今回のデモランは兄弟車の競演!
JMX R7 MFJ-GP 大会(スポーツランドSUGO:10月23日(土)~24日(日)開催)では、電動モトクロッサー2台のデモ走行を実施。 カーボンニュートラルが求められる機運の高まりを受けて、2019年の東京モーターサイクルショーで公開後、2019年4月にHSR九州でデモ走行を行った「Honda CR-Electric プロトタイプ」と、2021年6月のSUGO大会で単独デモ走行を行った「M-TEC E.REX」。 今回はこの2台の兄弟電動モトクロッサーがお昼休みのイベントタイムにてついに競演! また、それぞれのPRブースではそれぞれのスタイルをじっくり見られる展示も行います。 市販モトクロッサーCRFをベースに、車体をHondaが、パワーユニットを無限(株式会社M-TEC)が制作。 両社の共同研究により生まれた2台の電動モトクロッサーは、小さなモーター音と車両の走行音のみながら、ダイナミックなスピードでコースを自由に駆け抜ける。一度見たら忘れられない不思議な感覚をぜひご体感ください。 また、今回のデモ走行は、Honda CR-Electric プロトタイプを元全日本モトクロスチャンピオンで”無限”契約ライダーであった川島雄一郎(かわしま ゆういちろう)さんが、M-TEC E.REXを元全日本モトクロスチャンピオンのHRCワークス契約ライダーで、現在Hondaサテライトチームのレーシングアドバイザーを務める増田一将(ますだ かずまさ)さんが担当。 MXのレジェンドライダーお二人と、MXの未来を担う最新の電動モトクロッサーが演じるデモ走行をお見逃しなく!
デモ走行タイム:(土) 13:05 ~ 13:15 / (日) 12:45 ~ 12:55 [MX本コース全域]
※走行当日は車両の外観デザインが変わる予定です。※天候やコース状況、あるいはレース進行の遅延等により、予告なく走行を中止/短縮する場合がございます。あらかじめご了承ください。
JMX R7 MFJ-GP 大会 観戦情報
AMAスーパークロスで大活躍している下田丈選手。本来ならD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第7戦のMFJ-GPに参戦する予定でした。しかし、コロナ感染症拡大の影響による出入国での数週間の隔離措置がレースに影響を及ぼすとの理由から、今回は参戦を見送ることとなりました。下田選手も日本のファンの前で走ることを楽しみしていただけに、非常に残念だったようです。私たちも彼の走りをこの目に焼き付けたかった……。
そんな日本のファンのために、下田丈選手が非常に太っ腹なプレゼント企画をしてくれました! サイン入りのウエアのみならず、ヘルメットやブーツまで??用意してくれたようです。いやはやありがたい。
プレゼント応募の詳しい方法は下記を参照してもらうとして、会場にこないと抽選対象とはなりません! そして、サイン入りグッズは「下田丈ブース」で直接手渡しとなります。
IA1、IA2のチャンピオン争いは熾烈な状況ですし、10月23日、24日はスポーツランドSUGOへいくしかないでしょ〜♪
【プレゼントグッズ内容】 ウエアー類多数 ※直筆サイン入り!?ヘルメット・ブーツまであるらしい?! 詳細は10/18以降に発表しますのでお楽しみに!
【抽選対象者】 有料のチケットにてMFJ -GPに来場し、抽選登録を完了させた方
【抽選登録方法】 step1: リンク先のフォームに必要事項を記入し送信してください。 step2: ”有料のチケット”にて、MFJGPを観戦に行きましょう! <チケット購入はこちらのページの下から!> step3: 10月23日(土)ゲートオープン(7:30)~ゲートクローズ 10月24日(日)ゲートオープン(7:00)~11:59までに、第1パドック内「下田丈ブース」にて抽選登録を行ってください。 ※応募する本人が、有料のチケットと、身分証明書をお持ちください。 ※有料チケットの使いまわしが発覚した場合、関係者全員抽選対象外となりますのでご注意ください。
【当選発表日時】 10月24日(日)12:30~13:30(予定)
【発表方法】 下田丈ブースでの貼りだし 場内放送 電話での呼び出し
【受け渡し方法】 下田丈ブースにて直接手渡し ※当選者本人が当大会の有料チケットと身分証明書を持参のうえお越しください。 ※郵送での発送は行いません。 ※受取されないグッズの再抽選は行いません。必ず取りに来てください。
10月23日(土)~24日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される2021年のD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第7戦。ここでは、今大会の注目ポイントやコースの特徴、各クラス注目の選手など、観戦に役立つ情報をまとめて紹介します!
