利が決まり、能塚から徐々に離されながら富田の猛攻に耐えていた小方が2位、富田が3位となった。山本は4位、能塚は5位でゴール。星野が6位となった。 決勝ヒート3では富田がホールショット。これに続いた小方は混戦の中で順位を落とし、まずは富田、能塚、渡辺、小方のトップ4となった。山本は本来得意とするスタートに失敗して1周目8番手。それでも、3周目には5番手まで順位を上げた。2周目、トップ集団から小方が脱落。一方、能塚と富田はドッグファイトを繰り広げた。渡辺も能塚と富田を僅差でマークし、三つ巴のトップ争いがスタート。中でも富田は何度も能塚に仕掛けたが、能塚が巧みにこれを阻止し続けた。するとラスト2周で、3台の間隔がそれぞれ1~2秒に拡大。レースは9周でチェッカーとなり、能塚が辛くも逃げ切って今季3勝目を挙げ、富田が2位、渡辺が3位に入賞した。5周目に小方を抜いた山本が4位、小方が5位、星野が3ヒート連続の6位。今大会の結果、ランキングトップには渡辺が浮上し、これを14点差で富田、23点差で山本、30点差で小方、33点差で能塚が追ってシーズン後半を迎える。 【IA2】内田篤基が再び両ヒート優勝でランク首位を独走 決勝ヒート1では、ポイントリーダーの内田篤基(#4)がホールショットからいきなりリード拡大を狙うも、1周目に転倒。すぐにリカバリーしたが、この間にランキング2番手の大城魁之輔(#2)が先行した。しかしその大城も3周目に転倒。内田が先頭に返り咲き、この段階で内田が約4秒のリードを奪い、2番手には鳥谷部晃太(#35)、3番手には2階級特進で今年がIA初年度となる柳瀬大河(#34)、今季初優勝を狙う大倉由揮(#6)と3台が接近戦となり、5番手以下は大きく遅れた。 4周目以降、トップの内田と2番手争いの3台は、ほぼ変わらぬペースで周回。6周目には、大城が池田凌(#9)を抜いて5番手に順位を回復したが、この段階で2番手集団は12秒ほど先行していて、追いつくのは難しい状況となっていた。一度は少し落ち着いたかに思えた2番手争いは、レースが後半に入って再びその距離を縮めたが、順位は変わらず。トップの内田は大きく逃げることはできずも、後続との間隔をしっかり保って周回を重ねた。そしてレースは16周でチェッカー。内田が勝利を収め、鳥谷部が今季初表彰台登壇となる2位、柳瀬がIA初表彰台となる3位となった。大倉はラスト2周で少し遅れて4位。大城が5位、1周目13番手から追い上げた小川孝平(#11)が6位となった。 決勝ヒート2は、前のレースではスタートでの出遅れが響いて10位に終わった岸桐我(#8)がホールショット。すぐに内田篤基(#4)が抜いてトップに立ち、上位勢が内田、岸、鳥谷部晃太(#35)、大倉由揮(#6)の順になると、内田がヒート1に続いて最初から猛プッシュして、1周目だけで約3秒、4周目までに約7秒もの大量リードを築いた。大城はスタートで出遅れ、なんとか挽回を図るも1周目8番手となった。レース序盤、内田に離された岸も後続から4~5秒のリードを奪って単独走行に近い状態。3番手を走る鳥谷部の背後では、大倉がマークを続けた。 6周目、大城は池田を抜いて5番手に浮上したが、翌周に転倒して再び7番手に後退。レース中盤、内田と岸が単独走行状態となる一方で鳥谷部と大倉は接近戦を継続し、9周目に大倉が逆転に成功した。その後、大倉は鳥谷部を3秒ほど引き離したが、終盤に大倉のペースが落ちたことで両者が再び接近。しかし最後は大倉が順位を守った。そして16周のレースは、内田が開幕戦ヒート2から5連続となる優勝。岸が2位でゴールしてIAでの全日本自己最高位を更新し、大倉が3位、鳥谷部が4位となった。13周目に再び池田を抜いた大城が5位、池田が6位に入賞している。今大会の結果、2番手の大城に対する内田のポイントリードは48点に拡大した。 【IBオープン】伊藤晃の失格もあり鈴木龍星が両ヒート制覇 土曜日の決勝ヒート1でホールショットを奪ったのは鈴木龍星(#47)。これに山田康介(#28)、石平凄大(#11)、町田勘太(#53)らが続いて1コーナーをクリアすると、まずは町田がトップ浮上。鈴木、山田、石平、有山大輝(#2)、関根凄太(#12)、村野昴弥(#50)が続いた。2周目、町田と鈴木はドッグファイトを展開しながら後続を引き離しはじめ、3周目には2番手の鈴木と3番手の山田の間隔は早くも約7秒差となった。山田のすぐ後ろには石平と有山。さらに2~3秒ほど間隔を開けて関根と村野が僅差のバトルを繰り広げた。4周目になると山田から石平と有山は少し遅れたが、大勢は変わらず。5周目の段階で、トップ争いは町田と鈴木、単独走行に近い3番手の山田を挟んで4番手争いの石平と有山、さらにこの2台に接近しながら関根と村野がバトルを繰り広げた。 そして6周目、鈴木がついに町田の攻略に成功。トップに浮上した鈴木は、一気に3秒ほどのリードを奪った。一方、村野は関根をパスして前の2台に接近。4番手争いは石平と有山と村野と関根の4台に膨れ上がった。トップに浮上した鈴木は、翌周以降もリードを拡大。結局、10秒以上のリードを築いた鈴木が、13周のレースをトップでゴールした。