6/25全日本トライアル選手権第4戦 和歌山・湯浅大会開催!

2023年の全日本選手権も、早くも中盤戦に突入、6月25日開催の和歌山・湯浅大会は第4戦となる。 トップカテゴリーの国際A級スーパー(IAS)は、ここまでの3戦で3人の勝利者が出た。開幕戦で勝利したのは若手ナンバーワン、20歳の氏川政哉。第2戦の勝者が、12回の全日本チャンピオン、小川友幸。そして第3戦を制したのが、ヤマハのDOHCエンジンマシンに乗る野﨑史高だった。 現在のところ、ポイントランキングでは氏川がトップ。これを7ポイント差で追うのが小川で、さらに小川を野﨑が6ポイント差で追う展開となっている。 この上位3人に続くランキング4位争いはまた大接戦。第2戦で表彰台に乗った柴田暁が38ポイント、第3戦で表彰台獲得の小川毅士が36ポイント、黒山健一が35ポイントと続いている。黒山が乗るのは、モーターを原動機とするもので、ヒュンヒュンという静かな作動音とともに難所に挑んで行く姿が今シーズンの注目の一つとなっている。戦闘力は毎戦向上しているので、表彰台に乗る日も近いかもしれない。 IASに次ぐトップクラスの国際A級では、その黒山の甥にあたる13歳の黒山陣がランキングトップにつけていて、シーズン2勝目を目指している。 女性の戦い、レディースクラスは、今シーズン2勝をあげた山森あゆ菜の勢いを誰が止めるか、高校生ライダーの山森がこのプレッシャーに打ち勝って勝ち星を伸ばしていくかの興味となる。 若手からベテランまで、幅広い選手層の国際B級。ランキングトップの村田隼は20歳、11歳の小学生、永久保圭ら若手の活躍が目につく。第3戦で初優勝した小原諄也のぶっちぎりのうまさも、今後のシーズンを楽しませてくれそうだ。 大会概要 大会名称:2023 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ第4戦 和歌山・湯浅大会 開催日時:2023年6月25日(日) 会場:湯浅トライアルパーク(和歌山県有田郡湯浅町山田) 主催:一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)、株式会社 モトスポーツプロモーション 主催協力:MFJ近畿地区トライアル部会 後援:和歌山県、和歌山県教育委員会、湯浅町、和歌山県オートバイ協議会、一般社団法人日本二輪車普及安全協会 【別途駐車料金】2輪:無料/4輪:¥1,000 ※会場入り口でお支払いください。 一般前売券 ■第4戦/6月25日(日)前売り券の販売 2,000円(税込) ※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ▼チケットぴあでのご購入: チケットぴあへ Pコード:854683 ▼ローチケでのご購入: ローチケへ Lコード:54425 当日券 一般:3,000円(税込)※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ※会場にて販売

