Report / News

D.I.D JMX 2025 R2 エントリーリスト

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第2戦 エントリーリスト公開! D.I.D JMX 2025 R2 観戦情報 IA1 IA2 IBOPEN LMX レディース JX ジュニアクロス CX チャイルドクロス Yamaha YZ125 bLU cRU Cup Over40 Enjoy Motocross IA1 No.氏名Name出身年齢チームメーカーマシン 1JAY WILSONJay WILSONAUS30YAMAHA FACTORY RACING TEAMYamahaYZ450FM 2横山 遥希Haruki YOKOYAMA埼玉26Honda Dream Racing LGHondaCRF450R 4大倉 由揮Yuki OKURA大阪26Honda Dream…

示された実力、各クラスでトップ争いが白熱【D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2025第1戦HSR九州大会】

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第1戦HSR九州大会が、4月13日(日)に熊本県にあるHSR九州オフロードコースにて行われた。今大会は予選と決勝が1日で行われる1DAY開催。前日夜から降った雨の影響で、朝方は水分の多いマディコンディションとなったが、日中は青空が広がり、風が強く吹いた影響で徐々にコースは乾いていった。 2025年シリーズの幕開けとなる今大会では、ライダーの実力や各クラスの勢力図が明らかになる。誰が最初に優勝を獲得するのか、開幕戦ならではの緊張感が漂った。また、IA1クラスにはイタリアから#42ジュゼッペ・トロペペ(AutoBrothers/GASGAS MC450F)が、IA2クラスにはドイツ出身の#53ブライアン・シュー(AutoBrothers/GASGAS MC250F)がスポット参戦し、各クラスで熱い戦いが繰り広げられた。 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2025第1戦HSR九州大会 日時:2025年4月13日(日) 会場:HSR九州オフロードコース(熊本県) 天気:雨のち晴れ 観客動員数:2297名 IA1 ジェイ・ウィルソン、タイトル連覇に向け好発進 IA1クラスは30分+1周の2ヒート制で行われた。タイムアタック予選ではイタリアからスポット参戦した#42ジュゼッペ・トロペペ(AutoBrothers/GASGAS MC450F)が2分14秒台でトップタイムを記録。一方、2023・2024年チャンピオンの#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が2分16秒台で2番手と両者の間に2秒の差がつき、トップ争いは混戦が予想された。 ヒート1のスタートでは、#2横山遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)が好スタートを決めてホールショットを獲得。その後ろには#10内田篤基(Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS/カワサキ KX450)、ウィルソン、#4大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)らが続く。トロペペはやや出遅れ、8番手あたりから追い上げる展開となった。レース序盤、横山がレースをリードする中、内田とウィルソンが後方から差を詰める。ウィルソンは素早く順位を上げ、内田と横山を抜いてトップに浮上。さらに内田が横山をかわし、ウィルソン、内田、横山という順位でレースが進んだ。 トロペペは序盤の遅れを取り戻すべく猛追。優れたライン取りとテクニックで次々とポジションを上げていき、レース中盤には横山を抜いて3番手に浮上。さらにその勢いのまま内田に迫り、バトルを制して2番手に上がると、ウィルソンとの差も一気に詰める。トップ争いではウィルソンが抑えにかかるも、トロペペが隙をついて前に出る。しかしその直後にマシンからスモークが出始め、コース場で止まってしまう事態に。結局、復帰することはできず、そのままリタイアを余儀なくされた。これによりウィルソンが再びトップに返り咲き、そのままチェッカー。2位には内田、3位には横山が入った。なお、4位には#8大城魁之輔(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ450F)、5位には大倉が、6位にはIA2からステップアップしてきた#37西條悠人(Kawasaki PURETECH Racing/カワサキ…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 開幕戦 HSR九州大会 会場周辺情報

