日本代表チームに聞く、MXoNにかける思い

10月3〜5日、アメリカのインディアナ州にあるアイアンマン・レースウェイにて、モトクロスの国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)」が開催。日本代表チームは、昨年に引き続き、2年連続で参戦します。 代表ライダーの選抜理由は? チームとしての今年の目標は? ライダーがこの大会にかける思いとは? この記事では、日本代表チームをより深く知るべく、日本代表のチーム監督である熱田高輝さんや各ライダー、そしてチームマネジメントを担当しているTEAM JAPAN MX PROJECTの代表理事、元木龍幸さんにインタビューをしました。 日本代表ライダーの選抜方法とは? そもそも日本代表として日の丸を背負うライダーはどのように選抜されているのかというと、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)と、日本代表のチームマネジメントを担うTEAM JAPAN MX PROJECTによる「日本代表選考委員会」が代表メンバーの選出を行っています。 https://teamjapanmx.com/about 代表候補はシーズン前半戦の成績を元に、実力のあるライダーが選出されます。今年の日本代表ライダーは以下の通り。AMAスーパーモトクロスシリーズで活躍する下田丈選手をはじめ、D.I.D全日本モトクロス選手権IA1クラスから大倉由揮選手、IA2クラスから中島漱也選手が選ばれました。 ・MXGPクラス(450cc): 大倉 由揮(おおくら ゆうき、26歳) ・MX2クラス(250cc) :中島 漱也(なかじま そうや、23歳) ・OPENクラス(排気量自由): 下田 丈(しもだ じょう、23歳) チーム監督、熱田高輝さんが見る今年のMXoN日本代表 代表メンバーの下田選手はAMAスーパーモトクロスシリーズでチャンピオン争いを繰り広げており、世界でも認められている実力の持ち主。日本代表として出場するのは2022年以来2回目です。また、大倉選手は第4戦終了時点でIA1クラスポイントランキング3位につけており、MXoNへの出場は今回で3度目です。一方、中島選手は初参戦ではありますが、ここ数年で海外トレーニングを重ね実力を伸ばしているライダー。期待が高まるメンバー構成となっています。 熱田高輝さん(2024年MXoN参戦時) チーム監督の熱田高輝さんは、1996年MFJスーパークロス選手権のチャンピオンであり、AMAプロモトクロス選手権にも出場経験があります。現役を引退して以降、2017年にMFJレーシングアドバイザーに、そして2018年にMXoN日本代表監督に就任。コロナ禍による開催中止や、日本代表の出場見送りなどもあり、就任してから2018・2019・2022・2024年に帯同しました。熱田さんにとって5回目となる今回、日本代表チームをどう見ているのでしょうか。 「代表候補は実力、つまりシーズン前半あたりの成績をもとに選考委員会で選んでいます。ただ、選ばれたライダーが参戦できるかどうかはまた別で、ライダーの契約状況やメーカーなどの都合が全て揃わないと出場はできません。そんな中、全てクリアして出場権を得た下田選手、大倉選手、中島選手が今年の日本代表を担っています。 下田選手は今年AMAスーパーモトクロスシリーズで優勝を重ねていて、調子の良さが目に見えてわかります。彼が走り慣れているアメリカが開催国ということで、MXoNの舞台で優勝することは夢ではないと思います。