D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022も後半戦に突入。

10月9日(土)- 10日(日)にはHSR九州で第5戦が開催される。最高峰のIA1クラスは今回15分3ヒート制となり、大迫力のスプリントレースが見られることだろう。

会場のHSR九州は本年度開幕戦の舞台になったコースで、ワイドでハイスピードなレイアウトが特徴。本大会ではコースレイアウトの変更を行い、開幕戦とは異なる展開が期待される。また、コースのある阿蘇地方は雄大な景色が広がる日本屈指の観光地。レースと観光を組み合わせて楽しむのもいいだろう。

シリーズは残り3戦となり、チャンピオン争いの行方にも注目が集まる。果たして上位陣がさらにポイント数を伸ばしてチャンピオンへの足掛かりとするのか、それともライバル勢が逆襲の狼煙を上げるのか。第5戦の注目ポイントを解説する。



IA1

速さのみならず、冷静なレース運びでコンスタントにポイントを積み重ねる#2富田俊樹

ポイントランキングをリードするのは今シーズン4勝をマークしている#2富田俊樹(YAMAHA FACTORY RACING TEAM / ヤマハ YZ450FM)だ。HSR九州で開催された開幕戦では両ヒートを制し、以降のレースでも着実にポイントを重ねてきた。第4戦近畿大会ではダブルウィンを決めた下田丈から大きく離されてしまったものの、それでもHeat1、Heat2ともに2位でゴールして着実にポイントを積み重ねている。この結果ランキング2位の#3能塚智寛(TEAM Kawasaki R&D / カワサキ KX450-SR)との差は39ポイントにまで拡大。速さのみならずクレバーな走りも見せる富田は、今回どんな走りを見せてくれるのだろうか。

#3能塚智寛はランキングトップの富田とのギャップを縮めることができるか

ランキング2番手につける能塚だが、今期の勝利は第2戦Heat3のみ。第4戦ではHeat1で8位、Heat2こそ3位表彰台に登っているが、この結果富田とのポイント差がさらに開いてしまった。だがここHSR九州での開幕戦Heat1では序盤トップを快走しており、Heat2でも2位になるなど、その速さはポイントで大きくリードする富田をして決して油断はできないだろう。

今季2勝目を狙う#22大城魁之輔
MXoNに参戦した#23大倉由揮の走りにも注目だ

第3戦Heat2でIA1クラス初優勝を飾った#22大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells / ホンダ CRF450R)は、練習中に鎖骨を骨折し、第4戦を欠場している。そのためランキングは5番手にまで落ちてしまったが、今期大城はIA1ルーキーイヤーながらコンスタントに表彰台に登壇しており、復帰を予定している第5戦でもどん欲に勝ちを狙うだろう。大城にかわってMXoN(モトクロス・オブ・ネイションズ = モトクロスのワールドカップとも呼ばれる国別対抗戦)に参戦したチームメイトの#23大倉由揮の走りにも注目したい。

#4渡辺祐介は、その速さを結果につなげられるか
#5 ダイナミックな走りで観客を魅了する#5小方誠

大城にかわってランキング3番手となった#4渡辺祐介(YAMAHA FACTORY RACING TEAM / ヤマハ YZ450FM)は今期未勝利で、前戦のHeat2ではポイントを取り逃すなど、歯車がかみ合っていない印象のレースが続いているが、第5戦の舞台のHSR九州は開幕戦Heat1で2位になっているコースだ。このレースが復調のきっかけとなる可能性もある。またランキング4番手の#5小方誠(TEAM HAMMER / ホンダ CRF450R)もコンスタントに上位を走っている。富田や能塚、大城らと手に汗握るバトルを繰り広げることだろう。

IA2

チャンピオン街道を突き進む#16ジェイ・ウィルソン

体調不良ながらも第4戦の2Heatを制し、開幕以来負けなしの9連勝中である#16ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM / ヤマハ YZF250F)。合計ポイントは225ptとなり、2番手の#21浅井亮太(bLU cRU フライングドルフィンサイセイ / ヤマハ YZF250F)とのポイント差は113ptまで開いた。本年度のIA-2クラス全7戦合計ヒート数16から現在のポイント差を見ると、本大会の2ヒート共にウィルソンが勝利すると、その時点で彼の年間チャンピオンが決定する。

#21浅井亮太は第4戦で2Heatともに2位でチェッカーを受けている

ランキング2番手につける#21浅井亮太は全戦でポイントを重ねていて、第4戦では2Heatともに2位という結果を残している。特にHeat1ではTOPのウィルソンと遜色のないタイムを記録しており、その速さに安定感が加われば十分に渡り合えそうだ。

MXoNの経験を活かせるか#4鳥谷部晃太(中央)
R1 HSR九州以来の表彰台となるか#5中島漱也

ヤマハ勢では他にもMXoN出場で経験値を増やした#4鳥谷部晃太(bLU cRU TEAMエムFACTORY by NCXX / ヤマハ YZ250F)や#5中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹 / ヤマハ YZ250F)、開幕戦の3Heatをすべて2位となった#17小川孝平(Team ITOMO / ヤマハ YZF250F)といった実力派ライダーたちが揃っており、浅井とともに打倒ウィルソンを目指す。

