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uncategorized 2025.08.13
モトクロス観戦に持っていきたいアイテム13選
モトクロスレースを観に行ってみたいけれど、何を持っていけばいいのかわからない…….。そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。会場は基本的に屋外で、強い日差しや突然の雨、コースから舞い上がる砂ぼこりや泥など、天候や自然環境の影響を大きく受けます。普段アウトドアに慣れていない方にとっては不安に思うかもしれませんが、これからご紹介する13個のアイテムを揃えておけば、初めての方でも快適かつ安全に観戦を楽しむことができます。現地での過ごしやすさは、事前の準備と持ち物によって大きく変わります。ぜひ今回の記事を参考にして、モトクロス観戦を思いきり楽しんでください。
観戦を安全かつ快適に楽しむための、持って行くべきアイテム13選
会場の特徴を踏まえて、観戦を安全かつ快適にするための“全13アイテム”をご紹介。服装/日差し・暑さ・雨対策/応援・便利アイテムの3つの項目に分けて解説します。
服装
速乾性の長袖シャツ・パンツ
会場はコンクリートで舗装されていない、土や砂の地面が多く、歩く距離も長いため、動きやすい服装が必須です。特に夏〜秋での観戦は、日差しが強く会場を移動するだけでも汗をかきます。速乾素材の服であれば、長時間の観戦も快適に過ごせます。また、モトクロスのレース会場では迫力のある走りを目の前で見ることができるのが大きな魅力です。しかし、観戦場所とコースの距離が近いゆえにコースから砂埃や泥、小石が飛んできやすく、肌を保護するために長袖長ズボンが役立ちます。また、移動路の路面が荒れていることもあるため、転倒時の擦り傷防止にもなります。
さらに、日焼けをすると皮膚が受けたダメージの回復のためにエネルギーが必要になり、体力を消耗します。例えば1日中外で作業をする農家や工事現場の作業員などが長袖やアームカバーをつけているのはそのためで、長袖を着用することで日焼けによる疲労対策にも繋がります。
帽子(キャップやバケットハット)
会場は屋外かつ山間部に多いため、直射日光を強く感じます。そこで帽子は日差し対策や熱中症予防として欠かせないアイテムです。中でも顔までしっかりと影を作るつばが広いキャップやバケットハットなどがおすすめ。大会中に風が吹いてくることもあるので、あご紐がついているものを選ぶようにしましょう。万が一、レース観戦中に帽子が飛ばされてコースに入ってしまうと、ライダーの意識が逸れたり、マシンに絡まって事故が起きたりする危険もあるため注意が必要です。
なお、会場では毎大会オフロードバイク用品店やメーカーブランドによる物販ブースが出店されます。帽子を持っていない・忘れてしまったという人は、ブースで購入することができます。さらに、会場限定の特別価格で販売していることも多いため、応援グッズの一つとして揃えるのもおすすめです。
スニーカーやトレッキングシューズ
全日本モトクロス選手権の会場となるモトクロスコースは山間部や丘陵地、河川敷にあり、アップダウンやコーナー、ジャンプセクションなど、自然の地形を巧みに使ったコース設計が特徴です。観戦場所はそんなコースの外周にあるため、会場によっては移動の際に坂を登ったり降りたりする場面も多いです。また、オフロードコースということで、地面も舗装されていない場所がほとんどです。怪我をしないためにも、スニーカーやトレッキングシューズなどといった歩きやすく滑りにくい靴が安全面で重要です。また、天候によっては水溜りができている箇所もあったりするため、防水性能のある靴を用意するか、天気予報を確認しつつ、雨が降りそう/降った場合には長靴を別に用意しておくことをおすすめします。
ウインドブレーカー・レインコート
天候や路面状態によって、コースは砂埃がひどくなったり、マディコンディションになるのですが、観戦する側もその影響を受けます。特にモトクロス観戦はコース脇という至近距離で走りを見ることができるのが大きな魅力です。そんな環境の中で楽しむために、防塵・防水対策はとても重要になります。
そこでおすすめしたいのがウインドブレーカーです。山間部など会場の気温変化は激しいことも多く、風よけや寒さ対策に薄手の羽織りものがあると安心です。また、砂埃がひどい場合にも上着を一枚羽織ることで防ぐことができます。ウインドブレーカーのような薄手のジャケットが良いでしょう。
