R8 City Trial Japan最終戦、小川友幸が緊張の接戦を2位でまとめてV14達成。藤波貴久は3連勝

2024年11月3日 大阪府大阪市中央公会堂・中之島通り 動員数:7,000人 2024年全日本選手権は、今年もシティ・トライアル・ジャパン大会が最終戦となった。第7戦SUGO大会が終わった時点でランキング10位までに入った選手に参加の資格がある。ランキング11位以降の選手は、第7戦時点でランキングが決定する。トップ10、そしてチャンピオン争いは、この大会が最後の勝負となる。 昨年は突然の雨で、セクション部材とした無垢の丸太がツルツルに滑り、その対処に難儀をした。今年も土曜日は台風の余波で大雨になり、昨年の二の舞いが心配されたが、しかし当日は朝から晴れ渡って、多少のグリップの悪さは残ったものの、コンディションはなかなか良好となった。今大会は、有料の観客席が設けられ、熱心なファンにはありがたい観戦環境となった。無料の立ち見席は健在だ。 セミ・ファイナル 試合のプロローグはセミ・ファイナルから。設営された4セクションを往復して全8セクションをトライしてファイナルへの進出権を争う。このスタート順は、第7戦終了時点のランキングによっている。 第7戦でシティ・トライアル・ジャパン大会への出場権を得た黒山陣、久岡孝二、そして藤波貴久の3人が最初にトライする。黒山は過去2回、少年ライダーのデモンストレーションとしてこの大会に彩りを添えていたが、今回はきっちり選手として登場となった。ファイナル進出はならなかったが、果敢なトライに観客から大きな声援が飛んでいた。 15才の中学生、黒山陣の果敢なトライ 藤波はさすがのトライ。しかしその実、足のつけない戦況になることを予想して、緊張に包まれつつのトライだった。 ホンダの電動トライアルマシン、RTL ELECTRICで3連勝した藤波貴久 セミファイナルは往路の4セクション、復路の4セクションで争われたが、前半のトップは藤波の1点、これを2点で小川友幸、氏川政哉、小川毅士が追う展開。しかし復路の4セクションで小川友幸と氏川が5点を喫し、小川毅士はふたつの5点で順位を落とした。代わって黒山健一が4セクションをオールクリーンして順位を上げてきた。 セミ・ファイナルの8セクションを終えて、トップ6が決まった。ファイナル進出がならなかったのは久岡孝二、黒山陣、そして華麗なライディングを披露しながら、4つの5点でスコアをまとめられなかった柴田暁。柴田はこのセミ・ファイナル敗退でランキングも6位と逆転を許した。なお、本来この大会に出場しているはずの野﨑史高は、ひざの負傷で療養中につき欠場。会場ではライディング解説役として活躍した。 レディースレース お昼休みには、山森あゆ菜、中川瑠菜、米澤ジェシカ、小玉絵里加の4人による、レディースライダーのデモンストレーション・レースが行われた。本来なら、土曜日に行われるはずだったが、悪天候の影響でこの日におこなうことになったもの。第1セクションの一部を使ってのトライは、いつもとは異なる難度の高さだったが、4人の女性陣は果敢にこれに挑戦し、熱心な観衆をわかせていた。 レディースレースに出場した4選手。左から小玉絵里加、米澤ジェシカ、中川瑠菜、山森あゆ菜 2023-2024レディースチャンピオン、山森あゆ菜のライディング ファイナル ファイナルは第1と第2、その逆走の第7、第8の4セクションで競われた。セクションはセミ・ファイナルから変更がなし。すでにクリーンの出ているセクションだが、足が出せない勝負にもなった。そしてまた、少しのミスで5点にもなれる設定ゆえ、まったく油断ができないファイナルの戦いとなった。 藤波が2点、小川友幸と氏川政哉が同点の7点、セミ・ファイナル後半をオールクリーンした黒山健一が8点でこれに続く。藤波に続いて、チャンピオン争いの3人がきれいに2位から4位までに並んでのファイナル開始だ。ファイナルはセミ・ファイナルの順位にしたがってトライ順が決められている。 必勝を目指す藤波、V14目前の小川友幸、そしてタイトル奪還を目指す黒山健一の集中力は見事だった。両者とも、是が非でも足をつかない気迫のトライが続く。たいして武田呼人、小川毅士、氏川にはミスが出た。武田は第1、第2を連続5点、氏川は第7で足が出て、第8ではタイムオーバーで5点となり、かろうじて可能性の残っていたタイトル争いに自ら終止符を打ってしまった。小川毅士に5点はなかったが、1点、3点と減点を重ねた。小川毅士は第8で唯一高い丸太から高い丸太に一気に飛んで会場をわかせたが、順位は5位となった。しかし小川は、これでランキング4位を獲得している。 氏川政哉は4位。シリーズランキング3位 果敢なトライを見せ続けた小川毅士は5位。シリーズランキング4位 勝負の焦点は、藤波とホンダの電動RTLの全日本3連覇なるか、小川友幸と黒山健一、タイトルを得るのか。先行してトライを終えた黒山は、ファイナルの4セクションをオールクリーンした。点差は1点。セミ・ファイナル終了時点でクリーン数も同一なので、小川が1回でも足をつけば、2位黒山、3位小川となる。ランキングポイントは小川が黒山に3点リード。黒山が2位、小川が3位となれば、2024年全日本チャンピオンが黒山に渡ることを意味していた。 1回も足をつけない尋常ではない緊張感の中、小川がトライする。確実、正確が身上の小川だが、さすがに乱れが出た。しかしその乱れを、足をつくことなく修正して、ファイナル4セクションをオールクリーン。小川友幸、12連覇、14回目の全日本タイトルを獲得だ。 小川友幸がIASチャンピオンを獲得 最後にトライした藤波は、小川のタイトル獲得に喧騒に動じることなく、自らのトライに集中。藤波のトライも完璧ではなかったが、ライディングの乱れを足をつくことなく修正して、ついに出場3戦の全日本を全勝としてその仕事を終えた。 ホンダの電動マシンのデビューを最高のかたちで飾った藤波、1点を争うチャンピオン争いを制した小川友幸。大ベテランの集中力が、最後の最後まで客席を引きつけた最終戦となった。 左から2位小川友幸、優勝藤波貴久、3位黒山建一、4位氏川政哉、5位小川毅士、6位武田呼人 小川友幸のV14を祝うチームメイトたち 優勝を喜ぶ藤波貴久 2024r8_ias_resultsダウンロード

