熱戦のJMX R1 レポート

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2022第1戦 HSR九州大会 詳細レースリポート 2022年D.I.D.全日本モトクロス選手権シリーズが開幕しました。開幕戦の舞台となったのは熊本県のHSR九州。レースが行われた4月9日(土)~10日(日)は初夏のような陽気に恵まれ、コースコンディションも良好。両日とも多くのファンがコースに詰め掛けて、各クラスで繰り広げられた熱戦に熱い声援を送っていました。 IA1 IA2 IB OPEN LMX JX CX IA1 Heat1 : 好スタートを切った富田が落ち着いたレース運びで勝利 IA1 Heat1 スタート #2富田俊樹(ヤマハ・YAMAHA FACTORY RACINGTEAM)がホールショットを決め、序盤からレースをリードします。後続の2位集団から抜け出した#3能塚智寛(カワサキ・Team Kawasaki R&D)が2位に浮上すると、ハイペースで富田に接近。2台は完全に横並び状態となり、2周目の13番ポストでついに能塚がトップを奪います。しかし能塚は次の周の15番ポストで単独転倒して首位を富田に明け渡し、6位にまで順位を下げてしまいました。この間2位に浮上したのは富田のチームメイト#4渡辺祐介で、3位には2021年度IA-2チャンピオンの#22大城 魁之輔(ホンダ・Honda Dream Racing Bells)が続きます。大城のチームメイトの#23大倉由揮が4位を走りますが、後方から猛然と追い上げてきた能塚と接触し、これにより能塚が再び転倒してしまいました。その翌周には大倉も転倒して順位を大きく下げてしまう結果に。トップの富田はレース終盤まで安定したタイムを刻むと、ラストラップでは2位渡辺との差をさらに広げて開幕戦勝利を飾りました。「能塚選手のペースが良くて少し焦って、若干乱れかけたりもしましたが、いい結果を残せました。 シーズンオフに取り組んでいたスタート練習の成果が出ましたね」(富田選手) Heat2 : 堂々たる走りでライバルを下した富田 喜びの富田選手 ホールショットを奪ったのは、#25内田篤基(カワサキ・マウンテンライダーズ)。2番手には#8星野優位(ヤマハ・bLU cRU Racing Team TAKA/STAR racing…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2022 開幕!第1戦HSR九州大会(4/9〜10)の観戦情報&見どころ

オフロードを駆け抜ける国内最速の超スプリントレース!JMX!2022年のレースは?  4月9日(土)~10日(日)にいよいよ2022 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズが開幕します。舞台となるのは熊本県のHSR九州。最高峰のIA1(4ストローク450㏄)クラスは2レース制ですが、4ストローク250㏄のIA2は3レース制となり、最高峰クラスを狙う若手ライダーによる超スプリントレースにファンの期待も大いに高まっていることでしょう。また開幕戦ではレディースクラスやIBオープン、承認レースのCX(チャイルドクラス)が予定されています。HSR九州は、コースの全長2.2㎞、長い直線とタイトなターンが組み合わせられるテクニカルなコースで、コース幅も広いので順位の変動が多く、最後まで目が離せない白熱の戦いが繰り広げられます。また雨が降った際は、その独特な土質がライダーの足をすくい、大番狂わせの展開なんてことも十分にあり得そうです。また10月8日(土)~9日(日)の第5戦もHSR九州で開催が予定されています。 第2戦の関東大会 腕時計専門店ベルモンドCUPは5月14日(土)~15日(日)に埼玉県川越市のオフロードビレッジで開催されます。首都圏からのアクセスが良く、毎回多くのファンが訪れるこのコースは広大な河川敷にあり、高低差が少ないのが特徴です。HSR九州同様、雨が降るとスリッピーなコンディションに変化するため、番狂わせの展開も考えられます。10月29日(土)~20日(日)の第6戦もオフロードビレッジが舞台となります。  第3戦は7月16日(土)~17日(日)に宮城県仙台市のスポーツランドSUGOが予定されています。日本屈指の広大な敷地をほこるこのコースは、名物の大坂やヨーロピアンセクションなど、変化にとんだレイアウトが特徴です。またヤマハの本拠地ということで、ヤマハ勢にとっては馴染みの深いコースとしても知られており、昨年はMFJグランプリ、IA2クラスにスポット参戦したYAMAHA FACTORY RACING TEAMのジェイ・ウィルソンが2ヒートとも制しています。11月12日(土)~13日(日)には最終戦のMFJグランプリも同コースで開催される予定です。  9月10日(土)~11日(日)には名阪スポーツランドを舞台とする近畿大会が開催されます。3年ぶりの近畿大会ということで、関西圏はもちろん、アクセスのよい東海圏のファンもその開催を心待ちにしていることでしょう。名阪スポーツランドはサンド路面が大きな特徴となっており、ダイナミックに巻き上がるルーストは、まさにモトクロスの醍醐味といえるでしょう。 D.I.D JMX R1 九州大会の注目選手  全国4カ所のコースで全7戦が予定される2022 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ。3年連続でIA1チャンピオンに輝いた山本鯨は昨シーズンで引退を表明し、大城魁之輔をはじめとするIA2上位陣もIA1へとステップアップ。昨年までの勢力図は大きく変わり、各地のレースで予想がつかないレースが展開されることでしょう。今期のレースに向けて、ここでは主要チームの有力選手を紹介してみようと思います。 IA1  前年度チャンピオンの山本が不在となったIA1クラス。YAMAHA FACTORY RACING TEAMはランキング2位の#2富田俊樹と#4渡辺祐介を擁してチャンピオンを目指します。特に富田は2年連続ランキング2位ということで、その悔しさをバネとして、悲願のタイトルに向けて開幕からどん欲に勝ちを狙っていくでしょう。また渡辺祐介も昨シーズンはSUGOラウンドで2度優勝しており、その実力をメキメキと伸ばしています。ヤマハ勢ではプライベーターの#8星野優位(bLU cRU  Racing Team TAKA/STAR Racing166)も、昨年同様上位勢に食い込む力走を見せてくれることでしょう。 IA1 #2 富田 俊樹 IA1 #3 能塚 智寛 IA1 #4 渡辺 祐介  富田とともに山本に肉薄したTeam Kawasaki R&Dも昨年に引き続き#3能塚智寛を擁してチャンピオンを狙います。昨年4勝を挙げた能塚は、そのスピードに安定感が伴えば、富田とともにチャンピオン候補の最右翼と言っても過言ではないでしょう。また#10安原志(八尾カワサキwith…

