D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2024 第5戦 北海道大会
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D.I.D JMX 2024 R5 北海道大会 観戦情報 IA1 IA2 IA1 No.氏名Name出身年齢チームメーカーマシン 1JAY WILSONJay WILSONAUS29YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMYamahaYZ450FM 2大倉 由揮Yuki OKURA大阪25Honda Dream Racing BellsHondaCRF450R 4内田 篤基Atsuki UCHIDA静岡27Yogibo MOUNTAIN RIDERSKawasakiKX450 5大城 魁之輔Kainosuke OSHIRO沖縄24YSP浜松 with BABANASHOXYamahaYZ450F 6大塚 豪太Gota OTSUKA栃木27T.E.SPORTHondaCRF450R 7能塚 智寛Chihiro NOTSUKA福岡27Team Kawasaki R&DKawasakiKX450-SR 8安原…
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024第4戦SUGO大会が、6月1日(土)〜2日(日)、宮城県にあるスポーツランドSUGOで開催された。今大会は土曜日に予選、日曜日に決勝を行うスケジュールで、今季初の予選ヒートレースが行われた。また、IA1・IA2・IB OPEN・LMXに加えて承認クラスのジュニアクロスとチャイルドクロス、さらにOver40 Enjoy Motocross、Yamaha YZ125 bLUcRU Cup(ブルークルーカップ)が併催された。 当日の天気は曇りのち雨。予選日は小雨程度で収まったものの、決勝日となる2日目は午後から雨が降り続け、コースコンディションは第3戦を思い出させるようなハードマディへと変化していった。 D.I.D全日本モトクロス選手権第4戦SUGO大会 日時:2024年6月1日(土)〜2日(日) 会場:スポーツランドSUGO(宮城県) 天気:曇りのち雨 総入場者数:2500名 IA1 第3戦の悔しさを糧に、ウィルソンが完全勝利を収める IA1クラスは15分+1周の3ヒート制で行われた。スタートが勝負の鍵となる中、ホールショットを獲ったのは#41横⼭遥希(HONDA Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)。スターティンググリッド大外付近から一気にかぶせて前に出ると、それに#9小方誠(TEAM HAMMER/ホンダ CRF450R)、#7能塚智寛(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450-SR)、#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)と続く。ウィルソンは第4コーナー付近で能塚をかわし、さらにはヨーロピアンセクション手前で2番手に上がるとその勢いのまま横山を鮮やかに抜き去りトップへ浮上する。また#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)も4番手へと順位をアップ。ファーストラップ終了時にはウィルソン、横山、小方、ビクトルの並びになった。2周目にはビクトルが一気に2人をかわし2位へ浮上し、ペースを上げて追い上げていく。レース中盤の3周目以降はビクトルがベストラップを更新すると、すぐさまウィルソンがそれを塗り替える激しい争いに。ビクトルのペースはさらに上がり、2分04秒645というヒート1でのベストラップを出してウィルソンとの差を2秒にまで詰めていく。しかし最後まで逃げ切ったウィルソンがトップでフィニッシュ。ビクトルは1秒差にまで追いつめたものの2位。3位には中盤での接戦を制した横山が入った。 ヒート2はスタート直後の第1コーナーで4台のクラッシュが発生。上手く抜け出したウィルソンに#8安原志(⼋尾カワサキ with ANNEX CLUB/カワサキ KX450)が続いていった。3番手以降は一瞬混戦となるがビクトルが抜け出していき、そのまま安原をかわし2番手へと順位を上げる。ウィルソンは2周目3周目とベストラップを更新し、後続を引き離して独走状態へ。レース中盤ではビクトルがクラス内で唯一2分2秒台というラップタイムを叩き出し、必死の追い上げを見せていくも、安定した走りでトップを守ったウィルソンが優勝を飾った。2位はビクトル、3位には安原との接戦を制した横山が入賞を果たした。なお、最終ラップ直前に追い上げを見せた#5⼤城魁之輔(YSP浜松 with BABANASHOX/ヤマハ YZ450F)は4位に入る健闘を見せている。…
