世界王者、ロマン・フェーブルが最終戦に参戦決定

11月1〜2日、宮城県にあるスポーツランドSUGOにて開催されるD.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 第63回 MFJ-GP モトクロス大会に、2025モトクロス世界選手権(MXGP)のシリーズチャンピオンに輝いたロマン・フェーブル選手が参戦することが決定しました。「Team Kawasaki R&D」からIA1に出場。使用マシンはファクトリー仕様の「KX450-SR」です。 フェーブル選手は、FIMモトクロス世界選手権のMXGPクラスにおいて、2025年シーズンのシリーズチャンピオンを獲得したばかり。過去の戦績を見ると、2020年から2024年までの間にMXGPランキングで2位を2回(2021・2023年)、4位(2020年)、5位(2024年)を獲得しており、常にトップレベルで活躍しています。また、全日本モトクロス選手権には2015年の最終戦にスポット参戦した経験があり、当時もIA1クラスに出場。今回の参戦はそれ以来、10年振りとなります。世界チャンピオンの走りを見ることができる貴重な機会、ぜひ会場でその走りを目の当たりにしてください。 D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 第63回 MFJ-GP モトクロス大会 日程:11月1〜2日 会場:スポーツランドSUGO(宮城県) D.I.D JMX 2025 R7 第63回 MFJ-GP モトクロス大会

日本代表チームに聞く、MXoNにかける思い

10月3〜5日、アメリカのインディアナ州にあるアイアンマン・レースウェイにて、モトクロスの国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)」が開催。日本代表チームは、昨年に引き続き、2年連続で参戦します。 代表ライダーの選抜理由は? チームとしての今年の目標は? ライダーがこの大会にかける思いとは? この記事では、日本代表チームをより深く知るべく、日本代表のチーム監督である熱田高輝さんや各ライダー、そしてチームマネジメントを担当しているTEAM JAPAN MX PROJECTの代表理事、元木龍幸さんにインタビューをしました。 日本代表ライダーの選抜方法とは? そもそも日本代表として日の丸を背負うライダーはどのように選抜されているのかというと、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)と、日本代表のチームマネジメントを担うTEAM JAPAN MX PROJECTによる「日本代表選考委員会」が代表メンバーの選出を行っています。 https://teamjapanmx.com/about 代表候補はシーズン前半戦の成績を元に、実力のあるライダーが選出されます。今年の日本代表ライダーは以下の通り。AMAスーパーモトクロスシリーズで活躍する下田丈選手をはじめ、D.I.D全日本モトクロス選手権IA1クラスから大倉由揮選手、IA2クラスから中島漱也選手が選ばれました。 ・MXGPクラス(450cc): 大倉 由揮(おおくら ゆうき、26歳) ・MX2クラス(250cc) :中島 漱也(なかじま そうや、23歳) ・OPENクラス(排気量自由): 下田 丈(しもだ じょう、23歳) チーム監督、熱田高輝さんが見る今年のMXoN日本代表 代表メンバーの下田選手はAMAスーパーモトクロスシリーズでチャンピオン争いを繰り広げており、世界でも認められている実力の持ち主。日本代表として出場するのは2022年以来2回目です。また、大倉選手は第4戦終了時点でIA1クラスポイントランキング3位につけており、MXoNへの出場は今回で3度目です。一方、中島選手は初参戦ではありますが、ここ数年で海外トレーニングを重ね実力を伸ばしているライダー。期待が高まるメンバー構成となっています。 熱田高輝さん(2024年MXoN参戦時) チーム監督の熱田高輝さんは、1996年MFJスーパークロス選手権のチャンピオンであり、AMAプロモトクロス選手権にも出場経験があります。現役を引退して以降、2017年にMFJレーシングアドバイザーに、そして2018年にMXoN日本代表監督に就任。コロナ禍による開催中止や、日本代表の出場見送りなどもあり、就任してから2018・2019・2022・2024年に帯同しました。熱田さんにとって5回目となる今回、日本代表チームをどう見ているのでしょうか。 「代表候補は実力、つまりシーズン前半あたりの成績をもとに選考委員会で選んでいます。ただ、選ばれたライダーが参戦できるかどうかはまた別で、ライダーの契約状況やメーカーなどの都合が全て揃わないと出場はできません。そんな中、全てクリアして出場権を得た下田選手、大倉選手、中島選手が今年の日本代表を担っています。 下田選手は今年AMAスーパーモトクロスシリーズで優勝を重ねていて、調子の良さが目に見えてわかります。彼が走り慣れているアメリカが開催国ということで、MXoNの舞台で優勝することは夢ではないと思います。また、普段レースをしている250ccマシンではなく、450ccに乗って戦うので、どんな走りを見せてくれるのか僕自身も注目しています。実力や経験値もメンバーの中でずば抜けているので、チームを引っ張る存在になると思います。ただ、2022年に彼が出場した時は、チームとして彼1人の実力に任せすぎていた部分がありました。そのプレッシャーを本人も感じていたと思いますし、実際転倒が相次いだりとレースで彼の実力を発揮できませんでした。その反省を踏まえて今年はうまくコンタクトをとって、チームで連携をとっていきたいです。 大倉選手と中島選手はオフシーズンや夏のインターバル期間でそれぞれ海外トレーニングを積んでいます。もっと実力を伸ばしたい、もっと高みを目指すという心意気を感じますし、MXoNにかける想いを強く持つライダーが揃っていると感じます。現地では特にMXoN独特の雰囲気に飲まれてしまって、身体が硬くなってしまうライダーも多いので、2人には海外トレーニングの経験を現地で生かしてほしいと思います」(熱田さん) 2024年MXoN また、チームとしての目標と戦略についてはこう語ります。 「チームとしての目標は決勝進出、そして過去最高位の6位を超えることです。 グリッドの順番などの戦略は現地でコースやレース状況を見ながら詰めていきます。レース前でいうと、暫定エントリーリストが確定する時にライダーの出場クラスを一部変更しました。具体的には、MXGPクラスに出場予定だった下田選手とOPENクラスの大倉選手をスイッチしました。MXGPとMX2クラスは排気量が決まっていて、各排気量のマシンで高い実力を誇るライダーをチョイスするチームが多いです。例えばMXGPクラスにはオーストラリアのジェット・ローレンス選手やアメリカのチェイス・セクストン選手がいますし、MX2クラスにはアメリカのヘイデン・ディーガン選手が出場します。一方OPENクラスは排気量自由で250ccと450ccの混走になり、予選で下田選手が上位に入る確率がより高くなると思いました」(熱田さん) なお、日本のライダーがMXoNに出場する意味について、熱田さんは「普段全日本モトクロス選手権をメインでレースをしているライダーにとって、MXoNに出ることは自分自身を成長させるきっかけになります。世界中のトップライダーと一緒にレースをすることで、気づかないうちに周りに引っ張られてレベルが上がっていくんです。実際にMXoNを終えてから著しく成長したライダーも見てきました」と、日本のさらなるレベルアップを期待していると話しました。 中島と大倉、MXoNに向けて 中島漱也「MXoNのためにこのインターバルはアメリカへ」 「MXoNは小さい頃から見ていた舞台で、日本代表として走ることは自分の夢でもあったのですごく嬉しいです。代表に選ばれたと聞いた瞬間は、チャンピオンを獲った時よりも喜びを感じました(笑)。 第4戦が終わってからのインターバル期間は、6週間ほどアメリカに行き、トレーニングをしていました。練習場所としてアメリカを選んだのは、MXoNを意識してのことで、あえてです。会場のアイアンマン・レースウェイにも行きたいということは現地で面倒を見てくれていた方にも伝えていて、一度実際にコースを走る機会をもらいました。実際走ると映像で見ていたのとは全然印象が違って、わだちはどんどん掘れていくし、コース整備の仕方が日本と違うし……、事前に見ておくことができて本当に良かったです。 個人的には、順位などの具体的な目標はあまり決めていません。1レースごとに全力を出すことができるかが結果につながってくると思うので、目の前に集中していきたいです」 大倉由揮「今回こそはなんとしてでも決勝に」…