【1】タイトル争いの行方を占う重要な1戦
今季の2021 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、第5戦近畿大会が新型コロナウイルスの感染拡大による影響で中止となり全6戦に。第2戦中国大会が、同じくコロナの影響で11月下旬に開催を延期したことから、本来は今季最終戦だった10月23日(土)~24日(日)の第7戦第59回MFJ-GPモトクロス大会は、シーズン決着の場ではなくなりました。一方で、チャンピオン争いに加わっているライダーにとっては、この大会終了後に有利な立場にいることが非常に重要となるため、もしかしたら最終戦以上にアグレッシブなライディングとし烈なバトルが観られるかもしれません。
そんな第7戦第59回MFJ-GPモトクロス大会の舞台となるのは、宮城県のスポーツランドSUGO。かつてスーパーバイク世界選手権が開催されたこともあるオンロードサーキットや、現在でも全日本スーパーモト選手権などが実施されているカートコースも有し、全日本トライアル選手権や全日本エンデューロ選手権まで実施される広大な複合モータースポーツ施設です。全日本モトクロス選手権では、今季第4戦でも会場となりました。
【2】万全の新型コロナウイルス対策で
施設とスタッフが充実し、オンロードとオフロードのさまざまなレースを開催することなどで、コロナ禍におけるイベント実施のノウハウも蓄積してきたスポーツランドSUGO。全国的な新規感染者数が激減している状況での開催とはいえ、今大会でも新型コロナウイルス対策を徹底しています。
大会前の情報によると、第4戦と同じくパドックには観客の立ち入り制限エリアを設ける予定とのこと。これは、ライダーやチーム関係者と観客の接触機会を大幅に減らすことで、感染リスクを下げるという考えに基づいています。選手との距離が近いのが、本来の全日本モトクロスが持つ魅力ですが、コロナの現状を踏まえてご理解いただけますようお願いいたします。
またSUGOの入場時には、選手や関係者や観客などに対して、状況に応じて検温や体調チェックシートの提出などが求められます。また、飲食時以外のマスク着用や観戦時の密集回避(ソーシャルディスタンス確保)なども呼びかけられています。ご協力よろしくお願いいたします。
【3】コースはアップダウンも豊富でダイナミック
かつてモトクロス世界選手権を誘致したこともあるスポーツランドSUGOのインターナショナルモトクロスコースは、ふたつの丘にまたがるようにレイアウトされ、その斜面や谷地といった自然の地形を生かした豊富なアップダウンも特徴としています。コースの序盤には、斜度が約30度で長さが約70mもある上りの「大坂」、メインエリアから見ると “丘の向こう”となるエリアにはハイスピードな「ヨーロピアンセクション」もあります。
比較的頻繁にコースの仕様が変更されるSUGOですが、「アップダウンが豊富でダイナミック」という基本コンセプトは踏襲。現地で観戦できないファンのためにYoutubeライブ動画配信チャンネルの「MFJ Live Channel」を展開していますが、豪快なアップダウンはなかなか映像では伝わりづらく、ぜひとも会場で生観戦してもらいたいところです。
SUGOライダーズカフェ
ちなみに、SUGOには昔からスターティングエリア左側にコンクリートスタンド席が設けられていましたが、近年はそれに加えて大坂の横など複数ヵ所に観客席の整備が進められました。飲食店ブースも複数ヵ所に分散され、ヨーロピアンセクションにはバイク来場者無料(一般利用500円)の「SUGOライダーズカフェ」が設けられるなど、観戦環境の向上が進められています。メインエリアのトイレはきれいで、公共交通機関のみを利用した来場は難易度が高めな立地とはいえ、初めての全日本モトクロス観戦にも最適なコースのひとつです。
【4】最高峰クラスのIA1で注目の選手は?
山本鯨選手(#1) 山本鯨選手(#1) 渡辺祐介選手(#3) 渡辺祐介選手(#3)
排気量450ccの4ストマシンが参戦する最高峰クラスのIA1は、第6戦でホンダサポートライダーの山本鯨選手(#1)が両ヒート制覇を達成。ランキングトップにつけているヤマハファクトリーチームの渡辺祐介選手(#3)が3-4位だったことから、ポイント差が2点に詰まりました。さらに、渡辺選手と同じくヤマハファクトリーチームから参戦する富田俊樹選手は2-3位となり、こちらも渡辺選手とのポイント差を削減。渡辺選手が181点、山本選手が179点、富田選手が174点と、上位3選手が7点差の大接戦となっています。
このクラスは今季、カワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)とホンダサポートライダーの小方誠選手(#4)までが5強状態。能塚選手と小方選手は、ポイントランキングでは3番手の富田選手から22~30点差で、逆転チャンピオンにはやや厳しい状況ですが、レースでのヒート優勝は十分に狙える存在です。
今季はポイントスケールが変更され、優勝25点、2位20点、3位16点、4位13点、5位11点……と、これまでよりも上位のポイント間隔が大きめ。優勝と5位では14点も違います。渡辺選手と山本選手と富田選手の7点差というのは、もはや差が無いのと同じ。この大会でどの選手が有利な立場に持ち込むのか、あるいは大混戦のまま最終戦に臨むことになるのか、3選手だけでなく能塚選手と小方選手の順位を合わせて注目です。
【5】IA2はスポット参戦ライダーに注目
内田篤基選手(#4) 大城魁之輔選手(#2)
4スト250ccと2スト125ccのマシンが使われるIA2は、前戦の決勝ヒート1で、カワサキのマシンを駆りランキングトップを独走していた内田篤基選手(#4)が負傷リタイア。内田選手はその後のレースに出走できず3ヒートともノーポイントとなり、ホンダに乗るランキング2番手の大城魁之輔選手(#2)が、わずか1ポイント差に迫りました。内田選手は、第7戦の出場あるいはポイント獲得が厳しい状況で、アクシデントがなければ大城選手がランキングトップに浮上することが予想されます。
このIA2には今回、ヤマハの招待により、オーストラリア選手権やニュージーランド選手権のモトクロスやスーパークロスで計6度のチャンピオンに輝き、米国AMAスーパークロスの250SXでも2020年にランキング19位という成績を残したジェイ・ウィルソン選手(#106)がスポット参戦。その実力は全日本IA2ライダーを圧倒的に上回っていると思われますが、ウィルソン選手にとっては慣れない日本のコースでのレースとなるため、日本人ライダーとのバトルにも期待が集まります。また、第6戦に続いて平田優選手(#51)、第4戦以来となる田中雅己選手(#48)といったベテランライダーもエントリーしていて、こちらも注目です。
川井麻央選手(#1) 川井麻央選手(#1) 久保まな選手(#3) 久保まな選手(#3)
レディースクラスは、昨年の開幕戦から全日本負けなしだった川井麻央選手(#1)の連勝が、川井選手の転倒により前戦でストップ。これで久保まな選手(#3)が今季初優勝を挙げました。しかし前戦でも、決勝中のベストラップタイムでは川井選手がライバルを完全に圧倒していて、このSUGOでも川井選手が優勝候補の筆頭であることは間違いありません。久保選手や川井選手のチームメイトでもある小野彩葉選手(#4)、インターバルで負傷した膝の状況が気になる本田七海選手(#2)らが、川井選手に挑みます。
【6】会場での観戦にはアプリの活用を!
