JMX 2021.03.17
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JMX 2021.05.18
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦 関東大会埼玉トヨペットCUP レースリポート
山本鯨、内田篤基、川井麻央がいずれも両ヒート制覇!! D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、5月1日(土)~2日(日)に予定していた第2戦中国大会が、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で延期となり、5月15日(土)~16日(日)に埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催された第3戦関東大会埼玉トヨペットCUPが、シーズン2戦目となった。 土日とも曇り空が基本で、各クラスの決勝が実施された日曜日は曇り時々雨。しかし午後には一時薄日が差すなど、目まぐるしく空模様が変化した。 今大会前にコースは大幅な仕様変更が施され、これまで以上に多彩なジャンプが配された、スーパークロステイストが強いレイアウトとなった。ただし、踏み切り側の角度が急な減速方向に作用するジャンプが多めで、スタート直後のジャンプとリズムセクションを除けば、なるべくリスクを避ける仕様とされた。路面をかなり掘り起こしてから念入りに散水したことで、乾くと固く締まるオフロードヴィレッジとは思えない柔らかな土質。強風だったが、ホコリもほとんど舞うことはなかった。 決勝日の最高気温は21度。観客数は2日間で4,000名となった。 【IA1】昨年度王者・山本鯨が今季初優勝&両ヒート制覇 決勝ヒート1では、ホンダサポートライダーの山本鯨(#1)がホールショット。1コーナーでは、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#3)ら3台がクラッシュして、渡辺は1周目20番手と大きく出遅れた。オープニングラップをトップでクリアしたのは山本。カワサキに乗る安原志(#19)や、これが地元大会となるヤマハユーザーの星野優位(#8)らが続いた。2~3周目、安原は山本のハイペースについていけず、しかし星野以下も安原を攻略できず、結果的に安原が蓋をするカタチとなり、この間に山本が約9秒もの大量リードを築いた。4周目に星野が安原をパスして2番手に浮上したが、なおも山本のほうがハイペース。6周目には、ヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#2)が星野を抜いた。 富田は山本より1秒ほどペースが速く、少しずつ差を詰めたが、富田が2番手に浮上した段階で山本のリードは10秒以上。かなりの余裕がある山本は、10~11周目に少しペースを上げるなどしながら、完全にレースをコントロールした。そしてレースは20周で終了。山本が今季初優勝を挙げ、富田が2位となった。一方で3番手争いは、レース終盤に再び接戦となった。富田に抜かれて以降は単独走行となっていた星野に追いついたのは、ホンダサポートの小方誠(#4)。スタートで完全に出遅れ、1周目を11番手で通過した小方は、8周目に5番手まで順位を回復すると、その後はカワサキファクトリーチームの能塚智寛(#5)に肉迫していた。しかし逆転のチャンスをなかなか得られず、14周目にようやくパッシングに成功。そこから一気に前との距離を詰め、星野を攻め続けた。星野は必死に守り続けたが、最終ラップの残りあとわずかというところで転倒。これで小方が3位、星野が4位となった。5位には能塚、6位にはスタート直後の転倒から追い上げた渡辺が入った。 決勝ヒート2でも、再び山本がホールショット。小方と渡辺が続くとオープニングラップで順位を入れ替えた。2周目にはトップの山本が後続をわずかに引き離したが、すぐに渡辺と小方が対応し、3周目には山本、渡辺、小方がそれぞれ約1秒間隔に。そこから4秒ほど離れた混戦の4番手争いでは、富田が先頭に立った。4~6周目にかけ、トップ4台の差はほぼ膠着状態だったが、7周目に入ったあたりから渡辺が山本に近づき、僅差のトップ争いが勃発。これに加わりたい小方だったが、9周目にミスしてラップタイムを落とし、富田に次ぐ4番手に後退した。 これにより、山本と渡辺がトップ争い、3秒ほど遅れて富田と小方が3番手争いという構図に。しかし13周目あたりから、渡辺と富田の距離が縮まりはじめた。そして14周目、大きなジャンプの区間で転倒者が発生したことから黄旗振動となり、これで一度スローダウンしたことで4台の距離は完全になくなった。ここから4台による優勝争いがスタート。しかし17周目、富田はミスで集団から脱落した。トップの山本は、渡辺の猛攻を巧みにかわして走行。後ろに小方を従える渡辺も、大胆なトライができずにいた。そしてレースは、20周を逃げ切った山本が勝利。渡辺が2位、小方が3位、富田が4位となった。レース中盤から順位を守った能塚が5位、星野が6位でチェッカーを受けている。 【IA2】内田篤基がライバルを圧倒する速さで両ヒート優勝 …
JMX 2021.09.30
2021 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 第6戦HSR九州大会(10/9~10)の観戦情報&見どころ