また、普段レースをしている250ccマシンではなく、450ccに乗って戦うので、どんな走りを見せてくれるのか僕自身も注目しています。実力や経験値もメンバーの中でずば抜けているので、チームを引っ張る存在になると思います。ただ、2022年に彼が出場した時は、チームとして彼1人の実力に任せすぎていた部分がありました。そのプレッシャーを本人も感じていたと思いますし、実際転倒が相次いだりとレースで彼の実力を発揮できませんでした。その反省を踏まえて今年はうまくコンタクトをとって、チームで連携をとっていきたいです。 大倉選手と中島選手はオフシーズンや夏のインターバル期間でそれぞれ海外トレーニングを積んでいます。もっと実力を伸ばしたい、もっと高みを目指すという心意気を感じますし、MXoNにかける想いを強く持つライダーが揃っていると感じます。現地では特にMXoN独特の雰囲気に飲まれてしまって、身体が硬くなってしまうライダーも多いので、2人には海外トレーニングの経験を現地で生かしてほしいと思います」(熱田さん) 2024年MXoN また、チームとしての目標と戦略についてはこう語ります。 「チームとしての目標は決勝進出、そして過去最高位の6位を超えることです。 グリッドの順番などの戦略は現地でコースやレース状況を見ながら詰めていきます。レース前でいうと、暫定エントリーリストが確定する時にライダーの出場クラスを一部変更しました。具体的には、MXGPクラスに出場予定だった下田選手とOPENクラスの大倉選手をスイッチしました。MXGPとMX2クラスは排気量が決まっていて、各排気量のマシンで高い実力を誇るライダーをチョイスするチームが多いです。例えばMXGPクラスにはオーストラリアのジェット・ローレンス選手やアメリカのチェイス・セクストン選手がいますし、MX2クラスにはアメリカのヘイデン・ディーガン選手が出場します。一方OPENクラスは排気量自由で250ccと450ccの混走になり、予選で下田選手が上位に入る確率がより高くなると思いました」(熱田さん) なお、日本のライダーがMXoNに出場する意味について、熱田さんは「普段全日本モトクロス選手権をメインでレースをしているライダーにとって、MXoNに出ることは自分自身を成長させるきっかけになります。世界中のトップライダーと一緒にレースをすることで、気づかないうちに周りに引っ張られてレベルが上がっていくんです。実際にMXoNを終えてから著しく成長したライダーも見てきました」と、日本のさらなるレベルアップを期待していると話しました。 中島と大倉、MXoNに向けて 中島漱也「MXoNのためにこのインターバルはアメリカへ」 「MXoNは小さい頃から見ていた舞台で、日本代表として走ることは自分の夢でもあったのですごく嬉しいです。代表に選ばれたと聞いた瞬間は、チャンピオンを獲った時よりも喜びを感じました(笑)。 第4戦が終わってからのインターバル期間は、6週間ほどアメリカに行き、トレーニングをしていました。練習場所としてアメリカを選んだのは、MXoNを意識してのことで、あえてです。会場のアイアンマン・レースウェイにも行きたいということは現地で面倒を見てくれていた方にも伝えていて、一度実際にコースを走る機会をもらいました。実際走ると映像で見ていたのとは全然印象が違って、わだちはどんどん掘れていくし、コース整備の仕方が日本と違うし……、事前に見ておくことができて本当に良かったです。 個人的には、順位などの具体的な目標はあまり決めていません。1レースごとに全力を出すことができるかが結果につながってくると思うので、目の前に集中していきたいです」 大倉由揮「今回こそはなんとしてでも決勝に」…