また、防水機能なども備えたものを持っておくと、雨が降ってきた時にも対応できるのでおすすめです。特に携帯用レインコート・ポンチョは必携で、突然の雨に備えるのはもちろん、泥跳ねや荷物が濡れるのも防ぐことができます。とはいえ嵩張りやすいため、観戦時に持ち歩くことを考えると軽量で持ち運びしやすいものをおすすめします。 なお、1日レース観戦をしていると砂や泥で汚れてしまう可能性があります。荷物に余裕がある場合は、上下の着替えを持参すると帰宅時も快適に過ごせます。
日差し・暑さ・雨対策
サングラス(UVカット効果が高いもの)
サングラスをかけることで、強い日差しやコースから舞ってくる砂埃から目を守り、目の疲れや不快感を軽減します。山間部にあるコースでは太陽との距離も近く、紫外線がキツく感じることもあります。サングラスを選ぶ際にはUVカット効果が高いものが良いでしょう。
日焼け止めクリーム(長時間効果持続タイプ)
全日本モトクロス選手権は基本土曜日に予選と一部決勝、日曜日に決勝があるスケジュールで、2日間にわたって行われます。予選日も決勝日も朝から夕方までレースを行い、さらに、会場によって屋根がある部分は限られているため、観戦時は1日中屋外にいることになります。そこで肌を守る日焼け止めは必須。長時間の日差しにも耐えられるよう、汗や擦れに強いタイプを選びましょう。
アンブレラ(観戦エリアのルールに注意)
日除けとして日傘を使うこともありますが、コースや場所によっては、傘によって後ろの人の視界を塞いでしまうことになります。そのため観戦時の使用はあまり推奨されていません。使用する際は周りの人への迷惑にならないよう注意を払い、コースのルールを確認して使用するようにしましょう。
クールタオル
クールタオルを水で濡らして首に巻くと、気化熱で体温を下げることができ、暑さ対策に役立ちます。持ち運びもしやすく、水に濡らすだけで使えるため一つ持っていると安心です。暑いのはライダーだけでなく観客も同じ。熱中症にならないよう対策は万全にしておきましょう。ちなみに、スタート前のライダーも首を冷やして暑さ対策をしています。走り以外にもどんな暑さ対策をしているのかチェックすると面白いかもしれません。
うちわ・ハンディファン
会場は日陰が少なく風通しが悪い場所もあるため、手軽に体を冷やせるうちわやハンディファンが便利です。会場では、メーカーやライダーのパドックに応援グッズとしてうちわが置いてあるところもあります。推しライダーのうちわをゲットすると、楽しさがさらに増すでしょう。
応援・便利アイテム
応援グッズ(タオル・フラッグ・メガホンなど)
全日本モトクロスでは、ライダーがスタート前にスタンバイする時間や、コース脇を全開で走り抜けていく瞬間など、応援を届けるチャンスがたくさんあります。選手名やゼッケン入りの応援タオル・フラッグは、コース脇から声援を送る際にぴったり。ライダーが気づいて手を挙げてくれることも! また、会場の一体感を楽しむためにも、自分なりの応援スタイルがあると観戦の楽しさが倍増します。応援グッズは写真映えも◎。SNS投稿でも存在感を発揮します。自分の“推しライダー”をアピールして、観戦仲間とのつながりを作るきっかけにもなります。
携帯用折りたたみチェア
会場には観客席がありますが、場所が限られており、ここで走りを見たい!と思っても座れる場所がない可能性があります。折りたたみチェアを持っていくことで、座る場所を確保でき、体力の消耗を抑えることができます。また、靴を脱ぎたくなったり、フードエリアで購入したお弁当などを食べたい時にはレジャーシートもおすすめです。
ただし、場所取りなどで椅子を放置するのは禁止です。移動の際は椅子を放置せずに持ち歩きましょう。
モバイルバッテリー
会場では、写真・動画撮影/タイムスケジュールの確認/SNS投稿/選手情報の検索……など携帯電話やスマートフォンを使う場面が多く、バッテリーが減っていきます。特に1日通して観戦する場合、モバイルバッテリーなしでは心もとない状況になりがちです。また、山間部など電波が弱い会場もあり、スマホが電波を探して電力消費が早くなることも。1つ持っているだけで安心感が段違いです。…
8月15〜17日に行われるモトクロス世界選手権第16戦スウェーデンGPに併せて、「YZ BLU CRU Cup SuperFinale(スーパーフィナーレ)」が開催されます。2024年に初めて出場し、今年も選ばれたメンバー2人が日本代表として参戦。どんな大会なのか、参戦するメンバーはどんなライダーなのか、大会に向けて事前情報をまとめました。
YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinaleとは?
YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinaleは、ヤマハの育成プログラム「BLU CRU(ブルークルー)」の集大成として開かれる国際大会です。各国で行われている「YZ BLU CRU Cup(ブルークルーカップ)」や国内選手権の成績をもとに選抜された、有望な若手ライダー120名(各クラス40名)が招待されます。
クラスはYZ125(13~16歳)/YZ85(11~13歳)/YZ65(8~11歳)の3つがあり、各クラストップ3入賞者とワイルドカード2名は、シーズン後にBLU CRUマスタークラスでトレーニングを受けることができます。さらにYZ125クラスの中から選抜された1名にヤマハのサポートチームから125cc EMXシリーズへの出場権が与えられるなど、次のステップへの道が開かれます。
日本は2024年に初めて代表メンバーを選抜して参戦。YZ65クラスに前原歩叶(まえはらあいと)、YZ85クラスに永澤匠真(ながさわしょうま)、YZ125クラスに髙木碧(たかぎあおい)が出場しました。結果は前原が28位、永澤が6位、髙木が11位を獲得しています。
また、日本では2024年に全日本モトクロス選手権と併催されるかたちで初めてYamaha YZ125 BLU CRU Cupが行われ、注目を集めました。2025年はさらに大会数を増やし、1シーズンを通して第2戦・第5戦・第6戦の全3回が開催されます。※第2戦は開催済み
選抜された2人に注目
今年はヤマハ発動機株式会社が事前に出場希望者を募り、ライダーを選出しました。メンバーは以下の通り。
YZ125クラス:髙木 碧(たかぎ あおい) YZ85クラス:江藤 彪之介(えとう とらのすけ)
2度目の出場で目指すは”6位以上”。YZ125クラス髙木碧…
uncategorized 2025.08.01
モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)スポンサーのご紹介
協賛企業
イフイング株式会社 https://www.ifing.com/ システムトリートメント「トキオ・インカラミ」を主要ブランドとして展開しています。
株式会社ダートフリーク(https://www.dirtfreak.co.jp/)
SOCAL MXTF
株式会社TUN物流(http://tun.co.jp/)
株式会社勝栄健工(https://www.shoeikenko.com/)
株式会社トサ
株式会社エスコートキャピタル
メディアサポート株式会社(https://www.media-st.net/)
本田技研工業株式会社(https://www.honda.co.jp/)
株式会社ホンダ・レーシング(https://honda.racing/ja/)
ヤマハ発動機株式会社(https://global.yamaha-motor.com/jp/)
カワサキモータース株式会社(https://www.global-kawasaki-motors.com/)
株式会社RSタイチ(https://www.rs-taichi.co.jp/)
株式会社N-TECH(http://www.n-tech.tokyo/)
YSP浜松(https://hamamatsu.ysp-shop.com/)
株式会社住友ゴム工業(https://www.srigroup.co.jp/)
株式会社WESTWOOD MX(https://store.westwoodmx.jp/)
株式会社ファイネスト
株式会社武蔵重量
株式会社モトスポーツプロモーション(https://mspro.jp/)
株式会社CARRY(https://carrydesign755.com/)
ナチュラル
株式会社シリウス
トータルサインフェイス(https://face1.net/)
大会概要
Monster Energy FIM Motocross of Nations 期 間:2025年 10…
uncategorized 2025.06.24
2025年モトクロス・オブ・ネイションズ 日本代表チーム発表
一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が年に一度開催するモトクロスの国別対抗戦「Monster Energy FIM MXoN(モトクロス・オブ・ネイションズ)」に、今年も日本代表チームを派遣することを発表しました。同大会は2025年10月3日(金)から5日(日)にかけて、アメリカ・インディアナ州にあるアイアンマン・レースウェイにて開催されます。