“東福寺保雄記念” 第6戦の大会名に込めた想い

2025年6月8日、全日本モトクロス選手権国際A級クラスにて9度チャンピオンに輝いたレジェンドライダー、東福寺保雄さんが逝去されました。 東福寺さんは1972年にレース活動を始め、全日本モトクロス選手権国際A級クラスでは1980〜82年/1984年/1986〜88年/1990年(2クラス)の計9回、前人未到の「V9」を達成。1992年に現役を引退された後は、埼玉県を拠点としたモトクロスチーム「T.E.SPORT」の監督として後進の育成に力を尽くすなど、モトクロス界に多大なる貢献をされました。 そして今回、10月18〜19日に行われるD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦の大会名が当初の「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 オフロードヴィレッジ大会」から変更され、「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 21Groupカップ 東福寺保雄記念」と名付けられました。 大会名の変更にはどんな思いが込められているのでしょうか。主催者である有限会社うず潮レーシング代表取締役で東福寺さんと同世代のライバルであり、第6戦の会場となるオフロードヴィレッジを運営する福本敏夫さんと取締役の福本高大さんにお話をうかがいました。 「誕生日が開催日、運命を感じました」。主催・福本高大が込める想い 福本高大さん 福本高大さん(以下:高大さん)は埼玉モトクロス部会の会長であり、第6戦の主催者として大会の運営を行っています。今回の大会名変更も高大さんが発案したとのこと。どんな想いを持って大会名を付けたのでしょうか。 「東福寺さんはモトクロス界における偉大なライダーです。東福寺さんを追悼する場として、公にお別れ会も開かれていましたが、東福寺さんが活躍していた全日本モトクロス選手権という舞台でもそういう場を作りたいと考えました。 僕自身の東福寺さんとの出会いは生まれてすぐの時まで遡ります。父(福本敏夫さん)が1981年のチャンピオンで東福寺さんと競い合っていて、僕が1982年生まれなので、記憶はないですが、赤ちゃんの時から会場で会っていたそうです。僕がレース運営に関わるようになってからは、関東モトクロス選手権をうち(うず潮レーシング)とモトショップ鷹、T.E.SPORTで運営をしていることもあって、東福寺さんにはよく大会の相談をしていました。そこでの繋がりが一番大きいです」(高大さん) 全日本モトクロス選手権という場を通して何かしたいと動いた高大さん。進めていく上で、大会の開催日にある運命を感じたと言います。 「実は、第6戦が開催される10月18日は東福寺さんの誕生日なんです。365日のうち1日が被るなんて、運命的だなと思います。当日は会場で展示を行おうかと考えています。もちろん選手権がメインですが、彼が存在していたこと、その軌跡をぜひ見て帰ってほしいです。全日本モトクロス選手権は2日間あるので、そこに集まった方とともにじっくり話すこともできますし、お別れ会に参加できなかったという方や、東福寺さんのことを知らない人にも、彼の存在を知ってもらえる機会になると思っています」(高大さん) なお、東福寺さんが亡くなる前、5月17〜18日に行われた第3戦では、Honda Dream戸田美女木の観客スタンドに、東福寺さんのマシンやウエアの展示が行われました。第6戦でもこのような展示が見られる予定です。 「ここまでモトクロス界に貢献した彼のことを知ってほしい」。同年代のライバル、福本敏夫の思い 福本敏夫さん 福本敏夫さん(以下:敏夫さん)は1981年の全日本モトクロス選手権国際A級125ccクラスのチャンピオン。東福寺さんとは同じクラスでトップ争いを繰り広げたライバルです。現在は有限会社うず潮レーシング代表取締役として、全日本モトクロス選手権の舞台でもあるオフロードヴィレッジを運営しています。 「東福寺は引退後にT.E.SPORTというレーシングチームを立ち上げてライダー育成の場を作っていました。僕もうず潮レーシングを立ち上げた後、走る場所が必要だと思いオフロードヴィレッジを作りました」(敏夫さん) また、東福寺さんと全日本モトクロス選手権でチャンピオン争いをした当時を振り返り、こう語ります。 「東福寺とはB級からA級に一緒に昇格した仲で、ずっとライバルでした。思い返すと、彼は怪我が多いライダーでしたが、怪我をして走れない時はビデオカメラで他のライダーの走りを撮影して研究している、研究熱心な人でした。また、研究といえば、メカニックをしていた小野くんのサポートがあったことも大きいと思います。 マシンテストで走る日はもちろん、休みの日にまで2人で集まって、サスペンションをセッティングしていた姿が印象的でした。セッティングを何度も繰り返し試して、良いバイクを作ろうと熱心に取り組んでいて……。もちろん僕らもテストの日は同じように試しますが、休みの日にまで集まって行うのは、メカニックの都合とかもあるからそうできることじゃなかったんですよ。2人のバイクづくりに対する研究熱心なところは、当時見ていても秀でていたと思いますし、それが東福寺の結果や強さにつながっていたと思います。振り返ればたくさん思い出はありますし、語りきれませんね」(敏夫さん) 優勝をかけて東福寺さんとともに競い合ってきた敏夫さんにも第6戦への思いをうかがいました。 「モトクロス業界にここまで貢献した人を、なるべくみんなに知ってもらいたいという思いがあります。彼のことを知らない人も、この大会をきっかけに知ってほしいです。日本のモトクロスの歴史を作ってきた人がいるから今があるということ、今までの歴史を受け継いでこれからのモトクロスを盛り上げていきたい、そんな思いが繋がるような大会になるといいなと思います」(敏夫さん) 大会当日の詳細はこれから随時発表していきます。JMX Promotionの公式サイトやSNSで、第6戦の情報をチェックしておきましょう。 大会概要 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 21Groupカップ 東福寺保雄記念 開催日:10月18〜19日 会場:オフロードヴィレッジ(埼玉県)

モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)スポンサーのご紹介

協賛企業 イフイング株式会社 https://www.ifing.com/ システムトリートメント「トキオ・インカラミ」を主要ブランドとして展開しています。 株式会社ダートフリーク(https://www.dirtfreak.co.jp/) SOCAL MXTF 株式会社TUN物流(http://tun.co.jp/) 株式会社勝栄健工(https://www.shoeikenko.com/) 株式会社トサ 株式会社エスコートキャピタル メディアサポート株式会社(https://www.media-st.net/) 本田技研工業株式会社(https://www.honda.co.jp/) 株式会社ホンダ・レーシング(https://honda.racing/ja/) ヤマハ発動機株式会社(https://global.yamaha-motor.com/jp/) カワサキモータース株式会社(https://www.global-kawasaki-motors.com/) 株式会社RSタイチ(https://www.rs-taichi.co.jp/) 株式会社N-TECH(http://www.n-tech.tokyo/) YSP浜松(https://hamamatsu.ysp-shop.com/) 株式会社住友ゴム工業(https://www.srigroup.co.jp/) 株式会社WESTWOOD MX(https://store.westwoodmx.jp/) 株式会社ファイネスト 株式会社武蔵重量 株式会社モトスポーツプロモーション(https://mspro.jp/) 株式会社CARRY(https://carrydesign755.com/) ナチュラル 株式会社シリウス トータルサインフェイス(https://face1.net/) 大会概要 Monster Energy FIM Motocross of Nations 期 間:2025年 10…

2025MXoN日本代表応援Tシャツの販売が開始

今年は10月3〜5日にアメリカで開催されるモトクロスの国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)」第78回大会に向けて、2025MXoN日本代表応援Tシャツの販売が始まりました。D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2025の各大会開催時に、会場にて購入することができます。 Tシャツは1枚3000円。材料費を除いた売り上げの全てを2025MXoN日本代表チームの活動費に充てるということで、Tシャツの購入が日本代表チームへの支援となります。第2戦では株式会社CARRYの出展ブースにて販売されるとのこと。 なお、日本代表ライダーは毎年3人選抜されますが、今年のメンバーはまだ未発表です。ポスターには「代表は俺だ」のキャッチコピーとともにIA1・IA2クラスのトップライダーたちが揃っています。今年は誰が代表に選ばれるのか、今後の動向にも注目です。 ■第2戦大会情報 D.I.D JMX 2025 R2 SUGO大会 ■TeamJapan MX Projecxtホームページ http://teamjapanmx.com/