11.3 第8戦 City Trial Japan大会 公式エントリーリスト発表

11月3日(日)開催、City Trial Japan 2024 in OSAKAの公式エントリーリストが本日発表された。国際A級スーパクラスの全日本トライアル選手権シリーズ第8戦・最終戦として開催される。 国際A級スーパクラス、第7戦終了時点のランキング10位までに参加資格が与えられるが、ランキング7位の野﨑史高 が負傷の影響で出走できないため、今大会は9名の戦いとなる。

11.2-3 第8戦 CIty Trial Japan 2024 in OSAKA開催間近!

街のど真ん中で日本一決定戦が行われる「City Trial Japan 2024 in OSAKA」は、11月3日(日)中之島公会堂ヨコ特設会場で開催される。この競技はMFJ全日本トライアル選手権第8戦 最終戦であり、国際A級スーパークラスの最終ランキングの決定となる。 チャンピオン争いは、現在小川友幸が107ポイントでトップ。3点差で黒山健一、その6ポイント差で氏川政哉と続き、全日本チャンピオン争いは熾烈だ。 今回も前戦に続き、元世界チャンピオン藤波貴久がホンダの電動トライアルバイクRTL ELECTRICを持ち込んで参戦する。ヤマハの電動バイクTY-Eを駆る黒山健一、氏川政哉との電動対決、そしてランキング10位までの参加資格を得た中学3年生、黒山陣(シェルコ)のCity Trial初挑戦もある。見どころたくさんのCity Trial Japan 2024 in OSAKAは、まもなくの開催だ。 前日土曜日のプレイベント(入場無料)も内容盛りだくさん。14:45から、山森あゆ菜、中川瑠菜、米澤ジェシカ、小玉絵里加、4名の選手による4セクション・1ラップのレディースレースが行われ、16:00からは国際A級スーパークラストップライダー達のトークショーが行われる予定だ。 City Trial Japan 2024 in OSAKA https://city-trial-japan.com 11月2日(土)プレイベントDay 12:00 開場 13:00 阿波おどり 13:30 石見神楽 14:45 レディースレース 16:00…

