D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2026 第7戦 近畿大会MRAカップが、9月12〜13日の2日間、奈良県山辺郡山添村にある名阪スポーツランドにて開催される。全9戦のシリーズもいよいよ残り3戦。2ヶ月の夏のインターバル期間を経て迎える今大会は、後半戦の行方を占う大事な一戦となる。
2日間開催、全8クラス

第7戦は9月12〜13日の2日間開催で、公認クラスのIA1・IA2・IBOPEN・LMX(レディースクラス)・JX(ジュニアクロス)に加え、承認クラスのCX(チャイルドクロス)、2st125クラス、さらに、若手ライダー育成を目的として併催されるYamaha YZ125 BLU CRU Cupも行われる。2026シーズンは、この第7戦を終えると残すところ第8戦・第9戦の2戦のみ。第6戦から約2カ月のインターバルを経て、シーズンはいよいよ終盤戦へと向かう。
会場の名阪スポーツランドは、名阪国道 神野口インターから車で約5分とアクセスも良く、近くにはツーリングライダーに人気の道の駅 針テラスもあるなど、バイクで訪れるファンにも便利な立地だ。コースは、山あいの地形を生かした起伏の激しいレイアウトが特徴で、柔らかい砂質の路面はレースが進むにつれて深いわだちができやすく、後半のヒートほど体力とマシンセットアップの引き出しが問われる。
MXoN日本代表「TEAM JAPAN」壮行会を開催
第7戦では、10月2日(金)〜4日(日)にフランス・エルネーで開催される国別対抗戦「Monster Energy FIM Motocross of Nations(MXoN)」に出場する日本代表「TEAM JAPAN」の壮行会が、9月13日(日)12:00より会場内にて開催される。

日本代表に選ばれた大城魁之輔、横山遥希、大倉由揮の3名に、直接エールを届ける貴重な機会。詳しい開催場所は決まり次第、MFJおよびJMX Promotion公式サイト、TEAM JAPAN公式SNSにて告知されるため、随時チェックしておいてほしい。
IA1クラス
ウィルソンvs.大倉、同点の首位争いに“新戦力”横山もエントリー

第6戦では、#2 ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)が完全優勝を達成。これにより、それまでランキングトップを守っていた#1 大倉由揮(Honda Dream Racing Bells/ホンダ CRF450R)に並び、上位表彰台獲得数の差でウィルソンが暫定首位に浮上。シリーズランキング同率トップという超接戦のなか、第7戦を迎える。

昨年の近畿大会では、ウィルソンが3ヒート全てで優勝を獲得している。大倉は3ヒートとも表彰台(2位/2位/3位)に立ち総合2位。「成長は感じられたが、ウィルソン選手には届かなかった」と振り返った大倉が、同じ舞台でリベンジを果たせるかに注目だ。なお、この夏のインターバル期間でウィルソンはヨーロッパでトレーニングを積み、大倉はタイへ飛び、現地のモトクロス選手権で優勝を果たしている。それぞれがインターバル期間に積み上げてきた成果を、第7戦でどこまで発揮できるか。トップ争いの行方に注目が集まる。

さらに、第7戦からは、オーストラリアモトクロス選手権MX2クラスにシリーズを通して参戦し、ランキング8位という結果を残した#386 横山遥希(カワサキプラザ⿃栖&グリーンシャドウ/カワサキ KX450)がIA1クラスにエントリー。海外で力をつけてきた横山の走りが上位争いにどう絡んでくるかも見どころのひとつだ。

また、ランキング3位につける#3 大城魁之輔(YAMAHA FACTORY RACING TEAM/ヤマハ YZ450FM)、4位の#4 大塚豪太(T.E.SPORT/ホンダ CRF450R)、5位の#97 内田篤基(Team Kawasaki R&D/カワサキ KX450SR)らの上位争いも拮抗している。大城は今シーズン3度優勝を果たし、着実に表彰台に登り続けている。一方大塚は第4戦で両ヒートとも2位を獲得し、シリーズ初の総合優勝を達成。内田は第6戦ヒート2で10番手から3位まで追い上げ、「今回の3位はいつもの3位とは違う、意味のある3位」と手応えを語っている。
IA2クラス
首位・柳瀬を田中が追う展開、吉田の勢い