全日本モトクロス選手権シリーズでは今季、全戦で動画配信アプリ「Grooview(グルービュー)」を展開しています。これは、来場者がスマホやタブレットでレースや関連イベントなどの動画やタイミングモニター、タイムスケジュール、選手リスト、場内案内などの情報を閲覧できる、場内限定の無料サービス。これを活用すれば、会場内のどこで観戦していても、レースの順位や今後のタイムスケジュールなどをチェックできます。
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【JMX Rd.6】 D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦 九州大会は、HSR九州(熊本県)にて次週10月9日(土)-10日(日)開催。
Honda応援グッズつき限定Eチケット販売中!
Hondaグループコース※であるHSR九州での開催に際し、通常の入場券と同価格で購入できるHonda限定応援グッズ付き入場E-チケットを販売。 今回プレゼントされる応援グッズは、肌寒くなるこの季節にうれしい「'21 フードイン ウインドブレーカー」。 「HONDA」ロゴの入った真っ赤なウインドブレーカーで、会場を熱い赤で埋め尽くそう!
Honda応援グッズつき限定チケットのご購入はこちら(当チケットの販売は終了いたしました)
※MSP販売限定Eチケットです。
Eチケットは、当サイトにて、PCやスマートフォンなどでご購入いただけます。 Eチケットは、ご購入後のマイページ(MSP会員ページ)、またはEメールにてお送りするURLリンクからダウンロードいただけます。 来場者ごとに異なるQRコードが生成されますので、スマートフォンの画面や、プリントアウトした用紙を入場ゲートにてお見せいただき、係員が読み取ることでスムーズにご入場いただけます。 ※端末により、PDFを表示できるアプリケーションが必要になる場合がございます。
【応援グッズの交換場所】
ご購入いただいたEチケットにてご入場後、場内Hondaブースにて、Eチケットの券種とお名前を確認させていただきお引き換えいたします。
※HSR九州は教習所や交通安全普及啓発関連施設を運営する、レインボーモータースクールの運営。
10月9日(土)~10日(日)に熊本県のHSR九州で開催される2021年のD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦。ここでは、今大会の注目ポイントやコースの特徴、各クラス注目の選手など、観戦に役立つ情報をまとめて紹介します!
【1】ついに再開、シーズンは後半戦へ!
当初は全7戦が予定されていた今季の2021 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、9月に実施予定だった第5戦近畿大会が新型コロナウイルスの感染拡大による影響で開催中止。これにより、夏のインターバルは約4ヵ月へとさらに拡大し、前半3戦と後半3戦で異なるシリーズに感じるほど、開催の間隔が開きました。
とはいえ、10月9日(土)~10日(日)に熊本県のHSR九州で第6戦が開催されることで、ライダーにとってもファンにとっても待望の全日本モトクロスが戻ってきます。このHSR九州は、今季開幕戦でも使われたコース。まるで、再びシーズンの開幕を迎えるかのようですが、今大会では春とは異なるいくつもの新しい要素があり、開幕戦を現地で楽しんだファンも、再び新鮮な気持ちで観戦できること間違いありません!
【2】IA2に初めて3ヒート制が導入される!
