全日本モトクロス選手権が行われる会場周辺にはどんな施設があるのでしょうか? オフロードヴィレッジの近くには海鮮が美味しいお店や、天然温泉、バイクショップが揃っています
全日本モトクロス選手権は、北は北海道、南は熊本県まで全国各地で開催されます。遠方の方は特に、会場周辺にどんな施設があるかわからないという方も多いと思います。周辺のお店を知っておくことで、観戦に行くことがもっと楽しくなるはず。
おすすめスポット10選
サウナに定評あり、小江戸温泉KASHIBA
穴場の天然温泉 小さな旅 川越温泉
市場ご飯が食べられる、埼玉川越総合地方卸売市場
会場の近場で海鮮を食られる、埼玉漁港の海鮮食堂そうま水産上尾店
お肉なら、ステーキ宮川越店
オフビライダー御用達、フライングガーデン 川越埼玉医大前店
オフロードを始めたいなら、ウエストポイント本店
実はオフロードパーツも豊富、ナップス埼玉店
T.E. SPORT
モトショップ鷹
1. サウナに定評あり、小江戸温泉 KASHIBA 3.5km
全10種類の温泉があり、サウナにも定評がある「小江戸温泉 KASHIBA」。レストランやカフェでは川越近郊で採れた食材を活かした季節のメニューを食べることができ、川越のお土産を買える土産処もあります。さらに、畳や個室の休憩所もあり、レース後の疲れを癒す場所としてピッタリです。
施設名小江戸温泉 KASHIBA住所〒350-0857 埼玉県川越市松郷1313-1電話番号049-277-4126(代)駐車場約300台(無料)営業時間10:00~24:00(最終入館受付 23:00)定休日休館日は、HPのお知らせにてご案内館内施設天然温泉岩盤浴江戸の台所(レストラン)十三里(カフェ)癒処ゆるり休憩所料金大人(中学生以上):1,300円(平1000円)小人(4歳以上〜小学生):500円乳幼児(4歳未満):300円URLhttps://kashiba-onsen.jp/ルート案内→会場からのルート案内
2. 穴場の天然温泉 小さな旅 川越温泉 10km
9種類のお風呂と3種類のサウナがある「小さな旅 川越温泉」。天然温泉をゆったり楽しむことができます。お食事処も休憩所も完備されています。会場から少し距離はありますが、「小江戸温泉 KASHIBA」が混雑していた場合の穴場としておすすめです。
施設名小さな旅 川越温泉住所〒350-1112 埼玉県川越市上野田町41−7電話番号049-249-4126駐車場約150台(無料)営業時間9:00〜24:00平日10:00〜24:00定休日年中無休館内施設天然温泉 9種のお風呂3種のサウナ癒やし処「爽楽」カットサロン「髪美粧」お食事処「小江戸屋」お休み処料金大人会員(中学生以上):850円(平日750円)大人一般(中学生以上):950円(平日850円)小人(3歳以上〜小学生):450円URLhttp://www.kawagoe-onsen.com/ルート案内→会場からのルート案内
3. 市場ご飯が食べられる、埼玉川越総合地方卸売市場 15km
オフロードヴィレッジから車で35分ほど行くと、青果や水産物の卸売市場「埼玉川越総合地方卸売市場」があります。施設内では新鮮な食材が一般小売されているだけでなく、食事処があり、海鮮丼や牡蠣といった新鮮な市場ご飯を食べることができます。営業時間は店舗によって異なるため、お店に確認してから行くことをおすすめします。
施設名埼玉川越総合地方卸売市場住所埼玉県川越市大字大袋650番地電話番号049-240-2246駐車場多数あり食事処営業時間店舗に準ずる(詳細は以下をチェック)…
2024年3月30〜31日、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024が、埼玉県にあるオフロードヴィレッジで幕を開ける。会場は川越駅からバスで約35分、川越インターから車で約25分と、首都圏からのアクセスがしやすいのが魅力的だ。コースの特徴としては、アップダウンが少なく、リズムセクションやテーブルトップなど趣向が凝らされたセクションが設けられていることが挙げられる。今回はジャンプやS字コーナーが新設されたりと、2023年とはまた違うレイアウトとなっている。タイトなコーナーが多いため、全体を通してスムーズに走るコーナリングのテクニックがライバルと差をつける鍵となるだろう。