【JMX】D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2022 開幕戦 HSR九州大会 登録選手発表

4/9-10に開幕を迎えるD.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2022(D.I.D JMX 2022)の登録選手が発表されました。 開幕戦 HSR九州大会では、公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMXの4クラスと、承認:JX,CXの2クラス、計6クラスが開催。 JMX登録コースで最大の幅と長い直線を誇るハイスピードコースHSR九州では、直線の速さも勝負の見所のひとつ。 最初のヒート(決勝)を制するのは誰だ! エントリーリスト(3/16:PDF版)はMFJサイトからご確認ください > D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022 第1戦 HSR九州大会情報(MFJ) また、年間指定ゼッケン発表も更新されています。 > D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022 ゼッケン(MFJ) D.I.D JMX 2022 R1 九州大会情報の情報はこちら D.I.D JMX 2022 R1 HSR九州大会 開催情報 チケットも発売中!お求めは下のリンクより! JMX観戦Eチケットはこちら

D.I.D JMX 2022 開幕戦チケット販売開始

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2022開幕戦 HSR九州大会開催! 2022年の開幕戦は九州・熊本のHSR九州オフロードコースにて、4月9日(土)〜10日(日)の2日間にわたって行われます。 チケットはMSP Eチケット、ローチケなどで販売開始。 昨年度の覇者である山本鯨が引退し、王者不在のIA1には新たな覇者の誕生を待っている。 IBオープンクラスから繰り上がる10人の新IAライダーの熱量も注目。 新しいモトクロスの時代を作っていくのは誰だ!? 九州大会はIA2クラスが3ヒート開催! 3回の決勝ポイントで年間ランキングにスタートダッシュを。 D.I.D JMX 2022 R1 開催情報 MSP Eチケットご購入はこちら ローチケでの紙チケットご購入はこちら

2022 JMXは全7戦のシリーズに!

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2022 (通称 JMX2022)のスケジュールが更新されました。 先日MFJより発表された会場のうち、中国大会開催予定だった世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)は、主催者の世羅グリーンパーク弘楽園からの申し出により、残念ながらキャンセルされ、2022年度は4会場、全7戦のシリーズとなります。 詳しくはEVENTスケジュールをご確認ください。 Rd. 大会名 日程 開催クラス 会場 1 HSR九州大会 2022/04/09-10 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX,CX HSR九州(熊本) 2 関東大会 2022/05/14-15 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, K65, CX オフロードヴィレッジ(埼玉) 3 SUGO大会 2022/07/16-17 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX, 2st125 スポーツランドSUGO(宮城) 4 近畿大会 2022/09/10-11 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX 名阪スポーツランド(奈良) 5 HSR九州大会 2022/10/08-09 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX HSR九州(熊本) 6 関東大会 2022/10/29-30 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, K65, CX オフロードヴィレッジ(埼玉) 7 第60回 MFJ-GP モトクロス大会 2022/11/12-13 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX スポーツランドSUGO(宮城) MFJ発表の中国大会中止のお知らせはこちら

2022年度年間指定ゼッケン第一弾発表

2022年1月13日(木)MFJより2022年度 JMX 年間指定ゼッケン第一弾が発表されました。 IBからは10人が昇格。 年間指定ゼッケンはIBの最終順位の先頭にルーキー番号の「0」が付きます。 詳細は以下のリンクよりPDFをご覧ください(MFJサイト内)  2022MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ 年間指定ゼッケン(1月13日) その他、本年度よりJMXはチーム登録制度が開始。 現在指定ゼッケンが割り振られていない選手には、後日開始される「全日本モトクロスチーム登録」後に指定ゼッケンが登録されます。 詳しいご案内はMFJサイトをご覧ください。 https://www.mfj.or.jp/national/2022-mx-all-japan/?page_type=bibs

MFJ MOTO AWARDS SHOW 2021 開催!