今大会では、4スト250ccマシンまたは2スト125ccマシンで参戦できるIA2クラスに、初めて15分+1周の3ヒート制が導入されます。今季これまで、トップカテゴリーのIA1には開幕戦HSR九州大会と第4戦SUGO大会で採用されたフォーマットですが、IA2に導入されるのはこれが全日本史上初。いつもとは異なるレース進行に、若手が中心となるIA2のライダーがどのような対応力を見せるのかにも注目が集まります。
内田篤基選手(#4)
今季前半戦を終え、このクラスはカワサキのマシンを駆る内田篤基選手(#4)が圧倒的な強さを見せています。開幕戦ヒート1こそ2位でしたが、それ以外の全ヒートで内田選手は優勝し、ここまで全日本5連勝中。前戦ヒート1ではオープニングラップに転倒するミスもありましたが、内田選手は基本的にスタートや1周目のポジション取りも巧みで、超スプリントとなる15分+1周のレースでは、スタートで飛び出してそのまま逃げ切るという必勝スタイルがより活かせそうです。
そんな内田選手にここまで唯一となる土をつけたのが、ホンダのバイクに乗る大城魁之輔選手。現在、内田選手と48点差のランキング2番手です。スピードでは内田選手に対抗できる実力を持つ大城選手ですが、スタートで出遅れることも多く、短時間レースではこの克服がいつも以上の課題となります。逆にスタートで有利なポジションに立てば、開幕でも優勝しているHSR九州のコースで一気に3連勝……なんてこともあり得ます。
そのほか、ランキング3~6番手に並ぶ岸桐我選手(#8)、鳥谷部晃太選手(#35)、大倉由揮選手(#6)、小川孝平選手(#11)のヤマハ勢なども、このクラス注目のライダー。今大会ではそれに加えて、36歳の平田優選手(#51)や42歳の溝口哲也選手(#54)、23歳の古賀太基選手(#56)といった、かつての全日本トップライダーがスポット参戦します。その中でも要注目は古賀選手。2018年にこのクラスのチャンピオンとなった古賀選手は、2019~2020年にアメリカを中心にレース活動。日本のIA1にもスポット参戦し、2019年には優勝も獲得しています。今年、現役引退を表明していましたが地元九州の大会に復活参戦。そのスピードに注目が集まります。
【3】IA1の前半戦もおさらい
排気量450ccの4ストマシンが参戦する最高峰クラスのIA1は、ここまで比較的安定した成績を残しているヤマハファクトリーチームの渡辺祐介選手(#3)が、今季2度目の3ヒート制が導入された前戦(第4戦SUGO大会)で今季初優勝と2勝目、そして3位を獲得して現在ランキングトップの152点。この渡辺選手を、ここまで8ヒートで優勝こそ1回ながら成績が安定しているヤマハファクトリーの富田俊樹選手(#2)が、14点差の138点で追っています。ホンダサポートライダーで昨年度王者の山本鯨選手(#1)は、第3戦関東大会で両ヒート制覇を決めてランキングトップに立ったものの、第4戦は3-4-4位とやや苦しんで129点のランキング3番手。ホンダサポートの小方誠選手(#4)が、優勝こそないものの122点でランキング4番手。カワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)が、優勝3回を挙げながら、残りのレースは5位が4回とマシントラブルによる失格という結果で119点のランキング5番手となっています。
渡辺祐介選手(#3)
この第6戦でも、表彰台争いはこの5名が中心となることが予想されます。同じコースで開催された開幕戦では、能塚選手が2勝で富田選手が1勝。ただしこのときは15分のレースでした。今季このクラスで30分のレースが実施されたのはまだ第3戦のみですが、このときは山本選手が両ヒート優勝。ただしコースは、ダイナミックでハイスピードなHSR九州とはまったく方向性が異なるレイアウトだったので、あまり参考にはなりそうにありません。開幕戦でも、他車との接触転倒やそれによる負傷がなければ、山本選手が優勝していた可能性もありますが、逆にこの山本選手にスピードで対抗できていたのは富田選手。そして、渡辺選手はその開幕戦で結果的に2-2-3位とすべて表彰台に立っています。小方選手も、ヒート1こそ6位でしたが、残り2レースは3位と2位でした。開幕戦と同じコースで、今度は30分のレース。覇者が誰になるのか、予想が難しい状況ですね。
【4】レディースは川井選手が連勝中!
レディースクラスは、ホンダの4スト150ccマシンを駆る川井麻央選手(#1)が、4戦4ヒートのみが開催された昨年の開幕戦から今季の第4戦まで、第3戦で初めて導入された2ヒート制も含めてなんと全日本8連勝中。もはや手が付けられない速さですが、この川井選手に誰が土をつけるのかにも注目が集まります。
川井麻央選手(#1)
その筆頭は、ヤマハの2スト85ccマシンを駆る本田七海選手(#2)。2019年のチャンピオンは、今度の第6戦と同じコースで実施された開幕戦では、オープニングラップに川井選手とラインが交錯して転倒。これにより出遅れて3位に終わりましたが、第3戦以降はすべて2位を獲得しています。また、川井選手のチームメイトとなる小野彩葉選手(#4)は、本田選手と同じく今季これまで全レースで表彰台に登壇しており、初優勝にも期待が高まります。今年からマシンをホンダ4スト150ccに乗り替えた久保まな選手(#3)も、マシンに慣れたシーズン後半は、これまで以上の強さを発揮するはず。ハスクバーナの2スト85ccマシンで豪快なライディングを披露する、ランキング4番手の楠本菜月(#5)選手にも注目です!
【5】開幕の地、HSR九州はアクセスしやすい!