全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。遠方の方は特に、会場周辺にどんな施設があるかわからないという方も多いと思います。周辺のお店を知っておくことで、観戦に行くことがもっと楽しくなるはず。 おすすめスポット11選 会場内に併設された、SUGO CAFÉ 0km お土産も地元ならではの料理も楽しめる、道の駅村田 7.8km 古民家風の空間に癒される、おおがわら天然温泉いい湯 15.9km 岩沼駅から徒歩5分、亀塚温泉 13.7km 日本三御湯の一つ、市太郎の湯 19.4km 静かな山の中での宿泊も楽しめる、鎌倉温泉 10km 宮城の卵を味わえる、森の芽ぶきたまご舎 7.9km 宮城といえば牛タン、牛タンといえば。牛たん炭焼 利久 名取店 21km 地元に愛されて50年以上、丸金食堂 6.5km SUGO帰りの定番、とんかつ あき22.1km オフロードコーナーに注目、南海部品仙台店 34.5km 1. 会場内に併設された、SUGO CAFÉ 0km SUGO CAFÉはD.I.D 全日本モトクロス選手権の会場であるスポーツランドSUGO内に位置しています。外観はガレージをモチーフとしており、店内にはオートバイやヘルメット、パネルの展示があり、モータースポーツの歴史を感じることができるでしょう。メニューは地元宮城県村田町の名産品である発酵食品を使ったカレーやパスタが用意されている他、バイクのタンクをモチーフにしたお弁当箱が印象的なバイク弁当も取り扱っています。 施設名SUGO CAFÉ住所〒989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1電話番号0224-83-3111駐車場あり営業時間平日10:00~17:00(ランチタイム11:30 ~ /ラストオーダー 14:00)…
混戦のマディコンディションとなった第3戦から約1ヶ月、6月1日(土)〜2日(日)にD.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第4戦SUGO大会が、宮城県のスポーツランドSUGOにて開催される。 今季は開幕戦から第3戦まで、予選と決勝を1日で行うスケジュールで進行してきた。これに合わせて予選も練習走行を兼ねたタイムアタック形式で行われ、普段とは異なる面白さを見出した人も多いだろう。一方、今大会では通常のタイムスケジュールに戻り、土曜日に予選、日曜日に決勝を行う。予選レースが開催されるのは今季初ということで、決勝進出をかけて白熱するバトルは必見だ。 会場となるスポーツランドSUGOはアップダウンのあるコースレイアウトが特徴的で、特に2コーナーから3コーナーにかけてはSUGOの象徴的なセクションである大坂がそびえ立つ。ライダーたちはアクセル全開で駆け上っていき、観客はその迫力ある走りを間近で見ることができる。また、複数のコーナーが設けられたヨーロピアンセクションではハイスピードの攻防戦が繰り広げられる。ラインどりやコーナリングのテクニックを生かした、各ライダーの駆け引きは見ものだろう。 なお、今大会では公認クラスと承認クラスのJX(ジュニアクロス)・CX(チャイルドクロス)の開催に加え、40歳以上のライダーを対象としたOver40 Enjoy Motocross、そして若手ライダーの育成を目的に日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)とヤマハ発動機株式会社が企画した「Yamaha YZ125 bLUcRU Cup(ブルークルーカップ)」が併催される。新たな試みとなる2つのクラスにも注目してほしい。 IA1 次に優勝を手にするのは誰か IA1クラスでは、開幕戦で全ヒート優勝を果たした#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が第2戦も全勝しその強さを見せた。一方、大雨によって稀に見るマディコンディションとなった第3戦では、ヒート1で#2大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)が初優勝を獲得。さらにヒート2では#41横山遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)が初勝利を収め、ウィルソンの連勝記録を阻止することとなった。 初優勝に喜びや安堵を示した大倉と横山に対し、ウィルソンは「優勝できなかったことは残念だけど、連勝というプレッシャーから解放されて安心している気持ちもある。