2021年度二輪モータースポーツのトップ選手を称えるオンラインイベント開催! 生配信は12/18(土)19:00より https://www.youtube.com/c/MFJofficial にて 今年度の全日本ランキング認定表彰式「MFJ MOTO AWARDS SHOW 2021」オンライン配信決定! MFJ MOTO AWARDS SHOW は、1年を通して開催されたMFJ 全日本選手権シリーズを戦い抜き、頂点を極めた選手達の栄誉を、チーム、ファン、そして大会を支え応援していただいたすべての皆様とともに称え、喜びを共有するオンラインイベントです。 配信形態での無料イベントをぜひ生でご覧ください。 MFJ MOTO AWARDS SHOW 2021  開催概要 配信日時:2021年12月18日(土)19時〜配信開始 配信チャネル:YouTube MFJ公式チャンネル https://www.youtube.com/c/MFJofficial 開催内容:2021年度全日本選手権ランキング認定/特別賞等受賞者の紹介。 リモートおよびVTRによる選手の出演 ファンの皆様からのメッセージ紹介 等 表彰対象:MFJ 全日本選手権シリーズ各種目ランキング上位3 選手 海外選手権参戦功労賞 特別賞 自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長杯 MFJ特別表彰 MFJモーターサイクルスポーツ殿堂顕彰 他 選手への応援メッセージ募集! 皆様が日頃から応援している選手にぜひメッセージをお送りください! ご投稿いただいた方の中から抽選でトップライダーのチャンピオン記念グッズをプレゼントいたします。 メッセージ投稿WEBフォーム  https://forms.gle/kSb3WnoU8Zfzjwev8…