開幕戦の舞台となるHSR九州があるのは熊本県菊池郡大津町。ホンダの熊本製作所に隣接されています。この場所は熊本空港から約11km、阿蘇くまもと空港駅(JR肥後大津駅)からは約4kmと、公共交通機関を利用したアクセスが可能な場所にあります。前述の空港と駅は無料のシャトルバスで接続。駅からはタクシーでも会場入りできます。
ただし、HSR九州はオンロードのサーキットやジムカーナコースなどもある、広大な複合モータースポーツ&研修施設。タクシー運転手に行き先を伝える場合は、必ずモトクロスコースを指定し、場所がわからないようならグーグルマップなどで位置を知らせてあげるとスムーズにたどり着けます。
【6】会場での観戦にはアプリの活用を!
全日本モトクロス選手権シリーズでは今季、全戦で動画配信アプリ「Grooview(グルービュー)」を展開しています。これは、来場者がスマホやタブレットでレースや関連イベントなどの動画やタイミングモニター、タイムスケジュール、選手リスト、場内案内などの情報を閲覧できる、場内限定の無料サービス。これを活用すれば、会場内のどこで観戦していても、レースの順位や今後のタイムスケジュールなどをチェックできます。なお、1ch:レース中継と2ch:リアルタイムで順位がわかるタイミングモニターは会場内のみの限定配信はですが、それ以外の3ch:スポンサー動画、4ch:会場内イベントの生中継チャンネルは全国どこからでも見ることができます。詳しい内容は過去のコチラの記事を参照ください。
なお、現地で観戦できないファンのために、今季もYoutubeライブ動画配信チャンネルの「MFJ Live Channel」を展開。こちらには新たに、全日本モトクロス最高峰クラスで3度チャンピオンに輝き、2016年限りで現役を引退した熱田孝高氏(愛称:yossy)がレース解説者として登場します。また、大会前には彼が実際にコースを走行しプレビュー動画も公開しています。どのようなコースで選手たちが戦うのか、こちらも見てくださいね。
【7】eチケットでスマートに会場へ入場!
全日本モトクロス選手権シリーズでは2021 年から、シリーズ全戦でeチケット(電子チケット)を販売。お手持ちのスマホだけで、スマートに入場できます。ただしチケットは、大会ごとにコンビニや地域のバイクショップでも直接販売しています。
詳しくはhttps://mspro.jp/ticketをチェックしてください!
開催を延期し日程調整中とお伝えしておりました『 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2021第5戦 近畿大会』は、12月開催を検討しておりましたが、この時期での開催事例が過去にないことに加え、厳寒期でのレースは選手の怪我のリスクが高まること、各チームは来期の準備時期に入ること、さらには新型コロナウイルス感染拡大の影響と開催地域と医療機関各所への負荷等を鑑み、以上の理由から関係各位への影響を少なくする為に早い段階で中止を決定いたしました。
ご来場を楽しみにされていた皆さま、大会に向けて準備を進めておられた選手・関係者の皆さま、例年ご支援いただいている協賛各社、協力団体、大会運営関係者の皆さまには大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2021第5戦 近畿大会の中止を決定いたしました。(MFJ発表)
払い戻しをご希望の方
下記払い戻し方法をご確認の上、必ず払い戻し期限までにお手続きをお願いいたします。 また、お手元のチケットは払い戻しの際に必要になりますので、大切に保管をお願いいたします。 ※返金期間・返金方法は購入方法によって異なります。 ※期間を過ぎての払い戻しはできません。
チケットを委託で販売していただいている販売店またはコンビニエンスストアで購入された場合
ご購入の店舗にて払い戻しを行います。 ご購入いただいたお店へお問い合せください。
チケットぴあ・ローチケにてご購入いただいた場合 【払い戻し期間】
8/25(水)10:00~10/30(土)23:59
【払い戻し方法】
下記のURLをご確認ください。
■チケットぴあ: チケットぴあでの払い戻し
■ローチケ(ローソンチケット): ローチケでの払い戻しはこちら
MotoSportsPromotionにて電子チケットご購入いただいた場合
【払戻方法】
下記URLまたはQRコードにて必要なインフォメーションを送信してください。
後日チケット購入時にご使用されたクレジットカード・または、ご指定の銀行口座まで払い戻しいたします。
MSPでの払い戻しはこちら
【お問い合わせ】 株式会社モトスポーツプロモーション
神奈川県厚木市上荻野3683-20
電話:046-205-0874…
オフロードスプリント国内最高峰のバトルを目撃せよ!
D.I.D JMX 2021 Rd5 全日本モトクロス選手権シリーズ 第5戦 近畿大会(名阪スポーツランド:奈良県)は、9月11日(土)ー12日(日)にて開催。 現在も選手・スタッフと調整を行い、感染予防に最大限注力して運営いたします。 引き続きパドック(チームや選手それぞれの、バイク整備・点検場所のこと)への入場や、一部以外のブースへの立ち入りなどは規制されます。 オフロードレースの楽しみの一つである選手との交流はもうしばらくお待ちいただき、心からの(心の中の)声援と、静かな情熱で国内最高峰のバトルをご観戦ください。
前売りチケットは、MSP-Eチケット、チケットぴあ、ローチケ、MFJネットワークショップ等にて販売中!
