10月2〜4日にフランス・エルネーで開催されるモトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)に併せて、「YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinale(スーパーフィナーレ)」がおこなわれます。日本からの参戦は2024年、2025年に続いて3年連続。毎年ヤマハがライダーを招待し、YZ125クラスとYZ85クラスに1名ずつ、日本代表として出場します。
YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinaleとは?
YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinaleは、ヤマハの育成プログラム「BLU CRU(ブルークルー)」の国際大会です。ヨーロッパ各地のYZ BLU CRU Cupや各国の国内選手権の成績をもとに選ばれた若手ライダーが集まり、今年は34カ国から120名が招待されています。
クラスはYZ125(13〜16歳)/YZ85(11〜14歳)/YZ65【要確認:2026年の年齢区分】の3つ。レース後の特典が大きいのもこの大会の特徴で、YZ125クラスの優勝者には、ヤマハのサポートを受けて2027年のEMX125(ヨーロッパ選手権)に出場する権利が与えられます。YZ85とYZ65の優勝者は、翌シーズンのヤマハのサポートとGYTRパーツを獲得。さらに各クラスのトップ3、ワイルドカード2名、各クラスの女性ライダー最上位が、2日間のBLU CRUマスタークラスに招かれ、プロのトレーニングとコーチングを受けられます。
会場のエルネーは丘の斜面を生かした起伏の大きなコースで、1周約1.6kmの硬く締まった粘土質の路面が特徴です。120名の若手ライダーは、MXoNと同じ観客の前でゲートに並ぶことになります。
これまでの日本代表
日本は2024年にMXoNイギリス大会に併催されたスーパーフィナーレで初めて代表を送り、YZ65クラスに出場した前原歩叶が28位、YZ85クラスで永澤匠真が6位、YZ125クラスの髙木碧が11位を獲得しました。2025年はスーパーフィナーレがモトクロス世界選手権第16戦(スウェーデン)に併催され、2度目の出場となった髙木がYZ125クラスの練習で調子の良さを見せましたが、決勝は転倒とマシントラブルによりリタイア。一方YZ85クラスには江藤彪之介が初出場で15位という結果を残しています。
日本のYamaha YZ125 BLU CRU Cup
また、日本でも2024年から全日本モトクロス選手権の併催レースとしてYamaha YZ125 BLU CRU Cupが開かれています。2026年は第4戦SUGO大会、第7戦近畿大会、第8戦TOKIO INKARAMI Super Motocross、第9戦MFJ-GPの全4回。これまでの2戦は伊良皆龍翔が圧倒的な速さを見せ、連勝しています。
今年の日本代表2人
今年もヤマハが出場希望者を募り、年齢、MFJ地方選手権/全日本選手権/Yamaha YZ125 BLU CRU Cupでのレース成績、将来性を総合して、スーパーフィナーレに出場する日本代表2名を選出しました。
YZ125クラス:伊良皆龍翔(いらみな りゅうと)
YZ85クラス:齋藤 輪(さいとう わく)
「自分の立ち位置を確かめたい」YZ125クラス伊良皆龍翔

伊良皆は沖縄県出身の14歳。8歳でモトクロスを始め、現在は中日本モトクロス選手権をメインに走っています。2025年までは全日本モトクロス選手権のジュニアクロスに参戦し優勝を重ねるなど、ジュニアの中でも速さを見せてきました。Yamaha YZ125 BLU CRU Cupでは、2026年は第4戦SUGO大会、第7戦近畿大会と2連勝。第7戦では同日の2st125クラスも制し、その速さにさらに磨きをかけています。
「去年碧くん(髙木碧)が行っているのを見て憧れました。元々海外に行きたくて、モトクロスを始めたころに見たヘイデン・ディーガンの動画を見て、その走りに圧倒されて、世界に興味を持ちました。AMAにも憧れますが、今は125ccに乗っているので、来年はMXGP(モトクロス世界選手権)のEMXクラスに出たいという思いがあります。今回のブルークルーカップでは、自分がどれぐらいの立ち位置なのかも確かめたいです。
夏はヤマハが名阪で開いてくれた2日間のBLU CRU走行会に参加して、そこでの練習がすごく身になっていると思います。ジェイさん(ジェイ・ウィルソン)をはじめトップライダーの方がアドバイスしてくれて、トップに立った時の意識とか、ライディングが変わりました。
あまり大口は叩けないですけど、出るからには最後まで走り切りたいです。順位はちょっと想像がつかないのでまだ何とも言えないですが、自分が発揮できる実力を全部出せたら一番いいと思います」
「海外への第一歩に」YZ85クラス 齋藤輪

齋藤は三重県出身の14歳。CLUB Mr-BIKE/ジュニアベルズに所属し、全日本モトクロス選手権のジュニアクロス(JX)に出場。9月に行われた第7戦近畿大会では、前日の雨でショートカットコースとなった荒れた路面で、1周目のうちにトップへ浮上。そのまま独走し、2位に23秒505差をつけて優勝しました。
「今回応募したきっかけは、海外で走りたいという思いを叶えるための良いチャンスだと思ったからです。海外で走りたいと思ったのは、丈くん(下田丈選手)が日本から海外に行ったのを見て憧れを持ちました。海外に行ったら速くなるというわけではないと思いますが、これまで日本から行っている代表ライダーを見て、いつか行きたいなと思っていたので、今回選ばれて嬉しいです。今年はネイションズ(MXoN)と同じ会場で開催されるから、世界のトップライダーの走りを見られるという点でも身になると思っています。ジュニアクロスは10分+1周でですが、ブルークルーカップは15分+2周なので、日本よりも長い。レースに向けて体力をつける練習をしています。目標は入賞、6位に入りたいです。海外への第一ステップとして、経験を積んできたいと思います。頑張ります!」
スケジュール
※日本との時差はマイナス7時間
10/3(土)
| 日本時間 | 現地時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 15:30 | 8:30 | YZ125 フリー/タイムドプラクティス |
| 16:10 | 9:10 | YZ85 フリー/タイムドプラクティス |
| 20:00 | 13:00 | YZ65 フリー/タイムドプラクティス |
| 20:45 | 13:45 | YZ85 決勝(15分+2周) 齋藤輪 出走 |
| 翌0:20 | 17:20 | YZ65 決勝(12分+2周) |
10/4(日)
| 日本時間 | 現地時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 16:20 | 9:20 | YZ125 決勝(20分+2周) 伊良皆龍翔 出走 |
決勝はクラスごとに1レース。レースの模様はYouTubeで配信されます。
YZ125 決勝
YZ85 決勝