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦 中国大会 詳細レースリポート

全クラスともこの最終戦でチャンピオンが決定 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズの今季最終戦となる第2戦中国大会は、11月27日(土)~28日(日)に広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で開催された。今季は全7戦が予定されていたが、第5戦近畿大会が中止。この第2戦は、本来なら5月上旬に実施予定だったが、大会名を変更することなく半年以上延期された。 広島県南東部の山中にあるコースは、自然のアップダウンを活かしたダイナミックなレイアウトが特徴。本来開催予定だった春に加えて、今大会の直前にも良質な土を搬入しながら入念なメンテナンスが実施された。乾くとかなり固く締まる路面だが、土曜日に一時小雨が降り、日曜日早朝には霜が降りたことから、土曜日と日曜日午前中は路面に適度な水分が含まれた状態。日曜日午後は土が乾き、ややハードで土ボコリが舞うコンディションとなった。 今大会は、異例の11月下旬開催とあって、日没を考慮したタイムスケジュールを導入。全日本格式で実施された各クラスの決勝レース時間は、それぞれ5分短縮された。 決勝レースが繰り広げられた日曜日の天候は晴れで、最高気温は11度。観客数は2日間で2,185名と発表されている。 【IA1】3年連続チャンピオンとなった山本鯨が引退を発表 チーム監督の小島庸平とチャンピオンを獲得した山本鯨(#1) 山本鯨(#1) 全日本最高峰クラスとなるIA1は、5分短縮により25分+1周の2ヒート制。前戦終了時点で、ホンダのマシンを駆る山本鯨(#1)がランキングトップに立ち、これをヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#2)がわずか1点差、さらに富田のチームメイトとなる渡辺祐介(#18)が18点差で追った。 決勝ヒート1は山本がホールショットを奪い、富田と渡辺、カワサキファクトリーチームの能塚智寛(#5)が続く展開。レース序盤から、この4台がカワサキのマシンを駆る安原志(#19)を先頭とした縦に長いセカンドグループを突き放して、トップグループを形成した。当初は山本が2秒ほどリードを奪い、富田と渡辺と能塚がより近い状態だったが、レースが中盤に入ると4台の間隔はそれぞれ1~3秒程度の範囲で増減を繰り返しながら推移。しかし10周目に、富田がトップの山本に1秒以内のところまで迫ったことで、雰囲気が一変した。翌周には4台の距離が縮まり、12周目には4台が2秒程度のギャップでほぼ等間隔に。そして13周目、能塚が渡辺をパスして3番手に順位を上げた。 迎えたラスト2周の14周目、4番手に後退した渡辺がグループからやや遅れる一方で、山本と富田と能塚が三つ巴の激しい接近戦を開始。まずは能塚が富田に迫ったが、ここは富田がポジションをキープすると、今度は富田が山本に仕掛け、ラストラップに入るところで富田がついにトップ浮上を果たした。しかし、すぐに山本が再逆転。もう一度山本のパッシングを試みた富田を、背後から能塚が狙いすまして逆転した。最終ラップのコース後半、能塚は山本に肉迫。しかし山本も必死に逃げ、最後はフィニッシュジャンプをほぼ並んで跳んだ。そして、わずか0.11秒差で山本が優勝、能塚が2位。最後に振り切られた富田が3位、渡辺は前の3台から完全に遅れて4位となった。ホンダのマシンに乗る小方誠(#4)が、1周目12番手から追い上げて5位。ヤマハを駆る星野優位(#8)が6位だった。 ヒート1の結果により、山本と富田は10点差。今季最終レースとなったヒート2で、富田が逆転チャンピオンになるためには、自身が優勝した場合でも、山本が4位以下になるのを望まなければならない状況だった。逆に山本は、富田がどんな順位であれ、その2ポジションダウンに留めればタイトル防衛が決まる。ヒート2のスタート直後、この富田と山本がいきなりバトルを展開。何度か激しいやり取りがあった後、左タイトターンの立ち上がりで富田が山本のラインを塞ぐように被せ、山本が転倒した。これにより富田がトップ、一方の山本はほぼ最後尾となる21番手からのレースに。それでも山本は諦めることなく、2周目に12番手、3周目に8番手、4周目には5番手と驚異的な追い上げを披露した。 能塚智寛(#5) 能塚智寛(#5) 一方の上位勢は富田と渡辺と能塚がトップグループで、やや離されて小方が4番手。富田は序盤に3秒ほどのリードを確保し、渡辺と能塚は僅差となった。6周目、能塚が渡辺を抜いて2番手浮上。ここから数周をかけ、能塚は富田との距離を詰めた。そして12周目から、富田と能塚がドッグファイト。この周は富田が順位を守ったが、翌周に能塚がパッシングに成功した。この段階で、山本は4番手。3番手を走る渡辺とはまだ約5秒の差があり、なおかつここまで数周はギャップがあまり減らなくなっていたが、富田が2位なら山本がチャンピオンになれる条件は6位以内に変わる。そしてレースは、最後まで粘る富田を振り切って能塚が優勝。富田が2位、渡辺が3位となった。山本は4位でチェッカー。これにより、山本の3年連続チャンピオンが確定した。 富田俊樹(#2) 富田俊樹(#2) レース直後、山本は今季限りでの現役引退を電撃発表。