前売券 一般:3,500円(税込) (2日通し券・公式プログラム付) ※中学生以下無料 ※チケットご購入の学生(高校生以上)の方は、入場後本部へ写真付きの学生証をお持ちください。会場内で使える500円分の金券をプレゼントします。 MSP Eチケット 当サイトにて発売中 くわしくはこちら ローソンチケット コンビニ/インターネットにて発売中 Lコード:52124 くわしくはこちら チケットぴあ コンビニ/インターネットにて発売中 Pコード:676271 くわしくはこちら
新型コロナウイルス感染症予防対策にご理解ご協力をお願します。
●以下の事項に該当する場合は、自主的にご来場・入場・観戦を見合わせるようお願いします。◎体調がよくない場合(例:37.5°C以上の発熱・咳・咽頭痛・倦怠感などの症状がある場合)。◎同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合。◎過去14日以内に政府から入国制限・入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合。●会場内では、必ずマスクを装着願います。(マスクが無い場合、入場をお断りさせて頂く場合があります。)ただし、人との間隔(2m以上目安)を空け、時々マスクを外し呼吸をすることで、熱中症対策もご注意ください。◎こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒を実施してください。◎観戦においては、マスク装着状態で、人との距離(できるだけ1m以上)を保ってください。◎大きな声での会話や応援は、ご遠慮願います。◎密や接触を避けるため、参加選手のパドックテントには、できるだけ近寄らないようにご理解をお願いします。◎ライダー・関係者をはじめとする第三者との接触は、極力避けてください。◎会場内でご飲食される場合、向かい合っての飲食はせず、会話を控えましょう。また、適切なゴミの処理にご協力ください。◎密集・密閉を避ける為、大会式典・体験試乗会・表彰式・サイン会などの入場人数を限定させていただく場合がございます。◎感染防止のために主催者が決めたその他の措置の遵守、主催者の指示に従ってください。◎イベント終了後2週間以内に、自身または同行者が新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対し速やかに、濃厚接触者の有無等についてご報告願います。
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦中国大会の延期日程と概要が以下の通り決定いたしましたのでお知らせいたします
日程
11月27日(土)~28日(日)
会場
世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)
開催クラス(ヒート数)
IA1/2(2)、IBOPEN(2)、レディース(2)、JX(1)、CX(1)
延期発表前にご購入いただいたRd2中国大会チケット
延期開催発表以前にご購入いただいたRd2中国大会チケット(電子チケット・紙チケット)は、それぞれ本大会にてご使用いただけます。
チケットの払い戻しをご希望の方
開催日の決定に伴い、ご来場が難しくなってしまったお客様は、チケットの払い戻しを行います。 下記払い戻し方法をご確認の上、必ず払い戻し期限までにお手続きください。 また、お手元のチケットは払い戻しの際に必要になりますので、大切に保管をお願いいたします。 ※返金期間・返金方法は購入方法によって異なります。 ※期間を過ぎての払い戻しはできません。
チケットを委託で販売していただいている販売店またはコンビニエンスストアで購入された場合
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神奈川県厚木市上荻野3683-20
電話:046-205-0874 FAX:046-265-0010
Eメール:info@mspro.jp
山本鯨、内田篤基、川井麻央がいずれも両ヒート制覇!!
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、5月1日(土)~2日(日)に予定していた第2戦中国大会が、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で延期となり、5月15日(土)~16日(日)に埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催された第3戦関東大会埼玉トヨペットCUPが、シーズン2戦目となった。
土日とも曇り空が基本で、各クラスの決勝が実施された日曜日は曇り時々雨。しかし午後には一時薄日が差すなど、目まぐるしく空模様が変化した。
今大会前にコースは大幅な仕様変更が施され、これまで以上に多彩なジャンプが配された、スーパークロステイストが強いレイアウトとなった。ただし、踏み切り側の角度が急な減速方向に作用するジャンプが多めで、スタート直後のジャンプとリズムセクションを除けば、なるべくリスクを避ける仕様とされた。路面をかなり掘り起こしてから念入りに散水したことで、乾くと固く締まるオフロードヴィレッジとは思えない柔らかな土質。強風だったが、ホコリもほとんど舞うことはなかった。
決勝日の最高気温は21度。観客数は2日間で4,000名となった。