“東福寺保雄記念” 第6戦の大会名に込めた想い

2025年6月8日、全日本モトクロス選手権国際A級クラスにて9度チャンピオンに輝いたレジェンドライダー、東福寺保雄さんが逝去されました。 東福寺さんは1972年にレース活動を始め、全日本モトクロス選手権国際A級クラスでは1980〜82年/1984年/1986〜88年/1990年(2クラス)の計9回、前人未到の「V9」を達成。1992年に現役を引退された後は、埼玉県を拠点としたモトクロスチーム「T.E.SPORT」の監督として後進の育成に力を尽くすなど、モトクロス界に多大なる貢献をされました。 そして今回、10月18〜19日に行われるD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦の大会名が当初の「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 オフロードヴィレッジ大会」から変更され、「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 21Groupカップ 東福寺保雄記念」と名付けられました。 大会名の変更にはどんな思いが込められているのでしょうか。主催者である有限会社うず潮レーシング代表取締役で東福寺さんと同世代のライバルであり、第6戦の会場となるオフロードヴィレッジを運営する福本敏夫さんと取締役の福本高大さんにお話をうかがいました。 「誕生日が開催日、運命を感じました」。主催・福本高大が込める想い 福本高大さん 福本高大さん(以下:高大さん)は埼玉モトクロス部会の会長であり、第6戦の主催者として大会の運営を行っています。今回の大会名変更も高大さんが発案したとのこと。どんな想いを持って大会名を付けたのでしょうか。 「東福寺さんはモトクロス界における偉大なライダーです。東福寺さんを追悼する場として、公にお別れ会も開かれていましたが、東福寺さんが活躍していた全日本モトクロス選手権という舞台でもそういう場を作りたいと考えました。 僕自身の東福寺さんとの出会いは生まれてすぐの時まで遡ります。父(福本敏夫さん)が1981年のチャンピオンで東福寺さんと競い合っていて、僕が1982年生まれなので、記憶はないですが、赤ちゃんの時から会場で会っていたそうです。僕がレース運営に関わるようになってからは、関東モトクロス選手権をうち(うず潮レーシング)とモトショップ鷹、T.E.SPORTで運営をしていることもあって、東福寺さんにはよく大会の相談をしていました。そこでの繋がりが一番大きいです」(高大さん) 全日本モトクロス選手権という場を通して何かしたいと動いた高大さん。進めていく上で、大会の開催日にある運命を感じたと言います。 「実は、第6戦が開催される10月18日は東福寺さんの誕生日なんです。365日のうち1日が被るなんて、運命的だなと思います。当日は会場で展示を行おうかと考えています。もちろん選手権がメインですが、彼が存在していたこと、その軌跡をぜひ見て帰ってほしいです。全日本モトクロス選手権は2日間あるので、そこに集まった方とともにじっくり話すこともできますし、お別れ会に参加できなかったという方や、東福寺さんのことを知らない人にも、彼の存在を知ってもらえる機会になると思っています」(高大さん) なお、東福寺さんが亡くなる前、5月17〜18日に行われた第3戦では、Honda Dream戸田美女木の観客スタンドに、東福寺さんのマシンやウエアの展示が行われました。第6戦でもこのような展示が見られる予定です。 「ここまでモトクロス界に貢献した彼のことを知ってほしい」。同年代のライバル、福本敏夫の思い 福本敏夫さん 福本敏夫さん(以下:敏夫さん)は1981年の全日本モトクロス選手権国際A級125ccクラスのチャンピオン。東福寺さんとは同じクラスでトップ争いを繰り広げたライバルです。現在は有限会社うず潮レーシング代表取締役として、全日本モトクロス選手権の舞台でもあるオフロードヴィレッジを運営しています。 「東福寺は引退後にT.E.SPORTというレーシングチームを立ち上げてライダー育成の場を作っていました。僕もうず潮レーシングを立ち上げた後、走る場所が必要だと思いオフロードヴィレッジを作りました」(敏夫さん) また、東福寺さんと全日本モトクロス選手権でチャンピオン争いをした当時を振り返り、こう語ります。 「東福寺とはB級からA級に一緒に昇格した仲で、ずっとライバルでした。思い返すと、彼は怪我が多いライダーでしたが、怪我をして走れない時はビデオカメラで他のライダーの走りを撮影して研究している、研究熱心な人でした。また、研究といえば、メカニックをしていた小野くんのサポートがあったことも大きいと思います。 マシンテストで走る日はもちろん、休みの日にまで2人で集まって、サスペンションをセッティングしていた姿が印象的でした。セッティングを何度も繰り返し試して、良いバイクを作ろうと熱心に取り組んでいて……。もちろん僕らもテストの日は同じように試しますが、休みの日にまで集まって行うのは、メカニックの都合とかもあるからそうできることじゃなかったんですよ。2人のバイクづくりに対する研究熱心なところは、当時見ていても秀でていたと思いますし、それが東福寺の結果や強さにつながっていたと思います。振り返ればたくさん思い出はありますし、語りきれませんね」(敏夫さん) 優勝をかけて東福寺さんとともに競い合ってきた敏夫さんにも第6戦への思いをうかがいました。 「モトクロス業界にここまで貢献した人を、なるべくみんなに知ってもらいたいという思いがあります。彼のことを知らない人も、この大会をきっかけに知ってほしいです。日本のモトクロスの歴史を作ってきた人がいるから今があるということ、今までの歴史を受け継いでこれからのモトクロスを盛り上げていきたい、そんな思いが繋がるような大会になるといいなと思います」(敏夫さん) 大会当日の詳細はこれから随時発表していきます。JMX Promotionの公式サイトやSNSで、第6戦の情報をチェックしておきましょう。 大会概要 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 21Groupカップ 東福寺保雄記念 開催日:10月18〜19日 会場:オフロードヴィレッジ(埼玉県)

モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)スポンサーのご紹介

協賛企業 イフイング株式会社 https://www.ifing.com/ システムトリートメント「トキオ・インカラミ」を主要ブランドとして展開しています。 株式会社ダートフリーク(https://www.dirtfreak.co.jp/) SOCAL MXTF 株式会社TUN物流(http://tun.co.jp/) 株式会社勝栄健工(https://www.shoeikenko.com/) 株式会社トサ 株式会社エスコートキャピタル メディアサポート株式会社(https://www.media-st.net/) 本田技研工業株式会社(https://www.honda.co.jp/) 株式会社ホンダ・レーシング(https://honda.racing/ja/) ヤマハ発動機株式会社(https://global.yamaha-motor.com/jp/) カワサキモータース株式会社(https://www.global-kawasaki-motors.com/) 株式会社RSタイチ(https://www.rs-taichi.co.jp/) 株式会社N-TECH(http://www.n-tech.tokyo/) YSP浜松(https://hamamatsu.ysp-shop.com/) 株式会社住友ゴム工業(https://www.srigroup.co.jp/) 株式会社WESTWOOD MX(https://store.westwoodmx.jp/) 株式会社ファイネスト 株式会社武蔵重量 株式会社モトスポーツプロモーション(https://mspro.jp/) 株式会社CARRY(https://carrydesign755.com/) ナチュラル 株式会社シリウス トータルサインフェイス(https://face1.net/) 大会概要 Monster Energy FIM Motocross of Nations 期 間:2025年 10…

ランキングからわかる、最終戦の見どころ

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024も残すは最終戦のみ。今シーズンの集大成となるMFJ-GPでは、IA1以外の全クラスでシリーズランキングが決定する。ここでは第7戦終了時点でのシリーズランキングを振り返りつつ、最終戦をさらに楽しむための見どころをお伝えする。 シリーズランキングは積み重ねてきた結果がポイントで数値化され、各ライダーの実力が可視化される。さらに今シーズンのランキングが来年のゼッケン番号に反映されることもあり、最終戦は1つでも上の順位でシーズンを終えたいというライダーたちの思いやドラマが詰まっていると言えるだろう。今季も各クラス、最終戦に向けて接戦が繰り広げられてきた。 IA1 チャンピオンはすでに決定。最終戦でどこまでポイントを獲得できるか IA1クラスは#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が第7戦でチャンピオンを決定した。これまでのレースを振り返ると、ウィルソンは17ヒート中11勝を飾っており、優勝数は他のライダーと比べて圧倒的であった。最終戦でさらに優勝数を重ねることができるのか。今回はFIMモトクロス世界選手権MX2クラスに出場している#73フェルッチョ・ザンキ(Team HRC/ホンダ CRF450RWE)がスポット参戦することもあり、優勝争いは目が離せない。 一方、2位には280ポイントで#41横⼭遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)、3位には231ポイントで#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)、4位には224ポイントで#2⼤倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)、5位には170ポイントで#7能塚智寛(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450-SR)がつけている。特にビクトルと大倉の差は7ポイントと僅差で、ランキング争いは接戦だ。 IA2 僅差のチャンピオン争い、3位以降も接戦 IA2クラスは第7戦で#3中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹/ヤマハ YZ250F)が#2横澤拓夢(TKM motor sports いわて/ホンダ CRF250R)を逆転してランキングトップに浮上した。横澤との差は13ポイントと、最終戦の結果次第ではどちらがチャンピオンになってもおかしくない状況。決勝でどちらが勝利を掴むのか、チャンピオン争いに緊張感が走る。 また、ポイントランキング3位以降は、#6柳瀬⼤河(TKM motor sport…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第5戦北海道大会 会場周辺情報

