6月8日(日)開催「全日本トライアル選手権第3戦 もてぎ大会」は、5月17-18日のトライアル世界選手権日本グランプリで使用されたセクションをベースに、全日本選手権仕様にモディファイして開催される。セクション配置も世界選手権とほぼ同一ということだ。先日の日本グランプリでは新規開拓のセクションが設置されていたので、新セクションは全日本でも使われる可能性もある。もてぎのトライアルは世界選手権と全日本と共に進化しているようだ。
観戦しやすい全日本トライアル選手権
今年のセクションマップはまだ発表されていないが、公開されたらあらためてお知らせしたいと思います(昨年は開催日のちょっと前にセクションマップが公開された)
日本グランプリではハローウッズの最終岩盤セクション以外は外周道路沿いに並ぶため、選手のトライを追うのは楽だった。観戦エリアのほとんどが舗装なので、雨が降っても足元はそう悪くならない。ハイヒールで観戦できる、もてぎトライアルのコンセプトがここにある。

日本グランプリのパドックは中央エントランスから長い階段を下り、さらにパドック連絡通路を歩かないとならない。セクションとパドックを往復して選手たちの応援に行くのがちょっと大変。ところが全日本は中央エントランス周辺にパドックがあるので、スタート前、ゴール後の選手たちに会いに行きやすいし表彰台も近くていい。そして、トライアルをまったく知らない一般のお客さんが、たまたまやっているトライアル競技を見てびっくり。初めてトライアルの実物を見て知ってもらえることも、もてぎ大会の良さだ。

昨年のもてぎ大会は氏川政哉が電動で優勝
昨年のもてぎ大会は、ヤマハの電動に乗る氏川政哉の勝利だった。ヤマハTY-Eにとっては全日本初優勝。しかも、2位黒山健一、3位野﨑史高とヤマハが表彰台を独占した。

昨年のもてぎ大会レポートはこちら
https://mspro.jp/trj/2024/06/04/r2report-3/
今シーズン、第1戦愛知・岡崎大会と第2戦大分・玖珠大会が終了してランキングトップに立つのは氏川政哉(ヤマハ)。2位黒山健一(ヤマハ)、3位小川友幸(ホンダ)、4位小川毅士(ベータ)、5位野﨑史高(ヤマハ)と、ヤマハの電動勢が優勢だ。2025シリーズ全8戦(IAS以外は全7戦)のうち、この第3戦もてぎ大会は、国際A級スーパー、国際A級、レディース、国際B級それぞれに、今シーズンを左右する大事なレースになるにちがいない。
モビリティリゾートもてぎの入場料は大人(中学生以上)1,900円/小学生以下900円。そして駐車券が車1,000円/バイク500円。全日本トライアル観戦専用チケットはなしで観戦できる。家族で楽しめるアトラクション(そちらは有料です)レストラン、キッチンカー、たくさんの清潔なトイレ。充実した施設で全日本トライアル選手権を楽しみましょう。
大会概要
大会名称:2025 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 第3戦 もてぎ大会
開催日時:2025年6月8日(日)
開催会場:モビリティリゾートもてぎ
主催:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)/ホンダモビリティランド株式会社
公認:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
大会情報(モビリティリゾートもてぎ)