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 開幕戦 HSR九州大会 会場周辺情報

D.I.D全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。「応援のついでに何か食べたい」「帰りに温泉でゆっくりしたい」「家族も楽しめる観光スポットは?」など、観戦に来たならその土地ならではのものを楽しみたいですよね。今回は、HSR九州周辺のおすすめスポットをまとめました。ぜひ観光の参考にしてください。 おすすめスポット10選 ■グルメスポット 馬勝蔵 火の国 文龍 総本店 味の大津屋 ■温泉スポット 下大谷温泉 大谷の湯 山鹿温泉 さくら湯 菊陽町総合交流ターミナル さんふれあ ■観光・立ち寄り 道の駅 大津 阿蘇山 八千代座 ライコランド熊本インター店 観戦後にはご馳走を、グルメスポット 馬肉料理 馬勝蔵(HSR九州から2.5km) 熊本といえば馬肉! と、馬肉料理を楽しみに来る方も多いでしょう。HSR九州から車で10分ほどの場所にある馬肉料理専門店「馬肉料理 馬勝蔵(ばにくりょうり うまかつぞう)」は、2018年ミシュランガイド熊本・大分特別版にも掲載されたお店で、質の良い一級品の馬肉のみを厳選、普段なかなか味わえない部位まで取り揃えています。また、店舗は築130年と歴史が古く、風情ある空間が楽しめます。なお、完全予約制のコースのみとなっているため、事前に予約が必要です。 施設名馬肉料理 馬勝蔵(ばにくりょうり うまかつぞう)住所熊本県菊池郡大津町室83電話番号096-294-0303駐車場7台あり営業時間17:00~22:00(L.O.21:30)定休日日曜日、祝日 ※その他休業ありURLhttps://www.umakatsuzo.com/ ルート案内https://maps.app.goo.gl/KK9RN9Hdx5F1VVeH6 火の国 文龍 総本店(HSR九州から16.2km) 超濃厚な豚骨ラーメンで有名な「火の国 文龍 総本店」。HSR九州からは車で30分ほど、国体道路沿いに位置していて、店舗の入口にある大きな龍のオブジェが目印です。麺は中太の自家製ちぢれ麺。こってりスープが応援に全力を尽くした後の身体に沁みわたります。行列ができるほどの人気店のため、時間には余裕を持って行くことをおすすめします。 施設名火の国 文龍(ぶんりゅう) 総本店住所熊本県熊本市東区戸島4丁目2-47電話番号096-388-7055駐車場あり営業時間11:00~15:00 17:30~21:30(LO.21:00) ランチ営業、日曜営業定休日火曜日URLhttps://kumamoto-guide.jp/ramen_navi/detail/7 ルート案内https://maps.app.goo.gl/CZ4TPwutEfWG2U918  味の大津屋(HSR九州から3.4km)…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 開幕戦 HSR九州大会(4/13開催)プレビュー

4月13日、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025が開幕する。2024年シーズンが10月に閉幕してから、約6ヶ月のシーズンオフ期間を経て迎える開幕戦。今年はどんなレースが繰り広げられるのか、この記事では各クラスの見どころを紹介する。なお、今大会は観戦無料。モトクロスを好きな方はもちろん、知らない方も気軽に観戦できるチャンスであるため、この記事を参考にぜひ観戦を楽しんでほしい。 D.I.D JMX 2025 R1 HSR九州大会 全日本モトクロス選手権は、通常土曜日が予選日、日曜日が決勝日と2日間にわたって行われるが、開幕戦は予選と決勝を1日で行う1DAY開催となる。当日は4つの公認クラスのレースが開催され、IA1・IA2クラスは30分+1周の2ヒート制、レディースクラスは15分+1周の1ヒート制、IB OPENクラスは20分+1周の2ヒート制で行われる。 また、予選は公式練習兼タイムアタック形式で実施され、指定時間内に計測されたタイムの早い順に決勝進出の可否、及びスターティンググリッドの順位が決まる。ライダーたちは時間内であれば自分の好きなタイミングでコースインすることができ、ライバルのタイムを見ながらアタックをするその駆け引きも見どころとなっている。 会場は熊本空港から車で約30分ほどの場所に位置しているHSR九州。広大な土地を生かしたレイアウトが特徴で、ハイスピードでバトルが展開されるその迫力を間近で感じることができるのが魅力の一つだ。また、コース担当者に聞いたところ、レイアウト自体は昨年とほとんど変わっていないが、セクションが数ケ所変更されているという。6番ポストからフジヤマと呼ばれるビッグジャンプまでのウェーブセクションが上り坂になっており、昨年よりもハイスピードに仕上がっている。また、14番ポストにあるフープスセクションはコブの数が3つ増え、11番ポストから続いていた6連ジャンプは、テーブルトップが3つ続くかたちに変更された。担当者いわく特に11番ポストからのセクションは難易度が高く、まだ調整中とのことだが、テーブルトップを1つずつ飛ぶライダーもいれば、テーブルトップの上だけをつないで走るライダーもいるということで、テクニックの差が出やすくなっている。各ライダーのセクション攻略方法にもぜひ注目して見ていただきたい。 IA1 接戦が予想されるIA1クラス、最初に勝利を手にするのは誰か #1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM) 全日本モトクロス選手権の中で最高峰となるIA1クラス。各メーカーのチーム体制を見ると、ヤマハのファクトリーチーム「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からはオーストラリア出身の#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が参戦する。2023・2024年と2年連続でシリーズチャンピオンを獲得した王者で、今年は3連覇を狙う。また、ウィルソンはレース参戦に加えてマシン開発や若手育成にも力を入れており、このシーズンオフ期間にはYAMAHA BLU CRU RACINGに所属するIA2ライダー#1中島漱也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM TAKA/ヤマハ YZ250F)と#4⽥中淳也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ250F)とともにニュージーランドでトレーニングを重ねたという。開幕戦に向けて話を聞くと、「若いライダーたちのエネルギーに刺激を受けて、良い形で練習ができました。メンタル面も安定していて、フィジカルも好調です。レースが始まるのが待ち遠しいです」とコメント。チャンピオン争いの筆頭となるであろう彼の走りは見逃せない。…