全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。遠方の方は特に、会場周辺にどんな施設があるかわからないという方も多いと思います。周辺のお店を知っておくことで、観戦に行くことがもっと楽しくなるはず。 おすすめスポット8選 1. 空港内で全てを満喫できる、新千歳空港温泉 9.2km 2. お湯の良さに定評あり、天然温泉くるみの湯 12km 3. 2種類のお湯に岩盤浴やサウナも揃う、えにわ温泉ほのか 15.7km 4. ジンギスカンの食べ比べもできる、ながぬま温泉 35.9km 5. スープカレーを食べるなら、アジアンバー ラマイ 千歳店 9.6km 6. こだわりの豚丼とそばが絶品、炭焼豚丼 空海 22.4km 7. 全29種類。ご当地食材を使った釜飯を味わう、旬のお料理・釜めし いちえ 19.4km 8. サーモン好きは見逃せない、道の駅サーモンパーク千歳 9.8km 1. 空港内で全てを満喫できる、新千歳空港温泉 9.2km 新千歳モーターランドから車で13分ほどの場所にある新千歳空港。その国内線ターミナルビルには温泉が入っており、露天風呂と内風呂、サウナを完備しています。また、食事処やマッサージなどを受けることができる癒処、ゆったりくつろげる休処、漫画などの本が読み放題の遊処もあり、レース終わりの疲れを癒すことができます。 施設名新千歳空港温泉住所北海道千歳市美々新千歳空港国内線ターミナルビル4F電話番号0123-46-4126受付時間:9:00~21:00駐車場あり営業時間午前10:00~翌9:00(最終受付午前7:30)定休日年2回、法定設備点検のため、休館日ありURLhttps://www.new-chitose-airport-onsen.com/ルート案内→会場からのルート案内 2. お湯の良さに定評あり、天然温泉くるみの湯 12km 天然温泉くるみの湯は新千歳モーターランドから車で20分ほどの位置にあります。ここは元々組合員や有料の市民農園利用者だけが利用できる福利厚生施設でしたが、2017年に一般客を受け入れる公衆浴場としてリニューアルしました。お湯はアルカリ性単純温泉で、ぬるぬるとした肌触りが特徴です。美肌に効果があり、お湯の良さに関して評判が高い温泉です。 施設名天然温泉くるみの湯住所北海道千歳市根志越59-13電話番号0123-24-5531駐車場あり営業時間12:00〜21:00(最終入場20:30)定休日無休料金大人/800円、小人/400円※17:00以降大人500円/小人250円個室(7.5畳)1部屋1時間1,000円URLールート案内→会場からのルート案内 3.…

全日本モトクロス選手権でYamaha YZ125 bLU cRU Cup開催決定

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024に新たなクラスが誕生。その名も「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」です。同クラスは日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)とヤマハ発動機株式会社が企画したもので、全日本モトクロスでの活躍はもちろん、日本から世界へ羽ばたくライダーを育てたいという思いが込められています。 2024シーズンでは、第4戦SUGO大会と第7戦スーパーモトクロス関東大会の2大会で開催が決定しています。対象マシンはヤマハYZ125/125X。大会当日に満14歳以上※1のライダーであれば参加可能で、若手ライダーはもちろん、ベテランライダーまで楽しんで参加できる設定となっています。また、決勝成績1~3位には正賞とbLU cRUクーポン(1位から3・2・1万円分)、 4~10位 にはヤマハからの副賞(調整中)があり、参加賞としてヤマルーブ商品(調整中)が授与されるとのこと。エントリーは先着順のため、申し込み期間を見逃さないようにしましょう。 ※1 14歳未満でも2024年の有効なモトクロス国内B級またはA級ライセンスを所持するライダーは参加可能 開催概要 開催日程 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第4戦 SUGO大会 2024年6月1日(土)                                       D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第7戦 スーパーモトクロス関東大会 2024年 9月28日(土)  参加資格 2024年度 有効なMFJライセンス(下記種類) 所持者 モトクロスライセンス:国内A級、国内B級、ジュニア ロードレース、トライアル、エンデューロ、スーパーモト、スノーモビルライセンス:すべての種類 エンジョイ、ピットクルーA区分、競技役員(スポーツ安全保険加入済) 年齢 大会当日に満14歳以上のライダー ※14歳未満でも2024年有効なモトクロス国内B級またはA級を所持するライダーは参加可能 車両 ヤマハ YZ125/125X (年式問わず) ※車両はMFJ国内競技規則に従いかつ安全に走行できる状態であること 最大定員 1大会あたり 最大30名(先着順) 参加申込 WEBエントリー限定(MFJ国内競技規則 付則16…