レース終盤、一時は7秒ほどあった差を少しずつ詰めて町田の背後に山田が近づいたが、こちらは約2秒差で町田が逃げ切り2位。山田が3位となった。レース後半、4番手争いは白熱し、まずは有山が4番手、村野が5番手、1周目15番手から追い上げてきた伊藤晃(#48)が6番手。ここから伊藤が集団の先頭に立ったが、ラスト2周でミスにより後退。これにより有山が4位、村野が5位、石平が6位となった。 日曜日に実施された決勝ヒート2は、大塚貴斗(#28)が好スタート。この大塚とホールショットを競った桒垣竜斗(#68)はすぐに順位を落とし、代わりに佐藤力(#44)や伊藤、有山、渡谷歩夢瑠(#5)らが上位につけた。2周目、伊藤が大塚をパスしてトップに浮上すると、この周だけで約4秒ものリードを奪った。2番手争いは大塚、佐藤、渡谷、スタートでやや出遅れた鈴木の4台。2秒ほど遅れて藤井一輝(#57)、関根、村野が続いた。3周目から大塚と鈴木は僅差の2番手争いを展開。この間に、トップの伊藤は9秒ほどまでアドバンテージを拡大した。鈴木は大塚に肉迫するが抜けず、この間にトップの伊藤はどんどん逃げ、逆に鈴木の背後には渡谷と鋭い追い上げで順位を上げた村野が接近した。佐藤は6番手に後退。藤井と関根と有山の追撃を受けた。 5周目、ついに鈴木が大塚の攻略に成功。これで鈴木は2番手に浮上したが、すでにトップの伊藤は約20秒も逃げていた。3番手に後退した大塚の背後には渡谷と村野が接近。しかし翌周、渡谷はミスにより5番手に後退した。これで4番手に浮上した村野は、直後に大塚をパス。7周目には、2秒ほどあった鈴木との差を詰めた。しかし鈴木も粘り、2番手をキープ。すると9周目、村野が転倒により順位を落とした。これで鈴木のリードは約9秒。そして3番手には再び大塚が返り咲いた。レースは11周でチェッカー。レース中盤から一人旅を続けた伊藤が最初にゴールし、鈴木が2位、大塚が全日本初表彰台となる3位として表彰された。しかしその後、伊藤が排気音量オーバーで失格に。これで鈴木が優勝、大塚が2位、村野が3位、関根が4位、有山の追撃を振り切った渡谷が5位、有山が6位に繰り上がった。 【レディース】川井麻央が昨年開幕戦から8連勝を達成 前戦では初めて1大会2ヒート制が導入されたレディースクラス。今大会では、再び通常どおりの決勝1レーススケジュールとなった。決勝のホールショットは久保まな(#3)。すぐに本田七海(#2)がトップに浮上し、この本田を今度は川井麻央(#1)と楠本菜月(#5)がパス。さらに楠本を本田が抜き返して川井、本田、楠本、予選トップだった小野彩葉(#4)、久保、穂苅愛香(#7)の順で1周目をクリアした。この段階ですでに、7番手以下はかなり離れた状態。2周目、小野が楠本をパスし、久保はエンストにより9番手まで後退した。 レース前半、トップの川井を1~2秒差で本田がマーク。3番手に浮上した小野はこの2台についていけず、楠本や穂苅も単独走行になっていった。4周目途中から、川井と本田の前には早くもバックマーカーが出現。膠着状態だったトップ争いはこれにより動き、やや強引にこれをパスする川井に対して、本田はタイムをロスしていった。5周目だけでそのギャップが3秒以上拡大し、川井のリードは約6秒。これでプレッシャーが消えた川井は8周目の最終ラップまでトップを独走して、昨年開幕戦から負けナシの全日本8連勝を達成した。本田は最終ラップに転倒したが順位に影響なく2位。小野が単独走行を続けて3位となった。楠本が4位、必死の追い上げを披露した久保が5位、穂苅が6位となった。 【チャイルドクロス】総合優勝は上野琥楠、岡野煌己がAクラス優勝 キッズライダーが参加するチャイルドクロスは、国内メーカー製マシンで参加できるAクラスに8台、海外ブランドの2ストマシンでエントリーできるBクラスに1台が参戦。レースは、ベストラップタイムが40秒台にショートカットされたコースで8分+1周により競われた。ホールショットを奪ったのは、パワーに勝るBクラスの上野琥楠(#23)。これに岡野煌己(#3)、中村夏乃(#72)、佐藤光空(#1)が続いた。レース序盤から、上野はじわじわとリードを拡大。一方で岡野と中村と佐藤は、僅差の2番手争いを続けた。 この3台から大きく離された5番手争いでは、スタートで出遅れていた安藤龍太郎(#24)がハイペースで追い上げ、4周目に阿部哲昇(#81)をパス。しかしこの段階で、2番手グループとは大きな差が開いていた。注目の2番手争いは接近戦のまま、5周目には岡野を中村がパスして中村、岡野、佐藤の順に。しかし7周目には再び岡野、中村、佐藤の順となった。さらに10周目には佐藤が中村を抜き、これで岡野、佐藤、中村のオーダー。12周目のラストラップ、佐藤はバックマーカーを利用して岡野の攻略を試みたが、ここで佐藤が転倒。レースは上野が総合優勝し、三つ巴の争いを制した岡野が総合2位でAクラス優勝、中村が総合3位でAクラス2位、佐藤が総合4位でAクラス3位となった。以下、総合5位で安藤、総合6位で阿部がゴールしている。