ランキングからわかる、最終戦の見どころ

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024も残すは最終戦のみ。今シーズンの集大成となるMFJ-GPでは、IA1以外の全クラスでシリーズランキングが決定する。ここでは第7戦終了時点でのシリーズランキングを振り返りつつ、最終戦をさらに楽しむための見どころをお伝えする。 シリーズランキングは積み重ねてきた結果がポイントで数値化され、各ライダーの実力が可視化される。さらに今シーズンのランキングが来年のゼッケン番号に反映されることもあり、最終戦は1つでも上の順位でシーズンを終えたいというライダーたちの思いやドラマが詰まっていると言えるだろう。今季も各クラス、最終戦に向けて接戦が繰り広げられてきた。 IA1 チャンピオンはすでに決定。最終戦でどこまでポイントを獲得できるか IA1クラスは#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が第7戦でチャンピオンを決定した。これまでのレースを振り返ると、ウィルソンは17ヒート中11勝を飾っており、優勝数は他のライダーと比べて圧倒的であった。最終戦でさらに優勝数を重ねることができるのか。今回はFIMモトクロス世界選手権MX2クラスに出場している#73フェルッチョ・ザンキ(Team HRC/ホンダ CRF450RWE)がスポット参戦することもあり、優勝争いは目が離せない。 一方、2位には280ポイントで#41横⼭遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)、3位には231ポイントで#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)、4位には224ポイントで#2⼤倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)、5位には170ポイントで#7能塚智寛(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450-SR)がつけている。特にビクトルと大倉の差は7ポイントと僅差で、ランキング争いは接戦だ。 IA2 僅差のチャンピオン争い、3位以降も接戦 IA2クラスは第7戦で#3中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹/ヤマハ YZ250F)が#2横澤拓夢(TKM motor sports いわて/ホンダ CRF250R)を逆転してランキングトップに浮上した。横澤との差は13ポイントと、最終戦の結果次第ではどちらがチャンピオンになってもおかしくない状況。決勝でどちらが勝利を掴むのか、チャンピオン争いに緊張感が走る。 また、ポイントランキング3位以降は、#6柳瀬⼤河(TKM motor sport…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第5戦北海道大会 会場周辺情報

全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。遠方の方は特に、会場周辺にどんな施設があるかわからないという方も多いと思います。周辺のお店を知っておくことで、観戦に行くことがもっと楽しくなるはず。 おすすめスポット8選 1. 空港内で全てを満喫できる、新千歳空港温泉 9.2km 2. お湯の良さに定評あり、天然温泉くるみの湯 12km 3. 2種類のお湯に岩盤浴やサウナも揃う、えにわ温泉ほのか 15.7km 4. ジンギスカンの食べ比べもできる、ながぬま温泉 35.9km 5. スープカレーを食べるなら、アジアンバー ラマイ 千歳店 9.6km 6. こだわりの豚丼とそばが絶品、炭焼豚丼 空海 22.4km 7. 全29種類。ご当地食材を使った釜飯を味わう、旬のお料理・釜めし いちえ 19.4km 8. サーモン好きは見逃せない、道の駅サーモンパーク千歳 9.8km 1. 空港内で全てを満喫できる、新千歳空港温泉 9.2km 新千歳モーターランドから車で13分ほどの場所にある新千歳空港。その国内線ターミナルビルには温泉が入っており、露天風呂と内風呂、サウナを完備しています。また、食事処やマッサージなどを受けることができる癒処、ゆったりくつろげる休処、漫画などの本が読み放題の遊処もあり、レース終わりの疲れを癒すことができます。 施設名新千歳空港温泉住所北海道千歳市美々新千歳空港国内線ターミナルビル4F電話番号0123-46-4126受付時間:9:00~21:00駐車場あり営業時間午前10:00~翌9:00(最終受付午前7:30)定休日年2回、法定設備点検のため、休館日ありURLhttps://www.new-chitose-airport-onsen.com/ルート案内→会場からのルート案内 2. お湯の良さに定評あり、天然温泉くるみの湯 12km 天然温泉くるみの湯は新千歳モーターランドから車で20分ほどの位置にあります。ここは元々組合員や有料の市民農園利用者だけが利用できる福利厚生施設でしたが、2017年に一般客を受け入れる公衆浴場としてリニューアルしました。お湯はアルカリ性単純温泉で、ぬるぬるとした肌触りが特徴です。美肌に効果があり、お湯の良さに関して評判が高い温泉です。 施設名天然温泉くるみの湯住所北海道千歳市根志越59-13電話番号0123-24-5531駐車場あり営業時間12:00〜21:00(最終入場20:30)定休日無休料金大人/800円、小人/400円※17:00以降大人500円/小人250円個室(7.5畳)1部屋1時間1,000円URLールート案内→会場からのルート案内 3.…