「26年間、モトクロスライダーとして人生を歩んできましたが、30歳の節目を迎える今年で引退して、新たなキャリアを築きたいと思います。これまでのレース人生は本当に幸せでした。ライダーとしてやってきた以上に、今後の人生でモトクロスやバイクの業界に恩返ししたいです」と山本。何度も涙を見せつつ、これまで支えてくれたすべての人に、感謝の言葉を述べていた。 【IA2】ヒート1で年間タイトル確定の大城魁之輔が両ヒート制覇 大城魁之輔(#2) 大城魁之輔(#2) ランキング2番手の内田篤基(#4)は、前々回の第6戦で負傷して以来のレース復帰。しかし、ランキングトップの大城魁之輔(#2)が前戦終了時点で31点リードし、なおかつ内田は本調子には遠い状況のため、大城のシリーズタイトル獲得がほぼ確実な状況だった。レース時間はIA1と同じく25分+1周に設定された。 決勝ヒート1では、予選トップ通過を果たしたIAルーキーの柳瀬大河(#34)が、1周目にトップ浮上。これを追った中島漱也(#10)を、5番手から追い上げてきた大城が3周目にパスした。3周目、大城が柳瀬を抜いて先頭に立ち、さらに約2.5秒のリードを確保。同じ周、森優介(#22)が中島に次ぐ4番手、大倉由揮(#6)が5番手に順位を上げた。大城はその後の数周で、アドバンテージを約4秒に拡大。一方で、2番手の柳瀬には中島が迫るもパッシングのチャンスを得られず、その間に2秒ほど離れていた森が中島との距離を詰めた。 大倉由揮(#6) そして8周目から、中島と森が3番手争い。9周目に森が先行した。両者がバトルを展開する間に、2番手の柳瀬は3秒ほどのリードを得て、逆に5番手の大倉は中島に接近。翌周、大倉が中島の攻略に成功した。すると大倉は、勢いを保って今度は森との距離も詰め、11周目から2台のバトルが勃発。13周目に大倉が森を抜いた。レース中盤から終盤にかけ、柳瀬はトップの大城から5秒差程度のところで粘っていたが、残り2周となった14周目に肩を脱臼し、この影響で転倒。そのままリタイアとなった。同じ周、接近戦を演じていた森と大倉が接触して、森が転倒により7番手まで後退。レースは大城が勝利を収めてシリーズタイトル獲得を決め、大倉が2位、中島が3位、鈴村英喜(#15)が4位、川上龍司(#7)が5位、スポット参戦の田中雅己(#6)が6位となった。 決勝ヒート2は、内田がオープニングラップをトップでクリア。西條悠人(#5)とトップ争いを繰り広げたが、2周目には大城がこの2台を抜いて先頭に立ち、さらに鈴村も2番手で続いた。3周目には、大倉も西條を抜いて3番手。翌周には、鈴村と大倉が接近戦を展開して、大倉が2番手にポジションを上げた。大倉と鈴村がバトルを繰り広げる間に、トップの大城は3秒ほどリード。4~5周目にかけて、4番手を守る西條には森が肉迫。6周目には森が先行した。トップの大城と2番手を走る大倉とのギャップは、レース中盤には4~5秒まで拡大したが、その後は両者の間隔がほぼ保たれた。 鈴村英喜(#15) 大倉に抜かれて3番手に後退した鈴村は、しばらく大倉をマークしていたが、その後にやや離され、これで上位3台が単独走行に近い状態となった。鈴村から遅れた4番手の森には、レース後半になって田中が接近。そして12周目、田中が森を抜いた。さらに鳥谷部晃太(#35)も森をパス。このときすでに、森のマシンはトラブルを抱えており、翌周の途中でコースサイドにマシンを止めてリタイアとなった。そしてレースは、終始危なげない走りを披露した大城が再び優勝して、自身初となる両ヒート制覇を達成。2位に大倉、3位にはIA昇格6年目で初表彰台登壇となった鈴村が入賞した。田中が4位、鳥谷部が5位、一時は5番手を走行した中島が6位でフィニッシュした。 【IBオープン】鈴木龍星が逆転でシリーズタイトルを獲得! 鈴木龍星(#47) ランキングトップで今大会を迎えた町田勘太(#53)が、レース途中のアクシデントで組別12位に終わり、まさかの予選落ち。これにより、138点の鈴木龍星(#47)、131点の伊藤晃(#48)、130点の村野晟弥(#50)が実質的にはチャンピオンを争うことになった。決勝は、いつもより5分短縮の15分+1周。土曜日午後に実施されたヒート1は鈴木のホールショットで幕を開け、鈴木、藤井一輝(#57)、山田康介(#28)、村野、溝口寿希也(#36)、桒垣竜斗(#68)、田中淳也(#55)、伊藤の順で1周目をクリアした。桒垣は2周目以降に順位を下げ、2周目には田中が6番手、伊藤が7番手に浮上。3周目には、トップの鈴木と2番手の藤井はそれぞれ2~3秒のリードを確保し、3番手以下は山田、村野、田中、溝口、伊藤までが縦長で続いた。 4周目以降、トップの鈴木と2番手の藤井はさらにリードを拡大。山田は3番手をキープし、村野と田中は接近戦を繰り広げた。溝口は前と離されはじめ、後方には伊藤が肉迫。6周目の段階で、鈴木と藤井はそれぞれ6秒ほどのアドバンテージを確保し、3番手を走る山田のすぐ背後に田中、そこから4秒ほど遅れて村野、さらに5秒ほど後方には1周目11番手から追い上げてきた那須愛斗(#59)が上がってきた。7周目、藤井がコーナーで転倒。復帰するまでの間に山田と田中が先行した。これで鈴木のリードは約14秒に。最終ラップの10周目までそのまま逃げ切った鈴木が優勝し、これでランキングトップに立った。8周目に山田を抜いた田中が2位。山田が3位、藤井が4位、村野が5位、那須が6位、伊藤が7位となった。