また、今回は公認クラスとなるIA1・IA2・LMX・IBの他に、キッズライダーたちが競い合うJX・K65・CX、そしてライセンスを持っていれば誰でも出場可能なエンジョイクラスとファンバイククラスが併催される。そのため、通常は土曜日に予選、日曜日に決勝というスケジュールであるところ、土曜日は併催クラスの予選と決勝+IBクラスの予選、日曜日はその他公認クラスの予選と決勝というスケジュールで開催される。
なお、予選は公式練習兼タイムアタック形式でおこなわれる。ライダーたちは各々のタイミングでトップタイムを狙うことができ、周りの様子をうかがいながらアタックするライダー達の駆け引きは見ていて面白いだろう。
IA1
横山とビクトルの参戦で新たな風が吹く
2024年最大のトピックは、#41横山遥希(HONDA DREAM RACING LG/ホンダ CRF450R)と#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)の参戦だろう。横山は2019/2020年全日本モトクロス選手権IA2クラスで2年連続チャンピオンを獲得した経歴を持ち、その後オーストラリアに拠点を移すと、オーストラリア選手権で3位表彰台を獲得するなど活躍を続けてきた。そんな彼が全日本モトクロス選手権に参戦するのは3年ぶり。海外でさらに鍛え上げられたその走りに注目が集まる。一方、ビクトルはスペイン出身の20歳という勢いのあるライダーだ。2023年にIA2クラスに参戦すると、他のライダーを圧倒する速さでチャンピオンを獲得。その勢いと実力には目を見張るものがある。両者ともにこれまで乗ってきた250ccマシンから450ccマシンに乗り換えての参戦となり、新たな環境でどんな活躍を見せるのか、多くの注目が集まる。
また、IA1クラスには不動の王者、#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)がいる。彼は2023年に450ccマシンに乗り換えてIA1クラスに参戦すると、1年目にして全23ヒート中22勝を果たしチャンピオンを獲得した。今季タイトル防衛に挑む彼に話を聞くと「450ccマシンに乗り換えて2年目ということで、マシンに慣れて自分の強みを高める練習ができている」と話す。今季も彼の独壇場となるのか、他ライダーがそれを防ぐのか、トップ争いは見逃せない。
なお、2023年シリーズランキング2位の#2大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)は、オフシーズンの間にヨーロッパで1ヶ月間のトレーニングを積んできた。日本人ライダー最上位の実力を誇る彼が、海外遠征を経てどう成長しているのか、こちらも注目だ。
IA2
先に1勝をあげるのは誰か
IA2クラスはトップを争うライダーたちの実力が拮抗している。2023年には、開幕戦で全ヒート異なるライダーが優勝を獲得したり、初優勝や初表彰台を獲得したライダーが多く現れた。トップライダーたちの実力が近いからこそ、ライバル同士の白熱したバトルが見どころの一つとなる。
中でも注目は、2023年IA2クラスシリーズランキング2位を獲得した#2横澤拓夢(TKM motor sports いわて/ホンダ CRF250R)だ。昨年第5戦で優勝を飾ると、最終戦ではビクトルとチャンピオンを巡りバトルを繰り広げた。今季については「ライバルは多いですが、絶対に負けないです」と自信を示している。
一方、#3中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹/ヤマハ YZ250F)と#4鴨田翔(Kawasaki Plaza 東⼤阪/カワサキ KX250)はオフロードヴィレッジが地元のライダー。地元大会での1勝に期待が高まる。
また、IA2クラスには毎年IBクラスなどから昇格してくるルーキーライダーが多く参戦する。彼らが開幕戦からどんな活躍を見せてくれるのかも注目ポイントの一つだ。今大会は、2023年IBクラスチャンピオンの#01住友睦⺒(bLUcRUフライングドルフィンサイセイ/ヤマハ YZ250F)をはじめとするルーキーライダーが10人エントリー。さらに、2023年近畿モトクロス選手権ナショナルクラスチャンピオンの#43吉⽥琉雲(Bells…
2024年3月30日(土)〜31日(日)の全日本モトクロス選手権シリーズ2024開幕に向けて、全日本モトクロスレディースクラスの注目ライダーをピックアップ
