D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第3戦 21Groupカップが、2025年5月17〜18日に埼玉県川越市にあるオフロードヴィレッジにて開催された。土曜日にジュニアクロス、キッズ65、チャイルドクロス、エンジョイクラス、ホンダCRF125ワンメイクミーティング、日曜日に公認クラス4つの決勝が行われた。
土曜日は雨が降り続け、路面は水分量の多いマディコンディション。同日に決勝が開催されたジュニアクロス、キッズ65、チャイルドクロス、エンジョイクラス、ホンダCRF125ワンメイクミーティングはその路面に翻弄されることとなった。一方、日曜日は曇り時々晴れ。コースはぬかるんだ状態から徐々にドライへと変化したが、路面は滑りやすく深いわだちが掘られ、走行ラインが絞られた状況にライダーたちはやはり苦戦を強いられた。
日時:2025年5月17〜18日 会場:オフロードビレッジ(埼玉県) 天候:土曜 雨/日曜 曇り時々晴れ 総動員数:8564名
IA1
接戦の3ヒート、横山が今季初優勝を獲得
IA1クラスは、今季初となる15分+1周の3ヒート制で行われた。朝のタイムアタック予選では#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が後続から2秒差をつけてポールポジションを獲得。2番手に#8大城魁之輔(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ450F)、3番手に#4大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)が続き、決勝レースでの展開に注目が集まった。
ヒート1、地元埼玉出身で今大会にスポット参戦した#14星野優位(レーシングチーム鷹 / STAR racing 166/ヤマハ YZ450F)がイン側から好スタートを決め、ウィルソンを抑えて前に出る。そのすぐ後ろにウィルソン、3番手には同じく好スタートを切った#9小方誠(TEAM HAMMER/ホンダ CRF450R)が追いかける展開。ウィルソンが1周目のジャンプセクションではやくも星野をパスしてトップに浮上すると、徐々にリードを広げていく。一方、3番手争いは小方と#2横山遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)によって繰り広げられる。横山は小方との距離を縮めるが、フィニッシュジャンプで転倒し、大きく順位を落としてしまう。この間に#10内田篤基(Yogibo PIRELLI…