11.3 第8戦 City Trial Japan大会の出場権はIASランキング10位まで

出場権は国際A級スーパークラス上位10位まで 11月3日(日)開催、全日本トライアル選手権第8戦 City Trial Japan大会は国際A級スーパクラスにとっては今年の全日本シリーズ最終戦として開催される。 参加するためには、第7戦終了時点での国際A級スーパクラス、ランキング10位までにその権利がある。ランキング10位までに参加資格が与えられるということから、たとえば野﨑史高は、北海道大会での負傷の影響で今回は出場できない。そのために今大会の場合は最大9名の参加となる。 10月27日(日)に開催された第7戦宮城・SUGO大会で黒山陣が8位、武井誠也が9位になったことで、黒山陣がランキング10位上がり、City Trial Japan大会出場権を獲得した。全日本選手権第6戦、第7戦のみに出場した藤波貴久は、2連勝して50ポイント獲得、ランキング8位になり出場権を獲得している。 会場は、昨年同様に大阪府大阪市・大阪市中央公会堂前中之島通り。City Trial Japanは2018年に初開催され、2022年から全日本選手権に組み込まれるようになった。 最終戦ということもあり、今大会は全日本チャンピオン争いも見どころとなる。12連覇を目指す小川友幸が現在ランキングトップで107ポイント獲得。2位には黒山健一がわずか3ポイント差の104ポイントで小川友幸を追いかけている。シーズン中盤にランキングトップに立っていた氏川政哉は、第6戦、第7戦と5位になり、小川友幸に遅れること9ポイント差のランキング3位につけている。2024シリーズチャンピオン獲得の可能性があるのはこの3人のみになっている。 ◎観戦情報はこちら https://city-trial-japan.com

11.3 第8戦 City Trial Japan 大会

街中を舞台に繰り広げる、比類なきバイクトライアルの祭典City Trial Japan。 史上最高の反響を呼んだ“頂上決定戦”を再び! 2018年、大阪のシンボルである通天閣の足元に誕生したこの大会は、 街中で開催されるモータースポーツとして日本の歴史に新たなページを刻みました。「City Trial Japan」は、その後の開催ごとに進化を続け、 2022 年には日本最高峰のMFJ 全日本トライアル選手権シリーズの重要な一戦としての地位を確立しました。そして2023 年、全日本選手権の最終戦として、年間を通じてのトップ10 名の選手のみが競う、 まさにバイクトライアル界のクライマックスとして開催され、前例を見ない成功を収めました。 2024 年も、その伝統と革新を継承し、より多くの方々の心を震わせる大会を目指します。 バイクレースを初めて観る方から熟練ファンまでを魅了するエンターテイメント性と、 トップクラスのライダーによる技術と熱い戦いを、再び都市の風景の中で繰り広げます。   初めてトライアルレースに触れる方々も楽しめるようなエンターテインメント性と、既存のファンも唸るようなトップライダーが魅せる高い技術と真剣勝負が繰り広げられる場を両立させ、今まで以上にクオリティの高い大会を実現させます! 今年は有料観覧席を設置。チケット情報は以下からGET https://city-trial-japan.com 大会概要 大会名称:City Trial Japan 2024 in OSAKA 主催:City Trial Japan実行委員会 開催日程:2024年11月2日/(土)3日(日) ◎11/2(土) プレイベントデー 入場無料 ◎11/3(日) MFJ全日本トライアル選手権シリーズ第8戦…