2024年3月30日(土)〜31日(日)、全日本モトクロス選手権シリーズ2024が開幕します。新シーズンは、ライダーが移籍したりクラスをステップアップしたりと、各クラスの顔ぶれが変わります。レディースクラスを見ると顔ぶれに大きな変化はないものの、本田七海(ほんだななみ)がマシンを乗り換えるなど、これまでとはまた違うバトルが見れるでしょう。
3度チャンピオンに輝いた女王、川井麻央
レディースクラスでトップに君臨するのが川井麻央(かわいまなか)です。現在21歳と若いライダーですが、その経歴を遡ると、初めて表彰台に登ったのは2017年。当時まだ14歳という若さで初優勝を飾りました。14歳での優勝は2006年の安原さやに並ぶ最年少記録となります。その後3年間は振るわなかったものの、着実に実力を高めていき、他を寄せ付けない強さで2020・2021年と2年連続チャンピオンを獲得。特に2020年はレディースライダー初となる全戦優勝でのチャンピオン獲得を叶えました。そして2023年、本田七海との激戦を制し、王座奪還に成功。周りのことに揺るがない、芯のある強さはライディングにも滲み出ています。
2023年第4戦の写真
タイトル防衛に挑む2024シーズンについて、川井は「今年は昨年よりもマシンのテストを十分にできているので、不安なくシーズンを迎えられています」と調子の良さを感じさせるコメント。さらに、オフシーズンについては「IA1クラスの小方誠さんなど関東のIAライダーの方々と一緒に練習する機会があって、緊張感を持って練習できたのはすごくためになりました。これまで人と練習する機会がそんなになかったので、例年とは違うオフシーズンでした。あとは、練習頻度を増やしてみたりもしたのですが、自分にとって乗りすぎは良くないと気づいて(笑)。週1回くらいの頻度で練習を重ねていました」とのこと。自分のペースを掴み、さらに実力を高めた川井の走りは見逃せません。
なお、川井にとってオフロードヴィレッジはホームコース。乗り慣れたコースでその強さを発揮するのか、注目が集まります。
マシンを乗り換えチャンピオン奪還を目指す、本田七海
レディースクラスは2st85ccと4st150ccの混走でレースが行われます。本田七海はこれまでずっと2st85ccで参戦しており、2019年にはチャンピオンを獲得しています。現在クラスの中でチャンピオン経験があるのは川井と本田のみで、両者のトップ争いはレディースクラスの見どころです。2st85ccの本田、4st150ccの川井と両者の対立が描かれてきましたが、今季は心機一転、本田がマシンを4st150ccに乗り換えて参戦します。
2023年第8戦の写真
本田は「マシンを乗り換えた理由は、勝ちたいからです。2st85ccと4st150ccはそれぞれ良さがありますが、2st85ccで無茶をするところも4st150ccではラクに走ることができたり、やっぱりマシン差は大きいと感じました。もちろん、2st85ccが劣っているわけではないですし、私自身2st85ccにずっと乗っていきたいという気持ちもあります。ただ、今季は勝ちたいので、マシン差をどうにかしようとするより、初めから川井選手と同じ土俵に立つことで勝利への距離を縮めようと思いました」と勝利への執念を滲ませつつコメント。2st85ccと4st150ccは全く特徴が異なりますが、「開幕に向けて調子は良い」とのこと。新たなマシンを駆る本田のライディングに注目です。
スタートの強さで周りを揺るがす、箕浦未夢
川井と本田の2大勢力が目立ちますが、実力が拮抗している若手ライダーも目が離せません。中でも注目なのが箕浦未夢(みのうらみゅう)です。彼女は、開幕戦で自身初優勝を獲得すると、第2戦では激しいトップ争いの末、2位にランクインします。さらにその後も着実にポイントを積み重ね、若手ライダーの中で最上位となるシリーズランキング3位を獲得しました。
2023年最終戦の写真。箕浦はゼッケン9番
なんといっても彼女の強みは「スタート」でしょう。決勝15分+1周の1ヒートで競うレディースクラスでは、スタートから前に出ることで追い上げに苦労することがなく、レース運びが有利になります。2023年を振り返ってみても、箕浦は川井や本田をも抑えるほどスタートの反応が良く、ホールショットを獲得することが多々ありました。今季はそのスタートにさらに磨きがかかってくるはず。不動のトップ2を崩すことはできるのか、彼女の活躍に期待が高まります。
今回はレディースクラスの注目ライダー3人を紹介しました。モトクロスを見に行きたいけど選手がわからないし……と悩んでいる方はライダーの特徴や関係性を知ることで応援がもっと楽しくなるはず。ぜひ現地で彼らの熱い走りを目の当たりにしてください!