【D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 第4戦 SUGO大会】最高峰クラスでは渡辺祐介がランキングトップ浮上!

【レース概要】 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、第2戦中国大会が延期となったことから、6月5日(土)~6日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された第4戦SUGO大会がシーズン3戦目となりました。 前日に降った雨の影響から、各クラスの予選などが実施された土曜日はコース保全などを目的にショートカットコースが使われましたが、昼ごろには路面がほぼ乾いて早くもベストコンディションとなり、決勝が実施された日曜日も散水作業でこの状態がキープされました。粘土質の路面に水分が適度に含まれたことで、走行によってコーナーには深めのワダチが発生。ただし、昼休みのコース整備で一部区間はならされました。日曜日の天候は曇りのち晴れ。最高気温は27度となりました。 【IA1 決勝ヒート1】 渡辺祐介が逃げ切って今季初優勝! 1周目前半でトップに立ったホンダサポートライダーの山本鯨(#1)を、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#3)がパス。渡辺、山本、ヤマハファクトリーチームから参戦する富田俊樹(#2)のオーダーで1周目をクリアしました。2周目、ホンダのサポートを受ける小方誠(#4)が4番手にポジションアップ。しかしトップ3台のハイペースにはついていけませんでした。 レース前半、トップ3台はそれぞれ2~3秒の間隔を保って走行。ところが、5周目になって山本のペースが突如として3秒近く落ち、これで富田が先行しました。しかしその富田も7周目から若干ペースダウンし、これで渡辺のリードが拡大。渡辺が9周を逃げ切って今季初優勝を挙げ、富田が2位でゴールしました。終盤、山本の背後には小方が接近しましたが、ここは山本が守って3位表彰台に上がりました。 【IA1 決勝ヒート2】 地元・東北のSUGOで渡辺祐介が連勝! 渡辺祐介(#3)がホールショット。これにカワサキファクトリーチームの能塚智寛(#5)、小方誠(#4)、富田俊樹(#2)、山本鯨(#1)が続くと、2周目には渡辺が早くも3~4秒のアドバンテージを獲得しました。能塚と小方、1~2秒離れて富田と山本が接近戦を繰り広げ、3周目には富田がミスした隙に山本が先行。しかし山本は、翌周に転倒して5番手に後退しました。 3周目以降、能塚はトップの渡辺に大きく離されることなく喰らいつき、3~4秒差をキープ。ラスト2周となった8周目には渡辺が少しラップタイムを落とし、これで両者の間隔は約2秒に縮まりました。しかし能塚が最終ラップに転倒。これで渡辺の勝利が決まり、能塚から徐々に離されながら富田の猛攻に耐えていた小方が2位、富田が3位となりました。山本は4位、能塚は5位でゴールしています。 【IA1 決勝ヒート3】 三つ巴のバトルを制して能塚が今季3勝目! 富田俊樹(#2)がホールショット。これに続いた小方誠(#4)は混戦の中で順位を落とし、まずは富田、能塚智寛(#5)、渡辺祐介(#3)、小方のトップ4となりました。山本鯨(#1)はスタートに失敗して1周目8番手。それでも、3周目には5番手まで順位を上げました。2周目、トップ集団から小方が脱落。一方、能塚と富田はドッグファイトを繰り広げました。 渡辺も能塚と富田を僅差でマークし、三つ巴のトップ争い。中でも富田は何度も能塚に仕掛けましたが、能塚が巧みにこれを阻止し続けました。するとラスト2周で、3台の間隔がそれぞれ1~2秒に拡大。レースは9周でチェッカーとなり、能塚が逃げ切って今季3勝目を挙げ、富田が2位、渡辺が3位に入賞しました。5周目に小方を抜いた山本が4位、小方が5位となっています。 【IA2 決勝ヒート1】 内田篤基が優勝、柳瀬大河が全日本初表彰台 内田篤基(#4)がホールショットからいきなりリード拡大を狙うも1周目に転倒して、大城魁之輔(#2)がトップに浮上。しかしその大城も3周目に転倒し、内田が先頭に返り咲きました。この段階で内田のリードは約4秒。2番手には鳥谷部晃太(#35)がつけ、これを2階級特進IAルーキーの柳瀬大河(#34)と大倉由揮(#6)が僅差で追い、5番手以下は大きく遅れました。 4周目以降、トップの内田と2番手争いの3台は、ほぼ変わらぬペースで周回。一度は少し落ち着いたかに思えた2番手争いは、レースが後半に入って再びその距離を縮めましたが、順位の変動には至りませんでした。そしてレースは16周でチェッカー。後続との距離をコントロールした内田が勝利を挙げ、鳥谷部が2位で今季初表彰台に登壇。柳瀬が3位でIA初表彰台に上がりました。 【IA2 決勝ヒート2】 内田篤基が前戦に続いて両ヒート制覇 ホールショットの岸桐我(#8)をすぐに抜いて、内田篤基(#4)がトップ。内田、岸、鳥谷部晃太(#35)、大倉由揮(#6)の順になると、内田が最初から猛プッシュして、1周目だけで約3秒、4周目までに約7秒もの大量リードを築きました。岸も後続を徐々に引き離して2番手キープ。岸から3秒ほど遅れた鳥谷部の背後では、大倉がマークを続けました。 レース中盤、内田は完全に独走状態。岸も徐々に単独走行となっていく一方で、鳥谷部と大倉は接近戦。そして9周目、大倉が逆転に成功しました。その後、大倉は鳥谷部を3秒ほど引き離しましたが、終盤に大倉のペースが落ちたことで両者が再び接近。しかし最後は大倉が順位を守りました。そして16周のレースは、内田が優勝、岸が2位、大倉が3位、鳥谷部が4位となりました。 【レディースクラス 決勝ヒート1】 川井麻央が昨年から無傷の8連勝! ホールショットは久保まな(#3)。すぐに本田七海(#2)がトップに浮上しましたが、この本田を川井麻央(#1)と楠本菜月(#5)がパスし、さらに楠本を本田が抜き返し、川井、本田、楠本、小野彩葉(#4)、久保の順で1周目をクリアしました。2周目、久保がエンストでトップグループから脱落。小野は楠本をパスしましたが、2番手の本田からは離されました。 一方、本田は1~2秒差でトップの川井をマーク。4周目途中までこの状態が続きましたが、ここで早くも周回遅れが発生しはじめ、5周目に本田が3秒近くラップタイムを落としたことで両者のギャップが拡大。これをきっかけに独走状態を築いた川井が、昨年開幕戦から全日本8連勝を達成しました。本田は2位、単独走行となった小野が3位で表彰台に登壇。楠本が4位、追い上げた久保が5位でした。

