次戦 D.I.D JMX R3 SUGO大会は7月16日(土)・17日(日)開催!

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022は7月16日(土)、17日(日)に第3戦を迎える。会場となるのは東北屈指のモトクロスコース、スポーツランドSUGO。スタート直後の大坂やハイスピードで駆け抜ける迫力満点のヨーロピアンコーナーといった名物セクションなどを擁し、これまでに数々の名勝負の舞台となってきたコースである。

第3戦は前戦の関東大会 腕時計専門店ベルモンドカップ(オフロードヴィレッジ)と同じく、IA-1で15分3ヒート制となっており、迫力のスプリントレースが一日で3回も観戦できるということでモトクロスファン注目のラウンドだ。

IA-2では勝ちっぱなしのジェイ・ウィルソンと、スピードを増してきた国内ライダーらとのバトルにも期待が集まる。また今回は承認レースとして2st125㏄エキシビションクラスも予定されるなど、魅力たっぷりのレースが繰り広げられること間違いなしだ。



IA1

ランキングトップの#2富田俊樹。ホームコースでの走りに期待

開幕戦の2ヒートを制した#2富田俊樹(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は、第2戦ではヒート2で勝利し、ヒート3でも2位となるなど、速さのみならず安定感のある走りで、第2戦までに106ptを獲得しランキング首位を走る。スポーツランドSUGOはヤマハのホームコースということで、やはり富田が一番の注目株といえるが、富田のチームメイトの#4渡辺祐介もSUGOを得意としており、今季初優勝に期待が高まる。他にも第2戦のヒート1で優勝した#8星野優位(bLU cRU Racing Team TAKA/STAR racing166)をはじめとする実力派ライダーを多数擁するヤマハ勢が大暴れしそうだ。

ボッテガゴールドを片手に今季初優勝を喜ぶ#3能塚智寛

打倒ヤマハ勢の最右翼は、なんといってもカワサキを駆る#3能塚智寛(Team Kawasaki R&D)だ。開幕戦のヒート1こそ転倒で順位を下げてしまったものの安定感のある走りを見せ、第2戦のヒート3で勝利。この結果、ポイントランキングは91ptで富田選手と15ポイント差の2番手となっている。カワサキ勢では#10安原志(八尾カワサキwith ANNEX CLUB)や#25内田篤基(マウンテンライダース)らの走りにも期待がかかる。

スピードを増してきた#22大城魁之輔

いまだ勝利のないホンダ勢だが、IA-1デビューレースの第1戦ヒート1で3位表彰台に登壇し、第2戦ヒート3でも3位となった#22大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)の走りは大注目。
また大城のチームメイトの#23大倉由揮も第2戦ヒート1で3位表彰台に登壇するなど、IA-1ルーキー勢が存在感を発揮する。長丁場のレースとなるとレースの組み立て方やペース配分などで経験豊富なベテラン勢に分があるが、今回は15分3ヒート制ということで、序盤のダッシュが勝負のキモ。スタートで前に出られれば、大城、大倉の勝利の可能性は十分にあるだろう。またランキング3位の#5小方誠(TEAM HAMMER)、#6小島庸平(Bells Racing)といったベテラン勢の走りからも目が離せない。

充実の布陣のヤマハ、カワサキ、ホンダ勢に対し、スズキ勢は少数派だが、Team SBEの#13星野裕はここまでコンスタントにポイントを積み重ねており、さらに上位に食い込んでくるかもしれない。また唯一のKTMを駆る#12池本凌太(KTMうず潮レーシング福山)の走りも注目だ。

IA2

圧倒的な速さを見せる#16ジェイ・ウィルソンに国内勢が立ち向かう

開幕以来圧倒的な速さを見せる#16ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がやはり優勝の大本命。前戦ではトリッキーなコンディションに悩まされ、転倒も喫してしまったウィルソンだったが、圧巻の追い上げで2ヒートを制し、もはや敵無しという状況だ。そんなウィルソンの快進撃を誰が止めるのかがIA-2クラスの最大の見どころだ。