開幕戦(3/30〜31) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r1 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 当日券発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket
第2戦・第3戦(4/20〜4/21) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r2-r3 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 チケット発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket
2024年3月30日(土)〜31日(日)の全日本モトクロス選手権シリーズ2024開幕に向けて、全日本モトクロスIA2クラスの注目ライダーをピックアップ
2024年3月30日(土)〜31日(日)、全日本モトクロス選手権シリーズ2024が開幕します。新シーズンは、ライダーが移籍したりクラスをステップアップしたりと、各クラスの顔ぶれが変わるタイミングです。特に、250ccマシンで競い合うIA2は、毎年IBクラスなどからライダーが昇格してくるため、その変化が大きく感じられるクラスです。また、今季は2023年チャンピオンのビクトル・アロンソがIA1クラスにステップアップしたことによって、王者不在のシーズンとなります。
IA2クラスを牽引する、横澤拓夢
2023年IA2クラスは、スペイン出身のビクトル・アロンソが連勝を重ね、頭ひとつ抜きん出た存在となっていました。そんな中、シリーズを通して粘り強く彼に挑み、日本人ライダーの中で唯一ビクトルとチャンピオン争いを繰り広げたのが横澤拓夢です。チャンピオン争いの軍配はビクトルに挙がりましたが、最後までビクトルにプレッシャーを与え続けた横澤の強さは目を見張るものがあります。
2023年最終戦の写真
今季について「調子は去年と変わらずめちゃくちゃ良いです。今年からチームメイトが増えて、中でも同じIA2クラスを走る柳瀬大河とはほぼ毎回一緒に練習してきました。お互い実力のレベル感も近くてライバルなので、練習で負けたらレースでも勝てないと、常に意識を高く持って練習ができました。正直、日本人ライダーで自分より優れているライダーはいないと思ってます。だからと言って全戦勝てるのかというと別なのですが、自分はスタートで出遅れても捌いて上位に上がれるので、負けないと思います」と自信を示しました。ライディングもメンタルの強さもある横澤の勝利に期待が高まります。
ドイツからの挑戦者、ブライアン・スー
ブライアン・スーはドイツ出身のライダー。2014年ヨーロッパ選手権EMX125クラスでチャンピオンを獲得すると、スズキのファクトリーライダーとしてFIM世界モトクロス選手権MX2クラスに参戦した経歴を持ちます。また、2023年には全日本モトクロス選手権第8戦にスポット参戦し、注目を集めました。結果は、全ヒートで表彰台に上がり、総合優勝を獲得。その実力の高さを示しました。
2023年第8戦の写真
今シーズンは、開幕戦は欠場し、第2戦から参戦するとのこと。1戦欠場するハンデは大きいですが、残りの大会でその差を埋めてくるかもしれません。横澤はスーの走りについて「めちゃくちゃ速いですよ。スポット参戦であれだけ結果を残した実力があるので、かなり手強い相手になると思います」とコメント。シリーズを通してどんな走りを見せるのか、注目です。
着実に実力を伸ばし続けている、中島漱也
中島漱也は2019年にIBクラスチャンピオンを獲得し、翌年からIA2クラスへ参戦。ルーキーイヤーで表彰台を獲得し、シリーズランキングを10位で終えると、その後は2021年が5位、2022年が4位、2023年が3位と、着実にポジションを上げてきています。スマートかつ安定したライディングが特徴で、2023年は開幕戦のヒート1で自身初優勝を飾ったことが印象的でしょう。
2023年最終戦の写真
また、2024年の開幕戦の舞台となるオフロードヴィレッジは中島のホームコース。地元大会での1勝に期待がかかります。ライバルとなる横澤は「漱也は感覚で走るというよりは頭を使って走っていて、ライディングに安定感があります。練習よりも本番に強くて、決勝で速さを出してくるので手強いですね」とのこと。冷静な判断力から生み出されるスマートな走りに注目してみてください。
ナショナルクラスから飛び級した15歳、吉田琉雲
IA2クラスには毎年ルーキーライダーが昇格してきます。昇格の流れとしては、地方選手権のノービスクラス、ナショナルクラスを経てIBクラスに昇格し、IAクラスにステップアップするというのが一般的ですが、全国大会で2ヒート総合優勝を果たしたライダーは、申請すれば2階級昇格することができます。この制度を利用し、15歳にしてIAデビューを果たすのが吉田琉雲です。彼は、2022年に近畿モトクロス選手権ジュニアクロスで全戦優勝しチャンピオンを獲得した後、ナショナルクラスに2階級昇格を果たしました。昇格後はさらに勢いを増し、フルサイズマシンに乗り換えてから1年目にして年間チャンピオンとなりました。地方選手権を走るライダーの中で飛び抜けた速さを示していた吉田はIAクラスでどれほどの走りを見せるのか。その活躍に注目が集まります。
今回はIA2クラスの注目ライダー4人を紹介しました。モトクロスを見に行きたいけど選手がわからないし……と悩んでいる方はライダーの特徴や関係性を知ることで応援がもっと楽しくなるはず。ぜひ現地で彼らの熱い走りを目の当たりにしてください!