【IA1】昨年度王者・山本鯨が今季初優勝&両ヒート制覇
決勝ヒート1では、ホンダサポートライダーの山本鯨(#1)がホールショット。1コーナーでは、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#3)ら3台がクラッシュして、渡辺は1周目20番手と大きく出遅れた。オープニングラップをトップでクリアしたのは山本。カワサキに乗る安原志(#19)や、これが地元大会となるヤマハユーザーの星野優位(#8)らが続いた。2~3周目、安原は山本のハイペースについていけず、しかし星野以下も安原を攻略できず、結果的に安原が蓋をするカタチとなり、この間に山本が約9秒もの大量リードを築いた。4周目に星野が安原をパスして2番手に浮上したが、なおも山本のほうがハイペース。6周目には、ヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#2)が星野を抜いた。
富田は山本より1秒ほどペースが速く、少しずつ差を詰めたが、富田が2番手に浮上した段階で山本のリードは10秒以上。かなりの余裕がある山本は、10~11周目に少しペースを上げるなどしながら、完全にレースをコントロールした。そしてレースは20周で終了。山本が今季初優勝を挙げ、富田が2位となった。一方で3番手争いは、レース終盤に再び接戦となった。富田に抜かれて以降は単独走行となっていた星野に追いついたのは、ホンダサポートの小方誠(#4)。スタートで完全に出遅れ、1周目を11番手で通過した小方は、8周目に5番手まで順位を回復すると、その後はカワサキファクトリーチームの能塚智寛(#5)に肉迫していた。しかし逆転のチャンスをなかなか得られず、14周目にようやくパッシングに成功。そこから一気に前との距離を詰め、星野を攻め続けた。星野は必死に守り続けたが、最終ラップの残りあとわずかというところで転倒。これで小方が3位、星野が4位となった。5位には能塚、6位にはスタート直後の転倒から追い上げた渡辺が入った。
決勝ヒート2でも、再び山本がホールショット。小方と渡辺が続くとオープニングラップで順位を入れ替えた。2周目にはトップの山本が後続をわずかに引き離したが、すぐに渡辺と小方が対応し、3周目には山本、渡辺、小方がそれぞれ約1秒間隔に。そこから4秒ほど離れた混戦の4番手争いでは、富田が先頭に立った。4~6周目にかけ、トップ4台の差はほぼ膠着状態だったが、7周目に入ったあたりから渡辺が山本に近づき、僅差のトップ争いが勃発。これに加わりたい小方だったが、9周目にミスしてラップタイムを落とし、富田に次ぐ4番手に後退した。
これにより、山本と渡辺がトップ争い、3秒ほど遅れて富田と小方が3番手争いという構図に。しかし13周目あたりから、渡辺と富田の距離が縮まりはじめた。そして14周目、大きなジャンプの区間で転倒者が発生したことから黄旗振動となり、これで一度スローダウンしたことで4台の距離は完全になくなった。ここから4台による優勝争いがスタート。しかし17周目、富田はミスで集団から脱落した。トップの山本は、渡辺の猛攻を巧みにかわして走行。後ろに小方を従える渡辺も、大胆なトライができずにいた。そしてレースは、20周を逃げ切った山本が勝利。渡辺が2位、小方が3位、富田が4位となった。レース中盤から順位を守った能塚が5位、星野が6位でチェッカーを受けている。
【IA2】内田篤基がライバルを圧倒する速さで両ヒート優勝
決勝ヒート1では内田篤基(#4)がホールショット。鴨田翔(#17)がこれを追い、序盤は2秒ほど後方でマークを続けた。鴨田の背後は混戦で、西條悠人(#5)が3番手を守っていたが、3周目に大城魁之輔(#2)、4周目に中島漱也(#10)、5周目に大倉由揮(#6)と池田凌(#9)がこれを抜いた。そして、大城が鴨田との距離を詰めると、6周目に逆転した。この段階で、トップの内田は大城を約3秒先行。すると、7~8周目にかけて大城はそのギャップを1秒ほど削った。
しかし9~10周目には、再び内田がリードを1秒ほど拡大。その後も内田と大城はほぼ互角のラップタイムを刻み続け、ラスト4周となった17周目にはその差が4秒ほどだった。18周目、大城がこの周だけで1秒ほど差を縮めて最後の勝負を狙ったが、19周目には内田が冷静にペースアップ。20周のレースは内田が勝利を収め、大城が2位となった。3番手は、レース中盤から中島がキープしていたが、16周目に転倒して7秒ほどタイムロス。この間に大倉が先行し、大倉が3位、中島が4位となった。鴨田は粘り強く走って5位。1周目10番手と出遅れた岸桐我(#8)が、6位まで追い上げてゴールした。
決勝ヒート2は、鳥谷部晃太(#35)がホールショット。内田、大倉、中島、岸がこれに続くと、まずは内田が鳥谷部を抜いてトップに立った。ヒート1で2位となった大城はスタートで出遅れ、大混戦の中でストップしかけたところに後ろから追突されて転倒。1周目23番手とさらに遅れた。2周目、大倉と岸が鳥谷部をパス。中島はこれに続けず、その後ろには鈴村英喜(#15)らが数珠つなぎとなった。レース序盤、上位勢は縦に長い展開となり、5周目あたりにはすでに、各ライダーが3~5秒ほど離れた状態となった。