D.I.D全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。「応援のついでに何か食べたい」「帰りに温泉でゆっくりしたい」「家族も楽しめる観光スポットは?」など、観戦に来たならその土地ならではのものを楽しみたいですよね。今回は、HSR九州周辺のおすすめスポットをまとめました。ぜひ観光の参考にしてください。 おすすめスポット10選 ■グルメスポット 馬勝蔵 火の国 文龍 総本店 味の大津屋 ■温泉スポット 下大谷温泉 大谷の湯 山鹿温泉 さくら湯 菊陽町総合交流ターミナル さんふれあ ■観光・立ち寄り 道の駅 大津 阿蘇山 八千代座 ライコランド熊本インター店 観戦後にはご馳走を、グルメスポット 馬肉料理 馬勝蔵(HSR九州から2.5km) 熊本といえば馬肉! と、馬肉料理を楽しみに来る方も多いでしょう。HSR九州から車で10分ほどの場所にある馬肉料理専門店「馬肉料理 馬勝蔵(ばにくりょうり うまかつぞう)」は、2018年ミシュランガイド熊本・大分特別版にも掲載されたお店で、質の良い一級品の馬肉のみを厳選、普段なかなか味わえない部位まで取り揃えています。また、店舗は築130年と歴史が古く、風情ある空間が楽しめます。なお、完全予約制のコースのみとなっているため、事前に予約が必要です。 施設名馬肉料理 馬勝蔵(ばにくりょうり うまかつぞう)住所熊本県菊池郡大津町室83電話番号096-294-0303駐車場7台あり営業時間17:00~22:00(L.O.21:30)定休日日曜日、祝日 ※その他休業ありURLhttps://www.umakatsuzo.com/ ルート案内https://maps.app.goo.gl/KK9RN9Hdx5F1VVeH6 火の国 文龍 総本店(HSR九州から16.2km) 超濃厚な豚骨ラーメンで有名な「火の国 文龍 総本店」。HSR九州からは車で30分ほど、国体道路沿いに位置していて、店舗の入口にある大きな龍のオブジェが目印です。麺は中太の自家製ちぢれ麺。こってりスープが応援に全力を尽くした後の身体に沁みわたります。行列ができるほどの人気店のため、時間には余裕を持って行くことをおすすめします。 施設名火の国 文龍(ぶんりゅう) 総本店住所熊本県熊本市東区戸島4丁目2-47電話番号096-388-7055駐車場あり営業時間11:00~15:00 17:30~21:30(LO.21:00) ランチ営業、日曜営業定休日火曜日URLhttps://kumamoto-guide.jp/ramen_navi/detail/7 ルート案内https://maps.app.goo.gl/CZ4TPwutEfWG2U918  味の大津屋(HSR九州から3.4km)…

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 開幕戦 HSR九州大会(4/13開催)プレビュー

4月13日、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025が開幕する。2024年シーズンが10月に閉幕してから、約6ヶ月のシーズンオフ期間を経て迎える開幕戦。今年はどんなレースが繰り広げられるのか、この記事では各クラスの見どころを紹介する。なお、今大会は観戦無料。モトクロスを好きな方はもちろん、知らない方も気軽に観戦できるチャンスであるため、この記事を参考にぜひ観戦を楽しんでほしい。 D.I.D JMX 2025 R1 HSR九州大会 全日本モトクロス選手権は、通常土曜日が予選日、日曜日が決勝日と2日間にわたって行われるが、開幕戦は予選と決勝を1日で行う1DAY開催となる。当日は4つの公認クラスのレースが開催され、IA1・IA2クラスは30分+1周の2ヒート制、レディースクラスは15分+1周の1ヒート制、IB OPENクラスは20分+1周の2ヒート制で行われる。 また、予選は公式練習兼タイムアタック形式で実施され、指定時間内に計測されたタイムの早い順に決勝進出の可否、及びスターティンググリッドの順位が決まる。ライダーたちは時間内であれば自分の好きなタイミングでコースインすることができ、ライバルのタイムを見ながらアタックをするその駆け引きも見どころとなっている。 会場は熊本空港から車で約30分ほどの場所に位置しているHSR九州。広大な土地を生かしたレイアウトが特徴で、ハイスピードでバトルが展開されるその迫力を間近で感じることができるのが魅力の一つだ。また、コース担当者に聞いたところ、レイアウト自体は昨年とほとんど変わっていないが、セクションが数ケ所変更されているという。6番ポストからフジヤマと呼ばれるビッグジャンプまでのウェーブセクションが上り坂になっており、昨年よりもハイスピードに仕上がっている。また、14番ポストにあるフープスセクションはコブの数が3つ増え、11番ポストから続いていた6連ジャンプは、テーブルトップが3つ続くかたちに変更された。担当者いわく特に11番ポストからのセクションは難易度が高く、まだ調整中とのことだが、テーブルトップを1つずつ飛ぶライダーもいれば、テーブルトップの上だけをつないで走るライダーもいるということで、テクニックの差が出やすくなっている。各ライダーのセクション攻略方法にもぜひ注目して見ていただきたい。 IA1 接戦が予想されるIA1クラス、最初に勝利を手にするのは誰か #1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM) 全日本モトクロス選手権の中で最高峰となるIA1クラス。各メーカーのチーム体制を見ると、ヤマハのファクトリーチーム「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からはオーストラリア出身の#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が参戦する。2023・2024年と2年連続でシリーズチャンピオンを獲得した王者で、今年は3連覇を狙う。また、ウィルソンはレース参戦に加えてマシン開発や若手育成にも力を入れており、このシーズンオフ期間にはYAMAHA BLU CRU RACINGに所属するIA2ライダー#1中島漱也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM TAKA/ヤマハ YZ250F)と#4⽥中淳也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松/ヤマハ YZ250F)とともにニュージーランドでトレーニングを重ねたという。開幕戦に向けて話を聞くと、「若いライダーたちのエネルギーに刺激を受けて、良い形で練習ができました。メンタル面も安定していて、フィジカルも好調です。レースが始まるのが待ち遠しいです」とコメント。チャンピオン争いの筆頭となるであろう彼の走りは見逃せない。…