yossyが土曜日の走りをみて、決勝レースで注目の選手をインタビュー!

D.I.D JMX Rd.4 の初日となる6月5日(土)は各クラスの公式予選が行われました。その公式予選の走りをyossy(元IA1チャンピオン熱田孝高氏)がみて、〝Rd.4で気になる選手〟にインタビューを遂行しました。 トップライダーたちの気持ちを理解できるyossyだからこそ聞けるコメント、引き出せる言葉に注目!! IA1 富田 俊樹(#2)  TEAM: YAMAHA FACTORY RACING TEAM IA2 勝谷 武史(#25)  TEAM:ジュニアライダース IA2 田中 雅己(#48)  TEAM: Team Kawasaki R&D IA1 大塚 豪太(#7)  TEAM: T.E.SPORT with GOSHI

アプリ『Grooview』で配信しているパドック・出店ブースを紹介するCh.3,Ch.4は日本国内どこでも視聴可能!

『Grooview』は、タイムラグが極めて少ないライブ配信視聴アプリ。レース会場にいて自分の場所からは見ることのできないコースでの選手の走りを視聴するのに最適なものなのです。 そんなGrooviewは会場限定でしか視聴できないと思っていませんか? 会場限定で配信されているのはレース中継のCh.1と順位がライブ表示されるCh.2のみ。残りのCh.3とCh.4は日本国内のどこからでも視聴できます‼ ︎Ch.3は冠スポンサーとなっているD.I.Dの動画を配信し、Ch.4はレース会場のパドックの様子や飲食や物販などの出店ブースをレポート配信しています。自宅にいながら全日本モトクロス選手権の雰囲気をリアルタイムで楽しめちゃう。レース観戦ビギナーが会場の様子を前もって予習するのにも最適なんです。 『Grooview』のアプリをダウンロードしよう! 『Grooview』の映像配信を見るには、アプリのインストールが必要です。 ◆iPhone アプリのダウンロードはこちらからApp Store。 ◆Android アプリのダウンロードはこちらからGoogle Play。 アプリをスマホにインストール アプリをスマートフォンにダウンロードしたらインストールし、視聴パスワード:JMX2021を入れると視聴画面に移ります。 視聴パスワード:JMX2021

JMX Rd.4 SUGO コースプレビュー

JMX Rd4 SUGO大会のコースプレビューです。遅くなっちゃってごめんなさい! 2021.06.05-06開催 D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 第4戦 SUGO大会 当日のコースを、元IA1チャンピオン 熱田孝高がプレビュー走行。 当日の走行ラインの参考にもどうぞ。 1周目はゆっくり目に。2周目はハイスピード走行です。 プレビュー走行後はとにかく「出たい」という熱田氏の、聞き取りにくいですがコース解説もどうぞ。 大会は本日6/5〜明日6日開催。 SUGOの雄大なコースを駆け抜けるライダーの熱い戦いを応援しよう! JMX Rd.4 SUGO大会 開催情報

JMXの会場でよりレースを楽しむために、アプリ『Grooview』をインストールしてタイムラグなしのレース中継や場内イベントをチェックしよう!!

全日本モトクロス選手権が行われるモトクロスコースは自然の地形をいかした作りなので、アップダウンがあり、さらにコーナーやジャンプも設けられています。 そのため、会場にいるからといってコースの全てが見渡せるわけではありません。場内ではレース実況も行われており、選手の動きはおおよそ把握できます。 でも‼︎ やっぱり選手のたちの走りを見たいですよね。そんな希望を叶えてくれるのが『Grooview』なんです。 この動画配信の最大の特徴は、ほぼタイムラグなしで映像を見られるというところ。 自分が観戦している位置からは見えないコース上での選手の走りを確認するのに最適なんです。『Grooview』のアプリがあれば、自分で会場内を移動することなく他のコーナーやジャンプでの走りを見られるし、出店ブースの様子などもわかっちゃう! さあ、よりレースを現地で楽しむためにこのアプリを入れてみましょう‼︎ ①『Grooview』のアプリをダウンロード 全日本モトクロス選手権が行われている会場で『Grooview』を使って映像配信を見るには、アプリのインストールが必要です。 ◆iPhone アプリのダウンロードはこちらからApp Store。 ◆Android アプリのダウンロードはこちらからGoogle Play。 ②アプリをスマホにインストール アプリをスマートフォンにダウンロードしたらインストールし、視聴パスワード:JMX2021を入れると視聴画面に移ります。 視聴パスワード:JMX2021 ※映像配信をしていない時間帯は『次回の全日本モトクロス選手権配信までお待ちください。』と表示されます。 配信チャンネルは全部で4つ。Ch.1:レース中継、Ch.2:タイミングモニター、Ch.3:スポンサー動画、Ch.4:場内イベント となっています。 配信画面は横で表示されます。

JMX Rd.4 Entry-list

JMX 2021 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 第4戦 SUGO大会 登録選手一覧 イベント情報はこちら   IA1 IA2 IB LMX JX CX 2st125 IA1 MFJモトクロス国際A級ライセンス所持者が出場可能。 車両は主に4st450cc 2st250cc # 選手 チーム メーカー 1 山本 鯨 Honda Dream Racing Bells HONDA 2 富田 俊樹 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA 3 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA 4 小方 誠 Honda Dream Racing HAMMER HONDA 5 能塚 智寛 Team Kawasaki R&D KAWASAKI 6 小島 庸平 Bells Racing HONDA 7 大塚 豪太 T.E.SPORT with GOSHI HONDA 8 星野 優位 bLU cRU レーシングチーム鷹 YAMAHA 10 横澤 拓夢 TKM motor sports いわて HONDA 12 星野 裕 Team SBE SUZUKI 14 道脇 右京 TEAM…

電動モトクロッサー E-REXの走りを目撃しよう!