D.I.D JMX 2022 R2 の見どころ

D.I.D JMX R2 関東大会 腕時計専門店ベルモンドカップは5月14日(土)・15日(日)開催! 4月10日に開幕したD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022。IA-1クラスは#2富田俊樹(ヤマハ・YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が2ヒートを制し、IA-2でも#16ジェイ・ウィルソン(ヤマハ・YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が3ヒートすべてで優勝を飾りました。5月14日(土)、15日(日)には埼玉県川越市にあるオフロードヴィレッジにてD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022第2戦関東大会 腕時計専門店ベルモンドカップが開催されます。会場のオフロードヴィレッジは河川敷にあるコンパクトなコースで、タイトターンが連続するテクニカルなコースです。ライダーの技量や持久力に加え、レース展開を組み立てるクレバーさも要求されます。昨年の大会ではここをホームコースとするプライベーター勢も健闘しており、大番狂わせな展開もあり得そうですね。 IA1 IA2 IB OPEN LMX IA1 開幕戦の2ヒートを制した#1富田俊樹。後方はチームメイトの#4渡辺祐介 450㏄のマシンを中心に競われる国内モトクロス最高峰クラスのIA-1クラスは、#2富田俊樹が開幕戦の2ヒートを制しています。富田はいずれのレースも序盤で上位につけつつ、落ち着いたレース運びで勝利を引き寄せていますが、第2戦ではそんな富田とライバル勢のバトルが最大の注目ポイントとなります。富田を擁するYAMAHA FACTORY RACING TEAMには、開幕戦ヒート1で富田に次いで2位となった#4渡辺祐介もおり、盤石の体制でライバル勢を迎え撃ちます。 打倒富田の最右翼、#3能塚智寛 ヤマハの連勝阻止の筆頭ライダーのひとりが#3能塚智寛(カワサキ・Team Kawasaki R&D)です。開幕戦のヒート1では富田を抜き去る速さをみせつつ、転倒して順位を落としてしまいましたが、そのスピードとアグレッシブさは優勝最右翼。同じくカワサキからは、今年からIA-1クラスにステップアップした#25内田篤基(マウンテンライダーズ)にも注目です。内田はオフロードヴィレッジで開催された昨年の第3戦IA-2クラスを制しており、開幕戦第2ヒートでも序盤はトップを快走しています。 デビューレースで3位表彰台に登壇した#22大城魁之輔 今期よりIA-1クラスにステップアップしたホンダの#22大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)は、IA-1デビューレースでいきなり3位表彰台に上る活躍をみせています。第2ヒートはスタートで出遅れて追い上げる展開となりましたが、その速さに安定感が増せば、富田や能塚といった実力派ライダーを脅かす存在になるでしょう。チームメイトの#23大倉由揮もIA-2から今期IA-1クラスにステップアップしたライダーで、開幕戦では総合結果こそふるいませんでしたが、トップグループを追撃するガッツある走りで会場を沸かせました。また開幕戦第2ヒート3位の#5小方誠(TEAM HAMMER)も、その豊富な経験を活かしてオフロードヴィレッジのテクニカルコースに挑みます。  スズキの#13星野裕 出走台数は少ないものの、スズキやKTM勢の活躍も期待したいところです。スズキの#13星野裕(Team SBE)は開幕戦で総合11位。KTMの池本凌汰(KTMうず潮レーシング福山)は総合13位でレースを終えています。 なお今回のIA-1クラスは15分+1周の3ヒート制となっており、ハイパワーマシンの超スプリントレースが3度も楽しめます。有力選手のみならず、オフロードビレッジを得意とする地元プライベーター勢や若手ライダーの健闘も楽しみですが、今回は開幕戦を欠場した昨年のIB-OPENクラスチャンピオンの#01鈴木龍星(ホンダ・TEAM HAMMER)もエントリーしており、その走りにも大注目です。 IA2 3ヒートレースをすべて制した#16ジェイ・ウィルソン  第2戦のIA-2クラスは30分2ヒート制。開幕戦では、今期よりフル参戦となった#16ジェイ・ウィルソン(ヤマハ・YAMAHA…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2022 開幕!第1戦HSR九州大会(4/9〜10)の観戦情報&見どころ