これからは自分の走りに集中して、自分の乗り方やレースの組み立て方を一から見直していきたい」とコメント。今大会までのインターバルでさらに実力を高めてくることは間違いないだろう。 また、第2戦では#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)がスタートからトップに立ち、ウィルソンと激しいバトルを繰り広げたことも印象深い。優勝をかけた戦いはさらに白熱するだろう。 IA2 中島が横澤を3ポイント差で追いかける IA2クラスは30分+1周の2ヒート制で行われる。トップ争いが混戦する中、第2戦では#3中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹/ヤマハ YZ250F)が全勝し、続く第3戦では#2横澤拓夢(TKM motor sports いわて/ホンダ…
D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2024 第4戦 SUGO大会
エントリーリスト公開! D.I.D JMX 2024 R4 SUGO大会 観戦情報 IA1 IA2 IB OPEN LMX JX CX Yamaha YZ125 bLU cRU Cup Over40 Enjoy Motocross IA1 No.氏名Name出身年齢チームメーカーマシン 1JAY WILSONJay WILSONAUS29YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMYamahaYZ450FM 2大倉 由揮Yuki OKURA大阪25Honda Dream Racing BellsHondaCRF450R 4内田…
「YamahaYZ125 bLUcRU Cup」は、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024に新たに誕生したクラスで、対象マシンはヤマハYZ125/125Xのみというワンメイクレース。第4戦 SUGO大会2024年6月1日(土)・第7戦 スーパーモトクロス関東大会2024年9月28日(土)にて開催予定となっています。 そのYamahaYZ125 bLUcRU CupにチェーンメーカーとしておなじみD.I.Dが「U19 D.I.D賞」として賞典を用意しています。その名の通り19歳未満、さらにD.I.D製のドライブチェーンを装着してレースに参加した選手を対象に上位3名へ「D.I.D DIRT STAR ST-X」前後リムセット(YZ125用)を進呈するとのこと。 ■賞典 「D.I.D DIRT STAR ST-X」前後リムセット(YZ125用) ■対象条件等 YamahaYZ125 bLUcRU Cupに参加する19歳未満 D.I.D製のドライブチェーンを装着して参加 上記対象者の上位3名 YamahaYZ125 bLUcRU Cupの詳細情報はこちら 全日本モトクロス選手権でYamaha YZ125 bLU cRU Cup開催決定
4月21日(日)、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024第3戦が熊本県にあるHSR九州で開催された。第3戦に予定されていた中国大会が中止になったことにより、大会は4月20日に第2戦、21日に第3戦と2日間連続で行われた。そのため大会は1day開催となり、IA1・IA2・IB OPEN・LMXの4つのクラスのみが開催された。 前日の降雨の影響が残る中、大会当日は午前中から雨が降り始める。午後にはさらに雨足が強まり、コースコンディションは稀に見るハードマディとなった。特に大雨の影響を受けたヒート2では各所でスタックが相次ぐ展開で、大きな番狂せが起きた大会となった。 D.I.D JMX 2024 R3 HSR九州大会 日時:2024年4月21日(日) 会場:HSR九州(熊本) 天気:雨 観客動員数:1375名 D.I.D JMX 2024 R2/R3 HSR九州大会 観戦情報 IA1
IA2
IB OPEN
LMX IA1 大倉・横山が混戦のマディレースを制す IA1クラスは、開幕戦・第2戦と#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が全ヒートで優勝し5連勝を記録。今大会もウィルソンがレースを制するのか、それとも他のライダーが勝利を収めるのか。 ヒート1でホールショットを取ったのは好スタートを切った#41横⼭遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)、2番手には#2⼤倉由揮(Honda…