JMX R4 SUGO大会では、お昼休み後半のコースイベントにて、電動モトクロッサー”E-REX”のデモ走行を実施。 市販モトクロッサーCRFをベースに、M-TECが車両開発を手がけた未来のモトクロッサーは、エグゾーストパイプやマフラーを持たず、小さなモーター音のみを発しながら、エンジン車と遜色ないスピードでコースを駆け抜ける。 クリーンなパワーで駆け抜ける未来のモータースポーツ観戦をイメージしよう。 JMX R4 SUGO大会  無限 MUGEN

2021D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 第4戦SUGO大会(6/5〜6)の観戦情報&見どころ

6月5日(土)~6日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される2021年のD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦。ここでは、今大会の注目ポイントやコースの特徴、各クラス注目の選手など、観戦に役立つ情報をまとめて紹介します! イベント情報はこちら  【1】シーズン前半を締めくくる大会 全7戦が予定されている今季の2021 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、今大会の終了後に約3ヵ月の長いインターバルが設けられています。5月上旬に実施予定だった第2戦中国大会が新型コロナウイルスの感染拡大による影響で延期になったとはいえ、このSUGO大会で今季3戦目。レース数から考えてもほぼシーズンの折り返し地点となります。 第4戦の舞台となるのは、宮城県のスポーツランドSUGO。かつてスーパーバイク世界選手権が開催されたこともあるオンロードサーキットや、現在でも全日本スーパーモト選手権の開催コースに組み込まれているカートコースも有し、全日本トライアル選手権や全日本エンデューロ選手権まで実施される広大な複合モータースポーツ施設です。ちなみに今大会の2週間前には、全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦も開催しています。 【2】観戦は万全のコロナ対策で 施設とスタッフが充実し、全日本ロードレース選手権の開催などでコロナ禍におけるイベント実施のノウハウも蓄積しているスポーツランドSUGO。東京都の緊急事態宣言が6月20日まで延長された状況での実施となる今大会では、それらをフルに活用して感染リスクを少しでも下げるさまざまな工夫が導入されます。 大会直前の情報によると、パドックには観客の立ち入り制限エリアを設ける予定とのこと。これは前戦の関東大会でも実施された措置で、ライダーやチーム関係者と観客の接触機会を大幅に減らすことで、感染リスクを下げるという考えに基づいています。選手との距離が近いのが本来の全日本モトクロスが持つ魅力ですが、コロナの現状を踏まえてご理解いただけますようお願いいたします。 またSUGOでは、すべての来場者を対象に、入場時の検温および体調チェックシートの提出を徹底しています。体調チェックシートはSUGOのウェブサイトからダウンロード可能なので、事前に印刷・記入しておくとスムーズに入場できます。 【3】コースは今大会に向けて一部仕様変更 スポーツランドSUGOのインターナショナルモトクロスコースは、ふたつの丘にまたがるようにレイアウトされ、その斜面や谷地といった自然の地形を生かした豊富なアップダウンも特徴としています。コースの序盤には、斜度が約30度で長さが約70mもある上りの「大坂」、メインエリアから見ると “丘の向こう”となるエリアにはハイスピードな「ヨーロピアンセクション」もあります。 比較的頻繁にコースの仕様が変更されるSUGO。今大会に向けて、5月20日にも一部のレイアウトが変更されています。SUGOのサイト内(https://www.sportsland-sugo.co.jp/watch/2563/events/index.html)では、3Dコース図も公開されていますよ! 