氏川政哉シーズン3勝目、タイトル獲得は小川友幸。R8 City Trial Japan大会

2023年11月12日 大阪府大阪市中央公会堂前中之島通り 観客数:5,000人 国際A級スーパー 2023年全日本トライアルシリーズが最終戦を迎えた。例年と異なり、第7戦までのランキング10位の選手のみが参戦できるシティ・トライアル・ジャパン大会が最終戦、チャンピオン争いの最後の1戦に選ばれた。トライアルの発展、よりいっそうの盛り上がりを目指して、通常の全日本とはシステムやルールを変更して、新たなスタイルを確立した画期的最終戦となった。 ランキング上位10名のIAS選手のみ出走する今年のCIty Trial Japan。スタート前の選手紹介 最初のトライはセミ・ファイナル。ランキング10位の磯谷玲と9位の田中善弘がトップトライで大会は始まる。セクションは4つ。これを往復するので8セクション。ラインを変更して、セミ・ファイナルからファイナルに向けて、難易度も変更できるようになっている。 最終戦に向けては、ランキング8位武井誠也、田中、磯谷の3人が接戦、ランキング7位の久岡のポジションが変動する可能性は低いが、ランキング5位の柴田暁、6位小川毅士も接戦だ。そしてもちろん、ハイライトは小川友幸と氏川政哉のチャンピオン争い。ライダーは、いつもとまったく異なるスタイルの戦いで最後の決戦に挑んだ。 スタート7番手以降の中では、磯谷が前半に一つ、後半に一つ3点をたたき出して、これでランキングも9位に躍り出ることになった。 しかしセミ・ファイナルの後半、2組目のトライの最中に雨が降り始めた。用意されたセクションは、板も丸太もつるつるで、雨の中でのトライは非常に危険だ。試合を中断して、セクションに加工を施す一方、途中でセクション条件が大きく異なることになり、しかもすでにトライを終えた4人とこれから走る6人との公平性などが協議され、そこまでの減点数を考慮した結果、セミ・ファイナルは4人が8セクション、6人が4セクションを走った時点で終了となり、ファイナルは6人のライダーが二人ずつ、第1と第2、第7と第8(第1と第2の逆走)の4セクションを走ることになった。雨はひとしきりセクションを濡らしたあとに上がったが、つるつるに滑るようになった部材が急速に復活する感じではない。 ファイナルはセミ・ファイナルでの結果順に走るので、一番スタートはセミ・ファイナル6位の柴田暁。勝敗はセミ・ファイナルとファイナルの減点をトータルで競われる。柴田はファイナルの4セクションを減点14点で終えている。トータルでは28点になる。 セミ・ファイナルを6位で終えた柴田暁 柴田といっしょに走った小川毅士は、5点なしの7点。トータルでは18点だった。ファイナルが始まる時点で小川の暫定順位は5位で、この順位では柴田と小川のランキングは変わらない。 小川毅士はセミ・ファイナルで5位 次を走るのは野﨑史高と黒山健一だった。野﨑はヤマハ4ストロークサウンドを響かせ、難セクションを走破していく。5点、3点、1点、そしてクリーンひとつで9点。トータル16点。しかし、セミ・ファイナルを6点で終えていて、まだ勝利の望みもあった黒山のファイナルは波乱となった。4セクション中3セクションで5点となり、15点を献上。トータル21点で、セミ・ファイナル2位から、一気に5位に転落した。これで小川毅士が4位に浮上し、ランキングも5位に上がることになった。 パワフルな4ストロークサウンドが響く。野﨑史高 唯一のモーター音。電動バイクで難セクションに挑む黒山健一 残るは小川友幸と氏川政哉の頂上対決。とはいえ、万が一彼らが4セクションすべてで5点をとると、勝利どころか4位、5位まで転落する可能性もあるという戦況だ。もちろんチャンピオン争いも重要で、氏川が勝利、小川が4位なら氏川が逆転チャンピオンとなる。勝負の行方、タイトルの行方、華々しい演出とは裏腹、緊張感あふれるファイナルの4セクションが始まった。 小川は、第1こそクリーンしたが、その後は5点を避けて確実に2位をキープする作戦。第2で3点、帰り道も1点と3点。このラップのトータル7点は小川毅士と並んでトップ、そしてトータルは12点だった。 リスクのない確実なライン取りを選ぶ小川友幸。V13獲得。 氏川は第2の入口で5点、しかしこの5点では首位は変わらない。勝負は最終セクション、ここで小川が3点となったところで、氏川の最終戦勝利が決まった。勝利が決まった氏川は、最終セクションをダニエル走法を使って華麗にクリーンしようともくろんだが、グリップがむずかしい丸太は氏川に有終の美を許さなかった。残念5点。 最終セクションを前に優勝を決めた氏川政哉 しかし氏川は、2023年シーズン、開幕戦と最終戦で勝利、大きな成長の証を残してシーズンを終えた。 左より2位小川友幸、優勝氏川政哉、3位野﨑史高、4位小川毅士、5位黒山健一、6位柴田暁