D.I.D JMX 2025 R1 エントリーリスト

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025第1戦 エントリーリスト公開! D.I.D JMX 2025 R1 観戦情報 IA1 IA2 IBOPEN レディース IA1 No.氏名Name出身年齢チームメーカーマシン 1JAY WILSONJay WILSONAUS30YAMAHA FACTORY RACING TEAMYamahaYZ450FM 2横山 遥希Haruki YOKOYAMA埼玉26Honda Dream Racing LGHondaCRF450R 4大倉 由揮Yuki OKURA大阪26Honda Dream Racing BellsHondaCRF450R 5能塚 智寛Chihiro NOTSUKA福岡28Team Kawasaki R&DKawasakiKX450-SR 6大塚 豪太Gota OTSUKA栃木28T.E.SPORTHondaCRF450R 7安原 志Nozomu YASUHARA兵庫31八尾カワサキ with ANNEX CLUBKawasakiKX450 8大城…

今年も開催、若手ライダー成長の舞台「Yamaha YZ125 BLU CRU Cup」

2024年よりD.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズに新設された「Yamaha YZ125 BLU CRU Cup(ヤマハ YZ125 ブルークルーカップ)」が、2025年も開催することが決定しました。 この大会は、全日本、そして世界へと羽ばたくことを目指す若手ライダー達を応援するため、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)とヤマハ発動機株式会社、ヤマハ発動機販売株式会社が手を組み企画しました。2024年は全2戦が開催され、今年は第2戦SUGO大会、第5戦近畿大会、第6戦オフロードヴィレッジ大会の全3回を行う予定です。 対象マシンはヤマハYZ125/125X。大会当日に満14歳以上であり、2025年度に有効なMFJライセンス(下記参加資格欄参考)を所持しているライダーであれば誰でも参加可能です。若手ライダーはもちろん、そのライバルとなるベテランライダーも楽しめるよう、参加資格を幅広く設定しています。なお、今年はエントリーが14~16歳枠とオープン枠の2つに分かれており、14~16歳は3日ほど早く優先してエントリーできるようになっています。 また、豪華賞典も用意しており、決勝優勝者にはD.I.D賞としてYZ125用「D.I.D Dirt Star ST-X」前後リム1セットが贈られます。さらに、決勝成績1~3位のライダーにはBLU CRU賞としてBLU CRU クーポン(1位から3・2・1万円分)が、 4~10位のライダーにはYAMALUBE賞としてワイズギア製グッズが、そして参加賞としてヤマルーブ スーパーブレーキ&オイルクリーナーと大会オリジナルTシャツ、ミニタオルが授与されます。 ※D.I.D賞:原則1位に対して贈呈。ただし、2戦目以降、今期一度贈呈したことがある選手は除いて、各大会の最上位選手に、賞典を贈呈する ※D.I.D製チェーン装着者が対象 2024年を振り返ると、当時14歳の#55髙⽊碧が2大会ともに優勝を獲得。その後、髙木は世界各地のBLU CRUライダーが集う国際大会「Yamaha YZ BLU CRU スーパーフィナーレ」125ccクラスに日本代表として出場し、各国の強豪が揃う中11位という結果を残しました。Yamaha YZ125 BLU CRU Cupは、若手ライダーにとって全日本の舞台で実力を伸ばし、海外で活躍する夢へ近づく絶好の機会です。定員は一大会につき30台までのため、このチャンスをお見逃しなく。 Yamaha YZ125 BLU CRU Cup概要 開催日程 ① 2025年4月26日(土)…