10月9日(土)~10日(日)に熊本県のHSR九州で開催される2021年のD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦。ここでは、今大会の注目ポイントやコースの特徴、各クラス注目の選手など、観戦に役立つ情報をまとめて紹介します! 【1】ついに再開、シーズンは後半戦へ! 当初は全7戦が予定されていた今季の2021 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズは、9月に実施予定だった第5戦近畿大会が新型コロナウイルスの感染拡大による影響で開催中止。これにより、夏のインターバルは約4ヵ月へとさらに拡大し、前半3戦と後半3戦で異なるシリーズに感じるほど、開催の間隔が開きました。 とはいえ、10月9日(土)~10日(日)に熊本県のHSR九州で第6戦が開催されることで、ライダーにとってもファンにとっても待望の全日本モトクロスが戻ってきます。このHSR九州は、今季開幕戦でも使われたコース。まるで、再びシーズンの開幕を迎えるかのようですが、今大会では春とは異なるいくつもの新しい要素があり、開幕戦を現地で楽しんだファンも、再び新鮮な気持ちで観戦できること間違いありません! 【2】IA2に初めて3ヒート制が導入される! 今大会では、4スト250ccマシンまたは2スト125ccマシンで参戦できるIA2クラスに、初めて15分+1周の3ヒート制が導入されます。今季これまで、トップカテゴリーのIA1には開幕戦HSR九州大会と第4戦SUGO大会で採用されたフォーマットですが、IA2に導入されるのはこれが全日本史上初。いつもとは異なるレース進行に、若手が中心となるIA2のライダーがどのような対応力を見せるのかにも注目が集まります。 内田篤基選手(#4) 今季前半戦を終え、このクラスはカワサキのマシンを駆る内田篤基選手(#4)が圧倒的な強さを見せています。開幕戦ヒート1こそ2位でしたが、それ以外の全ヒートで内田選手は優勝し、ここまで全日本5連勝中。前戦ヒート1ではオープニングラップに転倒するミスもありましたが、内田選手は基本的にスタートや1周目のポジション取りも巧みで、超スプリントとなる15分+1周のレースでは、スタートで飛び出してそのまま逃げ切るという必勝スタイルがより活かせそうです。 そんな内田選手にここまで唯一となる土をつけたのが、ホンダのバイクに乗る大城魁之輔選手。現在、内田選手と48点差のランキング2番手です。スピードでは内田選手に対抗できる実力を持つ大城選手ですが、スタートで出遅れることも多く、短時間レースではこの克服がいつも以上の課題となります。逆にスタートで有利なポジションに立てば、開幕でも優勝しているHSR九州のコースで一気に3連勝……なんてこともあり得ます。 そのほか、ランキング3~6番手に並ぶ岸桐我選手(#8)、鳥谷部晃太選手(#35)、大倉由揮選手(#6)、小川孝平選手(#11)のヤマハ勢なども、このクラス注目のライダー。今大会ではそれに加えて、36歳の平田優選手(#51)や42歳の溝口哲也選手(#54)、23歳の古賀太基選手(#56)といった、かつての全日本トップライダーがスポット参戦します。その中でも要注目は古賀選手。2018年にこのクラスのチャンピオンとなった古賀選手は、2019~2020年にアメリカを中心にレース活動。日本のIA1にもスポット参戦し、2019年には優勝も獲得しています。今年、現役引退を表明していましたが地元九州の大会に復活参戦。そのスピードに注目が集まります。 【3】IA1の前半戦もおさらい 排気量450ccの4ストマシンが参戦する最高峰クラスのIA1は、ここまで比較的安定した成績を残しているヤマハファクトリーチームの渡辺祐介選手(#3)が、今季2度目の3ヒート制が導入された前戦(第4戦SUGO大会)で今季初優勝と2勝目、そして3位を獲得して現在ランキングトップの152点。この渡辺選手を、ここまで8ヒートで優勝こそ1回ながら成績が安定しているヤマハファクトリーの富田俊樹選手(#2)が、14点差の138点で追っています。ホンダサポートライダーで昨年度王者の山本鯨選手(#1)は、第3戦関東大会で両ヒート制覇を決めてランキングトップに立ったものの、第4戦は3-4-4位とやや苦しんで129点のランキング3番手。ホンダサポートの小方誠選手(#4)が、優勝こそないものの122点でランキング4番手。カワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)が、優勝3回を挙げながら、残りのレースは5位が4回とマシントラブルによる失格という結果で119点のランキング5番手となっています。 渡辺祐介選手(#3) この第6戦でも、表彰台争いはこの5名が中心となることが予想されます。同じコースで開催された開幕戦では、能塚選手が2勝で富田選手が1勝。ただしこのときは15分のレースでした。今季このクラスで30分のレースが実施されたのはまだ第3戦のみですが、このときは山本選手が両ヒート優勝。ただしコースは、ダイナミックでハイスピードなHSR九州とはまったく方向性が異なるレイアウトだったので、あまり参考にはなりそうにありません。開幕戦でも、他車との接触転倒やそれによる負傷がなければ、山本選手が優勝していた可能性もありますが、逆にこの山本選手にスピードで対抗できていたのは富田選手。そして、渡辺選手はその開幕戦で結果的に2-2-3位とすべて表彰台に立っています。小方選手も、ヒート1こそ6位でしたが、残り2レースは3位と2位でした。開幕戦と同じコースで、今度は30分のレース。覇者が誰になるのか、予想が難しい状況ですね。 【4】レディースは川井選手が連勝中! レディースクラスは、ホンダの4スト150ccマシンを駆る川井麻央選手(#1)が、4戦4ヒートのみが開催された昨年の開幕戦から今季の第4戦まで、第3戦で初めて導入された2ヒート制も含めてなんと全日本8連勝中。もはや手が付けられない速さですが、この川井選手に誰が土をつけるのかにも注目が集まります。…