11/11-12 CityTrialJapanで全日本最終戦【観戦無料】

宮城・SUGO大会で、国際A級、レディース、国際B級の3クラスは2023年シーズンが終了した。国際A級スーパー(IAS)についても、ランキング11位以降の順位は確定した。しかし今年は、最後のクライマックスが待っている。11月12日、シティ・トライアル・ジャパン(CTJ)。ここで、IASのチャンピオン争い、そして10位までのランキングが決定する。 CTJは、その名の通り、町のど真ん中でトライアルを披露しようという意欲的イベント。今年は5回目の開催となるが、去年からはCTJが全日本選手権の一戦として組まれている。去年はシーズンの中盤の開催だったが、今年は最終戦としての開催となり、11月に開催される初めてのCTJとなった。 2022 CityTrialJapan(会場・泉南りんくう公園) 今回の会場は、大阪府大阪市北区の中之島通り、大阪市中央公会堂前での開催。京阪電鉄なにわ橋を降りてすぐ、大阪駅からも500mほどで、大阪市役所の目と鼻の先という、これまでのトライアル大会にないロケーションでの戦いとなる。 第7戦時点でランキング10位までに入った10名は、いつもの全日本トライアル形式と異なる、予選・準決勝・決勝と戦い進んで勝利を争う。日本のトライアルシーンではとても珍しいスタジアムスタイルの人工セクションのみを舞台に繰り広げられる2023年の最終決戦。 10連覇王者の小川友幸は、若い氏川政哉の好調に押され、シーズン序盤に苦戦を強いられたが、後半3連勝と調子を取り戻して、、最終戦には10ポイントのリードをもって臨むことになった。状況は小川に優位だが、しかし昨年のシティ・トライアル・ジャパン大会で、小川はまさかの5位となった。こういったまさかの可能性を考えれば、タイトル争いもまだまだどうなるかわからない。 チャンピオン争い、トライアルの楽しみはもちろんだが、秋の休日を楽しむエンターテインメインととして、多くの人にぶらりと立ち寄ってほしい。入場は無料。 前日11月11日(土)はプレイベントDayとして、13時より出場ライダートークショー、日本代表チームのデ・ナシオン優勝報告会、自転車トライアル、キッズトライアルのデモンストレーションが行われ、18時よりアーティストたちによるライブが行われる。 11月12日(日)の競技は10時40分よりオープニングアクト、11時より競技スタート、13時よりファイナル・スタートとなります。両日とも観戦無料です。 City Trial JapanのFacebook、Instagram、X、で最新情報が発信されているので、要チェックです!