2025年の日本代表チームの構成は以下の通りです(※各ライダーの登録クラスは変更の可能性があります)。
MXGPクラス(450cc): 下田 丈(しもだ じょう、23歳)
MX2クラス(250cc) :中島 漱也(なかじま そうや、22歳)
OPENクラス(排気量自由): 大倉 由揮(おおくら ゆうき、26歳)
MXGPクラスには、AMAスーパーモトクロスシリーズ250ccクラスでトップを争っている下田丈選手が出場。2022年以来の参戦となります。またMX2クラスには、2024年D.I.D全日本モトクロス選手権IA2クラスチャンピオンであり、現在同クラスでランキングトップに立っている中島漱也選手が、そしてOPENクラスには2022・2024年のモトクロス・オブ・ネイションズに出場経験があり、現在IA1クラスでランキング3位につけている大倉由揮選手が参戦します。
代表監督は熱田高輝氏が務め、チームマネジメントは一般社団法人TEAM JAPAN MX PROJECTの代表理事である元木龍幸氏が担当します。
予選通過まであと一歩。Monster Energy FIM Motocross of Nations(モトクロス・オブ・ネイションズ)
近年の戦績を振り返ると、2024年大会では36カ国中27位、2022年大会では34カ国中24位、2019年大会では34カ国中29位でした(なお、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で参戦を見合わせています)。
なお、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第5戦近畿大会にて、代表チームの壮行会を開催する予定です。詳細についてはMFJウェブサイトにて改めて発表されるとのことで、今後についても要チェックです。
大会概要
Monster Energy FIM Motocross of Nations 期 間:2025年…
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第4戦中国大会が、6月14〜15日に広島県にある世羅グリーンパーク弘楽園にて行われた。シーズン前半戦の締めくくりとなる今大会は、土曜日に予選とIB OPENの決勝ヒート1・2st125の決勝レース、日曜日に公認クラスとチャイルドクロスの決勝レースが開催された。土曜日は雨の影響でマディコンディションとなった。一方日曜日は徐々に青空が広がり、午後にはドライコンデイションへと回復。ライダーは変化する路面状況への対応力が試された。
日時:2025年6月14〜15日 会場:世羅グリーンパーク弘楽園(広島県) 天候:土曜 雨/日曜 曇りのち晴れ 総動員数:4040名
IA1
大倉由揮が今季初勝利、大城魁之輔は3年ぶりの優勝
IA1クラスは30分+1周の2ヒート制で行われた。予選では#4大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)がトップ通過。2番手以降は#8大城魁之輔(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ450F)、#2横山遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)が続き、#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)はスタート直後に転倒し、9位通過という波乱の展開になった。
ヒート1では大倉がホールショットを獲得。2番手に#15渡辺祐介(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM/ヤマハ YZ450F)、その後ろに#5能塚智寛(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450-SR)が続く。一方、1周目で転倒した横山にウィルソンや大城、#37西條悠人(KAWASAKI PURETECH…
D.I.D全日本モトクロス選手権は、北は北海道から南は熊本県まで全国各地で開催されています。「観戦のついでに地元の味を楽しみたい」「帰りに温泉でゆったりしたい」「家族で立ち寄れる観光地は?」など、観戦に来たならその土地ならではのものを楽しみたいですよね。今回は、第4戦が行われる広島県世羅郡の世羅グリーンパーク弘楽園周辺おすすめスポットをまとめました。ぜひ観光の参考にしてください!