IA2クラスは#51 柳瀬大河(Honda Dream Racing/ホンダ CRF250R)がランキングトップとしてリードを広げ、#55 田中淳也(YAMAHA BLUCRU RACING TEAM YSP浜松BOSS RACING/ヤマハ YZ250F)が追う展開が続く。インターバルを挟み、柳瀬がさらに調子を上げてくるのか、巻き返しを誓っていた田中が反撃に転じるか、後半戦最初の一戦から目が離せない。


なお、ランキング3位の#46 吉田琉雲(Bells Racing/ホンダ CRF250R)の活躍も見逃せない。吉田は昨年の近畿大会ヒート2で初優勝を獲得。存在感を示し続け、今季は第6戦終了時点で2度優勝を果たしている。勝ち星を積み重ねる勝負強さは、上位陣と対峙しても引けを取らない。初優勝を挙げた舞台で、目標としている両ヒート制覇を果たせるかにも注目だ。
IB OPENクラス
上位3人は28pt差、IA昇格ライン5位は同点の混戦

IB OPENクラスも熾烈な争いを繰り広げている。第6戦終了時点のランキングは、#69 外間匠(T.E.SPORT/ホンダ CRF250R)が307ptでトップを守るものの、2位の#62 今岡陸駆斗(Yogibo PIRELLI MOUNTAIN RIDERS/カワサキ KX250)が288pt(19点差)、3位の#2 藤本琉希亜(ウイリー松浦 with AXIS/ヤマハ YZ250F)が279pt(今岡と9点差)と肉薄しており、首位から3位までの差は28ポイントと、まだまだ油断できない状況が続いている。

さらに、第6戦を振り返ると、今岡が両ヒートともに優勝を獲得し、調子を上げてきていることがうかがえる。名阪スポーツランドは今岡が所属するチームのホームコースでもあり、地の利を味方につけた今岡が一気に差を詰めてくる可能性も十分にある。

さらに目を引くのが、IA昇格ラインとなる5位争いだ。4位の#1 酢崎友哉(成田MXパーク アシタプランニングMS/カワサキ KX450)が244ptで続く中、5位には#10 工藤 博ノ介(TKM motor sports/カワサキ KX250)と#67 清宮伊織(レーシングチーム鷹/ホンダ CRF250R)が227ptの同点で並んでいる。首位争いから昇格ラインまで目が離せない混戦を制するのは誰か、第7戦の行方に注目が集まる。
レディースクラス(LMX)
開幕から無敗の川井、名阪で連勝を伸ばせるか

レディースクラス(LMX)では、#1 川井麻央(T.E.SPORT/ホンダ CRF150RⅡ)が開幕から負けなしの快進撃を続けている。昨年の近畿大会を振り返ると、4番手スタートから着実に順位を上げ、後続に約27秒もの大差をつけてフィニッシュ。自身初の名阪スポーツランドでの優勝を果たした。優勝経験を得たことでさらに自信をつけた川井は、今年もその勢いのまま連勝記録をさらに伸ばせるだろうか。

また、川井の独走を阻止すべく挑むライバル陣の走りも見逃せない。第4戦以降、毎回のように川井の前に立ちはだかり激しい首位争いを繰り広げているランキング2位の#14 川上真花(YSP浜松 BOSS RACING/ヤマハ YZ85LW)をはじめ、3位の#2 箕浦未夢(Team ITOMO/ホンダ CRF150RⅡ)、4位の#33 本田七海(TEAM KOH-Z/ヤマハ YZ85LW)らの追撃も目が離せない展開だ。一瞬の隙も許されないレディースクラス、第7戦でどのような熱戦が繰り広げられるのかに注目だ。
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2026 第7戦 近畿大会MRAカップ