【4】最高峰クラスのIA1で注目の選手は? 排気量450ccの4ストマシンが参戦する最高峰クラスのIA1は、開幕戦以来となる15分+1周の3ヒート制が導入されます。前戦を終えた段階で、ランキングトップにホンダサポートライダーの山本鯨選手(#1)が浮上し、わずか1点差でヤマハファクトリーチームの渡辺祐介選手(#3)、5点差で同じくヤマハファクトリーの富田俊樹選手(#2)、9点差でホンダサポートの小方誠選手(#4)、15点差でカワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)が追っている状況です。3レースが実施されることで、2ヒート制の大会よりも点差の変動が大きくなる可能性も高まります。上位5名の混戦が続くのか、あるいはここから誰かが大きく抜け出すのか、注目の大会となりそうです。 ちなみに開幕戦の3ヒート制実施時には、能塚選手が2勝をマーク。昨年の開幕戦となったSUGOでは、30分+1周のレースで山本選手が両ヒートを制しています。前戦で山本選手が予選と決勝2ヒートを完全制覇している流れも考えると、山本選手が有利に思えますが、ここはヤマハのお膝元で、それに加えて福島県出身の渡辺選手にとってはホームコース。さらに、小方選手もこれまで相性の良さをみせてきました。好調の山本選手でも、簡単には勝てそうもありません。 【5】IA2は内田選手、レディースは川井選手が連勝中 若手中心で4スト250ccと2スト125ccのマシンが使われるIA2は、前戦でカワサキのマシンを駆る内田篤基選手(#4)が両ヒート優勝。これで内田選手は開幕戦ヒート2から3連勝をマークし、しかも開幕戦ヒート1も2位と、速さと安定感の両方で他の選手を圧倒しています。最大のライバルとなるのは、開幕戦ヒート1で優勝し、開幕戦ヒート2と第3戦ヒート1で2位となったホンダに乗る大城魁之輔選手(#2)。ランキング3~8番手にはヤマハのライダーがひしめいていますが、スピードでは内田選手と大城選手が一歩リードしている状況です。なおIA2には、このクラスで4度のチャンピオンに輝いた41歳の勝谷武史選手(#25)や、2018年に現役を引退した田中雅己選手(#48)がスポット参戦。田中選手はカワサキファクトリーチームからの参戦です! レディースクラスは、昨年の開幕戦からじつに7連勝中の川井麻央選手(#1)が優勝候補。ホンダ4スト150ccに乗るこの川井選手に対して、2スト85ccマシンを駆る本田七海選手(#2)がリベンジを果たせるか、あるいは川井選手のチームメイトとなる小野彩葉選手(#4)が再びこの両者と距離を詰められるかに注目です。 【6】会場での観戦にはアプリの活用を! 全日本モトクロス選手権シリーズでは今季、全戦で動画配信アプリ「Grooview(グルービュー)」を展開しています。これは、来場者がスマホやタブレットでレースや関連イベントなどの動画やタイミングモニター、タイムスケジュール、選手リスト、場内案内などの情報を閲覧できる、場内限定の無料サービス。これを活用すれば、会場内のどこで観戦していても、レースの順位や今後のタイムスケジュールなどをチェックできます。 なお、現地で観戦できないファンのために、今季もYoutubeライブ動画配信チャンネルの「MFJ Live Channel」を展開。こちらには新たに、全日本モトクロス最高峰クラスで3度チャンピオンに輝き、2016年限りで現役を引退した熱田孝高氏がレース解説者として登場します。 【7】eチケットでスマートに会場へ入場! 全日本モトクロス選手権シリーズでは2021 年から、シリーズ全戦でeチケット(電子チケット)を販売。お手持ちのスマホだけで、スマートに入場できます。ただしチケットは、大会ごとにコンビニや地域のバイクショップでも直接販売しています。 詳しくはhttps://mspro.jp/ticketをチェックしてください! イベント情報はこちら 