ジェイ・ウィルソンと川井麻央が出演、東京モーターサイクルショー「オフロードトップライダースペシャルステージ」

3月28日(金)〜3月30日(日)に開催される第52回東京モーターサイクルショーにて、D.I.D全日本モトクロス選手権/全日本エンデューロ選手権/全日本トライアル選手権/全日本スーパーモト選手権の各ライダーによるトークショーが行われます。モトクロスからは、2022年にIA2クラスチャンピオンを獲得し、2023・2024年と IA1クラスで2連覇を達成したジェイ・ウィルソン選手と、レディースクラスで2020・2021・2023・2024年の4度チャンピオンに輝いた川井麻央選手が出演します。モトクロスの魅力はもちろん、ライダーの人柄も伝わる時間になるでしょう。貴重なトークをぜひ会場でお聴きください。 ※写真は過去の実施風景 「オフロードトップライダースペシャルステージ」概要 ■時間:3月29日(土)14:45〜15:30 ■場所:東8ホール特設ステージ(会場:東京ビッグサイト東1・2・3・8ホール + 東屋外駐車場) ■出演者 D.I.D 全日本モトクロス選手権:ジェイ・ウィルソン選手(2024年IA1クラスランキング1位)、川井麻央選手(2024年レディースクラスランキング1位) 全日本エンデューロ選手権:馬場亮太選手(2024年IAクラスランキング1位) 全日本トライアル選手権:小川友幸選手(2024年IASクラスランキング1位)、中川瑠菜選手(2024年レディースクラスランキング2位) 全日本スーパーモト選手権:⼩原堅⽃選手 (2024年S1 PROクラスランキング1位) 東京モーターサイクルショー 概要 開催日時 2025年3月28日(金)10:00〜13:00 特別公開 ※東8ホールのみ10:00より一般公開 2025年3月28日(金)13:00〜18:00 一般公開 2025年3月29日(土)10:00〜18:00 一般公開 2025年3月30日(日)10:00〜17:00 一般公開 入場料 前売り券:2,200円(大人)、4,000円(ペア券)、1,400円(Under22割) 当日券:2,600円(大人) ※チケットは全てオンラインチケット(電子チケット) ※会場窓口での当日券販売はなし。事前にオンラインチケットを購入 ※価格は全て税込 ※障がい者の方は、本人と介護の方1名まで入場無料(入場の際に障がい者手帳の提示が必要) ※22歳以下の方は、オンラインチケットサイトを利用すると「前売り券(Under22割)」が購入可能(入場の際に年齢を確認できる証明書の提示が必要) ※高校生の方は、入場無料(入場の際に学生証の提示が必要) ※中学生の方は、入場無料(入場の際に学生証の提示が必要) ※小学生以下の方は、保護者同伴の場合のみ入場可能(入場無料) https://www.motorcycleshow.org/index.html