6/4 全日本トライアル選手権第3戦 もてぎ大会開催

モビリティリゾートもてぎで開催されたトライアル日本GP「Hertz FIMトライアル世界選手権第3戦 大成ロテック日本グランプリ」から2週間後の6月4日、再びモビリティリゾートもてぎへ。次は全日本選手権トライアル、2023年その第3戦が開催される。 トップクラス、国際A級スーパーの戦いは、小川友幸と氏川政哉が一騎打ち。トライアルGPを欠席して全日本に集中するチャンピオンと、次の頂点を目指して精力的に経験を求める氏川。二人はチームメイトでもあるが、両者は1勝1敗。トライアルGPのトニー・ボウとハイメ・ブストのランキング争いと同様の大接戦だ。 トライアル日本GPで1日目5位の野﨑史高、2日目に日本人最高位の4位入賞を果たした黒山健一も大注目。特に電動マシンTY-Eでの黒山の4位は、全日本でのさらなる活躍も期待させられるものだった。 トライアルGPの両日を安定してポイント獲得したのは、昨年世界選手権全戦参戦の実績のある小川毅士、今シーズンはまだ本領が発揮できていないが、トライアルGPの勢いを全日本にもぶつけられるか。 トライアルGPでは土曜日に12位となった柴田暁も、ランキング3位争いのトップに立つ全日本選手権優勝候補の一人だ。 国際A級では、トライアルGPは年齢が届かず観戦に専念した黒山陣が、ランキングトップのリードを広げつつある。トライアルGP観戦で得た発見が、この一戦にどこまで発揮されるか、楽しみだ。 大会概要 大会名:2023 MFJ 全日本トライアル選手権シリーズ 第3戦 もてぎ大会 会場:モビリティリゾートもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1) 主催:ホンダモビリティランド株式会社 公認:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会 開催日程:2023年6月4日(日) 開催クラス:国際A級スーパー/国際A級/国際B級/レディース ※併催承認 オープントロフィークラス(IA50/125cc) 観戦料金 【入場(観戦)】:大人(中学生以上):1,800円、子ども(小学生以下):900円 【駐車】:4輪:1,000円、2輪:500円、バス(大型・中型・マイクロ):1,500円 ※モビリティリゾートもてぎ営業開始の9:30前にご入場されるお客さまは、ゲートの関係者レーンより料金をお支払いの上ご入場ください。当日は南ゲートよりご入場いただき、S1・S2駐車場にお駐めください。(N1・N2・ハローウッズ駐車場はご利用できません。)

全日本トライアル選手権第2戦 熊本・山鹿大会チケット発売中!

2023年全日本選手権、その第2戦は九州熊本山鹿市。 4月23日、矢谷渓谷キャンプ場特設会場は、究極のテクニックが目白押し。 2023年開幕戦は、愛知県岡崎市で開催。トップカテゴリーの国際A級スーパー(IAS)では、20歳の氏川政哉が勝利した。 チャンピオン小川友幸は調子に乗れず、それでも2位表彰台を獲得。九州では大ベテランの巻き返しなるか。 3位争いは激戦だった。開幕戦は野﨑史高が頭一つリード。とはいえ、上位6名の実力はほぼ互角。どんな順位変動があっても不思議ではない。 開幕戦5位の黒山健一はヤマハのEVマシンに乗る。ヒュンヒュンと軽快に走るモーターマシンの走破力に乞うご期待だ。 IASに次ぐトップクラスの国際A級も大ベテランと若手の戦い。百戦錬磨の田中裕人、村田慎示に対し、13歳の黒山陣が初優勝を目指す。トライアルは激しいスポーツだが、同時に経験や深い思慮がものを言うスポーツ。その結果が楽しみだ。 女性の戦い、レディースクラスは、今回はちょっと参加者が少ないのが寂しい。開幕戦優勝の小玉絵里加に山森あゆ菜がどう巻き返していくか、好不調の波のあるソアレス米澤・ジェシカもあなどれない。 若手からベテランまで、幅広い選手層の国際B級。ランキングトップの村田隼は20歳、今回参加する中では村田に次ぐランキング6位につけるのが、11歳の小学生、永久保圭だ。 大会概要 大会名称:2023 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ第2戦 熊本・山鹿大会 開催日時:2023年4月23日(日) 会場:矢谷渓谷キャンプ場特設会場 主催:一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)、株式会社 モトスポーツプロモーション 主催協力:MFJ九州熊本トライアル部会 後援:一般社団法人 日本二輪車普及安全協会、山鹿市、熊本放送、熊本日日新聞社 ※矢谷渓谷キャンプ場はペットの立ち入りを禁止しています。  ペットを同伴しての観戦はできませんのでご注意ください。 一般前売券 ■第2戦/4月23日(日)前売り券の販売 2,000円(税込) ※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ▼チケットぴあでのご購入: チケットぴあへ Pコード:854672 ▼ローチケでのご購入: ローチケへ Lコード:43616 当日券…