【D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 第3戦 関東大会埼玉トヨペットCUP】山本鯨、内田篤基、川井麻央がいずれも両ヒート制覇!

IA1の両ヒートで優勝した山本鯨(#1) D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、5月第一週末に予定していた第2戦中国大会が、コロナの影響で延期となり、5月15日(土)~16日(日)に埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催された第3戦関東大会埼玉トヨペットCUPがシーズン2戦目となりました。 スーパークロス風と評される、タイトターンとジャンプが多めでコース幅が狭い通称·オフビ。今大会のコースは、さらにその傾向を強める仕様変更が施されていました。入念に掘り起こされた路面はオフビとは思えない柔らかさで、入念に水が含まされたことでまさにベストな状態。しかも土日とも曇り空がベースで、路面が極端に乾くこともなく、ホコリがほとんど発生しない最高の環境が保たれました。 【IA1 決勝ヒート1】 山本鯨が序盤の大量リードを勝利につなげる! ホンダのマシンを駆る山本鯨(#1)がホールショット。1周目をトップでクリアすると、カワサキに乗る2番手の安原志(#19)を後続が攻略できずにいる間にリードを拡大しました。4周目には、ヤマハに乗る地元勢の星野優位(#8)が2番手に浮上しましたが、この段階で山本は約9秒も先行。さらに星野に対しても、山本のほうがラップタイムで上回っていました。 6周目には、星野に代わりヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#2)が2番手に浮上。その後、富田のほうが最大1秒ほど速い周回が続きましたが、それでも序盤の大差が埋まることはありませんでした。そして20周のレースは山本が勝利。富田が2位でした。レース終盤、3番手を走る星野の後方にホンダを駆る小方誠(#4)が接近。最終ラップに星野が転倒し、小方が3位、星野が4位となっています。 【IA1 決勝ヒート2】 最大4台の接近戦を山本鯨が制して両ヒート優勝! トップでチェッカーを受ける山本鯨(#1) 再び山本鯨(#1)がホールショット。オープニングラップをトップでクリアすると、2周目には約1.5秒のリードを築きました。しかし3周目には、トップの山本と2番手を走るヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#3)と3番手の小方誠(#4)が、それぞれ1秒ほど間隔を開けたトップグループに。しばらくこの状態が続きましたが、7周目には渡辺が山本に肉迫しました。 山本鯨(#1)にプレッシャーをかける渡辺祐介(#3)。1コーナーの先のジャンプを飛んだ際、後ろから迫る渡辺を山本が振り返る場面もあった。 小方は9周目にミスを喫して、富田俊樹(#2)に次ぐ4番手に後退。富田は渡辺から3秒ほど遅れていましたが、山本と渡辺がトップ争いを繰り広げている間に、少しずつ差を詰めました。そして15周目あたりには山本、渡辺、富田、小方が完全に集団化。17周目に富田がミスでここから脱落し、山本が20周目の最終ラップまで順位を守り、山本が優勝、渡辺が2位、小方が3位、富田が4位となりました。 インタビューを受けているのは、ヒート2でトップの山本鯨(#1)を脅かす走りでレースを盛り上げた渡辺祐介(#3)。3位は両ヒートで表彰台に登った小方誠(#4)。 【IA2 決勝ヒート1】 内田篤基が大城魁之輔との神経戦に勝利 最後までトップを誰にも譲ることなくヒート1を制した内田篤基(#4) 内田篤基(#4)がホールショット。レース序盤、内田は鴨田翔(#17)を2秒ほど離した状態でトップをキープしました。