第5戦から約3ヶ月のインターバルを経て、9月14日〜15日にD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第6戦近畿大会が奈良県の名阪スポーツランドにて開催される。今季も残すところ3戦となり、今大会からチャンピオン争いがさらに激化していくだろう。

会場となる名阪スポーツランドはサンドコース。開けっぷりの良いアクセルワークや砂を巻き上げながらのコーナリングなど、アグレッシブな走りを見ることができる。また、山の地形を生かしたアップダウンの多いレイアウトで、タイトなコーナーも多いため、ライダー同士の接近戦も見ものだろう。

なお、今大会では公認クラスに加えて、JX(ジュニアクロス)・K65(キッズ65)・CX(チャイルドクロス)、そして2st125クラスが併催される。キッズライダー達が繰り広げるバトルと、2st125ccマシンのエンジン音を響かせながら若手からベテランライダーが競い合う走りにも注目してほしい。

IA1

後半戦、拍車のかかるランキング争い

IA1クラスは30分+1周の2ヒート制で行われる。第5戦終了時点でのシリーズランキングを見ると、#1ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM/ヤマハ YZ450FM)が261ポイントでトップに立ち、2位には#41横⼭遥希(Honda Dream Racing LG/ホンダ CRF450R)が190ポイントでつけている。

また、#2⼤倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)と#33ビクトル・アロンソ(AutoBrothers GASGAS JAPAN/GASGAS MC450F)が163ポイントで同率3位で並んでおり、残り3戦はランキングをかけた、熾烈を極めた戦いとなるだろう。

また、第5戦ではヒート1で#5⼤城魁之輔(YSP浜松 with BABANASHOX/ヤマハ YZ450F)が2位に入り今季初表彰台を獲得。さらに#6⼤塚豪太(T.E.SPORT/ホンダ CRF450R)が3位に入賞し、第4戦から引き続き表彰台に登っている。インターバル明け、さらに実力を伸ばしている両者の活躍も見逃せない。

IA2

その差は33ポイント、加速するチャンピオン争い

IA2クラスも30分+1周の2ヒート制で行われる。第5戦では#3中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹/ヤマハ YZ250F)と#2横澤拓夢(TKM motor sports いわて/ホンダ CRF250R)が激しいトップ争いを展開し、ヒートごとに優勝を分け合った。第5戦終了時点で横澤が223ポイントでトップ、中島が33ポイント差の190ポイントで2位につけている。残り3戦でこの差がどう変動していくのか、チャンピオン争いは依然として油断できない状態が続いている。

また、第5戦では#6柳瀬⼤河(TKM motor sport いわて/ホンダ CRF250R)と#10⽥中淳也(bLU cRU YSP浜松BOSS RACING/ヤマハ YZ250F)が3位を獲得しており存在感を示している。さらに、ルーキーライダーの#01住友睦⺒(bLUcRUフライングドルフィンサイセイ/ヤマハ YZ250F)と#43吉⽥琉雲(Bells Racing/ホンダ CRF250R)が各ヒートで5位を飾り、その実力を発揮。拮抗する上位争いも目が離せない。

LMX

一瞬も油断できないトップ2人の戦い

レディースクラスは#1川井麻央(T.E.SPORT/ホンダ CRF150RⅡ)が第2戦から第4戦まで3戦連続で優勝を獲得し、75ポイントでランキングトップに浮上。続いて72ポイントで#2本田七海(TEAM KOH-Z LUTZ with 中⻄建設(株)/ヤマハ YZ85LW)が2位につき、僅か3ポイント差で今大会を迎える。今季も残り3戦ということで、シリーズチャンピオン獲得に向けて譲れない戦いが繰り広げられるだろう。

また、2023年の近畿大会の結果を振り返ると、名阪スポーツランドが全日本モトクロス選手権のコースの中で地元となる本田が勝利を収め、同じく地元となる#4川上真花(bLU cRU YSP大阪箕面/ヤマハ YZ85LW)が3位を獲得している。地元ライダーの強さが発揮されるのか、今大会の活躍にも注目してほしい。

IB OPEN

混戦を極める中松岡が一歩リード

IAクラスへの昇格をかけて競い合うIB OPENクラスは、毎戦優勝者が変わるほど実力が拮抗している。そんな中、#5松岡力翔(SP忠男広島/ヤマハ YZ250F)は安定して上位に入り、2位とは29ポイント差と一つ頭抜けた状態でランキングトップにつけている。また、ランキング2位には100ポイントで#1飯塚翼(三恵技研工業 アシタプランニングMS/ホンダ CRF250R)がつけ、3位には#61守大夢(Kawasaki PURE TECH Racing/カワサキ KX250)が飯塚に僅か2ポイント差で迫っており、今大会での結果が後半戦でのランキングに大きく響いてくるだろう。さらに混戦を極める戦いの行方から目が離せない。

第6戦(9/14〜15)

◾️D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第6戦近畿大会情報

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