オフロードを駆け抜ける国内最速の超スプリントレース!JMX!2022年のレースは?  4月9日(土)~10日(日)にいよいよ2022 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズが開幕します。舞台となるのは熊本県のHSR九州。最高峰のIA1(4ストローク450㏄)クラスは2レース制ですが、4ストローク250㏄のIA2は3レース制となり、最高峰クラスを狙う若手ライダーによる超スプリントレースにファンの期待も大いに高まっていることでしょう。また開幕戦ではレディースクラスやIBオープン、承認レースのCX(チャイルドクラス)が予定されています。HSR九州は、コースの全長2.2㎞、長い直線とタイトなターンが組み合わせられるテクニカルなコースで、コース幅も広いので順位の変動が多く、最後まで目が離せない白熱の戦いが繰り広げられます。また雨が降った際は、その独特な土質がライダーの足をすくい、大番狂わせの展開なんてことも十分にあり得そうです。また10月8日(土)~9日(日)の第5戦もHSR九州で開催が予定されています。 第2戦の関東大会 腕時計専門店ベルモンドCUPは5月14日(土)~15日(日)に埼玉県川越市のオフロードビレッジで開催されます。首都圏からのアクセスが良く、毎回多くのファンが訪れるこのコースは広大な河川敷にあり、高低差が少ないのが特徴です。HSR九州同様、雨が降るとスリッピーなコンディションに変化するため、番狂わせの展開も考えられます。10月29日(土)~20日(日)の第6戦もオフロードビレッジが舞台となります。  第3戦は7月16日(土)~17日(日)に宮城県仙台市のスポーツランドSUGOが予定されています。日本屈指の広大な敷地をほこるこのコースは、名物の大坂やヨーロピアンセクションなど、変化にとんだレイアウトが特徴です。またヤマハの本拠地ということで、ヤマハ勢にとっては馴染みの深いコースとしても知られており、昨年はMFJグランプリ、IA2クラスにスポット参戦したYAMAHA FACTORY RACING TEAMのジェイ・ウィルソンが2ヒートとも制しています。11月12日(土)~13日(日)には最終戦のMFJグランプリも同コースで開催される予定です。  9月10日(土)~11日(日)には名阪スポーツランドを舞台とする近畿大会が開催されます。3年ぶりの近畿大会ということで、関西圏はもちろん、アクセスのよい東海圏のファンもその開催を心待ちにしていることでしょう。名阪スポーツランドはサンド路面が大きな特徴となっており、ダイナミックに巻き上がるルーストは、まさにモトクロスの醍醐味といえるでしょう。 D.I.D JMX R1 九州大会の注目選手  全国4カ所のコースで全7戦が予定される2022 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ。3年連続でIA1チャンピオンに輝いた山本鯨は昨シーズンで引退を表明し、大城魁之輔をはじめとするIA2上位陣もIA1へとステップアップ。昨年までの勢力図は大きく変わり、各地のレースで予想がつかないレースが展開されることでしょう。今期のレースに向けて、ここでは主要チームの有力選手を紹介してみようと思います。 IA1  前年度チャンピオンの山本が不在となったIA1クラス。YAMAHA FACTORY RACING TEAMはランキング2位の#2富田俊樹と#4渡辺祐介を擁してチャンピオンを目指します。特に富田は2年連続ランキング2位ということで、その悔しさをバネとして、悲願のタイトルに向けて開幕からどん欲に勝ちを狙っていくでしょう。また渡辺祐介も昨シーズンはSUGOラウンドで2度優勝しており、その実力をメキメキと伸ばしています。ヤマハ勢ではプライベーターの#8星野優位(bLU cRU  Racing Team TAKA/STAR Racing166)も、昨年同様上位勢に食い込む力走を見せてくれることでしょう。 IA1 #2 富田 俊樹 IA1 #3 能塚 智寛 IA1 #4 渡辺 祐介  富田とともに山本に肉薄したTeam Kawasaki…

D.I.D JMX 2022 開幕戦チケット販売開始

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2022開幕戦 HSR九州大会開催! 2022年の開幕戦は九州・熊本のHSR九州オフロードコースにて、4月9日(土)〜10日(日)の2日間にわたって行われます。 チケットはMSP Eチケット、ローチケなどで販売開始。 昨年度の覇者である山本鯨が引退し、王者不在のIA1には新たな覇者の誕生を待っている。 IBオープンクラスから繰り上がる10人の新IAライダーの熱量も注目。 新しいモトクロスの時代を作っていくのは誰だ!? 九州大会はIA2クラスが3ヒート開催! 3回の決勝ポイントで年間ランキングにスタートダッシュを。 D.I.D JMX 2022 R1 開催情報 MSP Eチケットご購入はこちら ローチケでの紙チケットご購入はこちら