開幕戦(3/30〜31) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r1 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 当日券発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket
第2戦・第3戦(4/20〜4/21) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r2-r3 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦・第3戦HSR九州 チケット発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket
2024年3月30日(土)〜31日(日)の全日本モトクロス選手権シリーズ2024開幕に向けて、全日本モトクロス最高峰となるIA1クラスの注目ライダーをピックアップ
2024年3月30日(土)〜31日(日)、全日本モトクロス選手権シリーズ2024が開幕します。新シーズンでは、ライダーが移籍したりクラスをステップアップしたりと、各クラスの顔ぶれが変わります。なかでもIA1クラスは外国人ライダーや海外帰りのライダーが参戦するなど、今季特にトップ層の変化が大きいクラスです。
他を寄せ付けない絶対的王者、ジェイ・ウィルソン
ジェイ・ウィルソンはオーストラリア出身のライダー。オーストラリア選手権のモトクロスシリーズで1回、スーパークロスシリーズで2回チャンピオンを獲得し、2020年にはAMAスーパークロス ウエストでランキング19位を獲得した経歴を持ちます。
また、ウィルソンは全日本モトクロス選手権でチャンピオン獲得を目指すとともに、若手育成や技術開発など自身のレース以外の面でもヤマハに貢献しています。日本人ライダーが背中を追いかける存在であり、日本のモトクロスのレベルを高める存在となっています。
2023年第4戦の写真
ウィルソンが初めて全日本モトクロス選手権に参戦したのは2021年。当時は第7戦にスポット参戦というかたちでIA2クラスを走り、見事両ヒートともに優勝を飾りました。その翌年、2022年から全日本モトクロス選手権IA2クラスに、ヤマハのファクトリーライダーとしてフル参戦。開幕戦から無敗の17連勝を果たしチャンピオンを獲得し、その実力の高さを示しました。2023年にIA1クラスにステップアップしてもなお強さは変わらず、全23ヒート中22勝でチャンピオンを獲得しました。安定したスタートで序盤から周りを引き離すことが多いのですが、転倒した場合でも着実に追い上げてトップに立つ、まさに絶対的王者と呼べるライダーです。一度会場でその走りを見ると、その速さや強さを実感するでしょう。
ウィルソンは2023シーズンを振り返り、「去年はスムーズに連勝を重ねることができたけど、450ccマシンに乗り換えて1年目ということで、マシンに合わせたライディングスタイルや体づくりなど、調整することが多くマシンとうまく噛み合わないこともあった。AMAへの参戦もあってなかなかチャレンジングな1年だった」と語り、圧倒的な勝利の裏側の苦悩を滲ませました。しかし、今シーズンは450ccマシンに乗り換えてから2年目。「マシンに乗り慣れて調子は良いし、去年よりも自分の強みに集中して練習を行えている。開幕戦に向けてしっかりと準備できているから、より落ち着いてレースに挑むことができると思うし、去年より強くなったという自信があるよ」と自信に満ち溢れている様子が印象的でした。日本に来て3年目、今季はIA1クラスで2連覇を目指します。
なお、彼はファンサービスも細かく、毎戦各会場のご当地のものを描いた缶バッチを配るなど、バイクから降りた後の対応も優しいと評判のライダー。その人柄にも注目です。
日本人トップの実力を誇る、大倉由揮
2023年のシリーズランキングで、ジェイ・ウィルソンに続いて2位を獲得したのが大倉由揮です。大倉の経歴を振り返ると、2016年にIB OPENクラスで18ヒート中14ヒートで優勝を果たし、チャンピオンを獲得しており、当時から存在感のあるライダーでした。翌年にはアメリカで修行をし、シーズン中盤からIA2クラスに参戦。2019・2021年で自身最高位となるシリーズランキング2位を獲得し、2022年よりIA1クラスにステップアップしています。2023シーズンは第2戦まで全ヒート4位と表彰台に届かず、本人も悔しさを滲ませていました。しかし粘り強く、シーズンを通して表彰台圏内や上位に入り続けることで、IA1クラスに上がって2年目でシリーズランキング2位を獲得しました。
2023年第3戦の写真
2023シーズンの最終戦後から2024シーズン開幕にかけてのオフシーズン中には、ヨーロッパへ1ヶ月間遠征に行っていました。海外での練習について大倉は「ホンダの方に協力いただいて、ティム・ガイザー選手やルーベン・フェルナンデス選手たちとのテストに合流させてもらいました。また、イタリア選手権に自分でエントリーして2回出場して、今までで一番濃いシーズンオフを過ごせましたし、誰よりも乗り込んできたと思います」と自信満々。