IA1にイタリア出身のジュゼッペ・トロペペ、IA2にブライアン・シューが参戦

4月13日に開幕する全日本モトクロス選手権に、モトクロスチーム「Auto Brothers」から2人の海外ライダーが参戦することが発表されました。IA1クラスにはイタリア人ライダーGiuseppe Tropepe(ジュゼッペ・トロペペ)が出場。IA2クラスには、2023年に全日本モトクロス選手権にスポット参戦したブライアン・シューが出場するとのことです。 https://www.instagram.com/p/DGmcIcRSDAX/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA== ジュゼッペ・トロペペはイタリア出身の27歳。イタリアモトクロス選手権や、FIMモトクロス世界選手権(MXGP)に出場経験があります。2018年にはEMX250クラスに出場し3位表彰台を獲得。2024年に参戦したMXGPクラスでは最高17位という結果を収めています。 また、2025年2月には、2024年IA1クラスランキング4位の⼤倉由揮も出場したMXGPの前哨戦とも言われるインターナショナルイタリア選手権に参戦し、第1戦は7位/9位で総合7位、第2戦は16位/24位で総合20位という結果を残しています。一方、大倉は第1戦が23位/14位で総合20位、第2戦は21位/17位で総合21位。このトロぺぺの成績を見ると今シーズンは激化しているIA1クラスのチャンピオン争い争いに加わることになるかもしれませんね。 ブライアン・シュー。2023年第8戦参戦時 一方、ブライアン・シューはドイツ出身の26歳。2014年のヨーロッパ選手権EMX125クラスでチャンピオンを獲得した経歴を持つライダーです。2023年には全日本モトクロス選手権第8戦にスポット参戦し、総合優勝を獲得。毎年トップ争いが拮抗するIA2クラスで、どんな戦いを繰り広げるのか注目です。 https://www.instagram.com/p/DGmcIcRSDAX/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