これで鈴木が163点、村野が141点、伊藤が140点で最終レースを迎えることになった。 日曜日に実施された決勝ヒート2は、シリーズタイトル獲得が懸かった鈴木がホールショット。シーズン前半はアメリカでトレーニングしていたためにチャンピオン争いにこそ加わっていないが、速さはこのクラストップレベルにある田中が2番手で続いた。さらに溝口、有山大輝(#2)、桒垣や山田や藤井が上位勢。2周目、鈴木を田中が1秒ほどの差でマークしながら、溝口を先頭とする3番手以下を早くも引き離し始めた。2周目には、溝口の後方に有山と山田と藤井が続き、この4台が7番手以下を離してセカンドグループを形成。4周目には、有山に代わり藤井が溝口を追う4番手に浮上した。 田中淳也(#55) 決勝2ヒート目 表彰台に登壇した1位田中淳也(#55) 2位鈴木龍星(#47) 3位藤井一輝(#57) 5周目、藤井が溝口を抜いて3番手にポジションアップ。しかしこの段階で、鈴木と田中のトップ2台は約13秒も先行していた。6周目には、藤井に続いて山田も溝口の攻略に成功。さらに有山も、再び溝口のパッシングを狙った。1~2秒差で膠着状態だったトップ争いは、8周目に田中が鈴木との距離を詰め、翌周には激しいトップ争いがスタート。すると最終ラップとなった10周目、鈴木が単独で転倒を喫した。これにより田中が優勝、再スタートした鈴木が2位でフィニッシュ。この瞬間、鈴木のシリーズタイトル獲得が決まった。3位には藤井、4位には山田、5位には9周目に溝口を抜いた有山が入賞。さらに、最終ラップで大塚貴斗(#32)も溝口を抜き、6位入賞を果たした。 【レディース】川井麻央は両ヒートで転倒を喫するもV2達成! 川井麻央(#1) 川井麻央(#1) レディースクラスは、今季第3戦以来となる1大会2ヒート制を導入。ただし前回が土曜日にヒート1、日曜日にヒート2だったのに対して、今回は日曜日に2レースが実施された。レース時間は、いつもより5分短い10分+1周。このため、各ヒートは6周でチェッカーとなった。 決勝ヒート1は久保まな(#3)がホールショット。前戦で鎖骨を折るケガを負った影響が残る小野彩葉(#4)が2番手で続くも、濱村いぶき(#14)に次ぐ6番手まで順位を下げ、穂苅愛香(#7)が2番手、本田七海(#2)が3番手、ポイントリーダーの川井麻央(#1)が4番手で1周目をクリアした。2周目、川井が2番手、本田が3番手に浮上。ここから川井は、3秒ほど先行する久保の追撃を開始すると、徐々にギャップを削っていった。 久保まな(#3) そして4周目には、久保と川井が僅差のトップ争いを開始。ところがラスト2周となった5周目、川井が単独で転倒を喫して5番手まで後退した。これにより2番手に浮上した本田に対して、トップを守る久保のリードは約5秒。そのまま残り約1周半を逃げ切った久保が今季2勝目を挙げ、本田が2位に入賞した。最終ラップには、1周目7番手から追い上げてきた楠本菜月(#5)と、本調子から遠い状態で粘る小野、転倒から復帰した川井が3番手争い。これを制した川井が3位、小野が4位、楠本が5位となった。濱村は6位となった。 決勝ヒート2は、再び久保がホールショット。これで久保は、シーズン後半に実施された全日本の決勝4レースすべてでホールショットを獲得した。この久保に濱村、小野、穂苅、本田が続くも、穂苅は1周目に後退。22点の大量リードを得て、シリーズタイトル獲得がほぼ間違いない状態でこのレースに臨んだ川井は大きく出遅れ、11番手あたりからのレースとなった。それでも川井は、1周目に6番手までポジションアップ。ところが2周目、転倒により12番手まで後退した。 本田七海(#2) 一方も先頭争いは、久保を本田と楠本が追う展開。レースが後半に入ってもこの状態が続き、5周目あたりから久保と本田の接近戦が激しさを増した。そして最終ラップにかけ、本田が久保をパスし、一度は久保が抜き返し、さらに本田が逆転するデッドヒート。楠本はこの2台からやや遅れた。そして最終的には、本田が前でチェッカー。本田が2019年以来かつ今季初の勝利を挙げ、久保が2位、楠本が3位となった。川井は4位まで追い上げてフィニッシュして、無事にV2を確定。レース終盤に小野を抜いた濱村が5位、小野は6位となった。 【チャイルドクロス】電動クラスが始動。総合優勝は安藤龍太郎 安藤龍太郎(#24) キッズライダーが参加するチャイルドクロスは、国内メーカー製マシンで参加できるAクラスに19台、海外ブランドの2ストマシンでエントリーできるBクラスに1台、そして電動のEクラスに1台の合計21台がエントリー。レースは、ラップタイムが1分30秒ほどになるようショートカットされたコースで、8分+1周により競われた。レースは唯一のEクラスとなる矢木杏奈(#82)、Aクラスの阿部哲昇(#81)と安藤龍太郎(#24)の好スタートで幕を開け、まずは安藤がトップ浮上。矢木が2番手、阿部が3番手、Aクラスの森近那津(#72)が4番手、同じくAクラスの中村夏乃(#7)が5番手で1周目をクリアした。 2周目以降、矢木や森近が先頭に立ちながら接近戦の2番手争いを繰り広げる一方で、トップの安藤は9秒ほどまでリードを拡大。終盤には2番手の森近がラップタイムを上げ、後続を振り切りながら安藤に近づいたが、レース前半のリードを有効に活かした安藤が総合優勝を獲得した。森近は総合2位、中村の追撃を振り切った矢木が総合3位。以下4位に中村、5位に阿部、6位にはこちらもAクラスに参戦した壬生かりん(#19)が入った。