4月20日(土)、熊本県にあるHSR九州で、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024第2戦が開催された。大会は1day開催ということで、IA1・IA2・IB OPEN・LMXの4つのクラスのみ行われた。大会当日はお昼頃から雨が降ったり止んだりという不安定な天候で、ヒート1とヒート2で変化する路面状況に対して、ライダーたちの対応力が求められた。 D.I.D JMX 2024 R2 HSR九州大会 観戦情報 IA1
IA2
IB OPEN
LMX IA1 ジェイ・ウィルソンが追い上げ5連勝 IA1クラスは開幕戦で#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が全ヒート優勝を獲得。HSR九州では他のライダーが彼に泥をつけることができるのか、注目が集まった。 ヒート1でホールショットを奪ったのは#41横⼭遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)。続いて#2⼤倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)、3番手にウィルソンが続く。3周目にウィルソンは大倉を抜き2位に浮上。7周目途中まで横山がウィルソンを抑えトップを走るが、第7コーナーでインからウィルソンに抜かれ順位を落としてしまう。その後、横山は転倒してしまいウィルソンとの差は10秒ほどに拡大。横山の必死の追い上げも叶わず、1位ウィルソン、2位横山、3位大倉となった。 ヒート2、スタート直後第1コーナーを抜け出したのは#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)。ウィルソン、横山、大倉と続く。2周目にウィルソンがアタックを仕掛け、トップへ踊り出る。その後、ベストラップを連続して更新するハイペースでレースが進む。そのままウィルソンが逃げ切り1位ウィルソン、2位ビクトル、3位横山。 #1 ジェイ・ウィルソン 「今回のコースコンディションはとても難しかったね。スタートもうまくいかなくて、ヒート1では反応が遅れて、ヒート2ではスタートで前に出るために攻めたのだけど決まらなかった。ただ、そこまで悪いわけでもないし、序盤から他のライダーと競いながらのレースは観客の方にとってもよかったのかなと思う。応援してくれるみなさんに感謝します」…
2024年度第2戦・第3戦のコースをチェック! いよいよ明日4/20(土)、4/21(日)開催! D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦 HSR九州大会のコースプレビューを公開しました。 全日本モトクロス選手権IAクラスで4度チャンピオンを獲得し、現在はJMXレースアドバイザーを務める熱田孝高さんによるコース解説です。コースレイアウトの予習や会場の参考にぜひご覧ください! ぜひ会場でレースをお楽しみください! JMX PROMOTION YouTubeチャンネルはこちら https://www.youtube.com/@jmxpromotion 開催概要はこちら https://mspro.jp/jmx/2024r2-r3 当日券もあります! ぜひ会場にあそびにきてくださいね 観戦eチケット発売中! ▲前売りeチケット【共通】 ¥3,850 ※会場にて当日券もご購入いただけます
全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。遠方の方は特に、会場周辺にどんな施設があるかわからないという方も多いと思います。周辺のお店を知っておくことで、観戦に行くことがもっと楽しくなるはず。 おすすめスポット10選 オートバイ神社で安全祈願、道の駅大津 4.7km 自然に囲まれた広々とした空間、道の駅 旭志 6.1km 一日中遊べちゃう、道の駅 水辺プラザかもと 17.6km サウナと露天風呂で疲れを癒す、天然温泉 大谷の湯 5km 温泉・食事・直売所が揃う、さんふれあ 10km 10種類以上の温泉で癒される、天然温泉 つる乃湯 熊本インター店 14.9km 美人の湯を堪能できる、泗水 美人の湯 亀の甲温泉 16.4km 熊本名物、馬肉料理が食べれるべじ倶楽部 4.1km がっつり焼肉食べ放題、味の大津屋 3.4km バイク用品を買うならここ。ライコランド熊本インター店 15.3km 1. オートバイ神社で安全祈願、道の駅大津 4.7km HSR九州の周辺には道の駅がいくつかあります。中でもHSRから一番近い「道の駅 大津」は、会場から車で10分ほどの距離にあります。目標は入り口で出迎えてくれる宙に浮いたバイク。