さらに、「イタリア選手権に出ると、世界のライダー達と自分では1周6〜7秒の差があって、改めてレベルの違いを感じました。その差をどうやって縮めていくかということを常に考えながら生活していたことは自分にとってかなりプラスになっています。あとは、改めて体作りに力を入れるようになりました。というのも、現地のトレーナーさんに腹をつままれて怒られて、もっと調整しようと意識しました(笑)。僕は甘いものが好きなので、食生活を意識するようになりました。日本に帰ってきてから他のライダーに『何を教えてもらったのか』と聞かれるのですが、それは言わんよと、秘密にしています(笑)。IA1クラスではジェイさんが速いですし、同い年の横山くんも帰ってきますが、海外での経験を得た今、強気に勝負に挑みたいなと思っています」と大倉。IA1クラスでの初優勝にも期待がかかります。
オーストラリアで経験を積んで帰ってきた、横山遥希
今季、新たに参戦するライダーとして注目度の高いライダーは横山遥希でしょう。横山は2019・2020年に全日本モトクロス選手権IA2クラスで2年連続チャンピオンを獲得したライダー。当時彼の走りを見ていた方には、他のライダーを圧倒する速さと決して諦めない強さが印象に残っている方も多いと思います。2020年以降はオーストラリアに拠点を移し、2022年からの2年間オーストラリアモトクロス選手権MX2クラスに参戦。同大会で3位表彰台を獲得するなど、海外でも存在感を示していました。そして今季はIA1クラスに参戦。オーストラリアで実力を高めた彼が再び全日本モトクロス選手権に戻ってくるということで、IA1クラスに新たな風を吹かす、そんな存在として注目を集めています。
2020年参戦時の写真
また、IA1クラス2023王者のジェイ・ウィルソンは、前述した通り、オーストラリアスーパークロス・モトクロス選手権でのチャンピオン経験を持ちます。両者は同じレースで競い合ったことはないのですが、ウィルソンは横山について「お互いの実力がわからない開幕戦は、特にスタートが勝負になってくると思う。僕の地元で活躍してきたと聞いているし、日本でレースに参戦している身としても、海外でレースをすることで得られる経験や苦労が理解できる。自信をつけて帰ってくるだろうなと思っているし、彼と一緒に競えることがとても楽しみだよ」とコメントしています。
さらに、横山の同年代ライバルとして、大倉と大城魁之輔がいます。大倉は「IA2クラス時代はヒートレースでもチャンピオン争いでも横山くんに負け続けていました。一番努力家なライダーですし、同い年として尊敬していますが、絶対に負けないぞと思っています」とコメント。一方大城も「2020年のIA2クラスで横山選手に届かずランキング2位で終えてすごく悔しかったので、同じことにならないようにしたいです」とのこと。同年代のライバルバトルにも注目です。
なお、横山は今季はこれまで乗ってきた250ccマシンから450ccマシンに乗り換えての参戦となります。新たな環境での挑戦となりますが、オーストラリアで培ってきた実力がどう生かされるのか、見逃せません。
2023年IA2クラスチャンピオン、ビクトル・アロンソ
トップ層を揺るがすであろう勢いを持つライダーがビクトル・アロンソです。ビクトルはスペイン出身のライダーで、2023年にIA2クラスへフル参戦を果たしました。全日本参戦前の2022年にはMXGPのEMX250クラスに参戦し、最高順位14位という成績を収めており、実力未知数の存在として注目を集めていました。ビクトルは開幕戦で1勝を挙げると、その後も優勝を重ねシーズンを通してクラスを牽引する存在に。ライバル達とのトップ争いも激しく、最終戦の接戦を制し見事IA2クラスチャンピオンに輝きました。
ビクトルはアグレッシブなライディングが特徴的なライダー。今季はマシンを450ccに乗り換えて挑みます。今季について「450ccは250ccマシンと比べてかなりパワーがあるからまだコントロールが難しいと感じる部分もある。でも乗っていて楽しいし、開幕に向けてマシンとの調整を続けているよ。IA1クラスのライダー達はみんな速いと思う。特にジェイ・ウィルソンは去年の走りを見ていて、その強さを感じていた。今はライバルを意識するというよりは自分の走りに集中して、結果に繋げていきたいと思っているよ」と話しており、開幕に向けて調子を整えています。
なお、ウィルソンにビクトルについて話を聞くと「450ccマシンへ乗り換えるということで、彼にとってチャレンジングなシーズンになると思う。その中でIA2クラスでの走りを見ていたけど、IA1クラスでどこまで走れるのかは始まってみないとわからないから、とても楽しみだよ」とコメント。ディフェンディングチャンピオン、ウィルソンに挑戦するビクトル。どのようなトップ争いが展開されるのか注目です。
今回はIA1クラスの注目ライダー4人を紹介しました。モトクロスを見に行きたいけど選手がわからないし……と悩んでいる方はライダーの特徴や関係性を知ることで応援がもっと楽しくなるはず。彼らの白熱した試合をぜひ現地で目の当たりにしてください!
開幕戦(3/30〜31) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r1 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP 当日券発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket
第2戦・第3戦(4/20〜4/21) ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024…
D.I.D JMX 2024 開幕戦 腕時計のベルモンドCUP
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IA、IB、LMXという公認クラスに加えて、JX、K65、CX、さらにライセンスを持っていれば誰でも出場可能な「エンジョイクラス」と「ファンバイククラス」が併催される、盛りだくさんの一戦です!