JMX2024の注目ライダーは誰だ。レディースクラス編

2024年3月30日(土)〜31日(日)の全日本モトクロス選手権シリーズ2024開幕に向けて、全日本モトクロスレディースクラスの注目ライダーをピックアップ 2024年3月30日(土)〜31日(日)、全日本モトクロス選手権シリーズ2024が開幕します。新シーズンは、ライダーが移籍したりクラスをステップアップしたりと、各クラスの顔ぶれが変わります。レディースクラスを見ると顔ぶれに大きな変化はないものの、本田七海(ほんだななみ)がマシンを乗り換えるなど、これまでとはまた違うバトルが見れるでしょう。 3度チャンピオンに輝いた女王、川井麻央 レディースクラスでトップに君臨するのが川井麻央(かわいまなか)です。現在21歳と若いライダーですが、その経歴を遡ると、初めて表彰台に登ったのは2017年。当時まだ14歳という若さで初優勝を飾りました。14歳での優勝は2006年の安原さやに並ぶ最年少記録となります。その後3年間は振るわなかったものの、着実に実力を高めていき、他を寄せ付けない強さで2020・2021年と2年連続チャンピオンを獲得。特に2020年はレディースライダー初となる全戦優勝でのチャンピオン獲得を叶えました。そして2023年、本田七海との激戦を制し、王座奪還に成功。周りのことに揺るがない、芯のある強さはライディングにも滲み出ています。 2023年第4戦の写真 タイトル防衛に挑む2024シーズンについて、川井は「今年は昨年よりもマシンのテストを十分にできているので、不安なくシーズンを迎えられています」と調子の良さを感じさせるコメント。さらに、オフシーズンについては「IA1クラスの小方誠さんなど関東のIAライダーの方々と一緒に練習する機会があって、緊張感を持って練習できたのはすごくためになりました。これまで人と練習する機会がそんなになかったので、例年とは違うオフシーズンでした。あとは、練習頻度を増やしてみたりもしたのですが、自分にとって乗りすぎは良くないと気づいて(笑)。週1回くらいの頻度で練習を重ねていました」とのこと。自分のペースを掴み、さらに実力を高めた川井の走りは見逃せません。 なお、川井にとってオフロードヴィレッジはホームコース。乗り慣れたコースでその強さを発揮するのか、注目が集まります。 マシンを乗り換えチャンピオン奪還を目指す、本田七海 レディースクラスは2st85ccと4st150ccの混走でレースが行われます。本田七海はこれまでずっと2st85ccで参戦しており、2019年にはチャンピオンを獲得しています。現在クラスの中でチャンピオン経験があるのは川井と本田のみで、両者のトップ争いはレディースクラスの見どころです。2st85ccの本田、4st150ccの川井と両者の対立が描かれてきましたが、今季は心機一転、本田がマシンを4st150ccに乗り換えて参戦します。 2023年第8戦の写真 本田は「マシンを乗り換えた理由は、勝ちたいからです。2st85ccと4st150ccはそれぞれ良さがありますが、2st85ccで無茶をするところも4st150ccではラクに走ることができたり、やっぱりマシン差は大きいと感じました。もちろん、2st85ccが劣っているわけではないですし、私自身2st85ccにずっと乗っていきたいという気持ちもあります。ただ、今季は勝ちたいので、マシン差をどうにかしようとするより、初めから川井選手と同じ土俵に立つことで勝利への距離を縮めようと思いました」と勝利への執念を滲ませつつコメント。2st85ccと4st150ccは全く特徴が異なりますが、「開幕に向けて調子は良い」とのこと。新たなマシンを駆る本田のライディングに注目です。 スタートの強さで周りを揺るがす、箕浦未夢 川井と本田の2大勢力が目立ちますが、実力が拮抗している若手ライダーも目が離せません。中でも注目なのが箕浦未夢(みのうらみゅう)です。彼女は、開幕戦で自身初優勝を獲得すると、第2戦では激しいトップ争いの末、2位にランクインします。さらにその後も着実にポイントを積み重ね、若手ライダーの中で最上位となるシリーズランキング3位を獲得しました。 2023年最終戦の写真。箕浦はゼッケン9番 なんといっても彼女の強みは「スタート」でしょう。決勝15分+1周の1ヒートで競うレディースクラスでは、スタートから前に出ることで追い上げに苦労することがなく、レース運びが有利になります。2023年を振り返ってみても、箕浦は川井や本田をも抑えるほどスタートの反応が良く、ホールショットを獲得することが多々ありました。今季はそのスタートにさらに磨きがかかってくるはず。不動のトップ2を崩すことはできるのか、彼女の活躍に期待が高まります。 今回はレディースクラスの注目ライダー3人を紹介しました。モトクロスを見に行きたいけど選手がわからないし……と悩んでいる方はライダーの特徴や関係性を知ることで応援がもっと楽しくなるはず。ぜひ現地で彼らの熱い走りを目の当たりにしてください! 開幕戦(3/30〜31) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r1 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 当日券発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket 第2戦・第3戦(4/20〜4/21) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r2-r3 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 チケット発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket

JMX2024の注目ライダーは誰だ。IA2クラス編

2024年3月30日(土)〜31日(日)の全日本モトクロス選手権シリーズ2024開幕に向けて、全日本モトクロスIA2クラスの注目ライダーをピックアップ 2024年3月30日(土)〜31日(日)、全日本モトクロス選手権シリーズ2024が開幕します。新シーズンは、ライダーが移籍したりクラスをステップアップしたりと、各クラスの顔ぶれが変わるタイミングです。特に、250ccマシンで競い合うIA2は、毎年IBクラスなどからライダーが昇格してくるため、その変化が大きく感じられるクラスです。また、今季は2023年チャンピオンのビクトル・アロンソがIA1クラスにステップアップしたことによって、王者不在のシーズンとなります。 IA2クラスを牽引する、横澤拓夢 2023年IA2クラスは、スペイン出身のビクトル・アロンソが連勝を重ね、頭ひとつ抜きん出た存在となっていました。そんな中、シリーズを通して粘り強く彼に挑み、日本人ライダーの中で唯一ビクトルとチャンピオン争いを繰り広げたのが横澤拓夢です。チャンピオン争いの軍配はビクトルに挙がりましたが、最後までビクトルにプレッシャーを与え続けた横澤の強さは目を見張るものがあります。 2023年最終戦の写真 今季について「調子は去年と変わらずめちゃくちゃ良いです。今年からチームメイトが増えて、中でも同じIA2クラスを走る柳瀬大河とはほぼ毎回一緒に練習してきました。お互い実力のレベル感も近くてライバルなので、練習で負けたらレースでも勝てないと、常に意識を高く持って練習ができました。正直、日本人ライダーで自分より優れているライダーはいないと思ってます。だからと言って全戦勝てるのかというと別なのですが、自分はスタートで出遅れても捌いて上位に上がれるので、負けないと思います」と自信を示しました。ライディングもメンタルの強さもある横澤の勝利に期待が高まります。 ドイツからの挑戦者、ブライアン・スー ブライアン・スーはドイツ出身のライダー。2014年ヨーロッパ選手権EMX125クラスでチャンピオンを獲得すると、スズキのファクトリーライダーとしてFIM世界モトクロス選手権MX2クラスに参戦した経歴を持ちます。また、2023年には全日本モトクロス選手権第8戦にスポット参戦し、注目を集めました。結果は、全ヒートで表彰台に上がり、総合優勝を獲得。その実力の高さを示しました。 2023年第8戦の写真 今シーズンは、開幕戦は欠場し、第2戦から参戦するとのこと。1戦欠場するハンデは大きいですが、残りの大会でその差を埋めてくるかもしれません。横澤はスーの走りについて「めちゃくちゃ速いですよ。スポット参戦であれだけ結果を残した実力があるので、かなり手強い相手になると思います」とコメント。シリーズを通してどんな走りを見せるのか、注目です。 着実に実力を伸ばし続けている、中島漱也 中島漱也は2019年にIBクラスチャンピオンを獲得し、翌年からIA2クラスへ参戦。ルーキーイヤーで表彰台を獲得し、シリーズランキングを10位で終えると、その後は2021年が5位、2022年が4位、2023年が3位と、着実にポジションを上げてきています。スマートかつ安定したライディングが特徴で、2023年は開幕戦のヒート1で自身初優勝を飾ったことが印象的でしょう。 2023年最終戦の写真 また、2024年の開幕戦の舞台となるオフロードヴィレッジは中島のホームコース。地元大会での1勝に期待がかかります。ライバルとなる横澤は「漱也は感覚で走るというよりは頭を使って走っていて、ライディングに安定感があります。練習よりも本番に強くて、決勝で速さを出してくるので手強いですね」とのこと。冷静な判断力から生み出されるスマートな走りに注目してみてください。 ナショナルクラスから飛び級した15歳、吉田琉雲 IA2クラスには毎年ルーキーライダーが昇格してきます。昇格の流れとしては、地方選手権のノービスクラス、ナショナルクラスを経てIBクラスに昇格し、IAクラスにステップアップするというのが一般的ですが、全国大会で2ヒート総合優勝を果たしたライダーは、申請すれば2階級昇格することができます。この制度を利用し、15歳にしてIAデビューを果たすのが吉田琉雲です。彼は、2022年に近畿モトクロス選手権ジュニアクロスで全戦優勝しチャンピオンを獲得した後、ナショナルクラスに2階級昇格を果たしました。昇格後はさらに勢いを増し、フルサイズマシンに乗り換えてから1年目にして年間チャンピオンとなりました。地方選手権を走るライダーの中で飛び抜けた速さを示していた吉田はIAクラスでどれほどの走りを見せるのか。その活躍に注目が集まります。 今回はIA2クラスの注目ライダー4人を紹介しました。モトクロスを見に行きたいけど選手がわからないし……と悩んでいる方はライダーの特徴や関係性を知ることで応援がもっと楽しくなるはず。ぜひ現地で彼らの熱い走りを目の当たりにしてください! 開幕戦(3/30〜31) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r1 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 当日券発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket 第2戦・第3戦(4/20〜4/21) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r2-r3 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 チケット発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket

JMX2024の注目ライダーは誰だ。IA1クラス編

2024年3月30日(土)〜31日(日)の全日本モトクロス選手権シリーズ2024開幕に向けて、全日本モトクロス最高峰となるIA1クラスの注目ライダーをピックアップ 2024年3月30日(土)〜31日(日)、全日本モトクロス選手権シリーズ2024が開幕します。新シーズンでは、ライダーが移籍したりクラスをステップアップしたりと、各クラスの顔ぶれが変わります。なかでもIA1クラスは外国人ライダーや海外帰りのライダーが参戦するなど、今季特にトップ層の変化が大きいクラスです。 他を寄せ付けない絶対的王者、ジェイ・ウィルソン ジェイ・ウィルソンはオーストラリア出身のライダー。オーストラリア選手権のモトクロスシリーズで1回、スーパークロスシリーズで2回チャンピオンを獲得し、2020年にはAMAスーパークロス ウエストでランキング19位を獲得した経歴を持ちます。 また、ウィルソンは全日本モトクロス選手権でチャンピオン獲得を目指すとともに、若手育成や技術開発など自身のレース以外の面でもヤマハに貢献しています。日本人ライダーが背中を追いかける存在であり、日本のモトクロスのレベルを高める存在となっています。 2023年第4戦の写真 ウィルソンが初めて全日本モトクロス選手権に参戦したのは2021年。当時は第7戦にスポット参戦というかたちでIA2クラスを走り、見事両ヒートともに優勝を飾りました。その翌年、2022年から全日本モトクロス選手権IA2クラスに、ヤマハのファクトリーライダーとしてフル参戦。開幕戦から無敗の17連勝を果たしチャンピオンを獲得し、その実力の高さを示しました。2023年にIA1クラスにステップアップしてもなお強さは変わらず、全23ヒート中22勝でチャンピオンを獲得しました。安定したスタートで序盤から周りを引き離すことが多いのですが、転倒した場合でも着実に追い上げてトップに立つ、まさに絶対的王者と呼べるライダーです。一度会場でその走りを見ると、その速さや強さを実感するでしょう。 ウィルソンは2023シーズンを振り返り、「去年はスムーズに連勝を重ねることができたけど、450ccマシンに乗り換えて1年目ということで、マシンに合わせたライディングスタイルや体づくりなど、調整することが多くマシンとうまく噛み合わないこともあった。AMAへの参戦もあってなかなかチャレンジングな1年だった」と語り、圧倒的な勝利の裏側の苦悩を滲ませました。しかし、今シーズンは450ccマシンに乗り換えてから2年目。「マシンに乗り慣れて調子は良いし、去年よりも自分の強みに集中して練習を行えている。開幕戦に向けてしっかりと準備できているから、より落ち着いてレースに挑むことができると思うし、去年より強くなったという自信があるよ」と自信に満ち溢れている様子が印象的でした。日本に来て3年目、今季はIA1クラスで2連覇を目指します。 なお、彼はファンサービスも細かく、毎戦各会場のご当地のものを描いた缶バッチを配るなど、バイクから降りた後の対応も優しいと評判のライダー。その人柄にも注目です。 日本人トップの実力を誇る、大倉由揮 2023年のシリーズランキングで、ジェイ・ウィルソンに続いて2位を獲得したのが大倉由揮です。大倉の経歴を振り返ると、2016年にIB OPENクラスで18ヒート中14ヒートで優勝を果たし、チャンピオンを獲得しており、当時から存在感のあるライダーでした。翌年にはアメリカで修行をし、シーズン中盤からIA2クラスに参戦。2019・2021年で自身最高位となるシリーズランキング2位を獲得し、2022年よりIA1クラスにステップアップしています。2023シーズンは第2戦まで全ヒート4位と表彰台に届かず、本人も悔しさを滲ませていました。しかし粘り強く、シーズンを通して表彰台圏内や上位に入り続けることで、IA1クラスに上がって2年目でシリーズランキング2位を獲得しました。 2023年第3戦の写真 2023シーズンの最終戦後から2024シーズン開幕にかけてのオフシーズン中には、ヨーロッパへ1ヶ月間遠征に行っていました。海外での練習について大倉は「ホンダの方に協力いただいて、ティム・ガイザー選手やルーベン・フェルナンデス選手たちとのテストに合流させてもらいました。また、イタリア選手権に自分でエントリーして2回出場して、今までで一番濃いシーズンオフを過ごせましたし、誰よりも乗り込んできたと思います」と自信満々。 さらに、「イタリア選手権に出ると、世界のライダー達と自分では1周6〜7秒の差があって、改めてレベルの違いを感じました。その差をどうやって縮めていくかということを常に考えながら生活していたことは自分にとってかなりプラスになっています。あとは、改めて体作りに力を入れるようになりました。というのも、現地のトレーナーさんに腹をつままれて怒られて、もっと調整しようと意識しました(笑)。僕は甘いものが好きなので、食生活を意識するようになりました。日本に帰ってきてから他のライダーに『何を教えてもらったのか』と聞かれるのですが、それは言わんよと、秘密にしています(笑)。IA1クラスではジェイさんが速いですし、同い年の横山くんも帰ってきますが、海外での経験を得た今、強気に勝負に挑みたいなと思っています」と大倉。IA1クラスでの初優勝にも期待がかかります。 オーストラリアで経験を積んで帰ってきた、横山遥希 今季、新たに参戦するライダーとして注目度の高いライダーは横山遥希でしょう。横山は2019・2020年に全日本モトクロス選手権IA2クラスで2年連続チャンピオンを獲得したライダー。当時彼の走りを見ていた方には、他のライダーを圧倒する速さと決して諦めない強さが印象に残っている方も多いと思います。2020年以降はオーストラリアに拠点を移し、2022年からの2年間オーストラリアモトクロス選手権MX2クラスに参戦。同大会で3位表彰台を獲得するなど、海外でも存在感を示していました。そして今季はIA1クラスに参戦。オーストラリアで実力を高めた彼が再び全日本モトクロス選手権に戻ってくるということで、IA1クラスに新たな風を吹かす、そんな存在として注目を集めています。 2020年参戦時の写真 また、IA1クラス2023王者のジェイ・ウィルソンは、前述した通り、オーストラリアスーパークロス・モトクロス選手権でのチャンピオン経験を持ちます。両者は同じレースで競い合ったことはないのですが、ウィルソンは横山について「お互いの実力がわからない開幕戦は、特にスタートが勝負になってくると思う。僕の地元で活躍してきたと聞いているし、日本でレースに参戦している身としても、海外でレースをすることで得られる経験や苦労が理解できる。自信をつけて帰ってくるだろうなと思っているし、彼と一緒に競えることがとても楽しみだよ」とコメントしています。 さらに、横山の同年代ライバルとして、大倉と大城魁之輔がいます。大倉は「IA2クラス時代はヒートレースでもチャンピオン争いでも横山くんに負け続けていました。一番努力家なライダーですし、同い年として尊敬していますが、絶対に負けないぞと思っています」とコメント。一方大城も「2020年のIA2クラスで横山選手に届かずランキング2位で終えてすごく悔しかったので、同じことにならないようにしたいです」とのこと。同年代のライバルバトルにも注目です。 なお、横山は今季はこれまで乗ってきた250ccマシンから450ccマシンに乗り換えての参戦となります。新たな環境での挑戦となりますが、オーストラリアで培ってきた実力がどう生かされるのか、見逃せません。 2023年IA2クラスチャンピオン、ビクトル・アロンソ トップ層を揺るがすであろう勢いを持つライダーがビクトル・アロンソです。ビクトルはスペイン出身のライダーで、2023年にIA2クラスへフル参戦を果たしました。全日本参戦前の2022年にはMXGPのEMX250クラスに参戦し、最高順位14位という成績を収めており、実力未知数の存在として注目を集めていました。ビクトルは開幕戦で1勝を挙げると、その後も優勝を重ねシーズンを通してクラスを牽引する存在に。ライバル達とのトップ争いも激しく、最終戦の接戦を制し見事IA2クラスチャンピオンに輝きました。 ビクトルはアグレッシブなライディングが特徴的なライダー。今季はマシンを450ccに乗り換えて挑みます。今季について「450ccは250ccマシンと比べてかなりパワーがあるからまだコントロールが難しいと感じる部分もある。でも乗っていて楽しいし、開幕に向けてマシンとの調整を続けているよ。IA1クラスのライダー達はみんな速いと思う。特にジェイ・ウィルソンは去年の走りを見ていて、その強さを感じていた。今はライバルを意識するというよりは自分の走りに集中して、結果に繋げていきたいと思っているよ」と話しており、開幕に向けて調子を整えています。 なお、ウィルソンにビクトルについて話を聞くと「450ccマシンへ乗り換えるということで、彼にとってチャレンジングなシーズンになると思う。その中でIA2クラスでの走りを見ていたけど、IA1クラスでどこまで走れるのかは始まってみないとわからないから、とても楽しみだよ」とコメント。ディフェンディングチャンピオン、ウィルソンに挑戦するビクトル。どのようなトップ争いが展開されるのか注目です。 今回はIA1クラスの注目ライダー4人を紹介しました。モトクロスを見に行きたいけど選手がわからないし……と悩んでいる方はライダーの特徴や関係性を知ることで応援がもっと楽しくなるはず。彼らの白熱した試合をぜひ現地で目の当たりにしてください! 開幕戦(3/30〜31) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r1 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 当日券発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket 第2戦・第3戦(4/20〜4/21) ◾️D.I.D…