なぜバイクかというと、「道の駅 大津」にはオートバイ神社があり、ツーリングの拠点や目的地としても人気を集めている場所だからです。また、県内各地の特産品やお土産が買える「物産館」や、工芸品や日用品が揃う「工芸館」で買い物を楽しめるほか、「あか牛レストランよかよか」で熊本のあか牛を使用した料理を味わうことができます。バイク乗りは必見のスポットです。 施設名道の駅 大津住所熊本県菊池郡大津町大字引水759電話番号096-294-1600駐車場130台営業時間物産工芸館 9:00~18:00 レストラン 10:00~18:00定休日1月1日館内施設ふるさと物産、よかもん館、工芸館、あか牛レストランよかよかURLhttps://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/ozu/ozu.htmlルート案内→会場からのルート案内 2. 自然に囲まれた広々とした空間、道の駅…
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2/3戦 HSR九州大会が、2024年4月20日(土)〜21日(日)に熊本県のHSR九州にて開催される。今回は先立って予定されていた第3戦中国大会の中止に伴い、第2戦と第3戦が連日行われるイレギュラーなスケジュールとなっている。各大会1day開催ということで、IA1・IA2クラスは30分+1周と15分+1周の2ヒート制、IB OPENクラスは15分+1周の2ヒート制で決勝が行われる(レディースクラスは通常通り15分+1周の1ヒート制)。2日連続開催ということで、ライダーにとってはタフなレースとなるだろう。 会場となるHSR九州はコース幅の広いハイスピードコース。広いコース幅は自由なライン取りにも影響するため、コーナーごとにインとアウトでラインを交差させながらのバトルが見られるだろう。さらに、各所にあるリズムセクションやストレートではスピードに乗った横並びのバトルも展開されるはずだ。 IA1 ウィルソンの牙城を崩せるか 開幕戦では、#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が全ヒート優勝を獲得し、前シーズンに引き続き安定した強さを見せつけた。しかし、ヒート3では序盤に#41横山遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)がウィルソンを抑えてレースをリードする場面も見られ、ウィルソンの一人勝ちを防ぐライバルとしてその存在感を示している。なお、両者ともにHSR九州は得意だとコメント。さらに拮抗するであろうトップ争いは見逃せない。 また、開幕戦では、#2大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)が2ヒート連続で2位を獲得し、走りの安定感とライバルに競り勝つ強さを示した。さらに、ヒート2とヒート3で3位につけた#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)の勢いも凄まじく、今大会で誰がトップを獲ってもおかしくない状況だ。 IA2 混戦を極めるトップ争いに注目 IA2クラスは、開幕戦ヒート1で#2横澤拓夢(TKM motor sports いわて/ホンダ CRF250R)、ヒート2で#6柳瀬⼤河(TKM motor sport いわて/ホンダ CRF250R)、ヒート3で#3中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹/ヤマハ YZ250F)が優勝を果たし、初戦からその混戦模様がうかがえた。そんな中、柳瀬は3ヒート通してスタートで飛び出しレースをリードしており、その勢いのある走りに目を奪われた方も多いだろう。 また、2023年に開催されたHSR九州大会を振り返ると、2023年開幕戦では#3中島漱也(bLU cRU…
オフロードバイクのスピード競技では最高峰の一つに位置づけられるモトクロス。その究極の世界で使われているバイクはもちろん競技専用のものです。一体どんな仕様になっているのか、覗いてみましょう! IA1チャンピオン、ジェイ・ウィルソンのマシンから学ぶモトクロッサーのキホン #1JAY WILSON YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM ヤマハ YZ450FM 全日本モトクロスを走るバイクは、大きく二つに大別されます。一つはファクトリーバイクで、一つは市販モトクロッサー。ファクトリーバイクは、車体メーカーが運営するファクトリーチームのもので、メーカーが造る特別なバイクです。メーカーでは、主に先行してバイクを開発するために全日本モトクロスにファクトリーバイクを投入しています。 