D.I.D JMX 2024 R1 観戦情報
IA1 IA2 IB OPEN LMX JX K65 CX エンジョイ ファンバイク
IA1
No.氏名Name出身現年齢チームメーカーマシン
1JAY WILSONJay WILSONAUS29YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMYAMAHAYZ450FM
2⼤倉 由揮Yuki OKURA⼤阪25Honda Dream Racing BellsHONDACRF450R
4内⽥ 篤基Atsuki UCHIDA静岡27Yogibo MOUNTAIN RIDERSKAWASAKIKX450
5⼤城 魁之輔Kainosuke OSHIRO沖縄24YSP浜松…
全日本モトクロス選手権に参戦するモトクロスチーム「Auto Brothers」より、ドイツ出身のブライアン・スーが今季IA2クラスに参戦すると発表されました。参戦は開幕戦ではなく、第2戦HSR九州大会からで、シーズンを通してフル参戦する予定とのことです。
2023年第8戦時の写真
マシンはGASGAS MC250F。チームは、2023年IA2チャンピオンを獲得し今年はIA1クラスに参戦するビクトル・アロンソと同じ「Auto Brothers GASGAS JAPAN」です。ブライアン・スーによるチーム2度目のIA2チャンピオン獲得、そしてビクトルとスーの2人によるIAクラスダブルチャンピオンを狙います。
2023年第8戦時の写真
なお、ブライアン・スーは2023年全日本モトクロス選手権第8戦にスポット参戦しており、クラス総合優勝という結果を残しています。IA2クラスのトップライダーたちをどう乱すのか、注目が高まります。
◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦HSR九州 大会情報 https://mspro.jp/jmx/2024r2-r3 ◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第2戦HSR九州 チケット発売中 https://mspro.jp/product-category/shop/ticket/jmx-ticket
4月に開幕した2023シーズンもついに最終戦。11月に入りぐっと寒くなった大会当日は、気温が10度を下回るなかレースが行われた。また、天気予報では雨が降ると予想されていたが、当日は2日間とも晴れ、ベストコンディションでレースが進行。今大会はIA2クラスとレディースクラスにとってチャンピオンを決める大事な一戦ということで、各レースの行方に注目が集まった。
D.I.D JMX 2023 R9 第61回MFJ-GP モトクロス大会 観戦情報
IA1
IA2
IB OPEN
LMX
JX
CX
IA1
ウィルソンが完全優勝、圧巻の速さを見せる
IA1クラスは、第7戦で#27ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)の年間チャンピオンが決定。第8戦では#9星野優位(レーシングチーム鷹 / STAR Racing 166/ヤマハ YZ450F)が今シーズン初となる日本人ライダーによるIA1優勝を獲得し、最終戦では誰が次なる勝者になるかに注目が集まった。
今大会は日の入り時間の早さを考慮し、通常より5分短い25分+1周の2ヒート制で行われた。ヒート1、スタートで前に出たのは#1富田俊樹(YAMAHA FACTORY RACING TEAM / ヤマハ YZ450FM)。続いて#4大城魁之輔(Honda Dream…
熱いレース展開が楽しめるのはもちろん、全日本のレース会場はモトクロスというスポーツをとりまく環境と雰囲気を楽しめる2日間のお祭り会場。
D.I.D JMX 2023 R9 第61回 MFJ-GP モトクロス大会 観戦情報
IAライダー選手紹介
SUGOでは恒例のIAクラスライダー選手紹介は最終戦でももちろん開催! IA-1、IA-2クラスの決勝ヒート1スタート直前に表彰式会場前の専用お立ち台にて行います。 ヒート1スタート前はお立ち台周りに集合!推しライダーに声援をお願いします。
【DAY-2】選手紹介時間(決勝出場選手) IA2クラス ⇒ 10:00~ IA1クラス ⇒ 10:55~
イベントステージ
6月の第3戦に引き続き、IAルーキーライダーにスポットをあててステージイベントを開催。 最終戦DAY2ではシリーズを通して報告会などをトークショー形式でにお送りします。 ご来場の皆様に顔と名前を覚えていただけるよう、シャイなルーキーIAががんばってトークします。 ぜひお集まりくださいね!(MC:難波祐香さん)
【DAY-2】 IAルーキーライダートークショー/SUGOレースクイーンステージ 11/12(日)11:50~12:20
さらにSUGOレースクイーンとMCの難波祐香さんとの掛け合いトークも予定。こちらも合わせてお楽しみください!!
【DAY-1】 MC難波&SUGOレースクイーン ガールズトークショー 11/11(土)12:45~13:05
メーカーPRブース/ショップブース
モトクロスバイクメーカーのPRブースはファクトリーチーム、サテライトチームのパドックも併設。 モトクロスではトップライダーのパドック風景を自由に見学いただけます。 レースの合間やお昼休み時間など、ぜひ見学してくださいね。 また、ショップエリアではたのしいモトクロスグッズも販売!おトクな掘り出し物が見つかるかも!
出展ブース一覧(順不同・敬称略) ヤマハ発動機販売株式会社…
2023年度最終戦SUGOのコースをチェック!