4/2 第1戦 愛知・岡崎大会【特別シート】販売

第1戦 愛知・岡崎大会 特別シートチケット【記念品付】を販売 2023全日本トライアル選手権第1戦 愛知・岡崎大会にて通常セクション2箇所とSSセクションの2箇所を最前列でご覧いただける特別シートを販売いたします。 ◎25席限定(記念品付き)です。 ※別途観戦券が必要です ※お1人につき1枚必要です(小学生以下1名の同伴可能) ※椅子のご用意はございません。各自ご持参ください。 ※当日ご来場されましたら、大会本部にてチケットご購入の際にご記入いただいたお名前をお申し出ください。 ※イベント開始時間、終了時間は変更になる場合がございます。 ※クレジット決済のみとなります。 ●価格:2,000円(税込) ※入場には別途観戦券が必要です。 ●販売期間:開催日前日まで(定員になり次第締め切らせていただきます) ●特別シート販売先:https://motosports-promotion.square.site/

4/2 開幕!愛知・岡崎大会チケット発売中

究極のライディングテクニックが目白押し、全日本トライアル その、2023年度開幕戦が、4月2日、愛知県岡崎市須淵町字木の田『キョウセイドライバーランド』で開催される。 明日のトップライダーを目指す国際B級(IB) 女子日本一を競うレディース(LTR) 日本各地のトップライダーが日本一を競う国際A級(IA) そして、その中でも特に高い技術を持つライダーが集う国際A級スーパー(IAS) 全日本選手権は4つのクラスがそれぞれ全力を賭して難関セクションに挑む 今シーズンの注目の数々。前人未到V13を目指す小川友幸の野望なるか 初のEVマシンでの全日本参戦、黒山健一の挑戦はいかなる結果を得るのか 次世代を担う氏川政哉の初タイトルの夢は現実のものとなるか タイトル奪還を託された野﨑史高は11勝目を狙う マシンを変えて2年目、いよいよ本領発揮か、柴田暁 フルシーズンの世界選手権参戦の成果が問われる小川毅士 このトップ6に食い込んでくるのは誰か。2023年、マシンを変えて挑んでくるのは、久岡孝二、濱邊伶、そしてルーキーの福留大登。このクラスに参加できるのは、21名のみの精鋭だ。 国際A級では、ハイレベルの技術を持ったライダーが目白押し。たいへんな激戦区で、そんな中、若手ライダーがベテランを相手に戦う図式が興味深い。 レディースクラスでは、チャンピオン楠玲美に、小玉絵里加がマシンとチームをチェンジして挑む。地元岡崎のソアレス米澤ジェシカの見ごたえのあるライディングも注目だ。 国際B級は、これも若い才能の宝庫。長年トライアル修業を続けるライダーも多く、年齢層の広さも、見ていておもしろい。 急坂、大岩、濡れると滑る土、キョウセイドライバーランドの全日本選手権は、トライアルのおもてなしの心が、あふれている。 大会概要 大会名称:2023 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 第1戦 愛知・岡崎大会 開催日時:2023年4月2日(日) 開催会場:キョウセイドライバーランド・愛知県岡崎市須淵町字木の田 主催:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)、株式会社モトスポーツプロモーション 主催協力:MFJ中部地区トライアル部会 後援:一般社団法人日本二輪車普及安全協会、岡崎市、一般社団法人岡市崎観光協会、中日新聞社 一般前売券 ■第1戦/4月2日(日)前売り券の販売 2,000円(税込) ※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ▼チケットぴあでのご購入: チケットぴあへ Pコード:854671 ▼ローチケでのご購入:…

