MFJ全日本トライアル選手権シリーズは、YouTubeライブ配信を行っています。現地のデータ通信環境により配信できない場合もありますが、配信可能な会場では国際A級スーパークラスのSSなどを、ライブで配信しています。(ライブ配信ができない会場では、収録映像を当日中にアップロードしています)
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2024年10月27日(日)全日本トライアル選手権第7戦 宮城・SUGO大会、11月3日(日)全日本トライアル選手権 第8戦 CityTrial 大会ともにライブ配信を行う予定です。
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News 2021年10月29日
TRJ2021 Rd.7の注目ポイントは?
全日本トライアル選手権シリーズ第7戦は、10月31日(日)宮城県・スポーツランドSUGOにて開催
各クラスとも若手の活躍に期待‼︎
国内最高峰の選手が集結し競う『全日本トライアル選手権シリーズ第7戦』がスポーツランドSUGOのトライアルコースで10月31日(日)に開催されます。
第7戦となっていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、4月の開幕戦・九州大会、5月の第2戦・関東大会が行われた後は、北海道大会、中国大会、近畿大会は相次いで開催を中止としていました。そのため、全日本選手権は半年ぶりの開催となり実質3戦目となります。
第7戦東北大会が実施されるスポーツランドSUGOのトライアルコースは、インターナショナルコース(ロードコース)の〝バックストレッチ〟がある南側の斜面と、〝馬の背コーナー〟のインフィールドに合計8〜10セクションが設置されます。このセクションを持ち時間4時間半のうちに2ラップし、足を着いた回数が少ない(減点数の少ない)ライダーが優勝となります。
各クラスの注目ポイント
【IAS】
開幕戦の九州大会では昨年のランキング3位の黒山健一、ガスガスから今年ホンダに乗り換えた氏川政哉、8年連続10回目となるチャンピオンを獲得した昨年の覇者・小川友幸がトップ争いを繰り広げました。2ラップ目の最終セクションで、それまでトップだった黒山はミスをしてしまい3位に転落。勝利を収めたのは、一歩も引けない状況で完璧な走りをした小川友幸でした。
続いて第2戦の関東大会でも小川友幸は王者たる強さを発揮し圧倒的なリードで優勝。接戦となった2位以下は野崎史高、黒山健一と続き、昨年のランキング通りの結果となりました。
スポーツランドSUGOでの過去5年間での勝ち星を調べてみると、黒山健一が3勝、小川友幸が2勝挙げています。開幕戦から調子のいいRTL300Rを駆る小川友幸、新型のファクトリーマシンTYS250Fiを今年度より投入しタイトル奪還と通算12度目のチャンピオン獲得をめざす黒山、同じく昨年シリーズランキング2位だった野崎史高らがトップ争いの中心となることは間違い無いでしょう。さらに昨年IAでチャンピオンを獲得し、今年からIASで参戦する16歳の廣畑伸哉にも注目したいところ。開幕戦は練習中に負傷し欠場、第2戦では最上位クラスの洗礼を受け14位という結果に終わりました。IASでは唯一の新人だけに今後の活躍に期待したいですね。
【IA】
ベテラン勢と伸び盛りの若いライダーが混在しているIAクラス。開幕戦では昨年のシリーズランキング2位のベテラン村田慎示を抑え、磯谷郁が18歳にして初優勝を手にしました。また16歳のルーキー福留大登が5位に、11歳の黒山陣(黒山健一の甥)が14位に入る活躍を見せました。続く第2戦の関東大会では昨年のランキング2位村田慎示、3位小野貴史、4位本多元治が表彰台に上りベテランの強さを発揮した一方、4位に磯谷郁、7位に15歳の中山光太が入り若手も奮闘。第7戦東北大会ではこれからのトライアル界を担う若手ライダーに注目してみましょう!
【レディース】
圧倒的な強さで1位の座を守り続けている西村亜弥。その強さは今年も変わりません。さらに言えば、シリーズランキング2位小玉絵里加、3位山中玲美という構図も変わらず。それでも第2戦では齋藤由美が初の3位入賞を果たしています。第7戦でもランキング上位3人、特に西村亜弥の強さは揺るぎないでしょう。開幕戦が復帰戦となったにもかかわらず4位入賞となったソアレス米澤ジェシカにも関心が集まります。
観戦するには?
今週末は、約5ヶ月ぶりの #全日本トライアル 第7戦東北大会!現地でもライブ配信でも応援しよう!