おすすめスポット10選 ■グルメスポット お好み焼&鉄板焼 しゃら 焼肉 えぇじゃん 世羅店 久恵風穴の里ごもくめし PIG BONE
■温泉スポット せら香遊ランド せら温泉
■観光・立ち寄り 道の駅 世羅 Flower village 花夢の里 夢吊橋(八田原ダム) 今高野山・龍華寺
観戦後にはご馳走を、グルメスポット
お好み焼&鉄板焼 しゃら
会場から車で約20分の「お好み焼&鉄板焼 しゃら」は、世羅町の地元食材をふんだんに使ったお好み焼きが評判の人気店。店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事が楽しめます。こだわりのキャベツと地元産の新鮮な卵を使ったふわふわのお好み焼きは、ソースは甘めでコクがあり、地元の味をしっかり感じられます。また、お好み焼き以外にも焼きそばや一品料理が充実しており、ライダーやファミリー層にも人気です。
施設名お好み焼&鉄板焼 しゃら住所広島県世羅郡世羅町西上原1600−11電話番号0847-22-3808駐車場あり営業時間11:00〜13:30(L.O.13:00)/17:00〜19:30(L.O.19:00)定休日日曜URLールート案内https://maps.app.goo.gl/pU2GyYGyfqtC5n5t5
焼肉 えぇじゃん 世羅店
観戦の熱気そのままに、お腹も満たしたいならココ。会場から車で約25分の「焼肉 えぇじゃん 世羅店」は、地元で人気の焼肉店です。夜は22時まで営業しており、観戦後でも時間に余裕を持って夜ご飯を楽しめます。厚切りカルビやホルモンなどメニューも豊富で、がっつり食べたい人にはうれしいラインナップです。
施設名焼肉 えぇじゃん 世羅店住所広島県世羅郡世羅町小世良684-1電話番号0847-25-0290営業時間17:00 - 22:00(L.O.…
第3戦から約1ヶ月ほどのインターバルが開いた6月14〜15日、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第4戦中国大会が、広島県にある世羅グリーンパーク弘楽園にて行われる。
同会場で全日本モトクロス選手権が開催されるのは2023年以来2年ぶりとなる。開催クラスは4つの公認クラス、IA1・IA2・レディース・IB OPENに加え、承認クラスとなるチャイルドクロス(CX)と2st125クラスが併催される。土曜日にチャイルドクロス以外の予選とIB OPENの決勝ヒート1、2st125の決勝レースが行われ、日曜日に公認クラスとチャイルドクラスの決勝が開催されるスケジュールのため、両日とも訪れる価値のある日程となっている。
世羅グリーンパーク弘楽園は、中国山地の世羅高原に位置しているコースで、地形を活かしたアップダウンの激しいレイアウトをはじめ、ハードパックな路面や、リズムセクションの多さが特徴だ。滑りやすい路面でのマシンコントロールや、スピードを落とさずに各セクションを攻略できるかといったライダーの技量が試される。また、「ラムソンジャンプ」と呼ばれる20m超えのジャンプセクションは同コースの名物であり、観戦ポイントの一つ。観客席の目の前にあるため、ライダーたちの迫力あるジャンプをぜひ間近で見てほしい。
D.I.D JMX 2025 R4 中国大会
IA1
迫る横山、抑えるジェイ・ウィルソン。トップ争いの行方に注目
第3戦のIA1クラスを振り返ると、3ヒートあるうちヒート1とヒート3で#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が優勝を獲得。後方を寄せ付けない速さで圧勝した。だが、ヒート2ではスタートで出遅れ、追い上げるも5位でフィニッシュ。開幕戦から続いた連勝記録はここでストップした。しかし、レース後のインタビューでウィルソンは「表彰台に登ることはできなかったけど、他のライダーよりも速いラップタイムで走ることができて、自分にとってはポジティブな結果として捉えている」とコメントし、メンタル面が安定していることがうかがえる。ポイントランキングもトップを維持しており、第4戦でもポイントリーダーとしてレースをリードしていけるのか注目したい。
一方、第3戦ヒート2で今季初優勝を獲得したのが#2横⼭遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)だ。スタートで前に飛び出す反応の良さや、後方から迫るライバルたちを抑えるスピードは、他の日本人ライダーと比べて頭一つ抜きん出ている。これまでウィルソンとトップ争いをしてきた横山だが、第3戦について「ブロックしきれず抜かれてしまい、そこからまた攻めたのですが、上手くいかず転倒してしまって、とても悔しいです。自分の殻を破るまであと少しですね」とヒート3で繰り広げたウィルソンとのバトルに悔しさを滲ませた。第3戦から第4戦までのインターバル期間では拠点のオーストラリアに戻り、オーストラリアモトクロス選手権に出場。さらにレース経験を積んだ横山がトップ争いをどう展開していくのか、今回も見逃せない。
また、第3戦ヒート2でトップを走る横山に迫った#4大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)や、好スタートを決めて上位争いを繰り広げた#5能塚智寛(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450-SR)などの活躍も著しく、彼らによる表彰台争いも目が離せない。
IA2
ブライアン・シュー参戦、中島・田中らのトップ争い
IA2クラスは第3戦で#4田中淳也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ250F)が自身初優勝を飾っている。シーズンオフ期間にニュージーランドでトレーニングを積み、第2戦では2回連続2位入賞と、着実に成長している中での優勝ということで、第4戦ではさらに勢いに乗った走りが見られるだろう。一方、その他のヒートでは#1中島漱也(YAMAHA BLU…
News Entry List 2025.05.20
D.I.D JMX 2025 R4 エントリーリスト
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第4戦
エントリーリスト公開!