勝利への期待、のしかかるプレッシャー。力を使い果たしてまで挑戦し続けた1年間

2024年、ライバルとのバトルを戦い抜き、チャンピオンに輝いたライダーたちは、今シーズンをどう振り返るのか。チャンピオンインタビュー第4弾では、IA1クラスで2連覇を果たした#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)に話を聞いた ジェイ・ウィルソンが全日本モトクロス選手権に初めて出場したのは、2021年の最終戦だった。IA2クラスにスポット参戦をすると全ヒートで優勝を獲得。翌2022年から拠点を日本に移し、ヤマハのファクトリーライダーとしてIA2クラスに全戦出場を始めた。開幕戦から無敗の15連勝を果たしてIA2チャンピオンに輝くと、2023年には450ccマシンに乗り換えてIA1クラスに参戦。そこでも全23ヒート中22勝を果たす強さでチャンピオンを獲得した。そして、2024年はウィルソンにとってフル参戦3年目。IA1クラスでの2連覇を目標にシーズンに挑んだ。 日本人ライダーを寄せ付けず、ほとんどのレースをスタートから独走状態に持ち込んで優勝する彼は、IAクラスにおいて絶対的王者として一目置かれ、2024年も同じように勝ち続けると思われた。しかし、2019/2020年IA2クラスチャンピオンでありオーストラリア選手権で活躍を続ける#41横山遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)と、2023年IA2クラスチャンピオンの#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)など新たなライバルの登場により、勢力図が大きく変動した。 これまでにないバトルの展開、優勝することの難しさ、多くのプレッシャーを抱えた彼はどのようにして2連覇を果たしたのだろうか。 3年目、勝利へのプレッシャーが重くのしかかる JMX Promotion(以下:編):チャンピオン獲得おめでとうございます! 2024年は日本に来て3年目ということで、まずはこの3年間をどのように振り返りますか? ジェイ・ウィルソン(以下:ウィルソン):そうですね、1年目は何もかもが新鮮で刺激的でした。日本という新しい土地に拠点を移してのレース参戦は、生活環境が変わったのでたくさんのサポートを受けながら過ごしました。 2年目は250ccから450ccに乗り換えてIA1クラスに挑みました。IA1チャンピオンは私の個人的な目標でもあり、そこに挑むことができるのは嬉しかったです。ただ、新しいマシンとクラスに適応しなければならなくて、自分にとってチャレンジの年でもありました。 そして3年目は、レースにも日本での生活にも慣れたのですが、ディフェンディングチャンピオンとしてどんな結果を求められているのかを感じ、それがプレッシャーにもなりました。その上、他のライダーたちのレベルは1年目から格段に上がっているし、横山選手が日本に戻ってきたことでそのレベルの基準はさらに上がっていました。その中でチャンピオンを獲るのは簡単ではなくて、色々な困難にぶつかって、乗り越えた一年だったと思います。 編:”困難”という言葉があったように、特に2024年はジェイさんにとって苦しい時間が多いように見えました。シーズンを終えて、この1年間をどのように振り返りますか? ウィルソン:全日本モトクロス選手権にフル参戦を始めて3年目になるけど、これまでで一番優勝するのが難しいシーズンでした。 編:シーズンを通して、どんな困難にぶつかったのでしょうか? ウィルソン:私が直面した壁のひとつは、勝利への期待でした。1年目も2年目も連勝してチャンピオンになったため、多くの人が私が日本で優勝するのは簡単なことだと思っているように感じます。もちろんそう思ってもらえていることは嬉しいのですが、私にとっては決して簡単なことではなくて、3年目にしてこれまで示してきた結果や、連勝・優勝への期待がプレッシャーになっていました。 編:1年間インタビューをしてきた中でも、チャンピオンや全勝というプレッシャーは人一倍感じているように感じました。 ウィルソン:開幕戦で勝ち、また次のレースで勝つと、その次もずっと勝ち続けなければならないというプレッシャーがどんどん大きくなっていきました。このプレッシャーに対して、2年目まではマインドセットやルーティンを整えることで上手くこなしていたのですが、2024年はそのマインドコントロールにかなり苦労しました。焦ったり、疲れたり、メンタル面が崩れてしまうことがありました。 大きなクラッシュをした北海道大会で意識が変わる 編:特に今年は他のライダーとの競り合いが多かったように見えました。その影響も大きかったのでしょうか。 ウィルソン:そうですね。ライバルたちとのバトルによって、自分のコンフォートゾーンから押し出された感覚はありました。プロライダーとしては、自分が落ち着いて走れる状況ではない時でも、自分をコントロールして走ることが必要なのですが、私はその状況に対する準備が十分にできていなかったのだと思います。 編:後半戦にかけては、不調から脱したような、どこか振り切れたように見えましたが、何かきっかけはあったのでしょうか? ウィルソン:第5戦の北海道大会で激しい転倒をしました。そこで、ただ目の前の勝利を追いかけていくことも大事だけど、チャンピオンシップを戦略的に進めることの重要性も痛感しました。あの転倒は、個々のレースでの勝利よりもシーズン全体や私の役割を優先するように、という警鐘だったと思います。 編:具体的にはどういうことでしょうか? ウィルソン:私はライダーとしての活動はもちろんですが、マシンテストや若手ライダーの指導など他にも責任が多く、これらの役割を全うすることと自分のレース目標に向けた行動のバランスを取る必要がありました。北海道で転倒するまでは勝つことを重視し、優勝して自分の速さを示すという気持ちで動いていました。もちろん常にレースでは優勝を目指しますし、その気持ちは変わりません。しかし、北海道大会を終えてから、ただ一目散に勝利に向かって走るのではなく、自分の役割を大切にすることも必要だと気づきました。 編:なるほど。勝ちたいという気持ちだけで動くと、必ずしも良い結果を生むわけではないのですね。 ウィルソン:はい。あの北海道での転倒は、2024シーズンにおいて非常に大きな転換点だったと思います。 編:意識の変化があった北海道大会の後、3ヶ月ほどのインターバルがあり、第6戦を迎えるという流れでした。インターバル期間中はどのように過ごされていたのでしょうか? ウィルソン:夏のインターバルではアメリカへトレーニングにいきました。インターバル明けの3戦では、結果として上手く示すことができなかったけれど、自分自身アメリカトレーニングでかなり成長して、第6戦を迎えることがすごく楽しみでした。ただ、この調子をキープして勝ちたいという欲が出る反面、チャンピオンシップをどのように進めていくかも考えながら過ごしていました。 編:後半戦はチャンピオン争いがさらに加熱していくタイミングでもありますが、プレッシャーはさらに重く感じたのでしょうか?…
D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 開催日程
Rd.大会名日程開催クラス会場詳細
第1戦HSR九州大会4/13IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
HSR九州(熊本)大会情報
第2戦SUGO大会04/26~04/27IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
スポーツランドSUGO(宮城)大会情報
第3戦オフロードヴィレッジ大会05/17~05/18IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
オフロードヴィレッジ(埼玉)
第4戦中国大会06/14~06/15IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
世羅グリーンパーク弘楽園(広島)
第5戦近畿大会09/20~09/21IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
名阪スポーツランド(奈良)
第6戦オフロードヴィレッジ大会10/18~10/19IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
オフロードヴィレッジ(埼玉)
第7戦第63回 MFJ-GP モトクロス大会11/01~11/02IA1 / IA2 / IBOPEN / LMX
スポーツランドSUGO(宮城)