MFJ 全日本トライアル選手権シリーズ2023 レーススケジュール発表

MFJにて、2023年度の全日本選手権シリーズと、主要・特別競技会のカレンダーが公開されました。 2023年度の MFJ 全日本モトクロス選手権シリーズも2022と同様に全8戦が開催される予定となります。(12/19日時点の暫定スケジュールです) IASのみに限定したショーレースであるCity Trial Japanも今年も開催! 熱い戦いが期待されます。 2023年度も TRJ MFJ 全日本トライアル選手権シリーズをお楽しみに! MFJ 全日本トライアル選手権シリーズ 2023開催スケジュール 日程大会名 / 会場地域 第1戦4/2(日)愛知・岡崎大会(キョウセイドライバーランド)愛知県 第2戦4/23(日)熊本・山鹿大会 (矢谷渓谷トライアル場)熊本県 第3戦6/4(日)もてぎ大会 (モビリティリゾートもてぎ)栃木県 第4戦6/25(日)和歌山・湯浅大会 (湯浅トライアルパーク)和歌山県 第5戦7/16(日)北海道・和寒大会 (わっさむサーキット)北海道 第6戦8/27(日)広島・三次灰塚大会 (灰塚ダムトライアルパーク)広島県 第7戦10/22(日)宮城・SUGO大会 (スポーツランドSUGO)宮城県 第8戦11/12(日)City Trial Japan大会 【IASのみ】関西 全種目の開催日程詳細はMFJサイトにてご確認ください。 2023年全日本選手権シリーズおよび、主要・特別競技会 暫定カレンダーについて(MFJ)

【最終戦】10/23 スポーツランドSUGO第8戦開催!

2022年全日本選手権は、宮城県スポーツランドで開催の東北大会で最終戦を迎える。国際A級スーパーに限ってはこれが8戦目、他クラスは7戦目の戦いとなる。 国際B級は宮崎航(ベータ)が第7戦近畿大会でチャンピオンを決めているが、このクラスは若手の台頭が著しい。国際A級への昇格争いを含め、次世代を担うライダーの活躍と、その結果は興味深い。 今シーズン、もっとも接戦のタイトル争いが演じられているのがレディースクラス。西村亜弥が4戦目以降不参加となったこともあり、その後の3戦では3人の勝者が誕生した。ランキングはレディースクラス皆勤賞の小玉絵里加(ホンダ)と山中玲美(ホンダ)が1ポイント差でタイトルを争う激戦となっている。 国際A級スーパー(IAS)と国際A級は、くしくもポイントリーダーが2位を15ポイント引き離してタイトルへ向かっている。IASの小川友幸(ホンダ)とIAの田中善弘(ホンダ)、同世代の二人は、最終戦で5位以内に入れば自力タイトル獲得が決まる。 IASは、ここまでの7戦で4人の勝者が出た。10連覇達成に向かう小川は3勝、小川と同じく、これまでに10回のタイトルを記録している黒山健一(ヤマハ)は2勝、そして1勝ずつマークしたのが、野﨑史高(ヤマハ)と氏川政哉(ホンダ)だ。小川と黒山が40代、野﨑が30代に対して、氏川は19歳。第7戦近畿大会でIAS昇格5年目にしての初勝利を飾った。次世代のホープの2勝目も期待されるところだ。 【大会概要】 大会名称:2022 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ第8戦 東北大会 主催:スポーツランドSUGO 公認:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会 開催日:2022年10月 23日(日) 開催会場:スポーツランドSUGO 開催クラス:国際A級スーパー/国際A級/国際B級/レディース 【前売観戦チケット】 シングル(1名)2,700円 駐車券付シングル(1名)3,500円 中学生以下入場無料 【チケットコード】 Pコード : 851-772 Lコード : 26110 ※販売期間:9月 10日(土)~ 10月 22日(土) 【当日チケット】 一般:3,300円 MFJ会員:2,500円 ※MFJ会員証提示で割引…