【D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 第2戦 中国大会】最高峰クラス王者に輝いた山本鯨が引退発表!

各クラスのシリーズチャンピオンが最終戦で決定 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズの今季最終戦となる第2戦中国大会は、11月27日(土)~28日(日)に広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で開催されました。今季は全7戦が予定されていましたが、第5戦近畿大会が中止。この第2戦は本来なら5月上旬に実施予定でしたが、大会名を変更することなく半年以上延期されました。 広島県南東部の山中にあるコースは、自然のアップダウンを活かしたダイナミックなレイアウトが特徴。今大会の直前にも良質な土を搬入しながら入念な整備が実施されました。 今大会は異例の11月下旬開催とあって、日没を考慮したタイムスケジュールを導入。全日本格式で実施された各クラスの決勝レース時間は、それぞれ5分短縮されました。決勝日の天候は晴れで、最高気温は11度。日曜日の早朝には氷点下を記録するほどの寒さとなりました。 【IA1 決勝ヒート1】 山本鯨がレースを制して富田俊樹を10点リード! 山本鯨(#1) ホンダのマシンを駆る山本鯨(#1)がホールショット。ヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#2)と渡辺祐介(#3)、カワサキファクトリーチームの能塚智寛(#5)が続き、レース序盤から後続を引き離しつつトップグループを形成しました。レース中盤まで、4台の間隔はそれぞれ1~3秒ほどで増減を繰り返しながら推移。しかし10周目、トップの山本に富田が1秒以内まで迫りました。 その後、一度は山本が突き放し、12周目には4台が2秒ほどの差で等間隔状態に。翌周、能塚が渡辺をパスして3番手に浮上しました。ラスト2周となった14周目、4番手の渡辺が集団からやや遅れる一方で、山本と富田と能塚が激しい接近戦を開始。富田が山本を抜きました。しかし山本がこれを抜き返すと、今度は能塚が富田をパス。最後は能塚が山本に迫りましたが、0.11秒差で山本が抑えて勝利しました。 【IA1 決勝ヒート2】 最初から最後まで劇的な展開で、山本鯨がチャンピオン! 能塚智寛(#5) チャンピオンを争う富田俊樹(#2)と山本鯨(#1)がスタート直後から激しいバトルを繰り広げ、富田のアタックで山本が転倒。富田がトップ、山本は21番手で1周目をクリアしました。富田が優勝した場合、山本がチャンピオンになる条件は3位以内。山本は2周目に12番手、3周目には8番手、4周目には5番手まで浮上したものの、この段階で3番手の能塚智寛(#5)とは約10秒差もありました。 富田俊樹(#2) 渡辺祐介(#3) レース中盤、能塚は渡辺祐介(#3)をパスして2番手浮上すると、やや離れていた富田との距離を詰め、ラスト3周となった13周目に逆転。富田の2番手後退で、山本は6位以内ならタイトル獲得と状況が変わりました。そしてレースは能塚が優勝、富田が2位、渡辺が3位、山本が4位。これで山本が3年連続チャンピオンに輝きました。レース後、山本は今季限りでの現役引退を電撃発表しています。 【IA2 決勝ヒート1】 大城魁之輔が優勝でチャンピオン決定! 大城魁之輔(#2) 大城魁之輔(#2) 予選トップ通過を果たしたIAルーキーの柳瀬大河(#34)が、1周目にトップ浮上。これを追った中島漱也(#10)を、5番手から追い上げてきた大城魁之輔(#2)が3周目にパスしました。3周目、大城が柳瀬を抜いて先頭に立ち、さらに約2.5秒のリードを確保。ここから数周で大城はアドバンテージを約4秒に拡大するも、その後は柳瀬も粘りました。 大倉由揮(#6)、西條悠人(#5) レース中盤、2番手を守る柳瀬の2~3秒後方では、中島と森優介(#22)が3番手争い。9周目に森が先行すると、翌周には大倉由揮(#6)も森に続いて中島をパスしました。残り2周となった14周目、2番手だった柳瀬が肩を脱臼して転倒リタイヤ。さらに、森が大倉と接触して転倒して7番手に後退しました。そして大城が勝利を収め、シリーズタイトル獲得を決定。大倉が2位、中島が3位でした。 【IA2 決勝ヒート2】 大城魁之輔が初の両ヒート優勝で今季を締める 大城魁之輔(#2) オープニングラップをトップでクリアしたのは、ケガからの復帰レースとなったランキング2番手の内田篤基(#4)。西條悠人(#5)とトップ争いを繰り広げましたが、2周目には大城魁之輔(#2)が先頭に立ち、鈴村英喜(#15)が2番手で続きました。3周目には、大倉由揮(#6)も西條を抜き3番手。翌周には、大倉が鈴村の攻略に成功して2番手に浮上しました。 鈴村英喜(#15) 大倉と鈴村がバトルを繰り広げる間に、大城は3秒ほどリード。レース中盤、大城はさらにアドバンテージを拡大して4~5秒ほど先行すると、その後は安定したペースで周回を重ねました。鈴村は、抜かれてしばらくは大倉を2秒ほど後方でマークしていましたが、その後にやや離され、これで上位3台が単独走行化。レースは大城が再び勝利を収め、大倉が2位、鈴村がIA初表彰台となる3位でした。 【レディースクラス 決勝ヒート1】 川井麻央は転倒で3位。久保まなが今季2勝目! 久保まな(#3)、川井麻央(#1) 久保まな(#3)がホールショット。前戦で負傷した影響が残る小野彩葉(#4)が2番手で続くも順位を下げ、穂苅愛香(#7)が2番手、本田七海(#2)が3番手、ポイントリーダーの川井麻央(#1)が4番手で1周目をクリアしました。2周目、川井が2番手、本田が3番手に浮上。ここから川井は、3秒ほど先行する久保を追撃して徐々にギャップを削っていきました。 そして4周目には、久保と川井が僅差のトップ争い。ところがラスト2周となった5周目、川井が転倒により5番手まで後退しました。これで2番手に浮上した本田に対して、久保のリードは約5秒。そのまま逃げ切った久保が今季2勝目を挙げ、本田が2位に入賞しました。最終ラップには、楠本菜月(#5)と小野と川井が3番手争い。これを制した川井が3位、小野が4位でした。 【レディースクラス 決勝ヒート2】 本田七海が優勝。川井麻央がV2達成! 川井麻央(#1) 再び久保まな(#3)がホールショット。濱村いぶき(#14)、小野彩葉(#4)、穂苅愛香(#7)、本田七海(#2)が続くも、穂苅は1周目に順位を落としました。シリーズタイトル決定に臨んだ川井麻央(#1)は大きく出遅れ、11番手あたりからのレース。それでも、1周目に6番手まで順位を上げました。ところが2周目、川井が転倒。12番手まで後退しました。 本田七海(#2) 一方、先頭争いはレース前半の段階で、久保を本田と楠本菜月(#5)が追う展開に。5周目あたりから、久保と本田の接近戦が激しさを増し、最終ラップにかけて両者が順位を入れ替えました。楠本はこの2台からやや遅れ、久保と本田のバトルは本田に軍配。本田が今季初優勝、久保が2位、楠本が3位となりました。川井は4位まで追い上げてフィニッシュし、V2を達成しました。