第2戦ヒート2では#9鈴村英喜がウィルソンに次いで2位となった

ランキングトップのウィルソン以下はまさに群雄割拠という状況だ。開幕戦はウィルソンに続き#17小川孝平(Team ITOMO)、#5中島漱也(bLU cRU レーシングチーム鷹)らのヤマハ勢が表彰台を独占しているが、第2戦では#11鴨田翔(カワサキ・BLITZ)や#9鈴村英喜(ホンダ・TEAM HAMMER ホンダ学園)が力走を見せた。特に鴨田は第2戦のヒート1で終盤まで首位を走るなど、存在感のある走りを披露。カワサキ勢では#7西條悠人(ピュアテックレーシング)も第2戦ヒート2で3位に入っており、開幕戦を欠場した#6池田凌(マウンテンライダーズ)もその速さを取り戻しつつある。

ルーキーの#05田中淳也(右)も上位勢とバトルを繰り広げている

そのほか#10柳瀬大河(ホンダ・Bells Racing)や#4鳥谷部晃太(ヤマハ・bLU cRU TEAMエムFACTORY by NCXX)、注目のルーキー#05田中淳也(ヤマハ・bLU cRU YSP浜松 BOSS RACING)、#18福村鎌(スズキ・Team SBE)など、ルーキーからベテランまで実力派ライダーが勢ぞろいしており、IA-1クラス同様、激しいバトルが見られることだろう。

IB-OPEN

ランキングトップの#13西岡蒼志
開幕戦ヒート1で勝利した#1有山大輝

IA昇格を目指す若手ライダーを中心に毎戦多くのライダーがエントリーするIB-OPENクラス。開幕戦では#1有山大輝(ヤマハ・レーシングチーム鷹)、#50西村明倫(カワサキ・With T-factor)がそれぞれのヒートを制しているが、第2戦ではスポット参戦の#74近藤祐介(ヤマハ・レーシングチーム鷹)が両ヒートを完全制覇。ランキングトップは優勝こそないものの、コンスタントに結果を残している#13西岡蒼志(ヤマハ・讃岐白馬会with NEUTRAL)で、これまでに2位表彰台に3度登壇している。第3戦では表彰台の頂点を狙い、アグレッシブに攻めてくるだろう。またランキングこそ5番手ながら、開幕戦ヒート1で2位に入った#23千葉蓮希(ホンダ・T.E.SPORT)や、第2戦ヒート2で3位表彰台を獲得した#6齋藤銀汰(ヤマハ・野田ジュニアRC)らも、レースの展開次第では十分に優勝の可能性がある。スポット参戦組も交え、熱い火花が散るレースが見られることだろう。

LMX

絶好調の#4小野彩葉。3連勝なるか
ハスクバーナで優勝を狙う#5楠本菜月

2連勝中の#4小野彩葉(ホンダ・T.E.SPORT)。特に第2戦では他を圧倒するスピードで独走優勝を決めるなど、今期はライバルを圧倒するスピードを身に着けており、第3戦でも当然3連勝を狙ってSUGOのコースに挑む。2年連続チャンピオンの#1川井麻央(ホンダ・T.E.SPORT)は今期は転倒が相次ぎ、未だ表彰台には上っていないものの、その速さは小野同様ライバル勢を圧倒しており、SUGOを舞台に両者の激しい対決が最大の注目ポイントとなりそうだ。小野や川井同様に注目したいライダーが、ランキングで2番手につける#5楠本菜月(ハスクバーナ・actionracing with alphathree)。マシンは2ストロークのハスクバーナで、4ストロークVS 2ストロークという戦いも大きな見どころとなる。もちろん開幕戦で2位となった#3久保まな(ホンダ・TEAM HAMMER)、#2本田七海(ヤマハ・bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド)、#27畑尾樹璃(ホンダ・Team HAMMER)らも小野、川井のバトルに割って入るべく、アグレッシブなライディングを披露してくれることだろう。

D.I.D JMX 2022 R3 SUGO大会 観戦情報
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