10/9 全日本トライアルR7近畿 開催日迫る

10月9日、全日本選手権第7戦近畿大会が、和歌山県有田郡湯浅町、湯浅トライアルパークで開催される。各クラス10セクション2ラップを、持ち時間4時間30分で走り、国際A級スーパークラスのみ上位10でSS(スペシャルセクション)2セクションの決勝が行われる。 湯浅トライアルパークは高低差のあるダイナミックな地形で、自然の沢、急斜面、巨大な岩の連続セクションなど、バリエーション豊富で見ごたえのあるセクションばかりだ。一般駐車場の周囲に選手パドックとセクションが配置され、観戦しやすい会場になっている。当日は地元湯浅町の特産物販売「ゆあさマルシェ」の出店もある。 今シーズンは、ここまでスケジュール通りに開催されている全日本選手権トライアル。この2年、中止や延期とコロナ禍でむずかしい状況が続いただけに、今年はようやくいつも通りのトライアルシーンが戻ってきつつある。 今シーズンの全日本選手権は全8戦。ただし第5戦シティトライアルジャパン大会はIASのみの開催だったので、IAS以外のクラスについては今回が6戦目の全日本大会となる。 トップカテゴリーのIASでは、シティトライアル大会以降、勝利から離れているものの、やはり安定してランキングトップをいく小川友幸が、この大会でタイトルを決めるかどうかという戦況。小川が勝利して、現在ランキング2位の黒山健一が3位以下なら、小川のタイトルが決定する計算だ。 ランキング2位の黒山からポイント差をあけ、ランキングトップを走る小川友幸 ランキング2位の黒山健一 IASの表彰台争いは、今年は6人のライダーによって展開されている。勝利経験があるのは小川、黒山、そして第6戦で勝利した野﨑史高の3人。2位に入った実績があるのが氏川政哉と小川毅士の二人、そして第6戦で3位に入った柴田暁。この6人が、IASの表彰台に上った全員だ。 前回の第6戦で優勝した野﨑史高 この6人に続いて、ランキング6位に2点差と迫っているのが廣畑伸哉。廣畑はこの会場は地元中の地元だから、廣畑が自身最上位の5位を更新することができるかどうかも楽しみなところだ。廣畑が地元の湯浅でIASクラスを走るのは、これが初めてとなる。 地元、和歌山県湯浅出身の廣畑伸哉 IASは上位10人がSSに進出する。誰がSS進出枠に勝ち残るかも毎回はらはらドキドキ。今回の出場者で、これまでSS進出の実績があるのは、岐阜の久岡孝二、埼玉の武井誠也、シティトライアルジャパンの実行委員長でもある兵庫の藤原慎也、そして静岡の磯谷玲となっている。 IAクラスでは、田中善弘と永久保恭平のタイトル争いが大接戦。関東大会以降、どちらかが勝てばどちらかが4位という戦いが続いていて、今回はどうなるか。まだまだタイトル行方は混とんとしている。チャンピオンの権利があるのはどうやらこの二人のみで、若手の中では奈良の福留大登がランキング7位で上位進出を狙っている。福留は濃厚接触者扱いで1戦を欠場することになったのが残念だった。中学生ライダー、黒山陣も今シーズンは5位に入ったことがあり、楽しみな存在だ。 レディースクラスは小玉絵里加と山中玲美(二人とも京都)が、7ポイント差でタイトル争い中。これに中部の高校生デュオ、山森あゆ菜(静岡)と中川瑠那(愛知)や東京の斎藤由美が加わって表彰台争いとなっている。若いパワーの成長も、楽しみだ。 IBクラスでは、5戦中4勝を上げた宮崎航がランキング2位に44ポイント差をつけて独走状態。宮崎は今回10位に入ればタイトルが決定する。IAS経験のある宮崎は、意外なことに全日本のタイトルを持っておらず、チャンピオンとなればこれが初めての全日本チャンピオンとなる。 IBでは、ランキング5位までがIA昇格キップを得る。54ポイントを獲得している辻本雄河が欠場するため、まだまだこの5枠をめぐる争いも二転三転しそう。ランキング3位からランキング6位までは4ポイント差と、なかなか厳しいIBのランキング争いとなっている。 これに承認大会のオープントロフィークラスが加わり、全出場ライダーは117人の予定となっている。 【大会概要】 大会名称:2022 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 第7戦 近畿大会 開催日時:2022年10月9日(日) 開催会場:湯浅トライアルパーク・和歌山県有田郡湯浅町山田 観戦入場券(当日):¥3,000 観戦入場券(前売):¥2,000 ※中学生以下無料 駐車料金(4輪・2輪):無料 一般前売券 ■第7戦/10月9日(日)前売り券の販売 2,000円(税込) ※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ▼チケットぴあでのご購入: チケットぴあへ Pコード:851564 ▼ローチケでのご購入: ローチケへ Lコード:55308 …

R7近畿 前売チケット発売開始!