観戦チケットは…
News 2022年8月24日
R5 City Trial Japan 黒山健一の勝利
2022年8月20-21日 大阪府泉南りんくう公園 観客数:8,000(3,000+5,000)人
トライアルを市中で開催、というコンセプトで始まったCity Trial Japan。その開催は4回目となるが、今回は初めて、全日本選手権の1戦として開催されることになった。
これまで招待選手のみがスタートして予選・準決勝・決勝と試合が進められていたが、全日本選手権となってIAS選手全員参加(最終的に4名が欠場した)することもあって、大会は土曜日に予選、日曜日に決勝の2日間制で開催された。会場は関西空港を海の向こうに見る泉南市のりんくう公園。5ヶ所にセクションが設定され、うち4つが往路と復路で使われて、全部で9セクションが用意された。
りんくう公園に設営されたセクションに多くの観客が集まった。
土曜日の予選、まず第1セクションは予選のスタート順を決めるためのダブルレーンで、一番時計は氏川政哉がとった。小川友幸はちょっと失敗があって、中盤のスタート、柴田暁は大失敗で、2番手スタートとなった。
いよいよ予選開始。8セクションのすべてを使っておこなわれ、16人の参加者が超難セクションにチャレンジした。当初は4セクションずつに区切って、1ラップ目前半と後半、2ラップ目前半と後半を行う予定だったが、飛び降りの際にスポークを折損するアクシデントが多発して、タイムスケジュールは押しぎみ。最初の4セクションはひとりずつだったが、次の4セクションは二人ずつ交互にトライし、2ラップ目はふたつのセクションのみを使っておこなわれた。結局、8セクション2ラップの16セクションの予定が、10セクションでの予選の戦いとなったことになる。
スピードレーンの黒山健一(左)と小川友幸(右)
予選の上位10名が決勝に進出する。8セクションを終えたところで10位は同点で3人が並んでいて、予選通過争いはなかなか接戦だった。結果は野本佳章が10番目の予選通過を果たした。
予選トップは小川。8セクションすべてをクリーンするパーフェクトな予選だった。予選2位は柴田。8セクションを走って9点とまずまずの好スコアをマークした。予選の10位まではこの結果をもって、翌日のスタート順を決めることになる。減点数はすべてクリアされて、日曜日はまたあらたな戦いが始まる。
土曜日の予選でトップになった小川友幸。
今回はいろいろと特別ルールが用いられていた。まずバックはOK。セクション中のループもOK。アンダーガードを設置させてのエンスト・停止は減点としない、など。勝負は減点数が少ない、クリーン数が多い順であるのはいつもと変わらないが、その次に5点になった場合にどこまで走破していたかが記録され、通過ポイントが多いほうが上位というルールもあった。そしてそれでも同点の場合は、全セクションのそうはタイムのトータルが早い者が上位となる規則だ。
土曜日の天候は曇り模様だったが、夜から雨。当初、天気予報では日曜日は1日中雨の予定だったが、未明から朝にかけての雨は相当なものだった。ところがこれがいよいよ走り始める11時近くになって止み始め、競技が始まった頃には太陽が顔を出してじりじりと暑い真夏模様になった。
まずはセミファイナル(準決勝)が6セクション。3つ目のセクションで吉良祐哉が負傷、この後のセクションをキャンセルすることになって、吉良の10位が決まった。
予選で快調だった小川は、最初のセクションでいきなり5点と、波乱のはじまりとなった。それでも小川は、柴田とともに6点で最初の3セクションを走り終えた。
しかし次の3セクション、なんと小川が3セクションすべてで5点になった。これで小川は、最下位でセミファイナル通過、ということになった。
ここで一転して好調ぶりを発揮したのが黒山健一。前半10点減点から、後半3セクションはオールクリーン。一躍セミファイナルのトップに出た。セミファイナルの総減点は10点。
好調ぶりを発揮した黒山健一。
野崎史高は2位。
スピーディーなライディング、氏川政哉。3位表彰台。
2番手は野崎史高で11点、氏川政哉と柴田暁が同点の12点、廣畑伸哉が14点と、いずれも勝利のチャンスがあるスコアだ。小川は21点と、計算上はまだ勝利のチャンスもあった。
決勝、ファイナルは4セクションで戦う。最初のセクションをクリーンしたのは小川だけで、他は全員が5点。しかし次なるセクションで小川と柴田が5点となり、小川の上位進出に黄信号がともった。…