いよいよ明日11/11(土)より2DAYS開催! D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第9戦 第61回 MFJ-GP モトクロス大会のコースプレビューを公開しました。
コース解説の丁寧なJMXレースアドバイザー北居良樹さんのライディングです! SUGOインターナショナルモトクロスコースのコースは大幅な変更はなく、細部の調整でパッシングポイントが増えました。 ダイナミックなバトルの見られるコースと、舗装された観戦者通路、さらに無料の観戦席など、環境は抜群。 ぜひ会場でレースをお楽しみください!
JMX PROMOTION YouTubeチャンネルはこちら https://www.youtube.com/@jmxpromotion
開催概要はこちら https://mspro.jp/jmx/didjmx2023r9
当日券もあります! ぜひ会場にあそびにきてくださいね
観戦eチケット発売中!
D.I.D JMX 2023 R9 第61回MFJ-GP モトクロス大会 観戦情報
▲前売りeチケット【一般】
¥4,700
▲前売りeチケット【女性】
¥3,700
▲前売りeチケット【ペア・2名】
¥8,400
長かった全9戦のD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2023も、いよいよ11月11〜12日に最終戦を迎える。会場は例年グランドフィナーレの地となっている宮城県スポーツランドSUGO。
D.I.D JMX 2023 R9 第61回 MFJ-GP モトクロス大会 観戦情報
6月に開催された第3戦SUGO大会よりも予想気温は低く、霜の影響なども想定されるところ。また、この最終戦はMFJグランプリとして開催され、1位25+3点、2位20+3点という具合にポイントスケールには規定の得点に3点が加算される。このGPポイントの影響を受け、まだチャンピオンの決定していないIA2、レディースクラスの勝敗の行方がどうなるのか注目度が高い。
レースはIA1とIA2が25分+1周の2ヒート、IBオープンが15分+1周の2ヒート。西日によりコースが見えにくくなる危険性を考慮してレース時間は通常より5分短縮されているが、この最終戦では3ヒート制ではなくスタンダードな2ヒート制が採用されている。 なお、レディースクラスは15分+1周の1ヒートと通常通りの開催だ。
IA1
IA2
IB OPEN
LMX
IA1
成長著しいジャパニーズライダー、次の勝者は誰だ
すでにチャンピオンを決定している#27ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM /ヤマハ YZ450FM)だが、前戦オフロードヴィレッジではヒート2で2周目の転倒から復帰が遅れてしまい、連勝記録にストップ。レース後、ウィルソンは優勝を逃したことに悔しさを滲ませており、最終戦に向けてさらに調整を重ねてくるだろう。
一方で日本人勢の著しい成長にも注目だ。チームメイトのヤマハ勢だけでなく、ウィルソンと共にレースをすることが大きな影響となって、他メーカーの若手成長にも火が着いている。その筆頭は、この後半に調子を上げてきている#6大倉由揮(Honda Dream Racing Bells /ホンダ CRF450R)で、前戦ではヒート1を転倒で落としてしまったものの、ヒート2・3を2位でまとめてランキングも2位に浮上。3番手の#8内田篤基(Yogibo MOUNTAIN RIDERS/カワサキ KX450)も11pt差で大倉を追う位置につけており、共にウィルソンを下す可能性を秘めている。復帰から間もないものの、地元スポーツランドSUGOでの#3渡辺祐介(YAMAHA FACTORY RACING…
世界が注目した1戦は、予報外の朝イチ雷雨でマディから始まった。
予選日の朝に受けた雷雨の影響でコースはマディコンディション。決勝日はベストコンディションに回復したが、コースには深い轍やギャップが残り、ライダーたちの対応力が試された。また、今大会はHRCが開発する電動モトクロッサー「CR ELECTRIC PROTO」がIA1クラスに参戦。さらに、ドイツ出身の#81ブライアン・スー(Team YAMAMOTO/ホンダ CRF250R)がIA2クラスにスポット参戦するなど話題も多く、各レースの行方に注目が集まった。
D.I.D JMX 2023 R8 埼玉トヨペットCUP 観戦情報
IA1
IA2
IB OPEN
LMX
JX
k65
CX
IA1
トレイ・カナードvs.ジェイ・ウィルソン。白熱するバトルに波乱の展開
IA1クラスは、前大会で#27ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)のチャンピオン獲得が決定。今大会では未だ負けなしのウィルソンがどこまで連勝記録を伸ばせるかに期待が高まった。また、#41トレイ・カナード(Team HRC/CR ELECTRIC PROTO)が電動モトクロッサーでスポット参戦。公式レースへの実戦投入は初ということで、IA1クラスでどれほどの実力を発揮するのか、多くの注目が集まった。なお、#2能塚智寛(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450-SR)は土曜日の練習走行時に肘を負傷しリタイア。#11星野裕(Team…