そのヤマハのファクトリーバイクが、このジェイ・ウィルソン車YZ450FMです。市販車はYZ450Fですが、このマシンはYZ450FMという車名となっていて、通常の仕様でないことがわかります。開発スケジュールからすると今年はマシンを熟成させる年にあたり、市販車と大きく変わる部分はそこまでありませんが、年によってはまったく見たことのない開発先行車が投入されることもあります。ファクトリーバイクは秘密も多く、その多くのスペックが公に明かされないため、マニアックなファンは、開発先行車が投入されるとファクトリーパドックの前でドキドキするわけです! きれいに磨き上げられたエンジンも、秘密に包まれています。見た目でわかる部分と言えば、ぎらっと鈍く光る各部のチタンボルト。単にすべてチタンボルトに置き換えるのでは無く、テストを積み重ねて、どのボルトをどうすれば最適な操作性になるか、などを考えて置換しているのがすごいところです。 見てくださいこの鋭利なステップ! 普通のオンロードバイクではありえないほど尖っていますよね。ライダーの好みにもよりますが、ブーツが滑らないように尖っているのです。フレームに貼られたヤスリのようなシートも、ブーツが滑らないようにするための施策。モトクロスは、脚でいかにマシンを操れるかがとても大事なポイントなのです。なお、市販車はここまで尖っていませんが、それでも街なかを走る普通のオートバイよりは遙かに尖っていますよ! ステップの付け根についているのは、泥づまり防止のゴム。モトクロッサーのセットアップは泥詰まりによる重量増との戦いです。 幅の広いハンドルもモトクロッサーの特徴です。暴れるバイクを押さえつけるために、普通のオンロードバイクよりも広くなっています。操作に関わるとても繊細なパーツなので、ライダーの好みが強く反映されています。わずか数mm長さが違うだけで、全然異なるフィーリングになってしまうんですよ。ちなみにハンドルの真ん中にあるパーツは、バーパッドといってクラッシュ時に胸を衝撃から守ってくれるスポンジで、レギュレーションで装着が義務化されています。 ちなみに、YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMのアイコニックなこのマークは、「JW」つまりジェイ・ウィルソンのこと。ウィルソンの故郷であるオーストラリアのカンガルーをイメージしたモノだそうですよ。 4メーカー中、唯一の○○。さてなんだ? #2⼤倉由揮 Honda Dream Racing Bells ホンダ CRF450R こちらはホンダのエース、⼤倉由揮車。ホンダは現在ファクトリーチームで参戦していないので、CRF450Rという市販車をベースにしたマシンで参戦しています。ファクトリーバイクで参戦していた時代はCRF450RWという車名で参戦していました。今も、欧州のMXGPではCRF450RWという名前で開発先行車が参戦していますよ。 ホンダは4ストロークのモトクロッサーが開発されて以来、他メーカーにないエンジン形式を続けています。ちょっと難しい話なのですが、他メーカーがDOHC(ダブルオーバーヘッドカム)なのに対し、ホンダはSOHC(シングルオーバーヘッドカム)を採用しています。DOHCは高回転に耐えるエンジン、SOHCは低中速の豊かなトルクをメリットとしているのですが、ホンダはSOHCを進化させてホンダ独自のユニカムという構造を採用しており、低中速のトルクと高回転のパワーを両立させているのです。 市販車ベースではあるものの、ファクトリーで参戦していた時代の名残としてチタンタンクを採用しているのがポイント。このキャップ、どうやって開けるのかというと実は専用工具が必要なんですよ! ボルトに穴を開けてワイヤーを通し、ボディに絡めておくことでボルトの緩みを防止するワイヤリングが施されています。これこそ、一流メカニックがセットアップした証です。緩みやすいボルトを熟知していて、万が一の脱落を防止しているのです。 バイクマニアおなじみのUSヨシムラが泣かせますね! エンジンは空気の吸入量が増えるとパワーが出やすいので、大倉車は純正とは異なる穴のあいたエアクリーナーカバーを装着しています。 去年までベールに包まれていた能塚車 #7能塚智寛 Team Kawasaki R&D カワサキ KX450-SR カワサキは能塚智寛1名のファクトリー体制をとるメーカー。市販車のKX450に対してKX450-SRという車名です。一昨年から開発先行車を投入していたため、マシンをパドックテントの奥にしまいこんでいたのですが、今年からこの先行車が市販化されたため、公開されるようになりました! つまり能塚にとっては3年目の熟成された仕様ということになり、一層優勝が渇望されますね。 IA2を走る福村車 #11福村鎌…