2022 JMXは全7戦のシリーズに!

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2022 (通称 JMX2022)のスケジュールが更新されました。 先日MFJより発表された会場のうち、中国大会開催予定だった世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)は、主催者の世羅グリーンパーク弘楽園からの申し出により、残念ながらキャンセルされ、2022年度は4会場、全7戦のシリーズとなります。 詳しくはEVENTスケジュールをご確認ください。 Rd. 大会名 日程 開催クラス 会場 1 HSR九州大会 2022/04/09-10 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX,CX HSR九州(熊本) 2 関東大会 2022/05/14-15 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, K65, CX オフロードヴィレッジ(埼玉) 3 SUGO大会 2022/07/16-17 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX, 2st125 スポーツランドSUGO(宮城) 4 近畿大会 2022/09/10-11 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX 名阪スポーツランド(奈良) 5 HSR九州大会 2022/10/08-09 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX HSR九州(熊本) 6 関東大会 2022/10/29-30 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, K65, CX オフロードヴィレッジ(埼玉) 7 第60回 MFJ-GP モトクロス大会 2022/11/12-13 公認:IA1, IA2, IBOPEN, LMX 承認:JX, CX スポーツランドSUGO(宮城) MFJ発表の中国大会中止のお知らせはこちら

下田丈選手10月のMFJ-GPモトクロス大会不参加……。ただし、会場でのプレゼント企画を予定!?

10月23日、24日にスポーツランドSUGOで開催される『第59回MFJ-GPモトクロス大会 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第7戦』への参戦が噂されていた下田丈選手。 アメリカで活躍している彼の走りを日本で見られるかもしれないと心待ちにしていたファンも多いことでしょう。下田丈選手も当初、10月の同大会への参戦を考えていたようですが、その大会を1ヶ月前に控えた9月25日にTwitterを通じて同大会へ参戦しないことを正式に発表しました。 参戦しない理由は、新型コロナ感染症対策としてとられている隔離期間によって、来シーズンの練習やテストの時間がなくなってしまうから。ファンにとっては残念なことですが、練習期間とテストする時間をしっかりとって、来期のレースも頑張って欲しいですね。 第59回MFJ-GPモトクロス大会には参戦しないですが、彼のジャージやサイン入りカードなどのプレゼントを考えているようですよ。詳しいことは追って紹介される予定? 続報を待ちましょう! 以下は、下田丈選手がTwitterのショートムービーでコメントした内容となります。 『今年の菅生GPに関して、(参戦は)中止となりました。 やはりコロナの事情があって、隔離期間が長いと言うことで今回はレースは(参戦)できないですけど、 隔離の時間が日本に戻ってきて14日間、さらにアメリカに再び戻ってそこでも14日間、合計で1ヶ月間近く何もできない期間ができてしまいます。 菅生のレースが10月なんですけど、2ヶ月後にはアメリカのレースシーズンが始まるころなんです。 そうなるとテストや練習もしなければいけないので、時間が足りないんです。 そのような理由から今年は参戦できないです。 菅生のレースに参戦できない代わりに、レース会場ではジャージの抽選プレゼントもできたらいいなと思っていますし、サイン入りのカードも置いておきます。 僕は会場にはいないんですが、せひレースに足を運んでくれたら嬉しいです。 いろいろプレゼント企画も考えています。 来年、コロナが落ち着いてレースができるようになったら、絶対に参戦したいと思いますので、その時には、サポートや応援よろしくお願いいたします!』 下田丈選手のTwitter、YouTubeはこちら。 【プロフィール】 下田 丈(しもだ じょう) 2002年5月16日生まれ、三重県鈴鹿市出身。 【戦歴】 2021年    チーム「Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki」に移籍 2020年    AMAスーパークロス 250SX イースト    ランキング3 AMAスーパークロス 250SX ルーキー・オブ・ザ・イヤー         AMAモトクロス 250MX    ランキング11位…