2022年全日本選手権も、第7戦を迎える。7戦目は近畿大会、和歌山県有田郡湯浅町、湯浅トライアルパークでの開催となる。 湯浅トライアルパークは、比較的新しいトライアル会場で、全日本選手権が初めて開催されたのが2017年になる。3年目の2020年からはコロナ禍で日程延期、そして2021年には開催中止となるなどしたが、今回は2年ぶりにこの会場で全日本選手権を楽しめることになる。 全日本選手権トップクラスの国際A級スーパー(IAS)、シリーズ争いのポイントをリードするのは現役チャンピオンの小川友幸だが、個々の戦い、個々のセクションを見ると、小川に肉薄するライダーは数多い。湿った森の斜面、乾いた岩盤、大岩など、バリエーション豊富な湯浅の会場は、高度なトップ争いにふさわしい舞台だ。 ランキングトップの小川友幸(ホンダ)は、大阪シティトライアル、中国大会と、勝利から離れている。それでも小川はここまで3勝の貯金で、19点のポイントリードを保っている。これを追うのが1勝の黒山健一(ヤマハ)と、同じく1勝の野﨑史高(ヤマハ)。黒山と野﨑は6ポイント差と、ランキング2位争いが接近してきている。 この会場を地元中の地元とするのは、IASの廣畑伸哉(ガスガス)。地元の湯浅町出身の18歳。2019年に国際B級に昇格してこの会場で全日本にデビュー、翌年国際A級ではこの会場でチャンピオンを決めている。第6戦中国大会では、自身初の5位入賞を果たして気を吐いた。トップクラスIASで地元を走るのは初めて、今年は大きく飛躍を続ける廣畑選手のこと、地元大会でさらに大きな活躍が期待される。 開催は10月9日、前売りチケットの販売は、すでに始まっている。 【大会概要】 大会名称:2022 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 第7戦 近畿大会 開催日時:2022年10月9日(日) 開催会場:湯浅トライアルパーク・和歌山県有田郡湯浅町山田 観戦入場券(当日):¥3,000 観戦入場券(前売):¥2,000 ※中学生以下無料 駐車料金(4輪・2輪):無料 一般前売券 ■第7戦/10月9日(日)前売り券の販売 2,000円(税込) ※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ▼チケットぴあでのご購入: チケットぴあへ Pコード:851564 ▼ローチケでのご購入: ローチケへ Lコード:55308 当日券 一般:3,000円(税込)※中学生以下無料 ※公式プログラム付(会場にて入場時にお渡しします。) ※会場にて販売