6周目、追い上げてきた大城魁之輔(#2)が鴨田を抜いて2番手に浮上。これにより、開幕戦で勝利を分け合った内田と大城がトップ2となりました。この段階で、内田と大城のギャップは約3.5秒。翌周には、大城がこれを1秒近く削りました。 しかし8周目のタイムは互角で、9周目以降は再び内田が1周につきコンマ数秒ずつ引き離す展開。15周目あたりからは再び大城のほうが内田よりも速いタイムを刻み、ラスト3周となった18周目には両者の間隔が再び約3秒差まで縮まったものの、最後は内田が逃げ切って勝利を収めました。大城が2位、1周目8番手から追い上げた大倉由揮(#6)が3位でした。 【IA2 決勝ヒート2】 内田篤基が自身初の両ヒート制覇 ホールショットの鳥谷部晃太(#35)を抜いて、内田篤基(#4)が1周目にトップへ浮上しました。大城魁之輔(#2)はスタートで出遅れると、10番手あたりの大混戦に巻き込まれ、コーナーで前が詰まって停止したところで後続が追突。これで転倒した大城は、1周目23番手と大きく出遅れました。2周目、大倉由揮(#6)と岸桐我(#8)が、鳥谷部をパスしました。 ヒート1のスタート直後、トップで1コーナーに飛び込んでいく鳥谷部晃太(#35) これにより上位勢は内田、大倉、岸のオーダーとなりましたが、内田は大倉よりも1秒前後、大倉も岸より1秒前後速く、周回を重ねるごとに上位勢は単独走行化していきました。そしてレースは20周でチェッカー。内田が再び勝利を収め、自身初の両ヒート制覇と開幕戦ヒート2からの3連勝を達成しました。大倉が2位、岸が3位に入賞しています。 追いかける大倉由揮(#6)と岸桐我(#8)を大きく引き離してトップを快走する内田篤基(#4) ヒート2は内田篤基(#4)がヒート1に続き優勝。2位大倉由揮(#6)、3位岸桐我(#8)という結果になった 【レディースクラス 決勝ヒート1】 川井麻央が体力を温存しつつも勝利! 圧倒的なリードでヒート1を制した川井真央(#1) 全日本では初めて1大会2ヒート制が導入されたレディースクラス。昼休み前に実施されたヒート1は、小野彩葉(#4)のホールショットで幕を開けました。これに本田七海(#2)が続き、さらに昨年度女王の川井麻央(#1)が3番手浮上。小野がミスで停止する間に本田と川井が先行し、川井が本田をパスしたことから、1周目は川井、本田、小野のトップ3となりました。 ヒート1でホールショットを決めた小野彩葉(#4) 3周目、小野と本田は僅差の2番手争いを展開。この段階で、トップの川井は4秒近いリードを確保すると、その後はヒート2を見据えてペースをコントロールしました。中盤、本田は小野から2~3秒遅れましたが、終盤にかけ再接近。レースは終始安定した走行を続けた川井が勝利し、最終ラップの残りわずかというところで逆転に成功した本田が2位、小野が3位でした。 【レディースクラス 決勝ヒート2】 川井麻央が再び勝利し、連勝記録を「7」に更新! ヒート1に続きヒート2も優勝した川井麻央(#1) 決勝ヒート2は、本田七海(#2)がホールショット。これに小野彩葉(#4)が迫り、混戦の中で順位を上げた川井麻央(#1)も近づきました。オープニングラップだけで、この3台が4番手以下を4~5秒も引き離す展開。2周目、本田と小野と川井による三つ巴のバトルは激しさを増し、この中で川井が小野を抜くと、小野はペースが上がらずトップ争いから脱落しました。 本田七海(#2)とそれを追う小野彩葉(#4) 本田と川井の接近戦はしばらく続きましたが、4周目に川井が逆転に成功。5~7周目にかけ、粘る本田を川井が1周につきコンマ数秒ずつ引き離していきました。そしてラスト3周となった8周目、川井はそれまでよりさらに1秒以上もペースアップ。これで勝利を確実なものにした川井が優勝、本田が2位、単独走行を続けた小野が3位に入賞しました。