R5 City Trial Japan 黒山健一の勝利

2022年8月20-21日 大阪府泉南りんくう公園 観客数:8,000(3,000+5,000)人 トライアルを市中で開催、というコンセプトで始まったCity Trial Japan。その開催は4回目となるが、今回は初めて、全日本選手権の1戦として開催されることになった。 これまで招待選手のみがスタートして予選・準決勝・決勝と試合が進められていたが、全日本選手権となってIAS選手全員参加(最終的に4名が欠場した)することもあって、大会は土曜日に予選、日曜日に決勝の2日間制で開催された。会場は関西空港を海の向こうに見る泉南市のりんくう公園。5ヶ所にセクションが設定され、うち4つが往路と復路で使われて、全部で9セクションが用意された。 りんくう公園に設営されたセクションに多くの観客が集まった。 土曜日の予選、まず第1セクションは予選のスタート順を決めるためのダブルレーンで、一番時計は氏川政哉がとった。小川友幸はちょっと失敗があって、中盤のスタート、柴田暁は大失敗で、2番手スタートとなった。 いよいよ予選開始。8セクションのすべてを使っておこなわれ、16人の参加者が超難セクションにチャレンジした。当初は4セクションずつに区切って、1ラップ目前半と後半、2ラップ目前半と後半を行う予定だったが、飛び降りの際にスポークを折損するアクシデントが多発して、タイムスケジュールは押しぎみ。最初の4セクションはひとりずつだったが、次の4セクションは二人ずつ交互にトライし、2ラップ目はふたつのセクションのみを使っておこなわれた。結局、8セクション2ラップの16セクションの予定が、10セクションでの予選の戦いとなったことになる。 スピードレーンの黒山健一(左)と小川友幸(右) 予選の上位10名が決勝に進出する。8セクションを終えたところで10位は同点で3人が並んでいて、予選通過争いはなかなか接戦だった。結果は野本佳章が10番目の予選通過を果たした。 予選トップは小川。8セクションすべてをクリーンするパーフェクトな予選だった。予選2位は柴田。8セクションを走って9点とまずまずの好スコアをマークした。予選の10位まではこの結果をもって、翌日のスタート順を決めることになる。減点数はすべてクリアされて、日曜日はまたあらたな戦いが始まる。 土曜日の予選でトップになった小川友幸。 今回はいろいろと特別ルールが用いられていた。まずバックはOK。セクション中のループもOK。アンダーガードを設置させてのエンスト・停止は減点としない、など。勝負は減点数が少ない、クリーン数が多い順であるのはいつもと変わらないが、その次に5点になった場合にどこまで走破していたかが記録され、通過ポイントが多いほうが上位というルールもあった。そしてそれでも同点の場合は、全セクションのそうはタイムのトータルが早い者が上位となる規則だ。 土曜日の天候は曇り模様だったが、夜から雨。当初、天気予報では日曜日は1日中雨の予定だったが、未明から朝にかけての雨は相当なものだった。ところがこれがいよいよ走り始める11時近くになって止み始め、競技が始まった頃には太陽が顔を出してじりじりと暑い真夏模様になった。 まずはセミファイナル(準決勝)が6セクション。3つ目のセクションで吉良祐哉が負傷、この後のセクションをキャンセルすることになって、吉良の10位が決まった。 予選で快調だった小川は、最初のセクションでいきなり5点と、波乱のはじまりとなった。それでも小川は、柴田とともに6点で最初の3セクションを走り終えた。 しかし次の3セクション、なんと小川が3セクションすべてで5点になった。これで小川は、最下位でセミファイナル通過、ということになった。 ここで一転して好調ぶりを発揮したのが黒山健一。前半10点減点から、後半3セクションはオールクリーン。一躍セミファイナルのトップに出た。セミファイナルの総減点は10点。 好調ぶりを発揮した黒山健一。 野崎史高は2位。 スピーディーなライディング、氏川政哉。3位表彰台。 2番手は野崎史高で11点、氏川政哉と柴田暁が同点の12点、廣畑伸哉が14点と、いずれも勝利のチャンスがあるスコアだ。小川は21点と、計算上はまだ勝利のチャンスもあった。 決勝、ファイナルは4セクションで戦う。最初のセクションをクリーンしたのは小川だけで、他は全員が5点。しかし次なるセクションで小川と柴田が5点となり、小川の上位進出に黄信号がともった。 3つ目のセクションでは、またも小川のみがクリーン。黒山が1点、柴田が2点で、黒山の優位が明らかになってきた。そして最終セクション。ここは6人すべてのライダーがクリーン。黒山は2位の野崎に5点差で、CIty Trial Japan初勝利、そして初めての全日本CIty Trial Japan大会を制覇することになったのだった。 優勝の黒山健一(中央)2位の野崎史高(左)3位の氏川政哉 小川は追い上げならず、5位で大会を終えることになった。ここまで好調に全日本選手権を戦ってきた小川だが、ここで大きく失速。しかしここまでの3連勝の貯金は大きく、小川は黒山に12ポイント差をつけて、いまだポイントリーダーとなっている。 ランキング3位は野崎が氏川を逆転。しかし野崎と氏川のポイント差はたったの1点だ。 初めての全日本選手権CIty Trial Japan大会を終えて、ランキング争いが接戦になってきている。 R5 City Trial Japan 大会リザルト 2022全日本TR第5戦リザルトダウンロード