D.I.D JMX 2025 R4 観戦情報
IA1
IA2
IBOPEN
LMX レディース
CX チャイルドクロス
2st 125
IA1
No.氏名Name出身年齢チームメーカーマシン
1JAY WILSONJay WILSONAUS30YAMAHA FACTORY RACING TEAMYamahaYZ450FM
2横山 遥希Haruki YOKOYAMA埼玉26Honda Dream Racing LGHondaCRF450R
4大倉 由揮Yuki OKURA大阪26Honda Dream Racing BellsHondaCRF450R
5能塚 智寛Chihiro NOTSUKA福岡28Team Kawasaki R&DKawasakiKX450-SR
6大塚 豪太Gota OTSUKA栃木28T.E.SPORTHondaCRF450R
7安原…
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第3戦 21Groupカップが、2025年5月17〜18日に埼玉県川越市にあるオフロードヴィレッジにて開催された。土曜日にジュニアクロス、キッズ65、チャイルドクロス、エンジョイクラス、ホンダCRF125ワンメイクミーティング、日曜日に公認クラス4つの決勝が行われた。
土曜日は雨が降り続け、路面は水分量の多いマディコンディション。同日に決勝が開催されたジュニアクロス、キッズ65、チャイルドクロス、エンジョイクラス、ホンダCRF125ワンメイクミーティングはその路面に翻弄されることとなった。一方、日曜日は曇り時々晴れ。コースはぬかるんだ状態から徐々にドライへと変化したが、路面は滑りやすく深いわだちが掘られ、走行ラインが絞られた状況にライダーたちはやはり苦戦を強いられた。
日時:2025年5月17〜18日 会場:オフロードビレッジ(埼玉県) 天候:土曜 雨/日曜 曇り時々晴れ 総動員数:8564名
IA1
接戦の3ヒート、横山が今季初優勝を獲得
IA1クラスは、今季初となる15分+1周の3ヒート制で行われた。朝のタイムアタック予選では#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が後続から2秒差をつけてポールポジションを獲得。2番手に#8大城魁之輔(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ450F)、3番手に#4大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)が続き、決勝レースでの展開に注目が集まった。
ヒート1、地元埼玉出身で今大会にスポット参戦した#14星野優位(レーシングチーム鷹 / STAR racing 166/ヤマハ YZ450F)がイン側から好スタートを決め、ウィルソンを抑えて前に出る。そのすぐ後ろにウィルソン、3番手には同じく好スタートを切った#9小方誠(TEAM HAMMER/ホンダ CRF450R)が追いかける展開。ウィルソンが1周目のジャンプセクションではやくも星野をパスしてトップに浮上すると、徐々にリードを広げていく。一方、3番手争いは小方と#2横山遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)によって繰り広げられる。横山は小方との距離を縮めるが、フィニッシュジャンプで転倒し、大きく順位を落としてしまう。この間に#10内田篤基(Yogibo PIRELLI…
D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 開催日程
Rd. | 大会名 | 日程 | 開催クラス | 会場 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
第1戦 | HSR九州大会 | 04/13 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | HSR九州(熊本) | 大会情報 |
第2戦 | SUGO大会 | 04/26~04/27 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | スポーツランドSUGO(宮城) | 大会情報 |
第3戦 | 21Groupカップ | 05/17~05/18 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | オフロードヴィレッジ(埼玉) | 大会情報 |
第4戦 | 中国大会 | 06/14~06/15 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | 世羅グリーンパーク弘楽園(広島) | 大会情報 |
第5戦 | 近畿大会 | 09/20~09/21 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | 名阪スポーツランド(奈良) | 大会情報 |
第6戦 | オフロードヴィレッジ大会 | 10/18~10/19 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | オフロードヴィレッジ(埼玉) | |
第7戦 | 第63回 MFJ-GP モトクロス大会 | 11/01~11/02 | IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX | スポーツランドSUGO(宮城) |