ランキング2番手を争う#10柳瀬大河

ランキング3番手の#10柳瀬大河(Bells RacingCRF250R)も、浅井同様今期は全てのレースでポイントを獲得しており、第3戦の菅生では2Heatともに3位でゴールしている。浅井とのポイント差はわずか1ポイントで、両者のバトルから目が離せない。ホンダ勢ではほかにも#9鈴村英喜(TEAM HAMMER ホンダ学園 / ホンダ CRF250R)や、第4戦で2Heatともに3位となった#36横澤拓夢(TKM motorsportsいわて / ホンダ CRF250R)も上位を狙う。

前戦は残念ながら欠場となってしまった#7西條悠人

カワサキ勢では#7西條悠人(ピュアテックレーシング / カワサキ KX250F)が第3戦Heat1で2位表彰台に登壇。だが第4戦では予選ヒートの転倒により決勝をリタイヤ。これによりランキングは8番手にドロップしている。#11鴨田翔(BLITZ / カワサキ KX250F)は第2戦ヒート1で2位に入っており、ランキングは9番手。両者とも上位で争える実力を十分に持っていて、第5戦の決勝でもきっと熱い走りを見せてくれるだろう。

日本でどこまでの走りを見せるか タイ スーパークロスMX2-Aクラスチャンピオン #62キトサダ

また今回はタイの選手権で活躍している#62キトサダ・チュムルーンジャリト(Honda Racing Thailand / ホンダ CRF250R)がスポットで参戦する。さらなる速さを身に着けるべく日本のレースに挑戦するキトサダをぜひ応援してほしい。

IB-OPEN

ポイントスタンディングを頭ひとつリードする#13西岡蒼志
ランキング2番手の#1有山大輝
そろそろ勝利が欲しい#23千葉蓮希

開幕戦のヒート1を除き、他のレースですべて表彰台に登壇している#13西岡蒼志(讃岐白馬会 with NEUTRAL / ヤマハ YZF250)。第4戦近畿大会でもHeat1を2位、Heat2で勝利し、ポイントスタンディングで2番手の#1有山大輝(レーシングチーム鷹 / ヤマハ YZ250F)に58ポイントの差をつけている。有山は開幕戦Heat1で勝利しているものの、勝ちはその1戦のみ。今回は開幕戦以来となる勝利を狙ってくることだろう。ランキング3番手の#23千葉蓮希(T.E.SPORT / ホンダ CRF250R)は全戦でポイントを獲得しているが、今期は2位が最高順位。シリーズ初勝利に向けて気合のある走りを見せてくれるだろう。開幕戦Heat2で勝利したランキング7番手の#50西村明倫(With T-factor / カワサキ KX250F)や、表彰台登壇こそないものの、着実にポイントを積み重ねてランキング5番手につける#15村松寿樹(Auto Brothers / KTM 250SX-F)、第4戦Heat2で2位となった#4佐藤力(TKM motor sports いわて with ollone / ホンダ CRF250R)らも上位争いを繰り広げそうだ。

LMX

ポイントをリードする#4小野彩葉。しかしそのリードはわずかだ
R4近畿大会で総合優勝を飾った#3久保まな
今期2勝している#2本田七海
復調の兆しを見せる#1川井麻央

開幕から2連勝するなど、好調な走りでポイントスタンディングをリードしてきた#4小野彩葉(T.E.SPORT / ホンダ CRF150R)。だが2ヒート制となった第4戦では苦戦し、2ヒートともに7位という結果となった。ポイントスタンディングは依然トップを守っているものの、2番手以降との差は急激に縮まっており、レースの展開次第ではポイントランキングの大きな変動も起こりうる。
第4戦ではHeat1を勝利し、Heat2でも2位となった#3久保まな(TEAM HAMMER / ホンダ CRF150R)が総合優勝。この結果45ポイントを積み増して小野とのポイント差をわずか1にまで縮めている。また第3戦菅生ラウンドで小野との激しいバトルを繰り広げた#2本田七海(bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド / ヤマハ YZ85LW)がHeat2を制し、合計ポイントを80としてランキング3番手で続く。そして第4戦で両ヒート3位という結果を残したのが、開幕以来苦戦していたディフェンディングチャンピオンの#1川井麻央(T.E.SPORT / ホンダ CRF150R)だ。開幕戦では序盤トップを快走しつつ、小野に競り負けてしまった川井だが、今回は開幕戦と同じHSR九州が舞台のレースということで、両者の激しいバトルが再び見られそうだ。またランキング5番手の#5楠本菜月(actionracing with alphathree / ハスクバーナ TC85)も、今季初勝利を狙ってくるだろう。



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D.I.D JMX 2022 R5 HSR九州大会 開催概要

大会名:D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022 第5戦 HSR九州大会
日 程:予選 2022年10月8日(土) 決勝 2022年10月9日(日)
場 所:ホンダセーフティ&ライディングプラザ九州(HSR九州) 〒869-1231 熊本県菊池郡大津町平川1500
主 催:HSR九州
後 援:熊本県、大津町、熊本放送、日本二輪車普及安全協会
開催クラス:IA1・IA2・IB-OPEN・LMX・JX・CX
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大会情報はこちら:DID JMX 2022 R5
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D.I.D JMX 2022 R5 HSR九州大会 観戦情報

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