最終戦のロゴ入りスタッフユニフォームは派手なピンク仕様

メーカーロゴいりユニフォーム D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 第2戦 中国大会でスタッフが着用するユニフォームは、前回大会と同様にパーカー仕様です。 全日本モトクロス選手権シリーズを応援してくれているメーカー様のロゴがウエアの胸元と背中に入っています。コースマーシャルをはじめとするスタッフに配られます。欲しい方もいらっしゃるかもしれませんが現在一般販売はしておりません。手に入れる場合はコースマーシャルなど大会の運営にご協力くださいませ‼︎ ユニフォーム着用しているモデルは、全日本モトクロス選手権シリーズのレース解説、コースプレビューでおなじみのyossy! では、ロゴとしてウエアに入っているメーカーや企業をご紹介します。 ◆MOTION PRO 『モーションプロ』はISDT(シックスデイストライアル)で金メダルを獲得したクリス・カーターによって1984年に設立されたツールメーカー。レースをルーツにもつメーカーだけに、モトクロス、ダートトラック、ATVなどさまざまなレースやイベントをサポートしています。ラインナップする工具はプロ用から一般家庭で使うようなものまで網羅し、ユニークで耐久性の高い設計になっています。また、高品位なケーブルはAMAスーパークロス、GNCC、BAJAのトップライダーやメカニックと協力して製品テストと開発をした逸品なのです。 https://www.yazawainc.com ◆美蔵 MIKURA PORK 全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦の関東大会、第6戦のHSR九州でも出店いただいた『三蔵』。東京都文京区を中心に豚肉創作料理「美蔵」をはじめとする飲食店の経営とプロデュース、ケータリングを行なっている会社です。 同社は、社外活動の一環としてモータースポーツを支援し、レースにも参加しているんですよ。 https://www.mikura-group.com ◆TOHO Racing 東広島を拠点に、オートバイレース・イベント・モータースポーツ・オートバイ関連事業を行なっている『TOHO Racing』。2011年山口辰也選手をメインライダーとして迎え同事業がスタートしました。初年度から全日本ロードレースのST600のチャンピオンチームとなり、翌年2012年 鈴鹿8時間耐久レースにおいて準優勝の実績を持つバイクRacingチームです。持ち前のチャレンジ精神で、ワークスチームに挑む日本一のプライベーターチームを目指して運営されています。 現在は全日本ロードレースを初め、鈴鹿8時間世界耐久レース、アジア選手権等 国内外のロードバイクレースに参戦。またTOHO Racing Clubの運営(クラブ員の育成)、TOHO Racing 主催の走行会や、イベントレース等の開催、オートバイのマシンメンテナンス、オートバイ関連商品の販売をしています。…

リアルタイムで順位やラップタイムが分かる『WS LiveResults』が正式リリース

アプリ版には応援したい選手を登録できる新機能を追加 今季から導入されたリアルタイムで順位やラップタイムが分かる『WS LiveResults』。スマートフォン用アプリはこれまでテスト用バージョンのベータ版でしたが、正式なものがリリースとなりました。 アプリのインストールがより簡単になったことで、レースを観戦しながらリアルタイムで順位やラップタイムなどの情報も手軽に入手できちゃうんです。 スマートフォン対応のアプリは下記のORコードを読み込んでインストールするだけ! ブラウザで見たい場合は、http://wsresult.com/JMX/ でチェックできます。 アプリ版のWS LiveResultsの使い方 ①アプリを起動すると下の画像のように表示されます。情報を知りたい大会を選択してタップ。 ②大会で行われたレースや予選、練習などの情報が表示されます。その中から知りたいレースを選択してタップ。 ③レースの順位に沿って選手が1位から順番に一覧で表示されます。 正式リリースによって新たに加わった新表示機能が『サポート選手機能』です。これはお気に入りの選手や応援したい選手などを『サポート選手』として登録すると、その選手がハイライトで表示されるようになります。さらに、サポート選手として登録された数が、選手の名前の後ろに表示されるんです。 ④ライダー2選手のライブリザルトを比較表示できる「DoubleDiff(2選手の比較)」機能も従来どおり。③の選手が一覧で表示されている画面の赤丸で囲んだDiffをタップすると、選手の選択画面が出てきます。任意で二人選ぶと、その選択した2選手のラップタイム比較や順位の変動などが一画面で表示されます。 【スマートフォン対応のアプリは下記のORコードを読み込んでインストール!】