その中で、トップを守り続けたのは内田。2番手の大倉に対してそのラップタイムは1秒前後速く、徐々にアドバンテージを拡大していった。結局、レース中盤から内田は完全に独走状態。再び20周でチェッカーとなったレースを危なげなく走破して、自身初の両ヒート制覇と、開幕戦ヒート2からの3連勝を達成した。レース終盤、岸が大倉との距離を少し詰めたが、大倉が2位を守ってフィニッシュ。岸は3位で表彰台に登壇した。4位に入賞したのは小川孝平(#11)。1周目18番手と出遅れながら、粘り強く追い上げた。この小川にラスト3周で抜かれた鳥谷部が5位。大城は6位でレースを終えた。
【IBオープン】伊藤晃が安定感あるレースで総合優勝
土曜日の最終レースとして実施された決勝ヒート1で、ホールショットを奪ったのは伊藤晃(#48)。これに大西力靖(#38)や鈴木龍星(#47)らが続くと、鈴木が大西を抜いて2番手に浮上した。1周目は伊藤、鈴木、大西、笹島克久(#4)、有山大輝(#2)町田勘太(#53)のトップ6。2周目になると、伊藤と鈴木が後続を一気に引き離し、トップ2を形成した。後方では町田が5番手、村野昴弥(#50)が6番手に浮上したが、ミスで止まりかけた町田に村野が追突して、村野のみ転倒後退。笹島、大西、町田、有山が3~6番手集団となった。3周目の段階で、トップ2台は10秒以上もリード。そして、伊藤のペースが落ちて鈴木が逆転した。
トップに立った鈴木も4周目以降はペースダウンしたが、ラップタイムの落ち幅は伊藤のほうが大きく、これで鈴木は1周につきコンマ数秒から2秒ほどリードを広げ、徐々に独走態勢となった。一方、3番手争いでは4周目に町田が集団から一気に抜け出し、こちらも単独走行に。さらに、6周目には有山が笹島を抜いて4番手に浮上し、抜かれた笹島はその後に後退していった。レース後半、トップ4はそれぞれ単独走行を継続。レースは13周でチェッカーとなり、鈴木が全日本初優勝、伊藤が2位、町田が3位、有山が4位となった。5位には1周目12番手から追い上げた堀越秀鷹(#7)、6位にはラスト2周でひとつ順位を上げた平塚豪(#10)が入賞した。
日曜日に実施された決勝ヒート2は、オープニングのアクシデントで赤旗再スタートに。これがヒート1の勝者と2位の明暗を分けた。ヒート1で優勝した鈴木は、最初のスタートでは直後に5番手あたりを走っていたが、赤旗再スタート後は1周目25番手と出遅れ、その後に転倒してリタイヤ。一方、ヒート1で2位となった伊藤は19番手と出遅れていたところで赤旗再スタートとなり、今度は4番手あたりを確保すると、1周目に有山に次ぐ2番手まで浮上した。大混戦が少し落ち着いた3周目の段階で、トップは有山。僅差で伊藤と町田が追い、3秒ほど間隔を開けて山田康介(#28)と関根凌太(#12)と堀越がセカンドグループを形成した。
4周目、トップ争いが激化してそれまで以上の接近戦となり、町田が伊藤を抜いて2番手に浮上。4番手以下を引き離しながら、5周目もこのバトルは続いた。セカンドグループでは、この周に堀越が2台を次々に抜いて先頭に。しかも山田と関根を数秒離した。3番手の伊藤はラップタイムが安定せず、これで有山と町田がやや抜け出したが、7周目から町田のペースが突然落ち、町田と伊藤の2番手争いとなった。8周目、伊藤が町田をパス。抜かれた町田は引き離された。この段階で、有山は3~4秒のリードを奪っていたが、10周目に単独転倒。これでトップに浮上した伊藤は、そのまま逃げ切って今季2勝目を挙げた。町田が2位、堀越が3位で表彰台に登壇。山田が4位、一時は10番手まで後退した藤井一輝(#57)が5位、関根が6位に入賞した。
【レディース】クラス初の1大会2ヒート制は川井麻央の独壇場に
全日本選手権では初めて、1大会2ヒート制が導入されたレディースクラス。決勝はいずれも日曜日に実施され、そのヒート1は小野彩葉(#4)のホールショットで幕を開けた。これに本田七海(#2)が続き、さらに昨年度チャンピオンの川井麻央(#1)が3番手浮上。小野がシフトミスで一旦停止する間に本田と川井が先行し、川井が本田をパスしたことから、1周目は川井、本田、小野、木村綾希(#8)、楠本菜月(#5)、久保まな(#3)のトップ6となった。2周目、川井に迫ろうとした本田がミスで遅れ、小野が再逆転。7番手以下は大きく遅れた。
3周目、小野と本田は僅差の2番手争いを展開。4番手争いでは楠本が木村を抜いたが、3番手の本田とはすでに5秒ほど離れていた。この段階で、トップの川井は4秒近いリードを確保。後続との距離を測りながら、安定したペースで周回を重ねた。レース中盤、本田は小野から一度は2~3秒遅れたが、レース終盤にかけ再び接近。ラスト2周となる9周目を迎えるころには、再びテール・トゥ・ノーズとなった。一方、4番手の楠本は単独走行となり、5番手争いでは7周目に久保が木村を逆転した。そしてレースは、終始安定した走行を続けた川井が勝利。最終ラップの残りわずかというところで本田が逆転に成功し、本田が2位、小野が3位となった。楠本は大きく離されて4位。久保が5位、木村が6位となった。
決勝ヒート2は、本田がホールショット。これに小野が迫り、混戦の中で順位を上げた川井も近づいた。オープニングラップだけで、この3台が4番手以下を4~5秒も引き離す展開。2周目、本田と小野と川井による三つ巴のバトルは激しさを増し、この中で川井が小野を抜いた。大きく遅れた4番手争いでは久保が先行。3周目、小野はミスでタイムロスし、これでトップ2台から3秒ほど遅れると、その後はペースが上がらずさらに引き離されていったが、4番手を走る久保よりは速いラップタイムを維持した。…
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