R5 City Trial Japan 黒山健一の勝利

2022年8月20-21日 大阪府泉南りんくう公園 観客数:8,000(3,000+5,000)人 トライアルを市中で開催、というコンセプトで始まったCity Trial Japan。その開催は4回目となるが、今回は初めて、全日本選手権の1戦として開催されることになった。 これまで招待選手のみがスタートして予選・準決勝・決勝と試合が進められていたが、全日本選手権となってIAS選手全員参加(最終的に4名が欠場した)することもあって、大会は土曜日に予選、日曜日に決勝の2日間制で開催された。会場は関西空港を海の向こうに見る泉南市のりんくう公園。5ヶ所にセクションが設定され、うち4つが往路と復路で使われて、全部で9セクションが用意された。 りんくう公園に設営されたセクションに多くの観客が集まった。 土曜日の予選、まず第1セクションは予選のスタート順を決めるためのダブルレーンで、一番時計は氏川政哉がとった。小川友幸はちょっと失敗があって、中盤のスタート、柴田暁は大失敗で、2番手スタートとなった。 いよいよ予選開始。8セクションのすべてを使っておこなわれ、16人の参加者が超難セクションにチャレンジした。当初は4セクションずつに区切って、1ラップ目前半と後半、2ラップ目前半と後半を行う予定だったが、飛び降りの際にスポークを折損するアクシデントが多発して、タイムスケジュールは押しぎみ。最初の4セクションはひとりずつだったが、次の4セクションは二人ずつ交互にトライし、2ラップ目はふたつのセクションのみを使っておこなわれた。結局、8セクション2ラップの16セクションの予定が、10セクションでの予選の戦いとなったことになる。 スピードレーンの黒山健一(左)と小川友幸(右) 予選の上位10名が決勝に進出する。8セクションを終えたところで10位は同点で3人が並んでいて、予選通過争いはなかなか接戦だった。結果は野本佳章が10番目の予選通過を果たした。 予選トップは小川。8セクションすべてをクリーンするパーフェクトな予選だった。予選2位は柴田。8セクションを走って9点とまずまずの好スコアをマークした。予選の10位まではこの結果をもって、翌日のスタート順を決めることになる。減点数はすべてクリアされて、日曜日はまたあらたな戦いが始まる。 土曜日の予選でトップになった小川友幸。 今回はいろいろと特別ルールが用いられていた。まずバックはOK。セクション中のループもOK。アンダーガードを設置させてのエンスト・停止は減点としない、など。勝負は減点数が少ない、クリーン数が多い順であるのはいつもと変わらないが、その次に5点になった場合にどこまで走破していたかが記録され、通過ポイントが多いほうが上位というルールもあった。そしてそれでも同点の場合は、全セクションのそうはタイムのトータルが早い者が上位となる規則だ。 土曜日の天候は曇り模様だったが、夜から雨。当初、天気予報では日曜日は1日中雨の予定だったが、未明から朝にかけての雨は相当なものだった。ところがこれがいよいよ走り始める11時近くになって止み始め、競技が始まった頃には太陽が顔を出してじりじりと暑い真夏模様になった。 まずはセミファイナル(準決勝)が6セクション。3つ目のセクションで吉良祐哉が負傷、この後のセクションをキャンセルすることになって、吉良の10位が決まった。 予選で快調だった小川は、最初のセクションでいきなり5点と、波乱のはじまりとなった。それでも小川は、柴田とともに6点で最初の3セクションを走り終えた。 しかし次の3セクション、なんと小川が3セクションすべてで5点になった。これで小川は、最下位でセミファイナル通過、ということになった。 ここで一転して好調ぶりを発揮したのが黒山健一。前半10点減点から、後半3セクションはオールクリーン。一躍セミファイナルのトップに出た。セミファイナルの総減点は10点。 好調ぶりを発揮した黒山健一。 野崎史高は2位。 スピーディーなライディング、氏川政哉。3位表彰台。 2番手は野崎史高で11点、氏川政哉と柴田暁が同点の12点、廣畑伸哉が14点と、いずれも勝利のチャンスがあるスコアだ。小川は21点と、計算上はまだ勝利のチャンスもあった。 決勝、ファイナルは4セクションで戦う。最初のセクションをクリーンしたのは小川だけで、他は全員が5点。しかし次なるセクションで小川と柴田が5点となり、小川の上位進出に黄信号がともった。 3つ目のセクションでは、またも小川のみがクリーン。黒山が1点、柴田が2点で、黒山の優位が明らかになってきた。そして最終セクション。ここは6人すべてのライダーがクリーン。黒山は2位の野崎に5点差で、CIty Trial Japan初勝利、そして初めての全日本CIty Trial Japan大会を制覇することになったのだった。 優勝の黒山健一(中央)2位の野崎史高(左)3位の氏川政哉 小川は追い上げならず、5位で大会を終えることになった。ここまで好調に全日本選手権を戦ってきた小川だが、ここで大きく失速。しかしここまでの3連勝の貯金は大きく、小川は黒山に12ポイント差をつけて、いまだポイントリーダーとなっている。 ランキング3位は野崎が氏川を逆転。しかし野崎と氏川のポイント差はたったの1点だ。 初めての全日本選手権CIty Trial Japan大会を終えて、ランキング争いが接戦になってきている。 R5 City Trial Japan 大会リザルト 2022全日本TR第5戦リザルトダウンロード