R5 City Trial Japan【スピードレーン】スタート順発表

今週末の開催に迫る、全日本トライアル選手権第5戦のCity Trial Japan大会。8月20日(土)・21日(日)の2日間、大阪府泉南市の泉南ロングパーク(泉南りんくう公園)で行われます。 さて、土曜日の予選は9:45よりオープニング。10:00より18名9組によるスピードレーンセクションからスタートします。スピードレーンは2選手1組でスピードと走破力(減点方式)を競うもので、City Trial Japanだから見ることができる、ライバルとコンマ1秒を競うスリリングなセクションです。スピードレーンの結果により、10:51から始まる予選の出走順が決まります。 二日間とも【観戦無料】大阪府泉南市の泉南ロングパーク(泉南りんくう公園)へ。2日間の競技は土曜日のスピードレーンから盛り上がっていきましょう。 最新情報は、City Trial JapanのFacebook、Instagram、Twitter、全日本トライアル選手権のオフィシャルファンサイトTRJ(https://mspro.jp/trj/)で。 会場への最寄り駅は南海本線の樽井駅となります。お車でお越しの方は公園の駐車場(有料)をご利用ください。交通アクセスの詳細は下記をご確認ください。 https://sennanlongpark.com/?page_id=216 スピードレーンスタートリスト 第5戦CTJ_スピードレーンスタート順ダウンロード タイムスケジュール 【 予選 】8月20日(土曜日) 9:45~10:00 オープニングアクト・スタート 10:00~10:41 【スピードレーン】セクション① スタート ×9組(18名) 10:51~12:21 予選(1LAP目)スタート ×18名 セクション②③④⑤ 12:26~14:00 予選(1LAP目)スタート ×18名 セクション⑥⑦⑧⑨ 14:00~14:30 休憩 14:30~16:05 予選(2LAP目)スタート ×18名 セクション②④⑤ 16:05~17:35 予選(2LAP目)スタート ×18名 セクション⑥⑧⑨ 18:00 決勝進出者発表 【 準決勝・決勝 】8月21日(日曜日) 10:40~11:00 オープニングアクト・スタート 11:00~11:50 セミファイナル・スタート…

R5 City Trial Japan 8/20-21開催【観戦無料】

全日本トライアル選手権第5戦のCity Trial Japan大会は、8月20日(土)・21日(日)の2日間、大阪府泉南市の泉南ロングパーク(泉南りんくう公園)で開催されます。 City Trial Japanは2018年、バイク業界全体の発展を願い、レースを観に来てもらうのではなく、人の集まる場所にレースを持っていき、今までモーターサイクルスポーツに触れたことのない層にまでバイク競技の素晴らしさを知ってもらいたいと、大阪の”新世界”で公道を使い初開催されました。その後、二度にわたる万博記念公園での開催を経て、このたび全日本トライアル選手権シリーズの1戦として開催するに至りました。 City Trial Japan特設会場 SENNAN LONG Park 通常の全日本トライアル選手権とは異なり、レースは最上級クラス「国際A級スーパー」のみで実施され、1日目は予選、2日目に予選を通過した10名で決勝を実施する方式を取ります。 CityTrial Japan 会場配置図 通常の全日本トライアル選手権では、山の中の専用コースにセクションを設けますが、City Trial Japan大会ではセクションをゼロからデザインし、街中に設置します。これまでのCity Trial Japanでも驚くようなセクションを作ってきましたが、今大会ではさらにパワーアップ! 大会が行われる泉南ロングパーク特設会場には、国際A級スーパークラスのライダーでCity Trial Japan大会実行委員長の藤原慎也自らが考案した、全長約100mにも及ぶ世界規模のオリジナル巨大セクションが完成します。 レースフォーマットもオリジナルルールが適用され、より多くの皆様に楽しんでいただけるように準備を進めております。初めてオートバイのレースを観戦する人のために、レースは常にMCが実況し、観客にわかりやすく場内解説を交えて観戦できるように配慮しています。また、飲食コーナーやサブアクトの実施、何より会場の目の前にはビーチが広がる抜群のロケーションで、今までの全日本トライアル選手権とは違った楽しみ方ができます。 全日本トライアル選手権第4戦までの戦いは、#1 小川友幸3勝、#2 黒山健一1勝、これに #4 野崎史高と若手の#3 氏川政哉がからんで優勝争いをしています。そして和歌山県出身のライダーで、昨年国際A級スーパークラスに昇格して上り調子の若手 #11 廣畑伸哉の走りっぷりにも、ご注目ください。 City Trial Japan in OSAKA 2018より City Trial Japan…