いよいよ開催が明日に迫ったTRJ Rd.2 関東大会。トライアル競技の国内トップライダーたちの走りは必見です。

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トライアルとはどんな競技?

そもそもトライアル競技の名前は聞いたことがあるけれど、よくわからない人もいるかもしれません。まずは簡単に競技の説明をしましょう。

トライアル競技は、専用のオートバイを駆り、コース途中に設けられた採点区間(セクション)で、いかに減点されることなく走り抜けられるかを競い合います。早くゴールする必要はありませんが、設定時間を越えてしまうと、所定の減点を課せられることになります。減点が最も少ない、つまりはミスの最も少ないライダーが優勝となります。

減点は、1回の足つきが1点、2回の足つきで2点、3回以上の足つきが3点です。マシンから降りてしまったり、セクションの外へ出てしまった場合、マシンが後退した場合、あるいは足つき中にエンジンが停止したりすると、失敗とみなされ5点減点となります。また、セクションを1度の減点もなく走りきることを「クリーン」といいます。

セクションは1から10まであり、さらに最高峰クラスの国際A級スーパークラス(IAS)にはスペシャルセクションとなるSS1、SS2のふたつのセクションが特別に用意されます。このスペシャルセクションは4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、IASクラスの上位10名だけがより難易度の高いスペシャルセクション(SS)に挑めるのです

スペシャルステージは観戦しやすいエリアに設けられ、トライアルの魅力が凝縮されたダイナミックなセクションは見応えがあり、一番の観戦ポイントといえます。

ツインリンクもてぎのセクションの特徴は?

会場となるツインリンクもてぎに設けられた10のセクションは、1~2は沢のセクション、3~5及びSS1&2は岩盤のセクション、6~8が森の自然な地形を生かしたセクション、9~10が自然の地形を生かしつつ岩などの障害物が置かれたセクションとなります。

ただし、今大会は新型コロナウイルス感染予防対策の一環として、観戦できるセクションはソーシャルディスタンスを確保できるところに限定されます。そのため、パドックに面する1・2・6・7・8セクションは、密集・密接を回避するため一般来場者による観戦が近接ではできませんので、あらかじめご了承ください。

自宅にいてもYoutubeで観戦できちゃう⁉︎

岩から岩へ飛び移ったり、人がまともに立って歩けないような絶壁をするする登っていったりと、バイクがするような動きとは思えない走りを見せてくれるトライアル競技。会場で超絶ライディングを堪能できるのが一番ですが、自宅でもトップライダーの走りをYouTubeのライブ配信で楽しめるんです!

ライブ配信されるのはIASを中心に、通常セクション1~2ヶ所、SSセクションを予定し、時間は11時ごろ~、15時20分ごろ~となっています。

※状況によっては変更される可能性もあります

ライブ配信は以下のYouTubeチャンネル「MFJ/日本モーターサイクルスポーツ協会」にてご覧いただけます。
https://www.youtube.com/c/MFJofficial

トライアル競技は一見マニアックに思われるかもしれませんが、走る、曲がる、止まるといったライディングの基礎が詰まっています。そのため、最近ではロードレースのトップライダーたちも練習に入れているほど。さらに、近年この日本でも熱くなっているハードエンデューロですが、海外の有名なハードエンデューロのレースで活躍している世界のトップライダー達はほぼトライアル経験者。そうなると、トライアル競技の選手たちがどんな走りをするのか観てみたくなりますよね!

明日は会場で、自宅で、トライアル競技を観戦、応援して盛り上がりましょう!!

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